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Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
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冬の小樽運河

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                           (運河周辺図 中央橋から左手・手宮方面を「北運河」と称しています)

今年は例年になく根雪になるのが早く、11月下旬にはすっかり真冬になってしまいました。積雪は10?程度と少ないものの、寒い日が多く歩道はがちがちに凍っています。新しくコンデジを購入したものの、ついつい床暖から離れがたく、本格的な試し撮りも済んでおりません。

12月も中旬に入って、晴れ間の日を見つけ北一硝子のある堺町通りから運河方面へと足を延ばしてみました。その時撮った画像を含め、冬の小樽運河及び周辺を特集してみました。

(1)ツララのある風景


運河倉庫の窓半分を覆うツララ群、かわいいツララどころではありませんね。寒い日が何日も続くと小さなツララが膨れ上がり、このように手に負えないようなツララが出来上がります。ガラスドア越しの人物と比較すると、右のツララがいかに巨大かわかります。


運河沿いの臨港線の一本海側の通りには、これまた巨大なツララ群が、ぶら下がっています。見るからに危険なことがわかりますが、倉庫と車道の間の歩道は通行禁止になっています。では、歩行者はどこを歩けばいいの?という疑問がわきますが車道を挟んで右側を歩きます。もっとも、日中でも観光客はもちろん地元の人も歩いている人は、倉庫関係者以外おりません。

(2)クロス現像画像


冬でも運河沿いで「小樽運河」を描き続けるK氏。元建設作業に従事し、定年後は絵を学び、ガラスに小樽運河を描きこむ。独学で習得した中国語を自在にあやつり、会話に支障がないという努力家でもある。


クロス現像特有のメリハリの激しい画像となりました。クロス現像については、2011年11月23日付当ブログ「クロス現像による写真」を参照してください。

(3)セピアカラーの運河


この二枚の画像は、カラー画像をPCソフトでセピアカラーに変換したものではありません。またモノクロ・セピアフィルムを使ったわけでもありません。通常のネガフィルムの乳剤面を裏返しにして、撮影しました。そうすると、オレンジ色の濃い画像が出来上がるのです。詳しくは、2009年4月4日付当ブログ「フィルムの乳剤面をを裏返して…」を参照してください。
なお、撮影は中央橋から(表題の地図参照)で、北運河にある北海製缶の工場を撮りました。


同じく、北運河に係留されている小型漁船、主に釣り船です。

(4)その他


結構モノクロで小樽運河を撮った記憶はあるのですが、冬に限定すると、ほとんど画像がありません。その中の一枚に、赤外フィルムで撮影した画像がありました。天気がもう少し良ければ、さらにコントラストの強い画像になっていたと思います。


モノクロに近い画像ですが、ガス灯の先に大きな彩雲が見られます。しかも、この日は珍しくしばれが続いた日の後で、運河にハス氷が咲きました。小樽運河にハス氷が咲くのは冬期間1−2度あるでしょうか。道内でも小樽は海辺ということもあって、割と温暖で、真冬でも−5度を下回るということは滅多にありません。たまにマイナス7‐8度の日が数日続くと、朝方運河にハス氷が張ることがあります。でも日が昇るとたちまち消えてしまいます。


小樽運河には、国内の観光客のほか、中国、台湾、韓国などいろんな国々の方が見えます。中でも中国の方はとても陽気で、おやっと思うようなアクションをすることがあります。この時も彼女はまるでモデルのように、カメラに向かって色々なポーズを取っておりました。周囲の方々(たぶん同郷人)も大笑いで見ております。


幾分趣向を変えて、運河に映り込んだ浅草橋の観光客を画像の天地を逆にしてみました。顔や体がゆらゆら揺れてとても愉快な画像になりました。

(5)HDR ART


先月の26日に購入したコンパクトデジCASIO EXILIM Z3000で、HDR ART機能を使って撮ってみました。右上に太陽が見えますが、超逆光で、人物(マスクの老人、白いコートの女性ほか)は見た目でも黒潰れしていました。この機能を使うと、人物のウエアーの色、黄、青、赤がくっきり出ています。


その白いコートの女性を入れて運河を撮ってみました。メリハリがなくなり絵画調になってしまいました。

(6)旧小樽運河


昭和55年、小樽駅から下がった中央橋からのの撮影で、この数年後に、旧運河は半分が埋め立てられました。そして片側3車線の臨港線が出来ました。この画像では、今観光客が賑わう運河浅草橋(画面奥)はありません。運河に沈没した艀が見えます。当時腐敗した運河からはメタンガスが立ち上っている状況でした。


中央奥にかかる橋は竜宮橋で、運河沿いには石造りの倉庫が隙間なく立ち並んでおりました。現存しているのは、5分の1程度でしょうか。



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