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Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
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SLニセコ号

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すっかり秋の風物詩として定着したSLニセコ号、秋季限定のこのSLニセコ号も、あと残すところ今週と来週の土日4回の運行となりました。9月15日(土曜)から始まった運行は、11月4日(日曜)までの、土曜・日曜・祭日に延べ18回運行されます。札幌駅を午前8時31分に発車した列車は、ジーゼル機関車と蒸気機関車の2台に牽引されて、9時17分に小樽駅に到着します。その後ジーゼル機関車は最後部に連結されて、終点の蘭越駅までは、SLが先頭になります。小樽駅で約40分ほどの停車時間(機関車の入れ替え)があります。この間小樽駅の4番ホーム(通称裕次郎ホーム)は、一般乗客とSLファンでごった返します。

SLニセコ号は、4両の客車をけん引しますが、客車の作りも乗員もすべて昭和の香り強く打ち出しています。車掌は「車長(旧名称)」と書かれた腕章に制帽を着用、社内の女性乗務員は和服に袴と言うスタイルです。さて、まずは通過駅である南小樽駅の跨線橋量徳橋から見た画像です。


(蒸気を吐きながら、ジーゼル機関車を先頭にやってきます)


(小樽駅の一つ手前の南小樽駅は通過です)


(小樽駅の3番線の先端に陣取って撮影 富岡陸橋をくぐって先頭のジーゼル機関車が見えました)


(4番線裕次郎ホームに到着です この後、先頭のジーゼル機関車が最後尾に連結されます)

この作業に約40分ほどかかりますが、この間に記念撮影をするファンたちでホームはごった返します。先頭では、時間の許す限り、機関室に入っての記念撮影も可能です。また和服の女性乗務員も気軽にファンとの記念撮影に応じてくれます。


(車掌の制服も帽子もレトロ感がいっぱい 右の車掌の赤い腕章には車長の文字が見えます)


(客車の2号車はカフェーカー兼客車で、飲み物やお土産用品も販売している 女性乗務員はこのような"ハイカラ"な服装)


(窓ガラスの反射が強くて見にくいですが、着ている和服も色違い)


(先頭の蒸気機関車の前では記念写真を撮影するグループが列を作っている それを裕ちゃんが見守っているような…)


(こちらは機関室に入り込んで記念写真を撮る人々の列)


(スマートフォンや携帯で撮る人も多い)


(SLの機関士が仲間に飲み物を手渡している)


(客車中央部付近では、女性乗務員を囲んで記念写真を撮るグループ おっと、カメラの前をお婆さんが…)


(私もお願いして1枚… バックの映り込みが悪かった…)


(車長が発車3分前の合図の鐘を鳴らしながら通り過ぎていく)


(機関士はマスクにゴーグルと言う重装備で、発車の汽笛を鳴らす)


(轟音と猛烈な煙を吐きながらSLはニセコ・倶知安方面に向けて出発)


(ホームの先端では写真を撮り終えたファンが、手を振って乗客に応えている)

さて、午前9時58分に小樽駅を出たSLニセコ号は、余市、仁木、倶知安、ニセコ、昆布、そして終点の蘭越に12時37分に到着します。先頭が蒸気機関車、客車4両を挟んで最後尾がジーゼル機関車の順です。帰りは倶知安まではそのままの順で逆走します。蒸気機関車はバック走行になります。倶知安〜小樽間は、後ろ向きの蒸気機関車が先頭になって、間に客車が4両、最後尾がジーゼル機関車となります。小樽〜札幌間は、最後尾のジーゼル機関車が先頭になって、ついで後ろ向きの蒸気機関車、客車4両がその後になります。少しややこしくて混乱してしまいそうですが、写真撮影マニアにすると、この順番が大変重要なんです。ともあれ小樽駅を出たSLを、長橋で撮ったのが下の写真です。


(9時58分に小樽駅を出たSLは、6-7分で長橋の撮影ポイントを通過します)


(HDR風に仕上げてみました)


(上の二カットの1週間後の、小雨降る日に撮影したカットです)


(ここはマニアの撮影スポットで、大勢のSLファンがカメラを構えています 蒸気を吐いて機関士が手を振ってくれています)


(乗客もカメラマンに手を振っています)


(最後尾はオレンジ色のジーゼル機関車です 函館本線の小樽から長万部間は電化されていないので架線がありません)

10月も後半になると気温が下がり、周囲の木々がすっかり紅葉してきました。間もなく冬将軍の到来です。紅葉が進む中を走るSLを追いかけてみましたので次々回あたりに掲載したいと思います。

小樽街中紅葉ウォッチング(その1)

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10月も下旬に入って寒い日が続いています。今年は何だか、例年以上に雪虫が多いような気がします。街中を歩いていても、手と言わず顔と言わず雪虫が、容赦なく降りかかってきます。北国では、雪虫を見るとあと1週間ほどで初雪が降るといわれています。9月のあのスーパー残暑からわずか一月ほどで、これほど気温が下がるとは驚きです。そのためか、このところ周りの山々が急速に赤く染まってきました。我が家の屋上から見渡せば、東の毛無山も、南の天狗山も、北の手宮の山々も、紅葉真っ盛りです。

そこで今回は小樽市内の紅葉スポットを訪ねてみたいと思います。まず1回目として、朝里の宏楽園温泉、朝里ダム、朝里スキー場、汐見台の和光荘、清水町の中野植物園の5か所を取り上げます。2回目は、住吉神社、小樽市民公園、そのほかを取り上げます。なお1回目で取り上げる5か所は10月25-26日の両日に撮影しております。


(1) 朝里宏楽温泉

宏楽園は、朝里川温泉郷の入り口、高速道路朝里インターの出口付近にあります。朝里川温泉郷の中では昭和32年オープンと言う一番古い温泉です。私も学生時代(S37-41年)先輩や知人に、春は花見、秋は「観楓会(カンプウカイ)」にこの宏楽園に連れて行ってもらったことがあります。なお、観楓会は北海道特有の意味があって、紅葉を愛でるという意味より、紅葉をダシに泊まりがけでドンチャカ騒ぎの宴会をするという意味があります。


(庭園はよく手入れされています 春の桜の時期と違って訪れる人は少ない)


(モミジ、楓の木も多数ありますが色付きは今一つ そのうちの一本、逆光に赤く染まっていた)


(樹木名はわかりませんが、日陰をバックに赤く輝いて…)


(この日は結構風があって、黄色い葉を盛んに揺らせていました スローシャッターで葉を揺らせてみましたが…作品としては今一つかな)


(2) 朝里ダム

平成5年に完成したこのダムは、小樽〜定山渓を結ぶ道道1号線沿いにあります。ダムの完成に伴い道道1号線のルートが変更となり、ループ橋となりました。またダム周辺には朝里ダム記念館のほか散策路や展望台が設けられました。更にダムの直下には広場が整備され休憩所やテニスコート、駐車場などが作られ、市民の憩いの場ともなっています。


(ダムの上は遊歩道となっていて、この日も何組かの方々が紅葉や景色を楽しんでいました)


(その遊歩道からダム越しに見ると奥に朝里ダム記念館と駐車場が見える 山々の紅葉が進んでいる)


(ダムの遊歩道から小樽方面を見ると、左手にテニスコートが、中央に朝里スキー場が、そして右奥にわずかに海が見えます)


(流れるような雲が1本湖面に映り込んでいました)


(朝里ダム記念館の駐車場遊歩道からの眺め)


(3) 朝里スキー場

小樽市内には3か所のスキー場があります。街のど真ん中にあるのが天狗山スキー場で、最大斜度42度の急コースがあります。銭函春香山にあるのが、オーンズスキー場です。人工降雪機があって市内で最も早くオープンします。朝里川温泉にあるのがここ朝里スキー場です。初心者向けコースが大半ですが、奥行きがあって4?に及ぶコースもあります。さすがこの時期、スキー場の施設は閑散としてだれもおりません。


(スキー場メインの建物です)


(リフトは取り外されたままです)


(スキー場駐車場近くを流れる朝里川、両岸はすっかり紅葉しています この川の周辺は、冬は「雪あかりの路」の会場にもなります)


(赤いシャツが妙にインプレッシブで…撮ってみました)


(朝里スキー場近くには、温泉宿も兼ねペンションが数多くあります また飲食店や雑貨、ガラス工房も増えてきました)


(4) 中野植物園

中野植物園は、個人が経営する植物園で、15000坪ほどの敷地に約100種類の樹木が栽培・管理されております。春には、蝦夷山桜やツツジが咲き乱れ、秋にはモミジが真っ赤に染まります。運が良ければ、エゾリスも見られます。また子供たちが遊べるようにと遊具も備えられております。過去何度か孫たちと一緒に来て撮影しております。今回は平日に訪れましたので一人で来ました。管理人さんによれば残暑が厳しかったせいで、紅葉の時期は1週間ほど遅れていますとのことでした。

園内を回った限りでは、日差しの当たる場所ではモミジも色付いていますが日陰では、緑色のままです。また黄色く変色すると同時に枯れてしまったモミジも多いようでした。とにかく綺麗なモミジを探してみました。


(何と、何と、この寒空にアジサイが一輪咲いています アジサイとススキと言う滅多に見られないコラボ 他のアジサイはドライフラワーになりつつある)


(日当たりの良いところのモミジは十分紅葉している)


(上のモミジの日当りのいい部分を近くで撮影 十分紅葉している)


(何の実か朝露が滴となって、その滴に朝日が当たる)


(青いペンキの塗られた遊具の上にモミジの葉が一枚 自分で置いたのではないかって?まぁ〜そう固いことは言わず…)


(どんぐりの小道 落ち葉とともにどんぐりがたくさん落ちている)


(中野植物園は、一面コケに覆われています その苔の部分をマクロ撮影すると、朝露が輝いて宝石のようにも見えます)


(5) 和光荘

汐見台の潮陵高校のグランドの裏小路に隠れるように立っている和光荘。長年小樽に住んでいながら、和光荘のことを知ったのは数年前に写友に紅葉撮影に誘われた時でした。小樽の名所・旧跡の一つになっているのか、由来を記した市の案内板が立っております。それによれば小樽の地酒「北の誉」の別邸のようです。


(昭和天皇と皇后が宿泊されたとあります)


(建物前景を見ると洋風ですが、左横に和風の庭園が広がり、和風の建物があります ただ「庭園には立ち入りご遠慮下さい」の立札があります 撮影許可を貰いにピンポ〜ンしても応答がない)


(庭園外から撮影 藤棚越しに撮影)


(日当たりのよい部分は紅葉しているものの、幾分遅れているようです)


(緑色の針葉樹=松?との対比が美しい)


(紅葉しつつあるモミジと、緑色の葉の透過光が美しい)


(第2回目に続きます、11月6-7日頃掲載予定です)

フォートピア第3回写真展のご案内

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                         案内状の写真は嵯峨氏の作品、稚内ノシャップ岬公園で撮影

フォートピア6人のメンバーによる第3回目の写真展を開催いたしますのでご案内いたします。各自A4または四つ切写真5点づつ計30点を展示しています。
会場は北海道新聞小樽支社1Fギャラリーオアシス。入場は無料ですす。期間は11月5日(月曜)から15日(木曜)までの11日間。新聞社が休業の土曜日、日曜日も入場が可能です。


ちなみに私の展示作品は下記の5点です。5点ともに10月21日、メープル街道(倶知安〜赤井川〜小樽間の道道393号線)沿いの倶知安町大和付近で撮影したものです。

<秋の彩〜一瞬紅葉の山に日が差した瞬間を切り取りました>


<鎮守の杜〜中央の建物は何なのか分かりませんが神々の住む社のようにも見えて…>


<秋色づく>


<作業小屋〜今は収穫を終え、やがて真っ白な雪に埋もれる…>


<晩秋のころ〜盛夏を過ぎてほっと一息、一杯飲んだ後のように赤く染まって…>



<フォートピアノメンバー>

左から嵯峨、成沢、貝沼、太田、紅露、鹿戸

代表世話人 太田照二 北海道写真協会会友・小樽支部顧問
        成沢克郎 道写協小樽支部
        嵯峨秋雄 道写協小樽支部 Blog「北の風景
        紅露雅之 フリー Blog「紅露の写真日誌(当Blog)」、 「kouroのphoto日誌
        貝沼正雄 道写協小樽支部
        鹿戸芳之 道写協小樽支部 Blog「yotutiの写真日記

小樽街中ウォッチング(その2)〜晩秋の紅葉

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11月に入って寒さが増してきました。歩道には大きなプラタナスの枯葉が舞い散り、恒例となっている街路樹・プラタナスの枝落しが進んでいます。丸坊主になったプラタナスを見ると、初冬へと季節が変わったことを思い知らされます。そんなか小樽市内の紅葉をいくつか切り取ってみました。今回は、住吉神社、平磯公園、小樽市民公園、手宮公園等を取り上げます。


(1) 住吉神社

境内には桜がたくさん植えられていて、春には桜が咲き乱れます。秋には桜の葉が赤く染まり、イチョウの葉が緑から黄色に変わります。銀杏を拾い集める市民の姿も見られます。また社務所の前に大きなモミジの木があるのですが、今年は今一つ色づきがよくないようでした。


(量徳橋から神社の方向を見る 中央分離帯の街路樹のプラタナスやイチョウが色づいている)


(例年ですと社務所の窓ガラス一杯に紅葉が反射するのですが…)


(左手は桜の葉が赤く染まり、九星運勢の案内板の上にはイチョウが色づいている)


(イチョウの木には銀杏が鈴なり)


(何という樹木か分かりませんが逆光に映えて美しい)


(2) 平磯公園

公園の真ん中に野球の出来るグランドがあって、その横に遊具のある小さな公園もあります。この公園に立つと、手前の商業施設ウィングベイの向うに、小樽港が一望できます。モミジや楓は少ないのですが、公園の端に沿って白樺並木があります。秋にはその白樺が黄葉します。


(対岸は手宮・高島・祝津 白樺の木付近からは小樽の街並みが見渡せます)


(白樺もすっかり黄葉している 色づきは今一つ冴えない)


(グラウンド横の遊具のそばでは子供が遊んでいる)


(3) 小樽市民公園

公園に接して孫たちが通う花園小学校があります。今年の4月に統廃合で児童数の多くなった花園小学校では、今改築工事が行われています。体育館が使えず、今年の学芸会は隣接する市民会館で、10月28日に行われました。その時に目にした市民公園の紅葉がとても綺麗で、早速撮影に行ってみました。


(公園の高台にある駐車場からは市内が一望できる 晴れている日には対岸の暑寒別連峰もくっきり見えます)


(高台の駐車場にある「見晴らし亭」 学生時代ここでジンギスカン鍋を囲んでよくコンパをした記憶があります コンパなる言葉はもう死語かな?)


(今年はどの木も紅葉が綺麗ではありませんが、1本だけまずまずの木がありました)


(駐車場を降りて桜ヶ丘球場沿いを奥に進むと白樺林があります)


(ヤマアジサイ?ドライフラワーになりつつあります)


(再び駐車場に戻ってみると大きな栗の木の下で…)


(4) 手宮公園・手宮緑化植物園

春は桜の名所でライトアップもされ大勢の市民が桜見物に訪れます。秋には栗が実り、栗拾いの人たちも見受けられます。公園内には、陸上競技場が整備されていて、よく競技会が行われます。また小樽港内に面した斜面には「手宮緑化植物園」があって、四季折々、いろんな木や花が咲き乱れます。まずは緑化植物園の中に入ってみましょう。入園料は無料で、冬期間は閉鎖されます。


(緑化植物園の斜面の広場には数本のモミジの木がありますが、近くで見ると例年に比べてややくすんで見えます 残暑のせいでしょうか)


(ひろばの右手には小さな社があって、数本のモミジが紅葉しています)


(八重桜の葉も赤く染まっています)


(なんの葉でしょうか、水芭蕉の葉に似ていますが… 雨竜沼等の湿原でよく見かけますが…)

さて一旦緑化植物園を出て手宮公園内の、眺望地点に向かいます。


(緑化公園を出て、手宮公園の中心部へ向かう)


(眺望地点から豊川、末広町を見ると、山の麓は紅葉真っ盛り)


(更に左手の臨港線沿いを見ると、街路樹のナナカマドが赤く染まっています)


(手宮公園と道路一本挟んで、小樽稲荷神社があります)



(5) 旧量徳小学校跡地、その他

今年の3月末で廃校になった旧量徳小学校は5−6月にかけてすべて解体され、現在は新市立病院建設のための基礎工事が行われています。一部白く高い工事用フェンスで囲われていますが、ダンプカーの出入りのため出入り口があります。実はその出は入り口から毛無山の麓の紅葉が見られるのです。昼休みで工事が行われていない時間に撮影してみました。


(汐見台方面を見ると…)


(少し左手、海側を見ると…)


(塩谷ゴロタの丘展望台付近で見かけたカーブミラー 砂利が跳ねてミラーの表面がくぼんだ?渦巻き状が面白い)


(街中の商店街にも、紅葉の飾りつけが見られます)

フォートピア写真展もあと5日間

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11月5日から始まった第3回フォートピア写真展も、後残すところ5日間、15日(木曜)までとなりました。11月8日(木曜)付け北海道新聞の小樽版夕刊に、今回の写真展の記事が掲載されました。また8日午後には地元WEBニュース社の「小樽ジャーナル」の岩田記者も見えられ、取材されていかれました近々写真展の記事が掲載されるとのことでした。



なお、地元以外の方についてはご来訪・ご高覧の機会がないと思われます。そこで、メンバーの出展作品について、このブログで簡単にご紹介しておきます。

(1) 太田照二(代表世話人)


上段左から作品名と撮影地  「黎明」石狩川河口の石狩大橋
                   「福寿草」自宅
                   「光芒」(中央の作品) 樽前ガロー
                   「街角」東京原宿
                   「早春譜」道道1号線定山渓線沿い

(2) 嵯峨秋雄


上段左から作品名と撮影地  「朝焼け」美瑛
                   「日差し」美瑛
                   「岬の輝き」(中央の作品) 稚内ノシャップ岬
                   「獅子舞」古平
                   「しっとり」自宅


(3) 成沢克朗


上段左から作品名と撮影地  「落花」道南・松前町
                   「雪あかり」小樽市
                   「雨上がり」(中央の作品) 岩見沢市
                   「馬橇」北海道開拓の村
                   「働く女性」道南・福島町

(4) 鹿戸芳之


上段左から作品名と撮影地  「改装中」小樽市内
                   「カラフルガール」美瑛町青い池
                   「山ガール」(中央の作品) 雨竜沼湿原
                   「ぼんねっ太」小樽市内
                   「髭男爵」箱根湯本

(5) 貝沼正雄


上段左から作品名と撮影地  「コールマンを想う」三笠旧奔別炭鉱
                   「学び舎を訪ねて」美唄アルデピアッツァ
                   「ザワメキを想う」(中央の作品) 赤平旧住友炭鉱
                   「満月の庭に香る」望洋台
                   「孫 5歳」自宅

なお、私の作品については前回のブログで紹介済みですので、割愛いたします。

SLニセコ号を追いかけて

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SLニセコ号については前回のブログで、小樽駅停車中と長橋を通過中のカットを掲載しました。今回は写友3人でニセコ号を塩谷からニセコまで追いかけて撮影しようと言うことになりました。ニセコ号は停車駅が少ないのですが、走行スピードが割と遅いので、車で追いかけることが可能です。まずは数日前に北海道新聞の小樽版に、塩谷の山腹から撮影したパノラマ写真が載りました。山間部を抜け出たニセコ号が塩谷湾をバックに快走する写真でした。

通過予定1時間ほど前に道路わきに車を乗り捨て、ささやぶと山ぶどうの蔓に足を取られながらも、30分ほど格闘し、何とか山腹の見晴らしの良い地点にたどり着きました。わずか10秒足らずで通過してしまうのに、そのカットを撮るために、あほらしいほど相当体力を消耗しました。おまけにレンズフードを紛失してしまうし…。このささやぶと背丈のある雑草の中では探すのはほぼ不可能…、そうこうしている間に予定通過10分ほど前に普通電車が通過します。試し撮りです。


(列車は右=小樽から左=倶知安へと通過していきます)


(遠くで汽笛が聞こえいよいよ接近してきました)


(マニアのいる撮影スポットでは気前よく汽笛と白煙を吐き出してくれるのに… 期待に反した作品となってしまいました)


(最後尾のジーゼル機関車 う〜ん、これでは物足りない何とかいいカットを…)

車の置いてある国道わきに降りるのがこれまた一苦労です。道なきささやぶをかき分け、急斜面では滑り落ち、笹に足を取られ転倒、ほうほうの体で脱出ですが、相当時間を食いました。次の然別駅付近に急ぎます。そこは国道5号線と道道755号線を結ぶ小道の下(陸橋)をJRの路線が通っていて、陸橋から50mほど小樽寄りに然別駅舎が見えます。線路が二本直線になってこちら側に伸びてきます。撮影スポットとしてもいいところです。しかし、陸橋に着いた時にはどうやらSLは通過した後だったようです。やむなく稲穂峠のトンネルに向かって車を走らせるます。トンネル手前で、国道と線路が交差する陸橋のわきには数十台の車が停車中。数十人のカメラマンが待機しています。我々も車を止めて…と思った瞬間に白い煙を吐いてSLは通過してしまいました。

なお、ここの撮影スポットは、片側1車線で、SL通過時は多くの車両が国道の両側に駐車します。そのために普通通行のく車が、交互通行できなくなって大渋滞を引き起し、とても危険です。そこでJRと道路管理者が、撮影出来ないように陸橋に高さ1.5mほどの目隠しフェンスを設置しました。それでもなおマニアはフェンス脇の隙間を広げ、草木を除けて撮影スポットを確保しています。ともあれ、次の撮影スポットは小沢です。国道から小沢駅を見ると、SLはいまだ来ていないようです。少し進んでで、道道604号線に入って、小道を進むと、撮影スポットがあります。既に20人ほどのマニアが三脚にカメラを据えて待機中ですいた。結構スペースがあるので位置取り争いがおこることはありません。やがて汽笛が聞こえでS字カーブをSLが駆け上がってきます。


(勾配があるせいか、白煙を吹きながらやってきます 機関士もマニアを確認したのか、蒸気を吐き出します)


(煙突からも両脇下からも、もうもうたる白煙 いいカットになりました)


(横を通過するときは車輪付近からの蒸気はなし)


(倶知安に向かってSLは遠ざかって行く)

再び車に飛び乗って、次は倶知安駅に向かいます。残念ながら倶知安駅の少し手前の踏切(ここもスポット)に着くと同時にSLは通過してしまいました。ならば停車時間の短い倶知安駅での撮影はやめて、ニセコ駅に向かいます。ニセコ駅ではハローウィンが近いせいでしょうか、オレンジ色のかぼちゃが所狭しと並べられています。また大型観光バスが数台停車しており、大勢の観光客が駅構内へと入って行きます。どうやらSLニセコ号とグルメ・温泉めぐりツアーとを掛け合わせてバスツアーの乗客がここニセコから乗り込むようです。


(右手の方に大型バスが数台駐車中 乗客は1番線ホームに向かいSLを待っているようです)


(ちなみにJRニセコ駅はこのように洋風の建物になっています)

さて我々も、入場券を購入して駅舎に入ってSLを待つことにします。2番線ホームとをつなぐ渡り廊下の上から入ってくるSLを撮ることにします。


(1番線のホームの端では数名のマニアがカメラを構えています)


(定刻通りSLニセコ号が到着です)


(ホームには乗客とSLマニアでごった返しています)


(渡り廊下からホームに降りると身動きできないほどの人ごみ)


(ホームの先頭も機関車を撮ろうとするマニアでいっぱいです)


(ピーと言う発車の合図と乗務員の警告でカメラマンは一斉に後ろに下がります 黒い煙を吐いて動き出しました)


(噴煙を上げながら黄色いニセコ大橋の下を進んでいきます)


(次の停車駅昆布に向かって進んでいきます)


(よく見ると、カーブの先の道路沿いで車から撮影しているファンが見えます)

以上で本日のSLニセコ号の追っかけ撮影は終了です。駅舎を出ると、SLを降りた乗客やファンたちがハローウィンのかぼちゃやユニークな形の駅舎をバックに記念撮影しています。横から撮影させていただきました。


(かぼちゃが二人を見つめています)

時間は12時過ぎ、途中で昼食を取って午後は有島武郎記念館周辺で撮影です。そして、小樽に戻る途中メープル街道沿いの紅葉を撮影しましたが、機会があれば撮りあげたいと思います。

札幌市内紅葉見て歩き

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11月に入ってぐずついた天気が続き、外出もままならず、北大の銀杏並木の状況が気になっておりました。例年10月末の日曜日にイチョウ祭りが開催され、北13条門通りの道路が交通止めとなり、一般市民に開放されます。今年は残暑のせいもあって、開放日が11月4日(日曜)となりました。3日(土曜)と4日(日曜)は、初の試みとして夕方5時以降イチョウ並木がライトアップされるとのことです。しかし無常なことに、3日、4日ともに風雨の強い荒れた天気になってしまい、出かけることができませんでした。

10月5日(月曜)は久しぶりに天気予報に、ピカピカの晴れマークがつきました。ここはぜひ札幌に出かけて、北大の銀杏並木と、道庁及び中島公園の紅葉を撮影したいものです。ついでに某ホテルの「秋のフォトコンテスト」の応募写真も届けようということで行ってきました。まずは札幌駅に近い道庁によって、ついで中島公園、最後に北大の銀杏並木の撮影と言うコースを取ります。札幌駅について、ハッと気が付いたのは、某ホテルのフォトコン応募写真を自宅に置き忘れたままだ。なんというドジ!まぁ、気を取り直して道庁に向かいます。

小樽では終盤にかかっていた紅葉も札幌ではまさにピーク。しかも紅葉がとても綺麗です。モミジも枯葉はほとんど見当たらず、黄色、赤と今まさにいろどり真っ最中です。わずか、40?足らずの隣町とこれほど鮮やかさが違うことに驚きです。


(1) 北海道庁の前庭


(黄色く染まった葉とレンガの建物が妙にマッチ)


(モミジの葉も傷んではいない)


(かもに餌をやる少女)


(見事にくねった栗の木)


(池に沿って一周すると…)


(晴れた日だと木々の映り込みも一段と美しい)


(左奥でかもに餌を与えているらしく、かもが盛んに動いている そのたびに池の波が揺れて、ビルが不思議なほど揺らめいて…)


(ぐるっと池を一回り、赤いジャケットの少女がまだ餌をあげている)

北海道庁で撮影し、大通公園まで歩きます。去年ここ大通公園の紅葉がとても綺麗で、かなり撮影したことを思い出したからです。公園に寄ってみると昨年とは違って紅葉が進んでいない?のか、思ったほどでもありません。道路脇では衆議院選挙が近いことを予想して、与党系の某政治団体が盛んに大音量でがなり立てています。チラシを押し付けようとしますが、振り切って地下鉄駅に入り込み、中島公園に向かいます。


(2) 中島公園

地下鉄中島公園の3番出口に出ると、イチョウの黄色が目に飛び込んできます。ちょっとした風に大量の黄色を降り注いでいます。そんな光景を撮ろうと赤いジャケットの女性が盛んに一眼レフやiPhoneをかざしていました。


(一眼レフで数カット撮影後、iPhoneを取り出して数カット撮影)


(地下鉄出口から右手の方に向かって進むと、菖蒲池のそばに見事なモミジの木がありました)


(iPhoneで撮影した写真を見せ合っているようです)


(現在工事中の豊平館を通り過ぎ、音楽ホールキタラの近くに来ると、イチョウ並木があります)


(モミジの葉が一枚松の枝に乗っかっている)


(さらに進むとカーブにらーが… やや汚れているのが気になりますが…)


(さらに進むと、道路1本はさんで札幌護国神社の境内に出ます 橋のそばのモミジが逆光に輝いて、撮って、撮ってと揺れています)


(護国神社から、公園を流れる、創成川の源流、鴨鴨川沿いに戻ると… 地面の落ち葉がとても綺麗です)


(公園内の東屋越しに絵をかいてる方々が見えました キャンバスを片付けているところでした)


(3) 北海道大学のイチョウ並木

地下鉄で北大13条門近くの北12条駅まで行きます。13条門は歩いて5分ほどです。門を入ると、東西に延びた約380mの道路の両側に、70本のイチョウが植えられています。例年10月下旬には黄色く染まります。札幌だけにとどまらず、道内でも有数のイチョウ並木です。北大キャンパスは一般市民にも開放されているので、黄葉の時期には多くの市民や観光客が押し寄せます。この日も構内を通行する車両をしり目に、道路の中央に出て記念写真を撮る人が後を絶ちません。


(北13条門には何やらイベントの立て看板が…)


(入ってすぐ、ピンクのぬいぐるみが…? ん?と思っていると脚立を持ったカメラマンがぬいぐるみ+イチョウの写真を撮影し始めました)


(構内のこの道路は、教職員や業者の車が出入りします)


(中央車両道路の両側の歩道から、車道に出て来る人が多い)


(外国人のグループも記念写真を撮っているようです)


(黄色のじゅうたんを犬を連れて散歩する姿も多い おっ、イヌが跳ねた!)


(紅葉を愛でる施設のお年寄りたち)


(先ほどの外人グループにシャッターを押してと頼まれて ついでに自分のカメラでも数枚パシャリ バングラディッシュの方々でした)


(理学部博物館の前では、なんと!つつじが狂い咲き?)


(スローシャッターで女子学生を流し撮り)

午後3時を過ぎると、太陽が隠れ薄暗くなってきました。紅葉を撮影するには、メリハリがなくなって不適です。もっぱら自転車で構内を走る女子学生に狙いを定めシャッターを切り続けました。やや、バッテリーマークがフラッシュ、と言うことで北大正門から、JR札幌駅に向かいます。後はコンデジであちこちパシャリ、パシャリ。


(正門近くの広場 CASIOのコンデジは紅葉がえんじ色になってしまいます ソフトで何とか色補正しました)

炭鉱巡り

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かつて鉄鋼業や鉄道の隆盛とともに、エネルギー産業の中核を担った石炭産業は、昭和30年代に入って石油という代替エネルギーの出現や海外からの安価な石炭の輸入に押され、その地位を失い、急速に衰退していきました。北海道は九州とともに石炭の産出量で全国1位、2位を争っていましたが、需要の減少とともに、廃坑が相次ぎました。その多くは昭和30年代後半から40年代にかけて閉山しております。平成13年には筑豊炭田の炭鉱が閉山して、国内で唯一残っている坑道掘りの炭鉱は、釧路のコールマイン1社になってしまいました。なお露天掘りで継続している小規模炭鉱は北海道の空知管内に数か所あるのみです。

今回、フォートピアのメンバー嵯峨氏の知人の紹介で、炭鉱の露天掘りを見学出来ることになりました。炭鉱はかつて身近な存在でしたが、その内容については博物館での展示や閉山後の炭鉱遺産で知るのみです。せっかくのチャンスですので、今回は露天掘りの見学に合わせて近郊の旧炭鉱跡地も尋ねてみることにしました。幸い空知管内には炭鉱で栄えた都市が集中しています。このブログでも何度か取あげたことがあるので、記憶に残っておられる方もおられるかもしれません。

その代表は夕張市、全国唯一の財政破綻都市として知られていますが、映画「幸せの黄色いハンカチ」と言えばお分かりかと思います。かつて人口が11万人(昭和35年国勢調査)を超えていましたが、現在は1万人前後にまで減少しています。何と10分の1以下に減少です。そのほか三笠市、芦別市(悲し別ロマン座で有名?)、赤平市、歌志内市(人口6千人の全国一小さな市)、みな然りです。さて話を戻して、最初は上砂川町の炭鉱博物館へ、ついで赤平市の三井炭鉱跡地へ、最後が歌志内市の露天掘りの順です。


(博物館の前庭に展示されている石炭トロッコ)


(近代的な博物館の壁面に映り込んだ立坑櫓)

なお、博物館はコンベンションセンターと一体化していますが、開館が10時からのようなので見学できませんでした。と言うよりガラス越しに覗き込むと中が荒れ放題で閉鎖されているようにも見えました。なお立坑櫓は、現在宇宙開発センターの無重力の実験施設となっています。近くに炭鉱跡地としてずり山が見えましたが、立ち入り禁止措置がなされ近づくことができませんでした。次に赤平の炭鉱跡地に向かいます。


(国道わきに大きな看板がある)


(国道の裏側から)

国道の脇に広大な土地があって、そこに立坑櫓のある建物が国道に沿って約100mほど伸びております。建物は一部現在も事務所として使われているようですが、かなり朽ちかけていて、無人であることがわかります。周囲に沿って外観を撮影していると、立坑櫓のある建物の屋上から声が聞こえます。どうやら、炭鉱遺産管理の関係者(ガイドクラブTANtan)が、構内から屋上に上がってこないかと言っているようです。これ幸いと、ヘルメットを借用して、立坑櫓を登って行きました。


(中央が櫓です 階段があって上に登ることができます)


(櫓の階段下から見ると、トロッコのレールが続いています)


(櫓の階段途中から下を見ると…数100m下の坑道に通じています)


(上を見ると、さびたトタンがとても綺麗に見えました)


(屋上に出てみると、あちこち陥没していたり、穴の開いている部分もあって、注意しながら関係者の説明を伺いました)


(かつては立坑櫓をライトアップしていたのであろう照明灯たち)


(立坑に坑内作業員を上げ下ろしするエレベーターを動かす回転ドラム)


(炭鉱遺産の説明を受けるフォートピアのメンバーたち)


(坑内作業員用の浴場跡 現在は閉鎖されていて覗くことはできない)

一旦建物から出ると、国道を挟んで反対側に、屋根に大きなダクトがたくさんついた横長の建物が見えます。坑内作業員のための浴場とう事でした。一度に数10人が入浴できるように数10mの浴槽が何本かあるとのことですが、閉鎖中で内部の見学は不可でした。長時間にわたる懇切丁寧な解説で、炭鉱遺産に関する知識や理解が深まりました。メンバー各自よい写真が撮れたと大喜びです。名残惜しいのですが、次の露天掘り見学の時間も押し迫ってきましたので、ガイド氏にお礼を述べて、再び歌志内方面に戻ります。

写友嵯峨氏の知人の案内で露天掘りの現場に案内していただきます。まず入り口付近にはビニールシートに覆われた石炭の山がいくつも見えてきます。主に火力発電所の燃料になるとのことでしたが、その山積みの石炭の脇では、ダンプカーやホィールローダーが、燃えカスの灰を埋め立てています。灰の一部は建設用資材としても使われますが、大半は、露天掘り跡地に埋め戻されます。


(積み出し待機中の石炭)


(火力発電所で使用された後には大量の灰が生じる あと数か月で撮影位置の高さになるという)


(採掘現場では、さらに地中に掘り進めるために発破の準備作業中)


(その作業風景をさらにアップで撮ってみると… 地中5-6mまで掘りダイナマイトを仕掛けるという)


(周辺では大型車両が採掘された石炭を運び出しています)


(採掘に伴って出た土や岩石を運び出しています)


(山肌に見える黒い筋が炭層です)


(ここの会社の役員の方が炭層のそばに立ってくれました 炭層の幅や大きさが推定できると思います)


(さらに石炭を拾い上げお土産に…と言われましたが丁重にお断りを…)

この後30分間ほど石炭や作業状況について説明を受けました。更にあと30分ほどで先ほど仕掛けたダイナマイトを破裂れさせるとのことでしたが、地表には多少ドスン!と音がする程度とのことでしたので、見届けませんでした。長時間にわたる案内にお礼を言って辞去しました。

SLクラブツーリズム号

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11月も第2週に入って、北海道新聞の地方版に今年最後のSLが走りますとありました。SLニセコ号は、11月3日(土曜)、4日(日曜)が今季最後の運転でした。ところが新聞によると、10日(土曜)と11日(日曜)の両日再度SLが運転されるとのことです。臨時団体列車で、近畿ツーリスト主催の、クラブツーリズム号が札幌〜小樽間を走行するとのこと。札幌を午前9時に出発し、45分後に小樽駅に到着します。しかも先頭が蒸気機関車だというのです。

SLニセコ号は、札幌〜小樽間は、先頭がオレンジ色のジーゼル車で、蒸気機関車は2両目です。石狩湾をバックに先頭を走るSLが撮れるまたとない機会だと新聞も報じています。さてどこで撮影しようか、あれこれ思案しましたが、天候が悪く、加えて日にちも迫っているために下見に出ることが出来ません。結局は小樽駅のホームで撮影することにしました。

11月10日(土曜)9時過ぎの電車で、自宅近くの南小樽駅から小樽駅に向かいます。駅員に確認すると、ニセコ号と同様に4番ホーム(別名裕次郎ホーム)に到着するとのこと。早速4番ホームの先頭で待ちます。列車到着の9時45分の10分ほど前から待ちますが、いつもであれば結構な数のSLマニアが来るのですが、今日は誰も見えません。定刻の45分を過ぎても列車の来る様子がありません。そのうち札幌から、9時発の電車で来たというマニアの方が、発車時にはSLは待機中でしたとのこと。どうやら新聞情報は正確ではなかったようでした。その間数カットを試し撮りしてみました。


(このホームが裕次郎ホーム 4の文字がヨットになっています また全部の駅ホームに小樽の象徴ともいえるランプが飾られています)


(SLが入る予定の線路を保線担当の方が点検中)

やがて10時を過ぎたころに遠くでSLの汽笛音が響きました。蒸気機関車が、近づくに従い蒸気を吐く音も聞こえてきます。黒い煙を吐きながら、富岡陸橋の下をくぐって顔を見せました。


(手前のランプに焦点を当てて、ゆる鉄風にしてみました)


(C11の蒸気機関車が4番線に入ってきます)


(最後尾がジーゼル機関車です)

ホームから、通過する列車を見ていると、どうもSLニセコ号をそっくりそのままクラブツーリズム号に衣替えしたようです。機関車もC11と、ニセコ号と同系であり、ボディの行先案内板は「クラブツーリズム号」と取り換えられていますが、客車の上部の窓枠には「SLニセコ号」の表示のままでした。ともあれ到着後、前方の機関車のほうに行ってみます。客車から下車するお客は、クラブツーリズムの係員のもとに集合し、記念写真を撮影するようです。


(「は〜い、1号車のお客さん、集合してください 前方で記念写真を撮ります」と係員が叫んでいます)


(SLを入れて撮影 その間団体客以外はSLから遠ざけられました)


(ふと見ると、向かいの3番ホームにもカメラを構える人だかりができている)


(3番ホームに札幌行きの快速電車が入線)


(10分ほど停車後、SLはからの客車を引いて進みます 待避線に入るためです)


(先ほどの小学生が盛んに写真を撮っています 話を聞くとSLマニアということです)


(ポイント切り替え地点まで進みます)


(ポイント切り替え後、4番線と3番線の間にバックで入ってきます)


(客車からSLが切り離されて先ほどのポイント切り替え地点に向かいます)


(どうやら、午後2時45分発で、札幌に戻るための機関車入れ替え作業のようです)

駅員に確認すると、クラブツーリズム号は、団体臨時列車として、午後2時45分に札幌に帰るとのこと。そのための切り替え作業らしく、帰りはSLが先頭になってバックで走行するということでした。天気が良ければ、東小樽あたりで海岸線を背景にバック走行するSLの撮影もいいかもしれません。ただ天気が下り坂でしたので午後の撮影はしませんでした。11日(日曜)も同じ工程を走行します。天気予報は晴れマークが出ているのですが、残念ながらこの日は、写友と積丹方面に早朝から撮影予定があります。

燃えるカラマツ林を撮りに積丹路を駆ける〜その1

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11月も中旬に入るといつ初雪が降ってもおかしくありません。このところすっきりしない日が続き、二日として好天が続きません。積丹町の観光協会から観光フォトコンテストの案内チラシが届きましたが、いいカットの手持ちがない、とフォートピアのメンバーが言います。であれば晴れ間を見て撮りに行こうということに決定しました。ところがなかなかピーカンの晴れマークが天気予報に点りません。半日でも好天であれば何とか…と願っていると、11日(日曜)が絶好の写真日和であることがわかりました。(なお、この記事が掲載される29日現在では1週間近く雪が降り続き根雪状態になっています。)

ということで、メンバー4人で午前4時出発。まずは、美国の黄金岬の展望台で朝日を撮影、その後国道229号線沿いの婦美町あたりでカラマツ林を撮影、そして神威岬の手前の余別あたりで、岬と神威岩を背景に荒波を長時間露光で撮影しようというスケジュールです。午前4時半、ふと空を見上げれば見事な三日月が出ていいます。それも中天と地平線の中間あたりに出ていて、うまく撮影できれば絵になります。余市町を抜けて古平町に入る前の海岸線で、絶好のポジションを見つけ停車して急ぎ三脚を立てます。


(三日月と風景の露出が合わないため、オート露出煮すると月が露出オーバーで、三日月になりません)


(普通に撮影したのでは決してこの画像のようにはなりません)

各人三脚にカメラを据えて撮影開始しますが…、「シャッターが切れない」「月が丸く映ってしまう」という声が出ています。シャッターが切れないのは、オートフォーカスを外して、マニュアルフォーカスにすればOK。ISO感度400で、F5.6で20秒程度で撮影すれば月に輝く波が出てきます。また星も定点で撮れます。ただこの場合三日月は撮れません。背景と三日月とでは露出差が大きくて両者同時に移しこむことは不可能です。三日月は、F5.6、1/30程度が適正露出(ISO=100)です。なお、下段の画像は、F5.6、8秒の画像(三日月が露出オーバー)とF5.6、1/30秒を合成しております。露出オーバーの画像から月を消しています。

さてさらに車を進めて、午前5時半頃積丹町の美国漁港につきました。東の空がやや白んできましたが、空はまだ青く満天の星が今にも降り注ぎそうで、三日月も出ています。見ていると一艘の小舟が出漁の準備中です。


(やや露出オーバーながら三日月も取り込めました)


(車のライトと集魚灯の明かりのもとで、作業中のようです)


(写友が二人小舟に近づいていきます)

漁港で十分撮り終えて、黄金岬の展望台に向かいます。展望台までは歩いて5−6分の距離ですが、木々の隙間から漁港が一望できます。格好の良い木々を選んで数カット撮影します。青色に染まる空と漁港、何とも言えない美しさにしばし見とれていました。撮影の位置関係をわかりやすくするために、観光パンフレットの一部を転載しておきます。


(海岸から飛び出しているのが「黄金岬」、その左の島が「宝島」)


(三日月も取り込んで…)


(東の地平線がオレンジ色に染まってきました)


(木々のない開けた遊歩道の途中で、漁港を一望できるところがある)


(漁港とは反対側の浜辺もいまだ眠りのまま 遠方に見えるのが積丹岳)


(宝島の後方には、イカ釣り漁船の集魚灯の明かりが水平線上にちらほら見える)


(いまだ世の明けぬ港を出てゆく漁船が一隻 よく見ると灯台のある岩場に釣り人が一人)


(やがて東の空が徐々に赤く染まっていく)


(午前6時40分陽が出てきました)


(遠く余市、小樽方面を見ると…)

ここ展望台では、とりわけ日の出とともに撮影するようなものもなく、一旦降ります。そして漁港のの観光船乗り場付近に行きます。というのもここで観光客相手に魚を天日干しにして販売している例のおやじさんがいるからです。ホッケか宗八ガレイの干物でも買って行こうというつもりです。午前7時過ぎでしたが、早かったせいか、まだ売り物にならん(干せていない)、とオヤジさんは言います。やむなく、昼過ぎに再度よるのでホッケの干物を4人分用意しておくように依頼して、美国から婦美町、野塚町の方に向かいます。


(林道を進むと両側にカラマツ林が立ち並びます)


(朝日を浴びてカラマツが黄金色に輝きだしました)


(走行中の車からも、日に当たったカラマツが輝いて見えて…)


(広場に出てきました 遠方には冠雪した積丹岳が見えます)


(カラマツが朝日を浴びて真っ赤に染まっています)

婦美町の林道をあちこち走行している間に、いったん国道229号線(小樽〜積丹沿岸一周線)に出てしまいました。そこからしばらく走り再度わき道にそれます。かなり広い道路で一直線が数百m続いています。この道路は、「カラマツ林 ロマンチック街道]というようです。下の画面の突き当りの道路わきに立て看板が設置されていました。


(ん?民家が付近に見当たらないのにネコが一匹悠々とこちらを見ている)


(アスファルトの道路が途切れたところに、棄てられたサイロがあって、ロマンチック街道の立て看板がある どうやら我々は出口から来たようだ)


(入り口側から振り返ってみると… それにしても美しいカラマツ並木だ)


(今や牛のエサは、牧草ロールが主で、サイロは無用の長物 牛舎も無人で、酪農家は廃業したようだ)

以下「積丹路を駆ける〜その2」に続きます。12月3日を予定しています。

札幌パークホテルで行われた表彰式に

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11月25日(日曜)札幌パークホテルで、同ホテル主催の「秋の中島公園フォトコンテスト」の表彰式があり出席してきました。紅葉の時期、毎年公園に隣接するパークホテルが主催してフォトコンテストが行われます。10数年の歴史があるようなのですが、私が知ったのは去年のことで、去年に続き2年連続応募、去年は入選でしたが今年は審査員賞ということです。賞品は入選が同ホテルの食事券でした。果たして今年は…

札幌に出たついでに、初冬の中島公園の撮影、ススキノから札幌駅前まで続く地下歩行空間の撮影も行うつもりで出かけました。11時からの表彰式前に、入選作品の展示をまず見ます。推薦1点、特選1点、次いで小生の審査員賞1点が、そして入選14点の計17点がロビーとレストランの仕切り板に展示されています。


(右のパネル上段右から反時計回りに、審査員岸本先生の作品、推薦安孫子さんの作品、特選北郷さんの作品)


(入賞・入選者16名が出席しました 1名欠席)


(表彰状授与の前に講評する岸本先生)

表彰式にあたって、ホテル支配人の挨拶に続いて、審査員の岸本日出男先生(APA日本広告写真家協会会員)から講評がありました。なお先生が概要をペーパーにまとめてくれましたので、その一部をご紹介します。

『総評 中島公園という限られたエリアの中で「これは絵になる」という風景を探し出し、個性的な写真に仕上げるのは思いのほか難しかったのではないでしょうか。にもかかわらず、今回は昨年を上回る200点ほどの作品が寄せられました。特に光線状態を考えて撮っている作品が多く見られ、写真の質の向上を意識していることに感心させられました。
美しいと感じた瞬間に出会え、シャッターを押す、そうして作り出した写真を通じて見てくれた人と感動を分かち合うことが出来るのは、プロ、アマ問わず写し手の醍醐味だと思います。
外は早くも冬の気配。自然がつむぎだす鮮やかな秋の彩は消えてしまいましたが、皆さんの作品を前にする方々に、中島公園の素晴らしい秋を体験してもらえるのは素敵なことです。
                                APA日本写真家協会 会員 岸本日出男 』

このあと1点ごとに講評されました。





私の作品「深まりゆく秋」(審査員賞)については下記のとおりです。


(講評 風景の中に人物を入れることでドラマチックなものに仕上がるといういい例です。見る者の想像力を刺激し、印象がぐんと深まります)


(最後に入選者全員で記念撮影 前列左がホテル支配人、中央が岸本先生、右が小生 どういうわけか、先生が横に来なさいというので…)

なお、賞品は宿泊券や食事券ではなく、VANGUARD製のカメラバッグでした。さて表彰式も終わり、ロビーの写真パネルの前で入選者の方々としばし写真談義で時間を過ごし、その後中島公園の菖蒲池を1周してみました。この時期さすが紅葉はほとんどありませんが、それなりに初冬の風景を数枚パシャリ。


(公園のど真ん中にある勝負池は8割方結氷 ところどころに紅葉が…)


(CASIO EXILIMでHDRアートで撮ると、変わった感じに撮れます)


(池の真ん中に奇妙な筋が… 多分、氷がシャーベット状のときにカモが歩いた跡ではないかな?)


(カラスの行水ならぬ水浴び 3羽が同時にブルブルッ…)

中島公園を出て南10条からススキノまで歩きます。地上は寒いので、ススキノから地下街に降りてオーロラタウンを大通方面に進みます。大通りからは平成23年に完成した地下歩行空間(大通公園と札幌駅前を結ぶ)になります。この歩行空間ではいつも何かのイベントが行われていて、今回は「第8回さっぽろアートステージ2012」というイベント開催中でした。美術、工芸、音楽、芸能等様々な部門別に、ここ地下街で発表、展示がされている最中でした。


(彫刻というには少し雑すぎるし…アートなんでしょうね パンフレットによれば立体造形とのこと)


(ニワトリと同じグループのアート 下半身赤いキツネが笑わせる CASIOのコンデジは赤がえんじ色にくすんで再現されるので…、今一つ下半身の赤の鮮やかさにかけました)


(金色に輝く仏舎利? よく見るとプラスチックの台所用品でした)


(こちらは大作ですが、パネルを設置してから描いたようで、絵の具のしずく垂れ流し これがアートなのかな?)


(こちらは液晶パネルの作品 不恰好に描かれた魚がひょい、ひょいと動き回り、子供が捉まえようとしています)


(こちらの壁面には小学生の絵が張られていて、絵画コンクール作品のようです)

しばらく進んで地下鉄南北線の札幌駅近くに来ると、人だかりがしていて、大きな歌声が聞こえてきました。アートステージ2012の音楽部門の発表会「CROSS ROADS LIVE!」が行われているようです。


(パンフレットによれば、11月下旬の土日4日間で30組の予選演奏が行われ、そのうちの何組かが12月9日の本戦に進むという)


(札幌で活動する「車椅子の歌うたいKAZ」(アーチスト紹介頁から)が熱唱中 高音域に張りのある声が心に響きました 不自由な手でリズムを撮り歌う声に、大きな拍手が何度も何度も湧き上がりました 本戦に出られることを願っていますよ)


(女性カメラマンがいいアングルを探して動き回る)


(次の出場者を紹介するFMノースウエーブのアナウンサー)


(これも立体造形 このジャーンは結構人気があって、次から次と記念写真を撮っていく おもしろい格好をする若い女性たちでした)

燃えるカラマツ林を撮りに積丹路を駆ける〜その2

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積丹町婦美町界隈を走り続けていると、あちこちにカラマツ林があって、初冬の日差しを受けてオレンジ色に輝いています。一旦ロマンチック街道を抜けて積丹海岸一周線の国道229号線に出ます。婦美から野塚方面に向かおうとしますが、周辺にオレンジ色に輝くカラマツ林目に飛び込んできます。するとどうしてもわき道にそれて、いい撮影ポイントを探したくなります。


(日差しの方向や時間帯によっても輝きが違ってきます)


(また、露出を−0.5補正しただけで、オレンジが一段と赤みを帯びてきます)


(林の中の木々、楢の木でしょうか、一段と輝いて見えます)

カラマツ林は十分撮影しました。時計も午前8時30分を過ぎようとしています。次の撮影目的である波の打ち寄せる岩場での長時間露光撮影に向かいます。婦美から229号線で神威岬の方向に向かいます。野塚町に出ると前方に神威岬と神威岩が見えます。この沿岸は野塚の一部を除いて砂浜はなく殆どが岩場です。波も結構あるようで、おまけに快晴、いい写真が撮れそうです。ちなみにガイドマップの一部を挙げておきます。マップに表示された道路やトンネルは一付け替えが行われましたが、大きな変化はありません。国道229号線の右手(野塚)から余別トンネルを出たところは、かつて「夕陽の名所」という看板が出ていました。5月と9月には神威岬と神威岩の間に夕日が落ちます。多くのカメラマンがこの夕陽を狙ってやってきます。今回我々は、もう少し先に進んで、マップ中の「食堂うしお」(ここ数年営業していません)のトイレの横から岩場に出ます。岩と岩を伝って30−40mほど沖に出ると、手前に平らな岩場が、そして奥に神威岬と神威岩が見えます。ここで撮影です。


(食堂うしおの裏手から絶好の撮影ポイント水無立岩に歩いて行けるのですが、現在は通行止めとなっています)


(ND400フィルターをかませ、8−10秒ほどの長時間露光)


(長時間露光で波が雲のようになります 左奥正面が神威岩 海が青すぎる?その通り、WBを敢えて4000ケルビンに設定しました)

ここで10数カット撮影しましたが、撮影位置が岩場の上で、あちこち移動できません。風も強く、時折大波が押し寄せて、衣服やカメラが濡れそうになります。早々に切り上げました。なお我々が撮影中に、二人のトレッカーが海岸線の小道を伝って水無立岩方面に進んで行きました。撮影が終わって帰り支度をしていると、彼らも戻ってきました。聞くところによると、満ち潮で小道が海水につかって進めなくなり、途中で引き返したとのこと。さて本来であれば、神威岬の入り口に行きたいところですが、遊歩道の「女人禁制の門」から先へは進めません。先年遊歩道の一部が崩壊し、補修が出来ていないためなんです。なんでも、町の財政難で補修が不可とのこと、残念ですが仕方ありません。

というわけで野塚方面に戻ります。野塚から229号線と別れ道道913号線で積丹岬方面に進みます。途中入舸(イリカ)漁港に来ると、7−8人の漁師さんたちが網から魚を外している光景が目に入りました。早速傍によって、撮影の許可をもらい数カット撮ります。どうやら先ほど水揚げされたばかりのホッケを網から外す作業をしているようです。


(奥にはカモメたちが、商品にならない雑魚を狙って待っています)


(右端は船主の奥さんらしい 30cm前後のホッケが次から次とかごに入れられる)

しばらく作業を見ていましたが、話をしていると、水揚げされたばかりで脂がのって美味しいとのこと。ひと箱15匹前後で1500円でいいよとのこと。早速一ケース売っていただくことになりました。氷を入れたプラケースに網から外されたばかりのホッケを、さらに10匹追加のおまけです。これで1500円とは安い!写友4人で分けて、一人当たり400円で6−7匹、早速今夜はホッケで1杯という写友も。

今日は写材以外の大当たりもあって、早く帰ろうという意見も出て、積丹岬へは立ち寄らず、美国へ向けて走ります。走っているとやはりカラマツ林の美しさが目に飛び込んできます。こうなると先ほどのホッケのことは頭にありません。この美しいカラマツ林をどう切り取るかしか念頭にありません。


(折よく、中央バスが通りかかりました)


(ふと車のリヤウィンドーを見ると… 美しいカラマツが映り込んでいる)


(リヤウィンドーを覗いていると、一台の緑色の車が停車、何やっているんですか?カラマツ林を撮っているというと…)

この緑色の車のご夫婦も札幌から積丹のカラマツ風景を撮りに来たのだとか。しばし写真談義、積丹町の観光フォトコンテスト用の写材を求めて撮影に来たのだとか。


(しばらく進むと前方に先ほどの緑色の車が停車中…)


(なるほどこの風景をご夫婦で撮影中でしたか)


(画面に変化をもたせるべく、道路標識を取り込んで見ました)


(積丹岳とカラマツ林 狙っていると赤いトラクターが動いたようでしたが、結局ハウスのパイプの奥から出てきませんでした)


(今来た道のほうから赤い車が… 通り過ぎてからも、撮りましたが逆光で赤い色が出ませんでした)

道道913号線(島武意線)からさらにいい風景を求めてあちこちわき道に入り込みます。


(3本の若いカラマツの木がオレンジ色に輝いている)


(正式名は忘れましたが、猫じゃらしも輝いています)


(積丹岳とカラマツ林)


(とある農家の畑の傍で黄色い花=菊?を収穫していました)

婦美の周辺をあれこれ撮影していると昼近くになって、写友一同腹が減ってきたことを思い出しました。急いで美国に戻ります。お目当ては「>富安」のラーメンです。ここのラーメンは地元の人が推薦する飲食店のNo.1に上がっています(2010.9.18付ブログ「古平例大祭・火渡りの儀式」文中中段に記載)。昼前に入店したときは来客は数人でしたが、12時過ぎにはたちまち満席に近い状態になりました。昼食を終えて、漁港の岸壁で干物を売っているオヤジさんのところによります(正式には鎌田商店)。生干しホッケ3枚+生干しイカ3枚で、1200円というのを強引に1000円に負けてもらい、さらに+αしてもらいました。店主いわく、儲けにならん、もう来ないでけれ、と言いますが、顔は笑っています。こうしている間にも次から次と客が来ます。


(前回のブログのとおり、早朝に依頼してあったので、用意されていた)


(観光客の注文に応じる鎌田商店の主)


(品定め中の観光客)

入舸漁港で生のホッケをGETし、ここ美国漁港で生干しホッケとイカをGETして、本日の撮影は終了です。もちろん本日の我が家の夕食にホッケのフライが出てきました。





またまたトイカメラが来ました

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今年に入って3台目の、というよりは3個目のトイカメラが届きました。1個目のMEGAN CAMERAについては8月24日付ブログ「トイデジカメラを試してみる」で取り上げております。また2個目のVIVITAR Ultra Wide & Slimについては、10月19日付ブログ「トイカメラVIVITARによる番外編」で取り上げております。今回の3個目は、10月に行われたトイデジカメ等の製造会社FUUVI社が主催したトイデジによる「サマーフォトコンテスト」でGETしたものです。


(入れられてきたケースにはNano Block Cameraと書かれていて、手のひらにすっぽり隠れるサイズです)


(充電はPCのUSB端子を使って、約2時間でフル充電とのこと インジケーターも何もないので適当に充電 端子差し込み口が縦だと、デスクの端でないと差し込めない)

カメラに同封されてきたUser Guideによれば、主なスペックは次のとおりです。
☆ 画像方式 静止画…JEPEG 動画…AVI
☆ 静止画解像度 2048×1536 画素数 200万画素 
☆ バッテリー 内臓リチュウムイオン電池(USB端子によるPCから充電、2時間でフル充電)
☆ 記憶メディア MicroSDカード
☆ サイズ 64×15×32? 26g(脱着式ファインダー込)
☆ その他 Exif情報によれば、撮影日は2008.1.1に固定されたまま(いつ撮影しても同じ日付) またUser Guideに載ってないがISO=100固定(Exif情報による)。絞り優先でF3.2固(Exif情報)。

さて午前中のイヌの散歩時に試し撮りしてみることにします。ポケットに入れていざ撮影しようとすると、脱着式のファインダーが外れやすいことに気づきました。面倒ですので外したまま、いい加減なアングルでバチバチシャッターを切りました。まずは我が家を出て…


(11月2日は大雪で除雪車、排雪車が走り回っていました)


(坂下のほう、メルヘン交差点方向を見ると…)


(メルヘン交差点 電柱、信号のポール、人物等に色収差による赤いにじみが出ています)


(上の画像の左部分を約8倍ほどに引き伸ばしてみました ポールの右に赤いにじみが、左に青いにじみが出ています)

これだけ大きく色収差が出てしまうと、プリントしたときに、L版ならまだしも、2lサイズにすると赤いにじみが目立ちすぎるかもしれません。次に傾けて撮影してみました。MEGANE CAMERAのときには時として大きなゆがみが出ました。しかし今回は何枚か45度ほど傾けて撮影しましたが殆どゆがみが出ませんでした。斜めに撮った画像はほとんどが雪道でしたので判別しにくいということもあります。 下の画像の左端の常夜灯が歪んで見えますが、画面の端っこなので歪んだのかどうかは今一つはっきりしません。


(常夜灯がやや歪んでいるようにも見えます)

この日の夜は小樽ウイングベイに娘家族ともども回転ずしに行ってきました。回転ずしと侮るなかれ、ここ魚一心はもともと漁師が店主で、ネタが新鮮美味しいと評判の店です。休日の食事時は1時間の待ちができるほどです。余談はさておき、待ち時間にネイチャーチャンバー外のイルミネーションパチリ。


(イルミネーションの色が全く出ていない ISO=100 F3.2 1/33 同じところからCASIO EXILIM Z3000で撮った画像と比較すると…)


(ISO=800 F4.2 1/10 露光量は二つの画像ともほぼ同じなのに…)


(舞台では、翌日のベルコ主催「Wedding dress contest」の舞台を製作中 色が浅い感じがします)


(食事中に孫娘がトイデジを持っているジジを撮っている)


(孫娘が撮った画像 nanoblock cameraのファインダーが取れてしまった)

食事が終わって家内と孫たちはウィングベイで買い物をして戻るようです。私は小樽築港から電車で小樽駅に向かい、駅構内に飾られているガラス工芸を撮影に行きます。この時期小樽市内の各所で、おたるロングクリスマスの一環として様々なイベントが開催中なんです。ガラス細工によるイルミネーションの撮影については、後日改めてブログに掲載いたします。ということで打ウィングベイと小樽築港駅の渡り通路に向かって進みます。海側には観覧車があるのですが、数年前に営業を停止して、今は回転しない観覧車が放置されています。


(四隅の光量落ちもなくまずまずの画像化と思われる)


(小樽築港駅待合室)


(改札を通ってエスカレーターでホームに降りる かなり暗いのですがブレずに写りました F3.2 1/33 ISO=100)


(ホームん電車が入ってきました)

さて翌日もnanoblock cameraをおともに犬の散歩に行ってきました。この日は割と好天で陽がさしたり曇ったりを繰り返す天気でした。外れやすいカメラのファインダーを糊付けしてみたところ、割としっかり固定できました。


(ファインダーをのぞき、水たまりをメインに撮ってみました)


(住吉町の踏切 もう少し上向きで撮ったはずが…)


(三本木急坂の文字が切れてしまいました ファインダーでは文字の上にある「勾配8%」の標識まで入れたのですが…)


(双葉中学校の横の坂道で朝日を入れてみました 思ったほどのフレアーは出ておりません)


(しつこくもう一枚朝日を取り込んで… 思ったよりも下振れしてしまったようです)

以上で試し撮りは終わりですが、いくつか気づいた点を挙げてみます。かなりきつい色収差が出るので、プリントすると結構目立つと思われます。暗い場所、光量の少ない場所では色調再現がかなり低下します。シャッターボタンを押す時点と、シャッター幕が開閉する時点のタイムラグがあるようで、ファインダーで確認するよりも映り込む画像は下方にぶれるようです。今回試し撮りした画像の20%位は本来の被写体よりも下の部分の道路しか映り込んでいませんでした。何れもトイデジカメラと割り切ってしまえばそれでいいのですが…MEGANE CAMERAに比べて、やや物足りない感じがしました。

なお、撮影済み画像のExif(撮影情報)を見ると、シャッタースピードは下限が1/33、上限がなんと1/10084です。ただほとんどは1/33〜1/2000の間に収まっています。1/10084秒などという数字が出てくるときわめてExif情報が信用できなくなります。











 

冬の情景 in Otaru〜Part 1

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11月20日過ぎに降り始めた雪は、その後解けることもなく、本格的な根雪になってしまいました。例年であれば、根雪になるのは12月中旬ころですが、今年は残暑か厳しく夏が長かった分、帳尻を合わせるように早めの冬将軍到来です。考えてみれば、だらだらといつまでも道路が汚れているよりはましかもしれません。そこで今回は、冬の小樽を取り上げてみたいと思います。出来るだけこのブログで取り上げていない、フィルム時代に撮りためた写真を中心に紹介したいと思います。まず小樽市内全般を取り上げ、次いで地域別、イベント別に小樽の冬を紹介します。


(1) 小樽市内全般


(都通アーケードの外は大吹雪)


(こんな日は街を通る人も幾分前かがみで…)


(今年の初雪の頃、小樽公園展望台から撮影)


(OLYMPUS PEN E-P1の内臓フィルター「ラフモノクロ」で撮ったところ、赤外写真のようになりました)


(小樽市立図書館裏の緑小学校付近にある歴史的建造物らしいです 同じつくりの建物が5棟並んで…)


(旧日本銀行小樽支店の前の通りです 戦前戦後小樽は、ここを中心として栄え、北のウォール街とも呼ばれた時代もありました HDR加工しています)


(ライトアップされた旧日銀小樽支店 全国の日銀支店の中でも屈指の美しさを誇っています)


(JR小樽駅前にかかる歩道橋から中央通りを見る 現在は、歩道橋は撤去され、道路が拡幅されて、セピア通りとも呼ばれています H13年塩沢町雪譜祭り雪のフォトコンテスト佳作「光跡」)


(吹雪の日の北一ガラス付近)


(この大仏さん親子はシーズンごとに衣装が変わります 春先には右の子大仏さんはランドセルを背負います 最近このお店が移転し、メルヘン交差点付近に親子ともども転居しました)


(メルヘン交差点付近 HDR撮影)


(小樽は坂の町 花園町の坂道を登って来る人も前かがみで…)


(2) 冬の小樽運河


(氷点下の日が2-3日続けば蓮氷も見られます 中央橋から浅草橋=札幌方面を見ています ポジフィルムをクロス現像するとこのようなカリカリの画像になります)


(運よく蓮氷と彩雲が同時に見られました こんなラッキーなことは滅多にありません)


(もう一枚クロス現像の画像です 観光客は中国人グループのようでした)


(これもクロス現像による画像です)


(冬でも運河周辺には絵や写真を売っている方がおられます)


(こんなポーズでいいかしら、とでも言っているようです H16年塩沢雪譜祭り・雪のフォトコンテスト「奨励賞」)


(イベント小樽雪あかりの路 クロス現像)


(3) 俥屋さん冬も走る


(こんな吹雪では商売にならないとでも話しているのでしょうか)


(猛烈な吹雪の日でも車を曳きます)


(吹雪の日は歩道に道がなくなり走れません、やむなく車道を走ります)
 

(晴れていると圧雪状態になり走りやすい)


(4) 我が家の孫たち


(小樽市内のポストは丸型が多い 堺町郵便局のポストは中でも横綱級? あっ!綱ではなくてしめ飾りでした)


(横小路でそり遊びに興じる孫たち 3歳と5歳の頃 明治安田生命道央支社「小さな幸せフォトコン06'」銀賞「そり遊び」)


(愛犬JASはそりだって曳きますよ「泣かないで、遊んであげるから」)


(以前孫3人とも空手道場に通っていました 寒中稽古の途中で足が冷たいと泣き出した孫娘、3歳の頃、画面中央)


(正月の寒稽古は、はだしのまま雪道を約1?程走ります 小さな子は泣きだす子もいて、親が抱きかかえて…)

(5) 勝納臨海公園付近


(この辺りは冬期間雪捨て場になります 日中汚れた雪も夜間だと一転流氷にも見えたりするから不思議)


(岸壁近くではこのようにして運ばれてきた雪を海に吹き飛ばす 豪快なシーン)


(暖気の時は雪隗が溶け出してシャーベット状になり、美しい文様を描き出す)




(はてさて、上の二枚の画像は…公園の新雪に奇怪な模様が突然出現 答えは、カラスが雪遊びした痕です)


(あるオブジェの一部を切り取ってみました)


(そのオブジェとは、かつて小樽港の岸壁が整備されていない頃に使われていたブイでした)


Part2ではツララや雪庇、イルミネーション等を取り上げる予定です。 

冬の情景 in Otaru〜Part 2

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前回に続き冬の情景inOtaruと題して、街中の光景をお届けします。まずは小樽市内全般の光景で載せきれなかった画像を追加しました。次いで、ツララ・雪景色の造形、祝津・高島方面の雪景色等の順にみていきます。

(1) 小樽市内(前回の追加)


我が家住吉町の坂を上がると頂上付近は海側の展望が開け、勝納埠頭の向こうに増毛連邦が見えることもあります。この辺りは我が家のイヌの散歩道にも当たります。犬がいる小道は付近の人家の雪捨て通路になっています。


冬季間は車の運転が大変です。路面がガチンガチンに凍って、加えて前方が吹雪で見えないことがしょっちゅうです。でも意外と事故が少ないんです。こういう時こそ運転が慎重になるからなんでしょうね。


屋根雪下ろしは北国ではありふれた光景です。近年はほとんどの住宅の作りが、無落雪方式なので豪雪でもなければ屋根雪下ろしはありません。従来の三角屋根から緩やかなV字型に変わって、住宅内部の熱で屋根の雪を溶かし、V字型の底のドレーンを通して下水に流れ込みます。ただ商店では、頻繁に雪下ろしをしています。庇にたまった雪を下さないと、暖気で落雪する可能性があるからです。台湾かシンガポールからの観光客でしょうか、珍しそうに眺めています。


小樽も去年はよく雪が降り稀に見る豪雪でした。画面右側のバス停の標識が埋もれてしまい、自販機も大きな雪帽子をかぶっています。歩道が通りやすく除雪されていますが、近所の事業所や商店のの方が好意で、小型除雪機で排雪してくれたものです。排雪してない歩道も多く、車道を通るか、前の人が歩いた足跡をたどるかを通るか、しかありません。


小樽駅前通り、通称セピア通りの真ん中の安全地帯に三脚を立て、スローシャッターで3枚撮影。その画像をHDRに加工してみたものです。カラフルな不思議な画像になりました。HDR加工をするときにPhotoshopをつかわずに、PaintshopProX2というソフトを使いました。Photoshopを使うとこれほどカラフルにはなりません。


メルヘン交差点にある洋菓子店ルタオの展望台からフェリーターミナル方面を見たものです。画面中央の石造りの倉庫は5-6年前に火事で焼失し、現在はコインパークになっています。また左手のこだまタクシーの建物も撤去されています。


(7) 巨大つららと雪風


運河を挟んだ海側の通りは、小樽港縦貫線と呼ばれ、大型貨物車などが走り、一般の歩行者はほとんどおりません。 倉庫自体は現在「小樽運河食堂」として使われていて、飲食店やお土産品店が多数入居しています。倉庫自体の機能がありませんので、縦貫線側の出入り口は使用されていないので、この歩道は通行止めとなっています。たとえ通行可であっても恐ろしくてツララの下は歩けません。


北運河の倉庫街も、日蔭は巨大つららが発生します。冬期間はめったにこの辺は観光客が来ません。


観光客の多い堺町通りはよく手入れがされ、このように大きなツララが出来る前に取り払われてしまいますが、一旦臨港線側に回ると大きなツララを見ることが出来るかもしれません。ただ最近は臨港線側を通る観光客が増えたために、早めにツララは落とされているようです。


中央埠頭の倉庫群から吹き立つ節煙、屋根に積もった雪が風が吹く都度舞い上がる。内地の雪と違って北海道の雪は湿気が少なくサラサラです。ですからほんの少しの風でも節煙が舞いあがります。雪煙はなかなか上手く映り込んでくれません。右上の太陽周辺に粉雪が舞いあがっているのが見えます。


舞い上がる雪煙。運河傍の大家倉庫の屋根と地上の雪から舞い上がる。


小樽ウイングベイ・ネイチャーチャンバー付近。青空がバックだと節煙が綺麗に見える。


前日大荒れの日の翌日は隣家の窓に自然が作ったアートが現れた。


小林多喜二の文章の一説が北国小樽の雪をよく言い表している。堺町通りのすし店「多喜二亭」の前に設置された小林多喜二の碑。現在廃業されていてこの碑の行く先が案じられる。この店は、「風旅籠」という旅館も兼ねていて、かつては有名人が訪れTV放映もされたのだが…


(8) 手宮・祝津周辺

祝津の展望台は、晴れた日には左手に積丹半島が見渡せます。右手には石狩湾の向こうに石狩新港、そして増毛連邦が望めます。眼下に鰊御殿や水族館もあります。観光コースに組み込まれ、観光タクシーが必ず立ち寄るところでもあります。


3色フィルターを使い、ポジフィルムで撮影した画像を、クロス現像してみました。クロス現像については前回のブログでも触れています。結構手の込んだ手法を用いています。たかが写真撮影のために…されど…


こちらはノーマルな撮影です。晴れた日でも冬の波は荒く常に白い波が立っています。左手遠くに積丹半島が見えます。


上の画像と同じ日に撮影しましたが、10分ほどして急に雪雲が発生し、吹雪となりました。ただ左札幌方面は日がさしています。このように北国の気候はスポット的に急変することが多いのです。


民宿青塚食堂付近で見かけた野良猫数匹。付近の民宿からお客の残した魚をもらっているのでしょうか、どの猫も丸々しています。その中でも貫録十分な、親分ネコが闊歩する雰囲気。「ところで親分どちらへ?」 「かっぽれの練習にな」ってな言葉が聞こえてきそうな春近い一日でした。


手宮・祝津は山坂の多い地域です。冬は除雪の入らない小路は買い物が大変です。重い荷物を持って坂道をあがるのは大変。


冬期間閉鎖されている手宮緑化植物園入り口付近から夜明け前の小樽港を撮ってみました。公園は閉鎖されているので車は入れません。腰まで雪につかりながらなんとか撮影スポットにたどり着いて撮った一枚。たいしたことない?それを言っちゃおしまいよ…(寅さん風)


同じ時刻に対面の東小樽を見ると、空が赤くなってきました。


(9) どんど焼き 住吉神社と水天宮

どんど焼きあるいは関西以西では左義長とも呼ばれる、正月の飾り物を焼く行事は北海道では門松が明けた即日、つまり1月の7-8日に行われます。小樽市内では、住吉神社、竜宮神社そして水天宮で行われます。竜宮神社のどんど焼きは行ったことがないのですが、住吉神社が規模が一番大きいということです。


住吉神社隣の幼稚園園児たちも無病息災を祈っていました。


盛んに氏子の若い男性が声を張り上げていました。「神事以外のお札を投げ入れてはいけません」お年寄りの中にはどんど焼きには何を焼いても構わないのだろうと誤解して、家庭の紙くずを持参する方もいます。


どんど焼きに合わせて初詣ができるように、賽銭箱が参道手前に設置されていました。


こちらは水天宮のどんど焼き。小高い丘の上にあって車が入れないとあって持ち込む方は少ない。近くの保育園児たちが初詣を兼ねてきていた。


先生から10円玉を渡され、賽銭箱に入れては一人ひとり参拝。あれ!こけた子がいるよ。


全員整列!の声にもかかわらず列を離れ、飛び出す子も。あれ!うちの孫だった。


(10) おたる Wing Bay

数年前まではおたるWing Bayのマリーナのヨットたちが電飾され、11月前半から2月の雪あかりの路のイベントまで毎夜イルミネーションが飾られていました。またネイチャーチャンバーと呼ばれる建物の一部に巨大ツリーが飾られていました。残念ながらその両方とも廃止されてしまいました。理由はともあれ、衰退する小樽を表しているような現象でしょうか。


巨大ツリーが飾られていた頃。Wing Bayの湾曲したガラスの壁面に見事に映り込んで…


このような美しい光景はもう見られません。


無くなったものついでにも一つ、石原プロワールドの西部警察のパネルの前に立つ人物一人。


これも今はもう動いておりません。地震で揺れているのではありません。なぜかって?マリーナの氷の割れ目に映り込んだ観覧車を…もうお分かりかと思います。


クリスマスに打ち上げられた花火に観覧車をからめてみました。



さっぽろホワイトイルミネーションを撮る

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12月13日(木曜)は久しぶりに晴れマークが出ました。11月25日(日曜)に札幌パークホテルで「秋の中島公園フォトコンテスト」の表彰式に出席しましたが、そのおりA3に引き伸ばした作品をフレーム付きで返却します、とのことでしたので作品を貰い受ける都合もありました。また別のコンテストでいただいた商品券のうち、ローカルな商品券を早めに換金したいという思いもあって、晴れマークの灯ったこの日に札幌に出ました。ついでにホワイトイルミネーションも撮っておこうということです。

まずは札幌駅から地下歩行空間を歩いて大通りまで進みます。平日にもかかわらず相変わらず多くの人でにぎわっています。地下空間に出店している店もみなクリスマス一色です。あちこち撮影しながら進み、大通駅から二つ駅先の中島公園まで地下鉄に乗ります。中島公園の中は大雪に見舞われ細い小道があるだけです。


(OLYMPU E-P1のアートフィルター「ファンタジックフォーカス」を使ってみました 平日にもかかわらず大勢の人出)


(中島公園内に併設されている保育園前で雪まみれになって遊ぶ子供たち)

札幌パークホテルで作品の返却を受けた後、一旦地下鉄で札幌駅に向かいます。コインロッカーに作品を預けてから地上に出ます。実は以前から気になっていた場所があります。時計台の近くの某ホテルの前庭に飾られたイルミネーションなんですが、歩道を歩く人物をシルエットで撮りたいと思っていたからです。2年ほど前にも撮っているのですが、今一つイメージが合わず、撮り直しをしたいと思っていました。


(2年前の画像 パチンコ店の映り込みが気になるし、左側にツリーがあるのでもう少し左側から、歩行者をからめて撮ってみたいと思っている)

残念ながら大きな車が2台駐車中でした。しばらく移動するのを待ちましたが、一向に動く気配がありませ。ならば、帰りにもう一度寄ってみることにします。そして時計台前で数カットパチリ。


(多重露光撮影 時計台はビルに囲まれていて、ビルの窓明かりが映り込むので前ボケを入れてみました)


(時計台には観光用の撮影すポットがあります その隣に立つガス灯を…)

大通りの会場につくと、オブジェの配置に前年と大きな違いはありません。ただ節電が叫ばれているせいか、大通会場も年々縮小されてきていて、メイン会場がミュンヘンクリスマス市のある2丁目会場、オブジェが集中する3-4丁目会場のほぼ3つに限られています。従来は5-8丁目会場までカラフルにライトアップされたり、樹木を照らす「光の森」がありました。最奥の8丁目会場には「好きです札幌」のオブジェが設置されていました。今年は5-8丁目が中止されています。

では、3-4丁目会場を見て、その後2丁目会場のミュンヘン札幌クリスマス市を見てみます。なお、ホワイトイルミネーションの会場は「大通会場」と駅前からススキノに至る西4丁目通りの「駅前通り会場」の二つです。西4丁目通りは街路樹に電飾が施されていますが、オブジェ等の設置はありません。また近くのサッポロファクトリーにもイルミネーションがありますが、実行委員会が異なるようです。


(今年はハートのオブジェが加わりました ここで記念写真を撮るカップル等が後を絶ちません)


(OLYMPUS PEN E-P1のアートフィルターを使って撮影)


(金網に近寄ってサークル内のサンタをパチリ)


(同じくE-P1で撮影)


(ツリーの飾りをセンターフォーカスフィルター装着のまま瞬間ズーミングで撮影)

3丁目会場から横断歩道を渡って4丁目会場に向かいます。横断歩道の途中で駅前通り会場の街路樹に飾られたイルミネーションを車のライトをからめて撮ってみました。


(ススキノ方面を撮っています センターフォーカスフィルター使用)


(普通に撮影するとこのような調子に…)


(4丁目会場のメインのオブジェ「クリスタルリバー」で、この大河を駆ける丹頂鶴 ただここ数日の大雪で丹頂鶴に厚い雪が覆いかぶさって… そのまま撮影すると鶴ではなく、バクかイノシシのようにも見えて絵になりません)


(クリスタルリバーの青いイルミネーション越しに、札幌のシンボルライラックのオブジェが見える)


(センターフォーカスフィルターを使って…)


(ズームレンズを手一杯望遠側にすると、センターフォーカスフィルターではこのようなボケが出ます)

3丁目、4丁目会場で一通り撮影が終わったので、2丁目会場に向かうことにします。ここでは『ミュンヘンクリスマス市in Sapporo」が12月24日(祝日)まで開催されています。札幌とドイツのミュンヘンが姉妹都市であるところから、2002年以降毎年ここで市が立ちます。クリスマス関連の雑貨の販売店やドイツビールやワイン、そしてソーセージをメインとした食べ物が販売されています。


(会場入り口のゲート 中にはもちろんイルミネーションオブジェもあります)


(こちらのはドイツにちなんだ食べ物、飲み物の販売コーナー)


(雑貨も販売されています)


(寒さや吹雪除けの点とも設置されていて、テーブルで立ち食いが可能です)


(おや、ロシアのマトリョーシカを販売しているコーナーもあります スタッフはロシア美人…)


(北欧風の民芸品にRAPLANDとあったので店員に尋ねると、サンタの本場フィンランドの民芸品ですとのこと、流ちょうな日本語で答えてくれたフィンランドの娘さん 日本の大学で学んだとのこと、これ幸いとばかりに数枚撮らせてもらいました)

時間も午後6時を過ぎて空腹を覚えたので、ここでソーセージ+ポテトでもと思いましたが順番待ちの行列。空きテーぶるもありません。やむなく札幌駅に戻ることにして、北洋銀行付近のイルミネーション撮影へと移動します。実は銀行の大きなガラス壁に歩道の街路樹のイルミネーションが綺麗に映り込むのです。隠れた撮影スポットでもあります。


(1Fの大通側の壁面は全面ガラス張り イルミネーションが綺麗に映り込む)


(歩道と銀行敷地の間の街路樹に電飾が施されている)


(同じ場所からテレビ塔側を見ると…)


(銀行前の街路樹の根にはヒーティングが入っていないため雪が残っている 赤いサドルの自転車がぽつんと…主人の帰りを待っている)

ほぼ予定通り撮影を終えて、残すは例のホテルの一角のイルミネーション+シルエットの人物像を残すだけですが、この時間人通りが少なくなり、車が渋滞して撮影スペースが取れませんでした。来年の課題として残しておくことにしました。







Otaru Long X'mas 2012終わる

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11月11日(日曜)から12月25日(火曜)までの、ほぼひと月半に渡った「Otaru Long X'mas」も、クリスマスの日を持って終了しました。この間、メイン行事として次のような催し物が行われました。
(1) ガラスアート展示会 ガラスの街小樽の工房11社が、クリスマスをテーマに作品を小樽駅舎内に展示。
(2) 浮き球ツリーの設置 約300個の浮き球に電飾を施したツリー。小樽運河プラザ前に設置。
(3) メッセージツリーの設置 約4mのツリーにメッセージを込めたミニツリーを飾りました。
(4) 手作りケーキ教室開催 ルタオ、銀の鐘他数か所のスィーツ店で開校しました。
(5) X'mas Story 冬の流星(12.22〜24の3日間) LED球「祈りの星」を運河一面に浮かべ満天の星を演出。

ケーキ教室は別として、他の四つのイベントは撮影しています。今回は、その四つのイベントに加え「小樽Wing Bayのイルミネーション」「X'mas街中風景」と合わせ紹介したいと思います。なお画像が多くなりますので、紹介コメント等は最小限にします。

(1) 小樽駅舎内のガラスアート展示会


ザ・グラススタジオ・イン・オタル作品


その作品の一部を、レフレックスレンズで切り取ってみました。(EOS 40D+Kenko Mirror500mmF8)面白いリングボケが出来ました。ただこのミラーレンズ安くて軽いのはいいのですが、解像度が低くて普段は出番なし。


グラス・ムラノ作品 この工房は小樽中央市場内に店舗を構えています。


深川硝子工房作品


Kim Glass Design作品 釣り玉が宇宙の星を表しているみたいです。


小樽手作りガラス工房作品


創造硝子工房作品


小樽駅の乗降客の多くの方が、これらのガラス製品に見とれ、写真を撮って行く。


(2) 浮き球ツリー

夏から秋にかけてはメルヘン広場に設置されていましたが、クリスマスのシーズンは、ここ運河プラザ前の広場に設置されます。


薄暮の頃、プラザ入口のイルミネーションと同時に点灯される。


さらに暗くなって…


消防犬ブン公も浮き球ツリーに見とれています。


(3) メッセージツリー

小樽運河プラザ内に設置されているツリーですが、板で組み立てられたツリーで、板の台座にメッセージを抱えたミニツリーが置かれています。


赤いじゅうたんが敷かれ、花の小鉢が周囲を取り囲んでいます。


もう少し寄ってみると…


さらに寄ってみると、メッセージのメモにいろいろ書き込みされています。


プラザ内の雑貨販売コーナーもクリスマス関連作品や雪だるま等の作品が並べられている。


運河プラザの出入り口のイルミネーションを「Lens Baby」でぼかしてみると…


(4) X'mas Story 冬の流星

12月の22日(土曜)から24日(振替休日)の3日間限定のイベントで、今季初めて試されます。LEDを光源とした青い8.5cmの光の玉を「いのりの星」に見立てて、運河一杯に浮かべます。水面に幻想的な満天の星を演出しようという企画です。本番前のテストを偶然撮影しました。


浅草橋から運河に入れられます。この日は本番同様1000個のいのりの星が用意されました。次々と運河に投げ込まれていきます。わずかに流れがあって、中央橋(手宮側)に向かって流れていきます。


だんだん数が増えていきましたが、流れのせいか途中から運河遊歩道側に片寄ってしまいます。


結構流れが速いのか、手持ち1秒ではこのように流れます。


中央橋側から見ると、手前のほうに流れては来るものの、遊歩道沿いに偏ってしまう。


この日はHTBとUHBのテレビ放送局が実況中継を行うとか、イベント主催のスタッフが緊張しておりました。テレビ放映のライトを借用して、ついでにのパチリ。


(5) Wing Bayのイルミネーション

かつては、Wing Bayのイルミネーションと巨大クリスマスツリーは、大いに市民の関心を呼びましたが、コストの割には売り上げ増に結びつかなかったということで、まず、ヨットハーバーのイルミネーションが廃止され、高さ20mほどあった巨大ツリーも、数年前の暴風雪で先端が折れたのを機に、廃止されてしまいました。また毎年行われていたクリスマスイブの打ち上げ花火も今年から中止されてしまいました。何ともさびしい限りですが、巨大ツリーに変わってイルミネーションが飾られています。


昔を知る人にとっては物足りないイルミネーション。


この日は暖気で雨、ミゾレ模様で濡れた敷石に光が反射して、とても美しくなりました。


孫たちにモデルになってもらい、ストロボ+瞬間ズーミングで華やかに…


Wing Bayネイチャーチャンバーの2Fから見ると…奥のガラス窓に内部が映り込んでいます。


(6) 街中クリスマス風景


小樽駅の4番ホーム、通称裕次郎ホームのランプにもクリスマスのリースが飾られていまし。4番線だけではありませんでした全ホームの全ランプに飾れておりました。


小樽駅を降りて都通に入ると、平日の3時過ぎ、それにしても人通りが少ない。これが小樽の現実。


おしゃれな飾り棚〜と思ったらブティックでした。


手前の動く鹿(トナカイ?)が気になってパチリ。でも日本語の看板が目障りでした。


都通を出て北海道銀行のあるバス通りを歩いていると、この店は確か歴史的建造物に指定されていたような…


運河の向かいのホテルノルドの横通り


ホテルのロビーが見える。


さらに運河浅草橋方面に進むと…


メルヘン交差点付近のガラス雑貨店。 以前はもっと運河寄りにあったが、今年初めころここに移転してきました。

2012年10〜12月期の「写真コンテスト」入賞・入選状況

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<2012年を振り返って>
年月の流れるのは早いもので、ついこの前、住吉神社で正月のおみくじを引いたと思っていたら、もう紅白歌合戦の時期です。2012年初、先のおみくじでは「小吉」、思い通りことが進まない、あわてずに落ちついて待つ必要が…というご宣託でした。その通り、前年に比較して写真コンテストも当初は思い通りに行かず、前の年に最高賞、金賞を得たコンテストで相次ぐ選外に、やはりおみくじ通り…と納得したものでした。しかし、入選数だけは順調に伸びて、結局年間ではH23年の59回を上回り、72回に達しました。一方賞金、賞品面では前年にほど遠いのが残念でした。2013年は、数よりも質を重視して応募したいと思っていますが…


H23年年初最初に飛び込んできたのが『るるぶ4000号キャンペーン写真コンテスト2011』年間グランプリという通知でした。これは年初めから縁起がいい、おみくじのご宣託何するものぞ…
と思っていましたが、一向にその後の追加賞品等の連絡がない。すでにこの画像で前年に「るるぶ編集長賞(商品券〇万円)」をいただいており、結局年間グランプリは、名誉だけ、とほほ…。おみくじのご宣託がずしりと響きました。



<10〜12月期の入選状況>
10月7回、11月7回、12月5回と通期で19回となり、前年同期の16回を上回りました。加えて年末終わり近くになって、高額賞品を伴った入選通知が入ってきて、ちょっぴり息を吹き返しました。詳しくは後ほど…以下主な入賞・入選作品等を紹介します。

(1) 岩佐美咲「無人駅」デビュー記念「無人駅」フォトコンテスト 入賞「ホームにひとり」

AKB48のメンバーとして活動しながら、ソロデビューした岩佐美咲の演歌「無人駅」発売を記念したフォトコンテストです。このフォトコンテストを聞いたのは、たまたま道東網走から稚内方面に撮影ツアーをしていた時でした。網走近郊はほとんどが無人駅。これ幸いと、映画ロケ地として有名な「北浜駅」や「藻琴駅」を撮影し、次いで季節停車駅の「原生花園駅」で撮って入選したのが下の画像です。


夏のシーズンで、この無人駅も結構な乗降客がいます。乗降客の少ない時を狙って駅の入り口のドア越しに撮ってみました。とっさに撮って人物にピントが来なかったのが幸いしました。

(2) 日高町(北海道胆振管内)のんびり大地フォトコンテスト テーマ:馬 特別賞「朝の訓練」


十勝管内音更町にある道立種畜牧場センターで、冬の間の運動不足解消のために行われる重種馬の追い運動。1トン以上ある大型馬が雪煙を巻き上げながら1週800mの馬場を回る姿は圧巻。さすが馬たちも金曜日になると、もういやだとばかり走りがノロくなる。写真撮影は月曜日が最適、土日休みのため馬が走りたくてしょうがない。

(3) 第20回小樽写真市展 自由の部入選「右折待ち」ネイチャーの部特選「夜明け前」入選「菜の花畑に入日薄れ♪」

すでにブログで一部紹介済み(10月11日付ブログ「小樽写真市展の公開審査を見てきました」)ですので、画像は省略します。

(4) FUUVIサマーフォトコンテスト グランプリ「空飛ぶニワトリ」

トイデジタルカメラメーカーのFUUVI社主催のフォトコン。賞品はもちろんトイデジカメ。


倶知安町富士見町の姿見の池を撮影して、周辺をふらついていると、偶然ニワトリのおもちゃを見つけました。これを小高い土の上に突き刺して、ニセコの山々をバックにしてパチリ。赤い実のグースベリ(?)も添景にして…
講評(fromFUUVI) 大きく広がる空と景色、その空気感まで伝わってきますね。楽しかった夏も、はしゃいだ夏も、いろんなことを思い出させてくれるような趣深い一枚。

(5) NISSEI私のおすすめソフト写真コンテスト 優秀賞「ラベンダーソフト美味しいよ」


ご存じ中富良野町にある富田ファームの一角にある休息所にて、自作自演の写真。数年前の写真ですが、今は当時より少しスリムになりました。1万円の商品券届きました。こっちも美味しい。

(6) 私の札幌スタイルフォトコンテスト ナイスアングル賞「ジャンプ」他1点同賞


今年の1月開拓の村写真撮影に参加した折に、近くにいた女性にお願いしてジャンプしてもらいました。

(7) トヨタGo!Go!ドライブフォトコンテスト(第1期) 銀賞「ラフティングを楽しむ」


選考者(今津秀邦)コメント「子供たちが急流下りを楽しんでいるのがストレートに伝わってきます。また水しぶきの動きにも臨場感があります。」

(8) JAMCA PRIZE 2012フォトコンテスト 入選「光跡」


ポジフィルムによる撮影です。美瑛マイルドセブンの丘で撮影していて、もう後片付けしようかという時に、一台の車が来ました。とっさにカメラを向けテールランプの光跡を切り取りました。このコンテスト、前年はグランプリで10万円いただきましたが、今年は…入選どまり。

(9) 札幌パークホテル・秋の中島公園フォトコンテスト 審査員賞「深まりゆく秋」

すでに当ブログやFacebookで、写真・講評等を紹介しておりますのでここでは省略いたします。

(10) 公共建築の日フォトコンテスト 佳作「美瑛の大地を見る」


画像をPhotoshopCSでHDR風にしてみると、それまで割とフラットだった雲に変化が現れました。
審査委員講評「建築物をシルエットで表現し、空とのコントラストの対比を上手に表している作品。
シルエット感を残しつつ、もう少しだけ明るくすることで、建築のディテールが見え、より良い作品となったのでないか。」

(11) 第6回旅Go!フォトコンテスト グルメ賞「パイン売りに変身」


H23年6月にベトナムハノイに旅行した際、同行者が街中でパイン売りの娘さんをからかったところ、天秤棒を担がされ、おまけにパインも買わされました。でもこのパインとても甘くておまけに安く、大満足の様子。

(12) 第5回Camera Review Japan フォトコンテスト テーマ:スクェアーマット 優秀賞「夏のメルヘン交差点」


大人の科学2009年11月号(Vol.25)の付録についていた二眼レフカメラを組み立てて撮影。35mmフィルムを使用し、メルヘン交差点にある洋菓子店ルタオの展望台から撮影。三色フィルターを使って多重撮影。
選者講評:「これは素直に面白いなぁと思った作品です。多重露光はデジタルでも出来るカメラがいくつもありますが、カラーフィルターを使っての多重露光というのはなかなか面白いなと思いました。
トイカメラを使っている事でかもしれませんが、70年代のLPレコードなんかに出てきそうな感じを受けました。」

(12) 積丹観光フォトコンテスト 四季部門・優秀賞「美しきカラマツ街道」 思い出部門・思い出賞「イカを干す」


カラマツの落ち葉の端に黒ネコが一匹、いいポイントになっていると審査員長の岡本洋典先生の講評がありました。


時折ブログで取り上げる、美国漁港で干物を売っている鎌田商店の干物売場です。

(13) 美ら海水族館10周年記念とっておき写真募集 入賞「ジンベイザメが行く」


平成18年退職を機会に、沖縄西海岸を8日間の撮影ツアーに出かけた折の写真です。この大水槽の前で2時間ほど粘り、団体見学者が来るのを待ってとりました。水槽の前で、指をさす人、デジカメで撮る人、雰囲気がよく出ていると思っています。

(14) HAKUBA第10回photocon Award 風景の部入選「旭岳を滑るスキーヤーひとり」


2013年1月31日〜2月3日にパシフィコ横浜で開催される「カメラと映像の祭典CP+」のHAKUBAのブースに、他の入選者の作品と一緒に展示される予定です。すでにKenkoの賞品(国際フィルターフォトコン佳作)に招待状も同封されていましたが、う〜ん、遠い…旅費・宿泊費自己負担では…
なお、HAKUBAからも優先入場の招待券が送付されてくるらしく、不要な招待券が4枚も…どなたか近郊の方で必要な方はおられないでしょうか?差し上げますが…
HAKUBAスタッフから一言「露出のバランスが上手く取れていて空の色と雪山の白がちょうどいいバランスとなっている作品です。また、スキーヤーをちょこんと右端に入れた構図のとり方もが写真に面白さをあたえていると思います☆」

(15) GG Award(第1期) ノミネート賞「ジジと孫ダブル受賞」

GGとはグランド・ジェネレーションの略で、それは55歳からの人生を楽しく生きる世代を言い、元気はつらつなGG世代の写真コンテストです。3期に分けてコンテストを実施し、各期6名の写真をノミネート賞とします。そして3期18名の中からグランプリを選出します。ノミネート賞は各期50万円相当(6名分)、3期合計150万円相当)のペア旅行がプレゼントされます。年末も押し迫って、最後に結構大きな賞品が手元に転がり込んできました。


撮影者(自分)のコメント「この日ジジは写真コンテストで受賞し、盾をもらいました。同じ日に孫は少年野球で猛打賞の最優秀選手賞の盾をもらいました。そばで犬も喜んでいます。」 
  

今日は大みそか、皆様方にはこの一年本当にありがとうございました。来年も引き続きご意見・ご指導くださいますようお願いいたします。どうぞ良いお年をお迎えください。

我が家の年末年始ドタバタ始末記

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明けましておめでとうございます。2013年も引き続き、当ブログへのご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
我が家は二世帯住宅、2Fのベランダで娘(長女)家族の居住区とつながっています。以前は1Fの廊下部分でつながっていましたが、孫たちの昼夜構わぬ攻撃に参ってしまい、ドアにロックを設置。しかしこのロックも、孫たちの体当たり攻撃に屈して破損。やむなく業者に壁を設置してもらいました。しめしめこれでゆっくり生活ができると思っていた尻から、今度は2Fのベランダ経由で侵入してくる。

それもやがて孫たちが学校に通いだして、高学年になると、以前ほどの猛攻は影をひそめましたが…、相変わらずのめちゃくちゃぶりには閉口。そんな我が家のドタバタ年末年始の状況の一端をご紹介いたします。

12月23日(日曜)紀斗(孫長男中1)の13歳の誕生日、24日(振替休日)クリスマスイブ、29日(土曜)小生年末本坊期にもかかわらず、ニセコ撮影ツアー、31日大晦日・綺里(孫次女小3)9歳の誕生日、1日(火曜)元日・初詣。年末近くに孫二人の誕生日が重なっています。


<12月23日紀斗13歳の誕生日>


紀斗13歳の誕生日、二学期の通知箋はどうだった?25日が終業式で、まだもらっていないけれど恥ずかしくて見せられないような成績だと?このー!


お祝いパーティは、すし+毛ガニ+手作りオードブル、誕生日プレゼントは、ジジとババから音楽CD二枚。

<24日クリスマスイブ>


中学生の紀斗はプレゼントなし。悠里と綺里へのプレゼントは3D・DS(14800円)、2台で3万円近くしたが、これは誕生日プレゼント+正月のお年玉込々、費用は大人4人(ジジ、ババ、ママ、アヤ)で分担。

<25〜29日大掃除>
掃除苦手の私はもっぱら自分の部屋のみ。リュウマチ気味の家内、相当頭にきているようだが、無視して、29日(土曜)は写友とニセコ・洋蹄山麓撮影ツアーに早朝4時半出発。


五色温泉沼ホテルの駐車場から日帰り用出入り口付近を見ると、そのツララのすごさに圧倒される。標高が高いだけに凍れも半端でないすごさ。宿泊客の車も冷凍保存のよう。


京極吹き出し公園の一角から羊蹄山を見る。遊水地は水の温度が一定のため厳冬期でも全面結氷することはない。

午後2時過ぎには洋蹄山麓の撮影を済ませて帰樽。なんとなくこのくそ忙しい折に、抜け出した負い目を感じながら自宅に戻って、物音立てぬように2Fの自分の部屋「写真工房」へ、こっそり入り込む。下の様子をうかがうも、静かなもので、大掃除は済んでいるらしい。お茶を取に1F降りるも、完全に無視されている。まぁ、ここはさわらぬ神にたたりなし…
なお、ニセコ・洋蹄山麓のツアー時の写真については、次回のブログで詳しく取り上げる予定です。

<30−31日正月用おせちづくり・綺里の誕生日>

料理が全くできない私はもっぱら、後片付け役に回り、お節やオードブル等の料理は家内と孫娘二人の応援で製作中。大晦日の夕食は、事前に誕生日を祝う、主役の綺里の、希望に沿ってすき焼き鍋に決定。こりゃ、手間がかからなくていいわと家内も喜んでいた。ほかの料理を省いた予算で霜降りの牛肉をどっさり買い込んできました。


途中から仕事を終えた娘婿(なぜか写っていない)も誕生会に参加。


主役のはずの孫娘はなぜか鍋から遠い席。最初は鍋の前に陣取っていたものの、あまりにもおせっかいが過ぎ、鍋奉行の地位を脅かされた娘婿の一声で、座席をチェンジ。


夕食の後は綺里9歳のハッピーバースデーのお祝い。これまた本人の希望でバースデーケーキはアイスクリーム製。まずは9本のローソクを…


生まれたときは低体重児で、その後もいろいろ病気に罹り、何度も救急病院に運ばれたことのある孫娘。そのせいもあってか、相変わらず身長は学級でも前から2番と低いものの、このところ大きな病気もせず無事9歳を迎えたことに、ジジもババもホッとしている。


アイスのケーキはみんなでスプーンで食べるのが一番、


パーテーも一段落。NHKの紅白歌合戦を見る。画面はAKB48を映し出している。

大晦日は食べ疲れ、飲み疲れで除夜の鐘とともにお開き。娘夫婦も自宅に戻り、ジジは早々に2Fの自室・写真工房で、翌朝までグースカピー。

<2013年元旦・初詣>


午前9時過ぎに全員集合、お節&雑煮を食べます。画面手前のお節は、娘婿の手作り。というよりはススキノで居酒屋「味和久」を経営する娘婿が業務販売用をワンセット持参したもの。それにしても親子同じようなシャツを着ている…。朝食が済んだら、疲れたという家内を除いて全員で住吉神社に初詣。


氏子の若者たちが除雪してくれたため大雪にもかかわらず歩きやすい。


手水鉢は一部結氷している。


手水鉢横のスペースでは餅つきの最中。ついた餅はお汁粉にして販売中。1杯100円。腹がきつく汁粉はパス。


獅子舞神楽もあったようでしたが、終わってしまっていました。


神殿の前に背比べの碑が出来ていました。秋口のイチョウ見ごろに来た時にはなかったような気が…


神殿でお賽銭を投じて詣でた後は、いざ!おみくじ売り場へ。


う〜ん、大吉、中吉は誰もいない。小吉と吉ばかり。おい、おい、娘婿どうした。年末店が忙しくここ2−3日ほとんど寝ていないとのこと…それほど繁盛しているなら、まぁ、いいか。

なお私自身が引いたおみくじは…なんと去年と同じ「小吉」。何々「努力が空回りし、どうにかしようと力むほど幸運が遠のく。思うように身動きが取れず。反面失敗もうまくかわすことが出来る…略…目先の欲に駆られて動くよりも、地味な道を選んで自分自身を厳しく律すること。」去年と大きな違いはなさそう。九星運勢の立て看板も似たようなことが…、


昭和18年の三碧木星を見ると…


おみくじを結んであとは帰宅。孫たちはパパの実家へ新年の挨拶に、というよりはお年玉の胸算用。

長かった年末年始も、何事もなく無事終わり、ん?三が日はまだあと2日ある?とにかく疲れました身も財布も…
以上が、我が家のドタバタ劇でした。それにしても、大吉をつかもうと焦ってもダメかいな、

冬の情景〜ニセコ・洋蹄山麓を駆け廻って

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皆様方には2013年年明けをいかがお過ごしだったでしょうか。松の内も終わりそろそろ正月気分も抜けたころでしょうか。
常日頃小生の拙いブログをご愛読いただき誠にありがとうございます。今年も皆様方に少しでも喜んでいただける写真をアップしていきたいと思っております。加えて、フォトコンテストにも引き続き挑戦し、Big Prizeを得たいと思っております。

正月にふさわしい写真をと思い、在庫品をかき回しましたが、一富士、二鷹は、すでに一昨年のブログにアップしているし……、そこで昨年12月下旬の晴れた日に洋蹄山麓を撮影して回りましたので、その中から数枚ご紹介いたします。



ニセコ東山付近のペンション等の多い地域で撮影。それまで羊蹄山山頂が雲に覆われていましたが、みるみる雲が取れ、写真に撮ってくれとばかりに筋雲になりました。道路わきから路肩に上がり、ドンガイの枯れ木をかき分けて、腰まで雪に深まり撮った一枚でした。
(注)ドンガイの葉:オオイタドリの葉のことで、ドンガイと呼ぶのは北海道、小樽の方言なのでしょうか?高さ3mにもなります。



上の画像の近くで妙な建物を見ました。木造二階建てで円形の建物です。飲食店のようでもありますが看板がありませんし、出入り口が一般の住宅のようでもあります。道路が除雪され、入り口わきに「ジョンバ」が立てかけられているところを見ると現に使われているようです。
(注)ジョンバ:雪撥ね用スコップのことを言います。最近この言葉は使われなくなったかな?



ニセコから真狩に向かう途中にはサイロのある牧場が点在しています。牧場と羊蹄山が重なってしまいましたが、左右への移動が不可で…



ぐるりと羊蹄山麓を回ると、管内で最も寒い喜茂別町に出ます。地形の関係でしょうか、晩秋の頃には他町村に先駆けて氷点下を記録します。喜茂別川の向こうに見える羊蹄山は、ここが最も富士山に似た形になっています。


さて羊蹄山山麓を離れて、ニセコの奥、五色沼温泉、湯元温泉にまで足を延ばしてみましょう。冬景色が一段と美しい地域です。もちろん標高が高い分極寒の地でもあります。道道66号線を北上すると、湯元温泉(雪秩父温泉)の先で冬期間は交通止めとなります。交通止めの手前で右折して五色沼温泉で再度交通止めとなります。(下のMap参照)





五色沼温泉旅館の日帰り客用の出入り口付近。この日日の出近くの午前7時ころ、撮影しましたが、宿泊客の車両は真っ白、玄関には巨大なツララが、まるで人を寄せ付けないかのように立ちはだかっているように見えます。撮影日のこの日は暖気の予報でしたが…



湯元温泉の雪秩父温泉旅館の裏手には源泉(沼)があります。源泉から立ち込めた湯気が大気に冷やされて、ダイヤモンドダストのようにキラキラ輝いています。ダイヤモンドダストを写真に撮るのは難しいんです。



ピントを敢えてはずして撮ると…



雪面も雪の結晶の破片が輝いています。


洋蹄山麓からの帰り道、倶知安郊外の大和付近で最後の撮影です。秋口に撮影した沼は、すでに大雪に見舞われ、積雪が2−3mの高さにまでなっていてたどり着けませんでした。そこで最後の一枚。


すでにこの画像見た記憶のある方もおいでかもしれません。11月4日付の当ブログ「フォートピア第3回写真展のご案内」で展示した「秋の彩」の冬バージョンなんです。

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