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Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
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写真コンテスト入選作品の中から~その2・H12~14年7月まで

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                                   <新日本写真協会全国公募展 入選「レインボウブリッジ夕景」>


前回は、平成10年の写真コンテスト初応募から12年の3月までの入選作品を見てきました。60歳の定年退職を数年後に控え、管理職として最後の赴任先が八王子支店でした。八王子支店には平成12年4月から14年7月まで、2年4か月余勤務しました。官舎は立川市の錦町でしたが、勤務先まではJR中央線で10分余り、八王子駅を出ると目の前に支店があります。この2年4か月単身赴任でしたが、写真三昧の日々でした。何といっても立川には昭和記念公園(東京ドーム約40個分ほどの広さ)があるし、八王子は交通の便が良くて横浜へも富士山の麓の河口湖や富士宮へも電車1本で行ける便利さ。単身赴任ばんざ~いと叫びたくなります。

さて、小樽を離れる際に、道新写真講座の先生に勧められるまま、全国規模の写真コンテストに初応募して、三席と佳作を得たことでかなりの自信となって、それ以来全国規模のコンテストにも応募してみました。そうそう簡単ではないですが、時折入選通知を貰ってニンマリ。以下八王子時代の入選作品を紹介しますが、小樽のコンテストにも引き続き応募しています。

☆小樽写真市展'00 上段・準特選「桜満開」 下段・入選「ミニーちゃんが見ているよ」


多摩川沿いの疏水の両岸には桜並木があります。3月末の赴任直後桜が満開でした。立川の自宅から自転車で10分ほどのところにあります。赤外フィルムを使いました。桜並木も緑の草地も白くなって雰囲気の違った写真となりました。


日野市の高幡不動尊で見かけた親子連れ。露店でほしいものを買ってもらえなかったのか、傘の心棒にかじりついた不満顔の子供がかわいい。

☆北海道写真協会小樽支部写真コンテスト'00 入選「墨田川暮色」


築地の聖路加病院ルーカスタワー47F展望台からの光景。ここの無料展望台も今は閉鎖されたようです。なおトワイライトレッドフィルターを使っています。

☆東立川商店街・ねぶた写真コンテスト 入賞・商店街賞(1等)「無題」


ここの商店街の理事長が青森の木造町出身で、商店街祭りとして木造町から持ち込んだねぶたを引き廻し、二日間にわたりねぶた祭りが開催されます。規模は小さいですが、ねぶたの前後を跳人(はねと)がラッセーラ、ラッセーラと飛び跳ねます。なお私自身、青森支店勤務の折(平成4-6年)ねぶた祭りの跳人として参加したことがあります。

☆京王百草園・梅のフォトコンテスト 入賞「梅見て一杯」


八王子の中心にありながら四季折々色んな草木や花が楽しめます。

☆日本コンクリート工学会・札幌大会フォトコンテスト 入選「夜の高速道路」


浜松町の世界貿易センタービルの展望台から見た光景。すぐそばを高速道路が走っていますが、現在は道路とこのビルの間に大きなビルが出来たためにこの光景は見られません。

☆Galerie GRAND PARIS・新日本百景写真コンテスト 入選「ほおずき市の娘」


浅草ほおずき市で出会った娘さん、高校生で三人連れで来ていましたが、三人同時に撮った画像も、別のコンテストで入選しています。このコンテストはパリのギャラリーが主催し、日本の風景等を募集したものでした。後日フランス語の賞状とパリのギャラリーで行われた展示会の様子の写真が送られてきました。

☆愛犬ふれあいフォトコンテスト 上段・中島真理特別賞(H12年)「お前も食うか?」 下段・佳作(H13年)「僕にも見せて」


初夏の暑い日、高幡不動尊のあじさい祭りでの一コマ。イヌのキャリーボックスを背負っているところを見ると…相当な犬好きかも。


鎌倉の稲村ケ崎に、夕景富士を撮りに行ったときに公園で見かけた一コマ。遠方は由比ガ浜、材木座海岸。

☆浅川サバイバルレースフォトコンテスト 佳作「空き缶拾ったよ」


多摩川の支流、八王子を流れる浅川で、サバイバルレースが行われます。仮装いかだレースです。この年は水量が少なく、途中で降りて空き缶拾いをしているチームがありました。

☆日本鉄鋼連盟・鉄のある生活フォトコンテスト 佳作「青い橋」


日本でもトップクラスの美しい橋と言われている永代橋です。橋自体が青い蛍光灯で飾られています。小西六製(コニカ)のパールと言うセミ判(45㎜×60㎜)カメラで撮影。青味を強調するためにタングステンフィルムを使いました。

☆北海道写真協会小樽支部写真コンテスト'01 準特選「光跡」


お台場のさらに先の船の科学館のある青海で撮影。ここは羽田空港に発着する飛行機の通り道にあたり、長時間露光で飛行機の光跡を写し込んでみました。

☆電気のある生活フォトコンテスト 入選「道路工事標識灯」


先にあげた日本コンクリート工学会の画像を撮影した日、別の窓から見ると、一般道が工事中でした。工事の標識灯が様々な形に設置されていて、おもしろいと思いました。

☆高幡不動尊あじさい祭りフォトコンテスト 上段・入選(H12年)「白いあじさい」 下段・佳作(H13年)「万灯会の儀式」


原版提出したために、連写した隣のカットです。ポジのタングステンフィルムを使いました。


三脚を持たず、感度400のフィルムだったので、映るかどうか不安でしたが、上手い具合にぶれてかえって効果的だったのかも。

☆八王子自然写真コンテスト 入選「落日」


立川もそうですが、八王子市内からは富士山が見える写真撮影ポイントがいくつもあります。PCで検索したところ浅川にかかる平山橋もその一つでした。早速三脚を構え富士山と太陽の点撮りに挑戦しました。時期を調整すれば、太陽が富士山の山頂に落ちるカットも撮れたかもしれません。そこまで凝ることもないので…このフォトコンは丁度転勤ともぶつかり、バタバタしましたが、その後毎年フォトコンの案内が来ますが…

なお上記以外にも多数入選作品がありますが、別の機会に紹介します。なお、その3では、最後の勤務3年間の作品を紹介します。平成14年7月に八王子から最終勤務地札幌支店に赴任しました。その1年後60歳の定年を迎え、2年間の再雇用を経て平成17年8月に完全退職となりました。勤務時代は、身近に感じていた札幌も、いざ勤務が無くなると(通勤定期券)…何か遠くなったような…

第17回小樽雪あかりの路

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                                         <水面に揺らめく浮き球キャンドル>


2月6日(金曜)から15日(日曜)までの日程で、小樽雪あかりの路が始まっています。小樽運河および旧手宮線をメイン会場に、天狗山、メルヘン交差点、塩谷ゴロダの丘、都通りなど市内40カ所をサブメイン会場として、雪あかりの路が繰り広げられています。また雪あかりの路関連イベントとして、第6回冬の小樽ガラス市が、運河プラザで、そのほかさまざまなイベントが予定されています。

今回は、メイン会場の一つである運河会場と、関連イベントの冬の小樽ガラス市を取り上げます。旧手宮線会場とその他の会場については、次回取り上げる予定です。


<運河会場の雪あかりの路~運河に揺らめく灯り>


7日(土曜)は温かく、風もなく運河は久しぶりに鏡面状態。


中央橋から浅草橋方面を撮影。

上記の画像のように、センターフォーカスフィルターを使うと、中央部以外の光源はすべて丸ボケになります。このフィルターとても役に立ちます。国際フィルターフォトコンテストで、3年連続、このフィルタで撮った画像が入選しました。今年も横浜パシフィコCP+のケンコートキナーブースに展示されているらしいです。通知がありました。


こちらは中央橋の北運河方面を撮ったもの。カメラの設定ミスで、多重露光を解除しなかったために、かえって面白い画像になったみたいです。


運河散策路沿いのオブジェ。


ナナカマドの実を入れたオブジェ。ナナカマドは全国どこにでもありますが、とりわけ北海道、東北で街路樹として活用しています。


中央橋交差点に立つホテルノルドの前には「LOVE OTARU 」と書かれた雪だるまがあって、カップルが記念写真を撮っていました。彼氏のおどけた顔に注目。撮ってあげてるのは東南アジア系の外人でした。


<運河プラザ三番庫では、冬の小樽ガラス市が行われています>

2月6日(金曜)~8日(日曜)まで行われました。体験・販売ブースが5店舗、展示・販売ブースが8店舗出店しておりました。またプラザ内では飲食店も出ております。


「ザンギ」と言う言葉を初めて聞く方もあろうかと思います。しいて言えばから揚げと同じです。から揚げが小麦粉をまぶすのに対して、デンプン粉(片栗粉)をまぶすのがザンギです。通常ザンギと言うと、鳥ですがタコの場合はタコザンギと言って、鳥と区別します。


三番庫内の展示・販売ブース。


KIM GLASS DESIGNの愛嬌ある店員さん。KIMとあるので、韓国ですかと尋ねると、木村のKIMですと…


こちらはバーナーワークに外人さんが挑戦中。


ガラス板に彫刻を施していました。

さて、プラザ内の中庭でも雪あかりが行われています。


係の方がろうそくに火を入れている最中でした。


外国人の方もワックスボウルを見いっていました。


プラザ前の広場にもさまざまなオブジェにあかりが点灯されています。


<小樽の街にはセピア色が似合う?>


セピアではなく、白黒で撮ってみましたが…ちょっと味気ないかな。


運河中央橋で、小樽駅方面から降りてくる人力車を撮ってみました。


同じく中央橋から運河を見ると、一昔前にさかのぼったような気が…
<参考>

昭和55年当時の小樽運河、この後運河の半分が埋め立てられてしまいました。中央黒っぽい4Fの建物は、現在中華料理店「好(ハオ)」ですが、かつては石原裕次郎の父親が支店長していた山下汽船の事務所が3Fにあったとか。


ん?何か変だって?カラー画像をネガフィルム風に反転してみました。


次回のブログは2月11日(祭日)に終わった札幌雪祭りを取り上げたいと思います。

小樽雪あかりの路2015~その2

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2月6日(金曜)から15日(日曜)までの10日間にわたり行われた小樽雪あかりの路を、前回のブログでは運河会場と関連イベントの冬の小樽ガラス市について取り上げました。今回は、旧手宮線会場と都通り商店街会場を、そして関連イベントである小樽雪あかりの路ライブ(運河プラザ)と雪あかりの路フォトコンテスト入選作品展(小樽美術館ギャラリー)を取り上げました。

なお、当初今回のブログはさっぽろ雪祭りを取り上げる予定でしたが、次回以降に取り上げますのでご了承願います。


<旧手宮線会場では…無料でニシン汁もふるまわれ…>


日銀通りと、花園町の寿司屋通りの中間あたりにテントが設けられています。鰊の文字の赤い旗が揺らめき、無料配布に長い列ができてました。時間がかかると思いきや、すぐ順番が来ました。


寒い日にアツアツのニシン汁は、体が温まります。


美術館でフォトコンテストの作品を見た後、旧手宮線側に出ると、一面ロウソクの火に揺らめくオブジェがいっぱい並んでます。


オブジェと彼女をパチリ、


丸いボウル型のオブジェには内部にいくつもの亀裂があって、ローソクの炎で、それがまるで花火のようにも見えました。


美術館の庭と旧手宮線のあたりは、ワックスボウルが一面に…「天使の迷い道」と名付けられたコーナーです。


ワックスボウルの明を見ていると、気持ちもほんわかしてきます。


さらに寿司屋通り方面に進むと「雪の華灯り(第12回雪あかりの路オブジェコンテストグランプリ作品)」コーナーがあって、盛んに記念写真を撮っていました。


なおも進むと、韓国ボランティア(オコボ)の方々の作品群「ふくろうの森」があります。


<夜の都通りは…>

さてメイン会場を後にして、都通り商店街会場に足を向けます。


地方都市の商店街の例にもれず、客足減少に悩む都通りですが、この時間帯としては普段よりは多少人通りが多いかも…


通りの中央に置かれたオブジェを、ホップ、ステップ…


人通りが少ないと、どう撮っても華やかさが今一つ。


<女性アーティスト5名によるライブ演奏…>

当初の関連音楽イベントには載っていなかったようですが(公式ガイドブック)、小樽観光協会のTwitterをみて、14日(土曜)と15日(日曜)に小樽運河プラザでライブ演奏のあることがわかりました。ただチラシにも、Twitterにも詳細が載っていません。


チラシには、アーティスト名だけで、曲目も出演順も不明です。


チラシのトップには「高橋麻衣子」さんが乗っていました。FB友でもあり、孫娘二人のピアノレッスンの先生でもあります。


12時からの開始1番目が高橋麻衣子さんのピアノ演奏。カメラを取に戻る時間もなく、携帯でパシャ、あらあわてて壁紙モード。画像が荒くなっちゃった。


小樽運河のユルキャラ「運ガッパ」も共演。運ガッパの曲も高橋さんの手によるものとか、

後半はデジカメモードで撮影したので、何とか画質は保てましたが…数曲聞いたところで運河プラザをあとにしました。


<小樽市民ギャラリーでは…>

過去3回分のフォトコンテストの入選作品が展示されています。


ギャラリーの開場が16:00~21:00と、イベントの時間に合わせたようですが…午前中から来る観光客だっているのだから普段通りでもよかったのかも…


隣室のギャラリーでは、NHKドラマ「マッサンとリタ」のパネル展が行われていて、そちらの方がにぎわってました。


海外からのボランティアが会場運営の大きな柱となっています。彼らの様子も写真で張り出されていました。


昨年の雪あかりの路フォトコンテストの上位入選作品です。


なお、小樽美術館(小樽文学館ともいう)正面玄関わきに置かれたワックスボウル。小樽を代表する作家「伊藤整」の似顔絵も…


2月6日から15日までの10日間にわたって開催された小樽雪あかりの路の来場者数は、49万6000人で、前年比0.4%の微減となりました(2月17日付北海道新聞・小樽後志版による)。ここ4年連続50万人割れとなったようです。期間中に雨の日があったり、暴風雪の日があったりしたためらしいですが、冬のイベントはお天気次第ですから…
それよりもむしろ、マンネリ化していて、目新しさが薄れたこともあるのかもしれませんね。我が家は2世帯住宅で、家族7人ですがメイン会場に赴いたのは私1人でした。写真撮影のために…、家族を誘っても興味を示しませんでした。

北海道を代表する冬の祭典~さっぽろ雪祭り

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                     <大通4丁目広場 2015年12月18日公開予定映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に先駆けて雪像として登場>



北海道の冬の祭典と言えば、さっぽろ雪祭り、支笏湖氷涛祭り、層雲峡氷瀑祭りなど色々ありますが、イベントの規模、来場者数で群を抜いているのはやはり「さっぽろ雪まつり」です。第66回さっぽろ雪祭りが、2月5日(木曜)から11日(水曜・祝日)の7日間にわたって行われました。この期間中に235万人(前年は240万人)が、大通会場、つどーむ会場、すすきの会場に訪れました。途中暖冬の日もあって、雪像が倒壊し、取り壊される事態も起きました。

最終日11日の前日10日(火曜)に撮影に行ってきました。せっかく札幌に出ますので、北3条広場(赤レンガテラス前)で行われている「雪テラス2015」の5条光のライトアップやチカホ(地下歩行空間)で予定されている音楽イベントも見てくるつもりです。4時過ぎにJR札幌駅に着き、まずは北3条広場の雪テラス2015を見ようと広場に行くと…なんとライトアップはPM7:00からとあります。が、丁度HBCテレビが天気予報の実況中継中でした。これは珍しいと暫し見学。


<テレビの実況放送は…このようにして行われているんだね>


NHKのニュース以外ほとんどテレビを見ませんが、このアナウンサー見たことがあります。


周囲にスタッフが5-6人いてあれこれ指示を出しています。

同じエリアで行われるはずの雪テラスの5条光ライトアップの時間までは、待てませんので、再びチカホに入ります。でもチカホ内が微妙にざわついてあちこちにテレビカメラが回っているようです。スタッフの一人に尋ねると…、今朝地下1Fの飲食店で火災があって、煙がチカホ内に充満し、一時立ち入り禁止になったとか。昼過ぎに解除になったばかりとのことでした。音楽イベントの開催が危ぶまれましたが、予定通りPM5:00開演とのことでした。


<My&Jennieのインストゥルメンタル演奏を聴いて…>

My&Jennieは、高橋麻衣子(piano)さんと藤田紗耶可(cajon)さんのインストゥルメンタル・デュオ・ユニットで、札幌、小樽を中心に幅広く活動しています。前回のブログ(H27.2.20「小樽雪あかりの路」)でも取り上げましたが、高橋麻衣子さんとはFB友でもあり、孫娘たちのピアノの先生でもあります。


バックの映像が音とともに変化します。


素敵な笑顔です。


My&Jennieのアルバムやシングルの中から演奏が続きます。

最後まで見て、聞いていたいのですが雪祭りの撮影もありますので、途中で大通会場に向かいました。


<西2丁目のプロジェクションマッピング「サラブレッドの息吹」は…>

前年好評だったプロジェクションマッピングが、今年は大通会場内の3か所で行われています。先ずは2丁目会場の中雪像サラブレッドの息吹では…


中央競馬札幌競馬場の様子が映し出されます。


雨の日のように…


色とりどりの模様が流れて…

5-6分で終わってしまいましたが、前年のプロジェクションマッピングの方が迫力があったような…気がします。春夏秋冬の季節に合わせてサラブレッドがターフを駆け巡る姿が映し出されていました(H26.2.14「プロジェクションマッピングを楽しんできました」)。

3丁目広場は、白い恋人で有名な菓子メーカーの石屋製菓主催のモーグルジャンプスキーが行われています。先に進んで、4丁目会場に向かいます。


<4丁目STV広場では、スターウォーズの雪像が…>

4丁目広場の大雪像は「雪のスター・ウォーズ」、雪像の右側には、世紀を超えて愛されているダース・ベイダー、稀代の悪役が持つ恐怖と迫力、苦悩と悲哀が同時に表現されています。左側にはダース・ベイダー軍の忠実なる歩兵ストーム・トルーパーが、後方には宇宙戦闘機隊ファイター、宇宙要塞デススターも並んでいます(公式ガイドブックから)。


今年の12月18日に劇場公開される「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に先駆けて、スター・ウォーズが雪像で登場しました。


午後6時から10時までは、スペシャル・ライト・パフォーマンス・タイムとして様々な色にライトアップされます。


<5丁目広場には二つの大氷雪像が…>

西側にあるのが、台北市にある「行天宮」です。三国志で有名な関羽を祭っています。この氷像の舞台上では「ジュエル・キッス」と言う、アイドルデュオが熱演中でした。


ジュエル・キッスの親衛隊が盛んに合いの手を入れていました。


気温は氷点下、アイドルが吐く息も真っ白。舞台前の親衛隊は半袖のTシャツで歌に合わせて掛け声を…

一方東側の雪像では、人形オペラ「雪の国のアリス」が間もなく始まります。このオペラは児童小説「不思議の国のアリス」と映画「アナと雪の女王」をもとに作られたオリジナルとの説明がありました。開演前に、脚本家が解説しておりましたが、本来1時間以上のオペラを、子供向けに8分ほどに短縮したとのこと。オリジナルの小説自体が理解不能部分が多いのに…それを短縮したら、ますますわけのわからないストーリになった…と笑っていました。

オペラ歌手の歌やバイオリンなどの生演奏と、全長7mのクリオネはじめ怪鳥が出てきたりと、何とも不思議な幻想的なステージでした。


左奥のバイオリンの生演奏をバックに子供たちの歌が始まります。


7mもあるクリオネが出てきて…


此方には大きなふくろうが…オペラ歌手が声を張り上げて…


寒い冬と雪が大嫌いと言うアリス


雪の国の女王の怒りをかったアリスは、裁判で有罪となる。


子供たちの嘆願とアリスの反省を汲んで、有罪は取り消し、


ハッピーエンド。


<6丁目市民の広場は…北海道の食をテーマにした味覚の広場>


ラーメン、スープカレー、ジンギスカン、ホタテ焼きなどの店が数十点出ています。300~1000円以内とリーズナブル。


ザンギあれこれ、厳密にはから揚げとは区別されています。


7丁目広場でもプロジェクションマッピングが行われてますが、そのライトに降る雪がカラフルに反射してます。


<8丁目雪のHTB広場では、春日大社の雪像に…>

20年に一度社殿建て替え工事「式年造替」中の春日大社の中門の雪像です。ほぼ実物大のこの中門は、5トントラック400台分、約2万トンの雪を使ったとか。春日大社の四季をテーマに、プロジェクションマッピングがされていました。


カラフルな色彩に染められて…


もみじの葉が一面にちりばめられました。


フジの花が満開の様子が映し出されました。


<11丁目会場は…会場中心から離れ、倒壊した雪像も多く…>

11丁目会場では12か国からのチームによる雪像コンクールが行われ、それぞれの雪像に順位が張られていました。しかし2-3日前からの暖気で崩れた雪像が半分近くもあって、なんとなくわびしい感じの広場です。昨年同様「雪ミク」のコーナーだけは多くのの人が集まっていました。


初音ミクの冬バージョン雪ミクですが…う~ん、イマイチ魅力に欠けるかも…

初音ミクの物販コーナーには、そろそろ閉店の時間(午後8時)にもかかわらず長い列ができていました。仮設店舗の横には自販機があって、ひょいと見ると、自販機のボディーが一面「雪ミク」、ペットボトルも雪ミクバージョンです。


スマホで撮影する人が後を絶たない。さてボトルの中身は?と思ってコインを投入すると…カルピスソーダーでした。


自販機ボディーの図柄です。


以上の通り、会場内を駆け足で見てきましたが、全体にとてもカラフルになってきた感じがします。とりわけプロジェクションマッピングの人気は高く、開始時間前から大勢の観客がつめてきます。最後に一つ、北海道を代表する仮想空間アイドル「初音ミク、雪ミク」コーナーが後ろに追いやられている気がしました。道産の物販支援の一つとして官民挙げてPRに努めた「北乃カムイ」が、ワンステージの歌のみで、雪像も常設のコーナーもなかったことが残念でした。

北の雅・おたる雛めぐり2015

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2月21日(土曜)から3月8日(日曜)にかけて、小樽市内46の参加店・施設において様々な雛人形が飾られています。2008年に始まったこの雛めぐりも、今年で8回目となり、参加店舗・施設が46と、過去最多となりました。この期間中に雛人形に関する、演奏会をはじめ、和紙による人形造り体験、あるいは人形師によるお話会など様々なイベントが予定されています。

2月の28日(土曜)と3月1日(日曜)にカメラを担いで雛めぐりに行ってきました。28日には、北の誉酒造の酒泉館での箏のミニコンサートを、田中酒造亀甲蔵での琴アンサンブル演奏会を、そして小樽住吉神社でのひな巡り雅楽演奏会を見てきました。


<酒泉館では甘酒も用意され…>

残念ながら車を運転していたので、飲むことが出来ませんでした。開始時間の11時前には50ほど用意された椅子席が満席でした。正面玄関ホールに雛壇が飾られていますが、北乃誉の菰樽が脇に並び、右手の奥には酒造り作業工程のミニチュア模型が設置してあります。


酒泉館は酒造り見学コースの出入り口にあたります。


かなり年代物のようです。奥のスペースに並べられた椅子はすべてふさがり、立ち見の見学客もおりました。


「安寿満会(あずまかい)」のお二人による箏の演奏です。


六段の調べ、春の夜、うれしいひな祭りなど5曲、30分間の演奏でした。

演奏もさりながら、目を惹いたのは、このホールに飾られた昔風の美人画ポスターでした。かつて北乃誉の宣伝に使われたポスターのようでした。


<田中酒造亀甲蔵の2Fは数十組のひな壇が…>

28日は「小樽ドリーム琴アンサンブル」が、1日には「琴アンサンブル カナル」と、異なるチームが演奏します。双方聴き比べるのも手ですが…、28日に行ってきました。12時半から1時間にわたり、11曲が披露されました。洋楽、歌謡曲、ポップスまで幅広い演奏です。


一体なん組のひな壇があるのか…


壁の飾り(タペストリー)も見ものです。


メンバーは、下は9歳から上は80歳(を超えている…)、実に幅が広い。


ここ亀甲蔵の特徴の一つは、つるし雛が多いことです。つるし雛は、伊豆の稲取が発祥と言われていますが、今や全国に広がったようです。


<住吉神社は、今年初めて雛めぐりに参加して…>

ひな巡りのパンフレットを見て「雅楽演奏会」と言う文字に目が惹きつけられんました。雅楽は、テレビや映画の世界で見聞きしたことがありますが、生の演奏が見られるということに大いに興味がわきました。しかも身近な住吉神社に、楽部があって、住吉神社例大祭の宵の宮祭に演奏されるということも初めて聞きました。全くの認識不足でした。ともあれ平安時代を連想させる雅楽をじっくりと聴いてきました。


ひな巡り実行委員会の方から、今回の雅楽演奏のお礼の言葉があり、早速始まりました。


堤のような楽器は「鞨鼓(かっこ)」と呼ばれ、左の「太鼓」「鉦鼓(しょうこ)」とともに打楽器です。

鞨鼓が、バンドマスターの役をします。なお後ろの方が吹いているのが「笙(しょう)」と呼ばれる楽器です。左の方が持っている小さめの縦笛が「篳篥(ひちりき)」です。画面には映ってませんが、もう一つ「龍笛(りゅうてき)」と呼ばれる横笛があります。雅楽の基本となるのは、三つの打楽器と、三つの管楽器からなります。


右が太鼓、左が鉦鼓です。


太鼓をさらに大きくした「大太鼓(だだいこ)」です。


約1時間にわたり、雅楽の解説や曲目の説明そして演奏がありました。


<3月1日は、ツアーガイドによる「雛めぐりさんぽ」に参加しました>

小樽観光案内人による雛めぐりツアーガイドです。小樽駅を10時に出発し、都通り、浅草橋通り(日銀通り)、運河臨港線沿いを通るコースを歩きます。所用時間は約2時間です。途中歴史的建造物や史跡等の解説もしていただきました。


10時にスタートし、約10の参加店・施設を巡り、最終小樽市博物館・運河館で解散です。

すべて紹介できませんので、いくつか取り上げます。


小樽駅コンコースに設置された雛人形と、雛めぐり散歩受付コーナー。15-6人が集まり、3チームに分かれて、出発です。


先ずは小樽駅構内にあるひな飾りです。


小樽文学館の学芸員からひな祭りのレクチャーを受けました。ここのひな壇は、内裏様とお雛様の位置が…逆のような気がしますが…

江戸時代までは、向かって左が内裏様(雄雛)、右がお雛様(雌雛)でした。明治に入って西洋文化が進むにしたがって、外国・ヨーロッパの例に習って、向って右が内裏様、左がお雛様と言うように変わってきました。現在ではどちらでも構わないそうです。なお、右近の橘(向かって左)と左近の桜(向かって右)は、位置を間違えぬようにとのことでした。


運河プラザで一息、


田中酒造本店には、貴重な雛飾りがたくさん収集されています。左は案内人のNさん。


1Fフロアー奥に飾れた京風ひな飾り(内裏様が向かって右側)を説明するひな巡り副実行委員長のAさん(右)。


梅の花を入れて横から撮ってみました。

なお、2Fには由緒あるひな飾りが数組展示されています。いずれも撮影禁止で紹介できませんが、雛めぐりの発端となった昭和初期のひな壇もありました。現在の価値に換算すれば、数百万円と言いますから驚きです。

さて田中酒造をあとにして最後の雛めぐりは小樽博物館・運河館です。午後1時からはお茶会があって、抹茶がふるまわれる予定ですが…


小樽が栄えたころの旧商家から寄贈されたひな飾りがいくつも並べられています。


中にはこのように変わったセットもありました。

文中では触れていませんが、ツアーガイドの方が、旧倉庫群や銀行街の建物についても詳しく説明してくれました。小樽に長年住んでいても、知らないことが多いと改めて認識しました。有意義な一日でした。写真的には今一つでしたが…

写真コンテスト入選作品の中から~その3・H14~17年まで

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                               <H17.3 さじアストロパーク星景写真コンテスト 奨励賞「太陽の帰り道」>



2年半ほどの単身赴任を終えて、最終勤務地となる札幌にH14年7月戻ってきました。八王子勤務のころは、勤務先の隣がヨドバシカメラのビルでした。また官舎のある立川は、立川駅の北口にビックカメラがあって、カメラ好きにとっては極めて恵まれた環境でした。仕事帰りには欠かさずどちらかの店に寄っておりました。さて定年を翌年8月に控え、いよいよ決断の時期が迫ってきました。そうです、退職してしまえば、そうそう札幌に出てきてヨドバシカメラやビックカメラに通うわけにもいかないからです。

この時期カメラ業界も、フィルムからデジタルに急速に転換しつつある時期だったのです。そこで思い切ってフィルムカメラからデジタルカメラに切り替える決断をしました。初期コストは結構かかりますが、PCに取り込んでしまえば、ランニングストはそれほどかかりません。従来使っていた機種との関連から、まずCANON EOSとフジのコンパクトデジの2台を購入。当面はモノクロフィルムやポジフィルムなども使いながら…

と言うことで、今回の作品はすべてフィルムカメラによるものになります。この期間中に八王子時代の写真も含めて37回(47作品)入賞・入選しておりますが、主に小樽で撮影した画像をピックアップしてみました。


☆写真道展

写真道展小樽支部には10年間ほど会員として在籍してきましたが(H19年退会)、毎回応募してきました。道展50周年記念フォトコン含め4回、5作品が入選しています。ただこのコンテストは他地域の県展等に比べ応募料が高く、作品返却料も含めると…、加えて入選すると高額な写真集を購入せざるを得ず…

<H15.3「写真道展'02」入選「クリスマスの夜」>

小樽ウィングベイの湾曲した全面窓ガラスに巨大ツリーの電飾が映り込んだものです。その電飾されたツリーをカップルが眺めています。

<H15.10「写真道展50周年記念フォトコンテスト」入選「練習を終えて」>

羊蹄山の麓の倶知安町で撮影。サッカーの練習を終えて、羊蹄山をバックに記念写真を撮っているところです。赤外フィルムを使いました。

<H17.3「写真道展'05」入選「釣りの合間に」>

岩内漁港で見かけたシーンです。仲間が釣りをしている間、手持無沙汰の女性がビットに腰かけて、新聞を読んでいました。おりしも夕陽が沖のケーソンに落ちるところでした。


☆道写協小樽支部写真コンテスト

<H16.11 入選「青き舞姫たち」>

モノクロフィルムを、色見本を付けてカラーペーパーでプリントしてもらいました。八王子時代からモノクロフィルムをカラーペーパーでよくプリントしてもらってました。

<H17.11 入選「躍動」>

YOSAKOIソーランの演舞ですが、路上の放送用のケーブルが邪魔でした。デジタルなら簡単に処理できますが…


☆小樽市展写真コンテスト

<H15.10 入選「ひげ面」>

ポピーのつぼみに霧吹きかけて、マクロでカシャ。

<H16.10 準特選「枯れ葉怪獣」>

このころ盛んに、虫食い枯れ葉を撮っていました。

<H17.10 準特選「雲海」>

新千歳~羽田間の機上から赤外フィルムで撮影しました。

<H17.10 入選「お兄ちゃんが食べちゃうぞ」>

ほれ、ほれ、うかうかしてると食べられちゃうよ。孫達でした。


☆北海道遺産写真コンクール

北海道が指定した全道各地に点在する北海道遺産を撮影したコンクールです。このコンクールも4-5回続いたでしょうか、そのうち無くなってしまいましたね。

<H14.9 入選「小樽港暮色」

東小樽の平磯公園の高台から撮影しました。現在は木々が高く生い茂り、港湾を見渡すことが出来ません。撮影はH11年ですが、マイカル小樽がオープンした直後だったと思います。

<H17.1 入選「カムイ岬暮色」>

積丹半島の突端神威岬と神威岩の間に夕日が落ちるのは、5月と9月の二度あります(各1週間ほど)。この画像は、下の積丹町観光フォトコンテスト思い出賞の30分後に撮影したカットです。


☆積丹町観光フォトコンテスト

<H14.9 優秀賞「荒海に挑戦する若者たち」>

野塚海岸で冬の荒波に挑戦するウィンドサーフィン。

<H16.10 優秀賞「コウナゴ漁の季節」>

積丹のコウナゴ漁は、5月の上旬に行われますが、その日によって漁場が移動します。漁協に確認したところ今日は神威岬付近とのことで、あわてて車で駆けつけました。

<H17.10 思い出賞「落日」>

神威岬と神威岩の間に落ちる夕日を、600mmのミラーレンズ+R1フィルターで切り取りました。


☆新潟県塩沢町雪譜祭り・雪の写真コンテスト

全国公募のコンテストで、塩沢織物など特産品が賞品でした。このコンテストもその後中止となりました。

<H15.7 入選「冬の貯木場」>

小樽マリーナ横の、この貯木場も港湾整備で、今は見られなくなってしまいました。

<H16.7 奨励賞「こんなポーズでいいかしら」

中国人ペアー(多分)が、運河をバックに、モデル風に撮影しているのが面白く、撮らせていただきました。


☆小樽雪あかりの路・愛のフォトコンテスト

<H15.4 ぬくもり賞「星に願いを」>

このころは中央橋から北浜橋まで、雪あかりの路の会場でした。

<H16.3 ぬくもり賞「幸せの予感」>

記念撮影エリアで、ワックスボウルのろうそくの揺らめきを見る子供表情が、何とも言えない優しい表情。


☆毎日新聞写真コンテスト・ファミリーの部

このコンテストは4つほどの部門に分かれていて、ファミリーの部のみが応募料無料でした。現在は有料になってますが…

<H14.11 入選「青春万歳」>

北海道庁の八重桜は、5月中旬満開となります。若者たちがジャンプした一瞬を撮りました。

<H15.11 入選「ノロッコ号入線」>

夏の間富良野~美瑛間を走る観光列車・ノロッコ号が美瑛駅に到着しました。


☆そのほかのフォトコンテスト

<H15.8 YOSAKOIソーランフォトコンテスト 佳作「みんな輪になって踊ろう」>

スローシャッターで踊り子をぶらせてみました。当時YOSAKOIソーランの肖像権は事務局が占有していて、他のコンテストへの応募を禁止していました。事務局がコンテストを実施してましたが、そのうち中止となり、肖像権云々はうやむやに…

<H15.9 小樽潮祭りフォトコンテスト 特選「躍動」>

このコンテストも、H15年を最後に中止となりました。

<H16.1 きた北海道・花人フォトコンテスト 入選「ルピナスの丘」>

富良野と美瑛の間の深山峠です。

<2003年さいたま市ユーモアフォトコンテスト 入選「ただ今冬眠中」>

店の名前が「冬眠」とは。雪国の自転車店は冬は冬眠するしかないですね。


上記以外にも、八王子赴任中に撮影した画像が入選してるケースも多々ありますが、いつか別の機会に紹介したいと思います。
なお、表題に使った画像は、石狩川河口の堤防から太陽が石狩浜灯台に串刺しになるように、角度と時間をあらかじめ計算して、6-7分間隔の多重露光したものです。ポジフィルム+ND400フィルターとオレンジフィルターを使いました。今はこのような手間と時間のかかる撮影は…したくないですね。歳のせいか、粘りが失せてしまいました。

冬のシューパロ湖と富良野・美瑛へ~その1

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                       <雪面のキラキラ感を強調したくて、ブルーフィルターで-補正しましたが…質感が飛んでしまいました…>


2月の20-21日と、夕張シューパロ湖と富良野・美瑛に行ってきました。本州では2月と言うと梅が咲き始め、早咲の桜が咲き始めますが、北海道では、2月が最も寒い時期なんです。と言うことで、樹氷を中心に撮影したくてカレンダーと天気予報を毎日眺めていましたが、どうやら今年は暖冬のようです。時折爆弾低気圧が襲来し、大量の雪を降らせますが、二日として晴れの日が続きません。そうこうしているうちに待ちきれずに、とにかく現地に行って見ようということで、晴れマークの付いた日を選んで写友と撮影に行ってきました。

夕張シューパロ湖には、水嵩の減少した今、三弦橋鉄橋が湖上に姿を見せていると新聞報道で知り、まずは、シューパロ湖に行き、そのあと富良野・美瑛の雪景色を撮るというスケジュールです。20日(金曜)午前4時に小樽を出て高速道路で大谷地インターまでゆきます。その後国道274号線を夕張紅葉山に向かいます。そこからシューパロ湖に向かうわけです。


<シューパロ湖は全面結氷、三弦橋鉄橋は見えますが…>


気温も-10度に達していないようで、加えて湖面が全面結氷しいているためか、どこにも樹氷がないようです。三弦橋が着氷して真っ白になっているところを撮りたかったのですが…


三弦橋と呼ばれる橋で、現存する鉄道橋としては世界的に珍しいものらしいです。橋の断面を見ると、三角形をしていて、四角垂を連ねた構造になっています。

樹氷は見当たりませんでしたが、陽が上がるにつれて、足元の雪原がキラキラ光り出しました。


東の空から午前6時50分頃、陽が上がり始めました。


ダム管理事務所前の展望台から足元の壁面を見ると、ピンク色に染まった壁面に、雪の結晶がキラキラ輝いています。

管理事務所の展望台を離れて、シューパロ湖沿いに少し北上します。なおシューパロ湖は、昭和37年に夕張川に灌漑用ダム(大夕張ダム)が作られ出来た人造湖です。さらに昨年下流にシューパロダムが完成し、ダム湖の水位がかさ上げされました。このため大夕張ダムもダムを跨いでいた三弦橋鉄橋も水没してしまいました。この鉄橋は、夕張鉄道が材木搬送用に使っていたものですが、すでに鉄道の役目を終えて、鉄橋だけが現存していました。なお、シューパロダム・三弦橋鉄橋については、別途ウィキペディアを参照してください。


斜面の雪原にキツネの足跡でしょうか、点々と続いています。


雪原のキラキラを出すために、露出をアンダー目にすると…雪肌がねずみ色になってしまいます。そこで、ブルーフィルター(C8)をかけてみました。
う~ん、不自然ではないですが…


一層のことモノクロで撮ってみると…自然に近い感じがするかも…


湖底はこんな感じなんですね。


三笠に向かう国道452号線は、一部水没するために付け替え工事等が行われましたが、路側にはこのような模様がありました。このにょきにょきは何だろう…秋に来た時には気が付きませんでしたが、雪をかぶると妙なパターンが出来上がって…??


ダム湖の水かさが上がって、湖底に沈んだ木々は…やがて倒壊、朽ちていくんでしょうね。


日陰の部分を拡大してみると…


さて、シューパロ湖で撮影を終えて、国道452号線を北上し、三笠の桂沢湖から富良野に向かいます。10時頃富良野市内に入ると、急に空腹を覚えてきました。とりあえず「富良野マルシェ」に向かいますが…


地元の食品や土産品に加え、周辺の観光情報扱う複合商業施設。3等の施設がありますが…軽食喫茶はありますが、レストラン、食堂はないようです。


ここの名物の一つ「なまら棒」320円、縦長の春巻きかな…?
                        <雪面のキラキラ感を出すのに、ブルーフィルターを付けて-補正してみましたが…>


このなまら棒1本では腹の足しにならず、かといって定食らしきものはないので、近くのコンビニで弁当を買い込んで次の撮影地に向かいます。郊外の鳥沼から「北の国から」で有名になった麓郷方面に向かいます。途中撮影スポットがいくつもあります。


春よ来いの木、丘陵地帯に1本だけホツンと立っています。


旧フェニックス牧場(北の国からでは、草太兄ちゃんの牧場)ですが、放置されたままで緑色の屋根の牛舎はなくなってました。


H20年ころは、このように綺麗な牧場でしたが…


道路の反対側の斜面には、白樺が青空に映えています。


さらに麓郷に向かって進むと、左手の丘陵地帯に三好牧場が見えてきます。

5-6年前までは、道路縁に大きな看板がかかっていて「ここの風景は造られた風景です。撮影を禁止します。」とありました。風景に肖像権があるのかないのかわかりませんが、プロの写真家の方々も了解を得て撮影していたようです。ですが、ここ数年、あの看板が無くなってしまいました。でも残念なことに、丁度良い撮影スポットには、風雪除けのパネルが邪魔をしています。

さてさらに車を勧めて富丘、布礼別まで来ましたが、昨年の4月の時と違って、今一つ見惹きつけるものがありません。そこで、いったん国道237号線に出て美瑛方面に向かうことにします。続きは次回のブログで紹介します。

なお。昨年9月下旬にシューパロ湖周辺を撮影した記事については下記の通りです。
2014.10.14当ブログ「秋の空は妖雲のオンパレード~美唄・富良野・美瑛へ





富良野・美瑛の雪景色~その2

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                                          <美瑛「青い池」のライトアップ>


前回のブログでは、湖底近くまで水嵩が減少したシューパロ湖を主に取り上げました。さらにシューパロ湖をあとにして富良野市街、そして麓郷方面へと向かいました。富丘、布礼別と車を走らせましたが、今一つ絵になりそうなスポットが見つからず、美瑛に向かう国道237号線に出ます。深山峠を過ぎて、美馬牛の交差点を左に入ってみました。いわゆるルベシベと呼ばれる地域です。過去何度も美瑛には来ておりますがルベシベ地域には滅多に入ったことがありません。有名な撮影スポットが少ないせいもあって…

信号を左折してしばらく進むと、昔見た記憶のある風景に出合いました。確か釧路支店勤務を終えて札幌に勤務していた頃(H9~12年頃)、某フィルム会社が主催した富良野・美瑛撮影ツアーに参加した際に、ここで撮影したシーンがよみがえってきました。


手前に牧舎が数棟あって、奥に立木が並び、さらに奥にも木々が並び…

<参考>

H12年2月撮影、タングステンフィルム使用。


奥の方の立ち木の一部を、ズームアップしてみました。


牧舎の一部です。

しばらくルベシベ界隈を撮影し、そのあとJR美瑛駅に向かいます。美瑛駅周辺の建物は欧州風に外観が統一されています。これだけ街並みが統一されているのも、北海道では珍しいことです。


正面がJR美瑛駅です。


駅前から右手に観光案内所があります。


一部はホテルにもなっているようです。

さて本日の最大の撮影目的である、青い池のライトアップまでは時間があります。有名な撮影スポットを駆け巡ることとします。先ずは、駅からも近いマイルドセブンの丘、北瑛の丘、セブンスターの木に向かいます。


例年であれば、冬期間積雪があってこの道は雪に埋もれて通行不能なんですが、今年は暖冬気味で小雪のせいか、奥の方まで行けるようです。


PhotoshopCS6でリングを作ってみました。フィルター→描画→逆光を選び、さらにレンズの種類、光源の位置を選択すると、リング状のフレアーが出てきます。


入り口付近の駐車スペースに戻ってくると、若い女性がカメラを構えていました。これをシルエットで撮ってみました。右手にいた男性はあえてカット。

さらにもう一か所のマイルドセブンの丘に行って見ます。ただここのマイルドセブンの丘でもこの次の丘でも、農家の方が立ち入り禁止の看板やテープ(ロープ)を張っているのですが、無視して畑の中に入り込む撮影者がいます。雪が覆っているので、構わないだろうという安易な気持ちで入り込むのでしょう。でも靴に付着してるかもしれない雑菌に、農家の方はとても敏感なのです。絶対に畑に、入り込んではいけません。


もう一つのマイルドセブンの丘。


右側に、奥まで入り込んだ足跡がありますね。ルールを守らない外国人(東南アジア)も多いのですが、日本のカメラマンも多いですね。


秋口には周囲にひまわりが咲いていました。(2014.10.20付当ブログ「富良野・美瑛紅葉撮影ツアー」


セブンスターの木の駐車場には数台のレンタカーが駐車してました。台湾の方でしょうか、香港の方でしょうか…


ここの白樺林は絵になります。

いったん国道237号線に出て、富良野方面に向かいます。途中の美馬牛に入って、美馬牛小学校の尖塔と、クリスマスツリーの木のスポットに向かいます。


美馬牛小学校の周囲の松林が年々成長してきたために、以前は近くからでも尖塔が見られたのですが…今は結構離れないと見えなくなりました。小学校の前を通り新星方面に少し進むと…


美瑛はなだらかな丘陵地帯が多いのですが、このように段々畑風になっているのは珍しいですね。これが凍れる日で早朝なら、奥のポプラの木が真っ白になってるんですが…


此方はご存じクリスマスツリーの木です。20~30人のカメラマンが盛んにシャッターを切っていました。さすがこの時間帯になると冷えてきて、素手でカメラを構えるのが、大変です。


…が、よく見ると、道路沿いに建てられた「立ち入り禁止」の看板や柵代わりのビニールテープを超えて農地に入って行った輩がいるんですね。

足跡がたくさんついていて複数の人が入り込んだようです。なお木の根本方向に続く小さな足跡はキツネのものと思われます。こうした自分勝手な行為が再三にわたり続くために、観光協会と地元カメラクラブの方が、チラシを持ってカメラマンに注意を促していました。情けない限りですね。

さて、本日の撮影のメイン目的である青い池のライトアップを撮ることですが…今年が初めての企画だそうですが、どのようなシーンが出現するのか、楽しみです。

午後5時半ごろ青い池に到着しましたが、周囲が明るくて、まだライトアップされていません。この企画のためなのか、見学・撮影できるエリアが決まっていて、池沿いの途中で立ち入り禁止の柵が設置されています。やむなくその柵の近くで撮影すべく待機しました。時折試験点灯されますが…
どうやら池の左右からライトアップされるようです。数分ごとに点灯とオフが繰り返されます。


左側(美瑛川サイド)から点灯されたものです。


右側(入り口サイド)から点灯されたものです。


美しさに訪れた方々もため息ついていました。

小一時間ほど撮影していましたが、とにかく暗くて、ピント合わせやカメラ操作に苦労しました。それでも納得のいくカットが、モニターで見る限り数カットあるようで、撮影を打ち切りました。一路旭川市内のビジネスホテルに向かいました。明日は樹氷の撮影がメインですが…果たして…

樹氷を求めて~富良野・美瑛撮影ツアーその3

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                                        <旭川郊外の忠別川沿いに咲いた霧氷の花>


撮影ツアーの1日目、夕張シューパロ湖と富良野・美瑛、青い池のライトアップの撮影を最後に終えて、宿泊先である旭川市内のビジネスホテルに午後7時過ぎに到着しました。陽が落ちるとさすが内陸の旭川、かなり冷えてきて駐車場の路面は凍ってガチンガチンです。多分-10度近いのではないかと思われます。この調子ですと明朝はひょっとして樹氷の撮影が期待できるかもしれません。一応樹氷+朝日を撮るべく、午前6時前にはホテルを出る予定です。

念のためチェックインの際に、フロント係に旭川市内の樹氷の様子を聞くと…。今年は例年にない暖冬で、このところ市内では樹氷の発生を見ていませんとのこと。北海道では2月の中旬は一年で最も寒い時期にあたるのですが、ことしは市内の街路樹真っ白に染まったことがありませんとのこと。どうやら明日も樹氷の発生は期待薄のようです。と言うことであれば、ゆっくりとホテルで午前7時から食事を済ませて、小樽にまっすぐ帰ることにしました。

7時半頃にホテルを出発です。市内の街路樹に樹氷が着氷しておりません。やはりだめかと思いつつ、高速道路に向かいます。市内の一般道を高速道路に向けて走行中に、大きな橋を渡りました。よく見ると川の両岸の樹木が多少白っぽく見えます。すわ樹氷では!と思い、ここで方向転換。東川町・忠別ダム方向に向かいます。この道道は、東川町の街中の手前で忠別川と並行するように走っています。全面結氷していない忠別川からは、冬期間濃霧が流れ周辺の樹木は樹氷に覆われることが多いのです。案の定忠別川が近くなるにつれて周辺の木々の白さが増してきます。


旭川市内から15分ほど進んだところでは、松の木は白くなってはいませんが、背の低い木々は白っぽく見えます。


さらに進むと、背の低い木々は真っ白です。背の高い気も樹氷が付いているように見えます。さらに先に進んでみます。


忠別川から離れているところでも、このように木々がが白くなってますので、堰堤に出れば一面樹氷かもしれません。


道道から左折して忠別川沿いに寄ってみます。一部の雑草、樹木は着氷して真っ白です。

農道の先端は忠別川の土手になっているようで、土手の雑木林は着氷して真っ白です。


枝に着氷して樹氷となっています。


背丈の高い雑草もご覧の通りです。


すすきも茎から穂の先端まで樹氷に覆われています。


土手の日陰をバックにすると、樹氷が一層映えます。


土手に上がってみました。樹氷林が立ち並んで、壮観です。


さらに川原に降りてみます。


朝日を浴びて、一部七色に反射しているのですが、写真に撮ってみると…再現できないですね…


相当冷えるのでしょうね。川面の一部は凍っているようです。


川からキリが出ています。

樹氷のもととなる川霧は、放射冷却で冷えた空気が、相対的に温度の高い川面(通常は温度差10度以上)に触れたときに発生します。この霧が大気中で冷やされて、樹木に着くと樹氷となります。流れている川の水温は、通常4度~1度です。0度以下になると結氷してしまいます。詳しくはウィキペディア「霧氷」参照のこと。

このブログの第1回目で取り上げたシューパロ湖がまさに、それで全面結氷していましたね。そのため周囲の気温がいくら低くても(当日は多分-10度前後と思われます)、霧の発生源がなかったために、樹氷とはならなかったのです。ただ、風の具合も関係しますが…

さて忠別川ですが、一部凍っていましたので水温は多分+1~2度と思われます。一方大気は-7~8度でしょうか、なので川面に霧が発生していたのですね。朝日が当たって大気が温められるとこの霧は止んでしまいます。もちろん樹木に着いた樹氷も解け落ちてしまいます。

なお、霧氷はその発生と着氷によって、樹氷、樹霜、粗氷の三つに分類されますが…素人目には区別がつきにくく、混同している点があることをお断りしておきます。詳しくは先にあげた「霧氷」のリンクを参照してください。













リタとマッサンの町・余市を訪ねて

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                              <余市フゴッペ海岸とシリパ岬 今回のブログと直接関係ないですが…>


NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」が、3月28日(土曜)に最終放映されました。国産初のウイスキー製造を手掛けた主人公マッサンと妻エリーの愛と冒険の物語は、朝の連続ドラマ初の外国人ヒロインと言う話題性が高く、高視聴率を続けていました。とりわけ1月から舞台を北海道余市に移してからは、平均視聴率が20%を超えるといいう人気ぶりでした。

テレビドラマの話題性だけではなく、ニッカウヰスキー北海道工場(余市蒸留所)を訪れる観光客数は、テレビ放映が決まってからはうなぎのぼりで、今年は前年比3倍増のペースが続いているといいます。過去最高の50万人を上回るとみられています。街中は、いたるところにリタとマッサンのポスターやチラシが貼られ、余市の観光振興に大きく寄与しているようです。

余市と言うと、ニッカの工場のほかに思い浮かぶものは…リンゴ、葡萄、サクランボ等の果樹栽培が盛んなこと、かつてはニシンの水揚げが盛んで、ソーラン節発祥の地でもあります。そして忘れてはならないのがスキージャンプです。札幌オリンピック金メダリストの笠谷選手は余市高校出身、長野オリンピック金メダリストの船木選手も余市出身です。と言うことで、今回のブログでは、リタとマッサンのニッカ工場を中心に、余市を紹介いたします。なお余市は小樽の隣町で、車で30分ほど、人口2万余の町です。


JR余市駅前の観光協会のシャッターには、ニッカの工場と「ソーラン武士」が、そして、リタとマッサンが奥にシルエットで描かれています。これらのペイントは小樽商大の美術クラブの学生のボランテアによるものだそうです。

この日10時頃観光協会を訪れたときには、営業中でシャッターは上がっておりました。せっかく来たのですからどのような図案なのか見たい…と係員の方に頼むと、写真撮影のためにわざわざシャッターを下ろしてくれたのです。おまけに通行人風に歩いてくれて…観光協会さん、有難うございました。


JR余市駅前ロータリーの一角にこんな石像が…ヒグマとニッカウイスキー(なおブランド名は「ニッカウヰスキー」と旧カナ文字で表しています)


駅前十字街から、ニッカ工場前、さらに町役場前までの通りを「リタロード」と呼んでおります。


街じゅうあちこちに、見られる竹鶴夫妻のイラスト


駅前から見たリタロードとニッカウヰスキー工場。


工場見学に来たほとんどの人が、記念写真を撮りますね。赤ん坊をだっこしたママさんが、iPadで撮っていました。


さて、我々も工場内の見学コースに行って見ましょう。受付で案内コースを依頼すると…見学者が大変多く、ガイド付きのコースは、1時間30分待ちとのことです。待合室に入ると大勢の見学客が待機しています。我々は、何度も来ているので自由見学にしました。


待合室では、見慣れたこの方が出迎えてくれます。札幌すすきの4丁目交差点のビルに掲げられていますね。
<参考>



ガイド付き見学コースは、案内板の通り赤い線に沿って進んで行きます。以前これほど見学者が多くない時は、もう数か所見学する箇所(キルン塔、醗酵棟等)がありましたが、今は省かれているようです。


待合室隣にある「蒸留塔」、伝統的な石炭直火焚きでアルコールを取り出します。


熟成用の樽づくりの工程が展示されています。オーク材を使いますが、枠の1辺の木材(厚さ3cm×幅5㎝×長さ80cm程)の重たいこと、片手では持ち上がりません。


旧事務所の向かいにある「リタハウス」、老朽化が激しく、現在は立ち入り禁止。10年ほど前、このハウス内でモデル撮影会を行ったこともありました。


旧竹鶴邸、山田町にあった竹鶴邸をここに移築・復元して公開しています。


上の建物と棟続きです。


ウイスキー博物館の前で記念写真撮る愉快な仲間たち。残雪に寝そべったり、雪を投げ合ったり…


1号貯蔵庫、オーク材の樽に詰め込んで熟成を待ちます。10年間かけて…。この間に1-2割蒸発しますが、これを「天使の取り分」と言います。

さて、次はマッサンこと竹鶴政孝がここ余市にウイスキー工場を設立してから、現在に至るまでの歴史を展示したウイスキー博物館に入ってみます。なお博物館は、生産工程や製品を主に展示した「ウイスキー館」とマッサンとリタの生活や、ニッカウヰスキーの変遷、スコットランドの様子とを展示した「ニッカ館」の二つからなっています。


「ウイスキー館」に入ると、過去に生産されたウイスキーがずらりと…


奥には有料試飲コーナーがあって、数人が味わっておりました。


この黄金色に魅了されますね、もっとも私は下戸ですが…


「ニッカ館」に入ると、リタの肖像のほか創業時の写真が数多く展示されています。


二人が生活していた当時の様子がうかがえます。


最後のコーナーは、ニッカの製品が歴史とともに伺えます。

見学コースは以上で終わりですが、最後に駐車場横にあるニッカ会館で試飲をしていきます。もちろん車で来ておりますので、ウイスキーやワインはご法度。アップルジュースやウーロン茶になります。何度か立ち寄ったことがありますが、これだけテーブルが埋まるとは…これもTVドラマ「マッサン」効果なのでしょうね。駐車場には大型観光バスが20台ほど並んでおりました。





3色フィルターを使って撮ってみる

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                               <小樽勝納川河口付近 停泊中の小型船と勝納大橋を通る車両に注目>



前回のブログ(4月3日付「リタとマッサンの町余市を訪ねて」)の標題画像に、フゴッペ海岸を3色フィルターで撮影したカットを掲載したところ、撮り方を教えてくださいというコメントが本ブログやFBに数件寄せられました。そこで今回は3色フィルターの使い方等も含めて、撮影した画像を紹介したいと思います。多少技術的な話になるかもしれません。

技術的な話はいいやと言う方は、画像だけをご覧ください。まず、色の3原色である青フィルター(B)と緑フィルター(G)と赤フィルター(R)の3枚セットを用意します。ケンコーやエツミと言ったカメラ用品メーカーから「SP(スペクトラ)カラーセット」として定価8000円前後(実売5000円程度)で販売されています。カラー撮影で、カメラの多重露光機能を利用して青・緑・赤の各フィルタ^を付け替えて撮影します。これは光の3原色の応用で、動きのない被写体はそのままに、動きのあるものは3色に分解されて映り込みます。


ケンコー・トキナー総合カタログより抜粋

なお、多重撮影機能を有していないカメラの場合は、カメラをセットして、各フィルタ-で3カット撮影します。その3カットを編集ソフトで重ね合わせればいいのです。



4月5日塩谷と蘭島の海岸へ、行ってきました。三脚にカメラをセットし、3回の多重露光を行います。その間にカモメが多少動きました。なお、このカモメをよく見ると、右の翼がありません。イヌかキツネの襲われたのでしょうか。飛ぶことが出来ず、砂浜をよちよち歩いていました。

以下の画像は撮影年月日がバラバラです。この3色フィルターに凝っていたのがおおむね平成17年ころから22年ころまででしたので、ほとんどがその間に撮影した画像です。


川の河口で遊ぶカモメたち。波も逆光で綺麗に光ってますが、カモメの動きも面白いですね。


パーシャルクロスフィルターと組み合わせてみました。


塩谷の浜辺で波を中心に撮ってみました。塩谷の浜は砂鉄を多く含んでいるので、黒い部分が多いです。


小樽の方にはなじみの北ホテルです、昔テレビドラマで使われたホテルとか…。現在も夏場はレストランを営業しているようです。


蘭島の浜辺です。


同じく蘭島ですが、川の流れがゆったりとしていて、とても気持ちがよくなります。

さて、次は少し手の込んだ画像づくりを紹介します。


三色フィルターで撮った画像を3枚つなぎ合わせてパノラマサイズにしてみました。1枚の画像を上下カットするのではなく、3カットをつなぎ合わせました。もっとも左右を幾分切り捨てましたが…


塩谷の漁港と余市のシリパ岬(中央奥)を撮ったものです。シリパ岬を中心にして「ぼかし」を入れてみました。単なるぼかしではなく放射状に広がるぼかしです。出来上がった画像を、今度はヒストリーブラシで、手前の砂浜、中央の防波堤、奥の山々をなぞります(ぼかす前の画像に一部を戻すわけです)。そうすると、波と雲が流れるようになりました。


祝津の展望台から日和山灯台を撮りました。砕ける波が色とりどりになりました、風の強い日で、手前の雑草が、揺れて赤、青、緑になりました。


同じ祝津の展望台です、この日は雲の割れ目から日が射しこんで海がこのような模様になりました。


浜辺に孫を屈ませましたが、3回シャッターを切る間に、微妙に体が動き、色ずれを起こしました。


同じ日に、反対側を3色フィルターを使わず、長時間露光(20秒)しましたが、こちらのカットの方が、味があるかと思います。

最後の2カットは海ではなく小樽観光街の中心メルヘン広場で撮ったものです。


このカットは、ケンコー主催の「国際フィルターフォトコンテスト」で佳作入選しました。


洋菓子店ルタオの最上階の展望台から撮影したものです。大人の科学と言う雑誌に付録としてついてきた二眼レフカメラを組み立てたフィルム使用のトイカメラです。


<最後に撮影上の留意点をあげておきます>
1 取扱説明書によれば、フィルターの使用順番は、緑、赤、青と一応きめられています。ですが実際に撮影してみて、順番は関係ないように思われました。
2 ケンコー・トキナーの総合カタログにも三色フィルター使用の際の露出補正が示されています。この補正位も一応の目安で、補正なしで3回多重しても幾分露出不足気味になるだけで、実用に支障はないようです。
3 三脚はがっしりしたものを使ってください。
4 三脚使用時はカメラによっては、手振れ補正を解除してください。
5 最後に、手振れ補正がレンズ側にある場合(CANONのカメラのように)補正を外しても、微妙に三枚の画像の位置がずれることがあります。私の場合はEOSのボディーにOLYMPUSのフイルム時代のレンズを、アダプターを介して使っています。

なお、当ブログには3色フィルターの記事が2回書かれています。あわせてお読みください。
2009.3.28付「三色フィルターを使う」
2011.4.29付「三色フィルターで撮ってみる」

春を求めて小樽市内の公園をふらふらと…

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                         <モノクロで撮ると…水芭蕉が綺麗に見えます バックの煌きが額縁の文字のようにも…>


暦の上で大寒と言うと、1月20日~2月上旬をさしますが、それは本州でのこと。北海道で最も寒さの厳しいのは、2月中・下旬と言われています。今冬は、何度台風並みの爆弾低気圧に襲われたことでしょうか。あれだけ猛威を振るった低気圧の襲来も、2月下旬に入ると一転、暖冬とよばれるほどの暖かい日が続き、桜前線も前寄りで北上中とのことです。

雪解けも例年に比べ10日~2週間も早いようで、各公園とも雪囲いの取り外しに大わらわのようです。そんな中水芭蕉開花の声も聞かれ始めたので、4月2日と10日に長橋苗穂公園に行ってみました。同日には手宮の緑化植物園に、12日には小樽公園に春を探しに出かけてみました。



<長橋苗穂公園は、雪囲い撤去が急ピッチで…>


園内中央の散策路は雪解けが進んでいますが、道は泥んこ… 正式開園は4月下旬ですが、散策路は出入り自由です。


散策路沿いの小川には、フキノトウや水芭蕉が咲き誇っていますが…

本州の方々は、水芭蕉と言うと、尾瀬を思い浮かべ、白い綺麗な花を連想されるのではないでしょうか。しかし実際は、腐食した枯れ葉や枯れ枝が絡まるように散乱し、泥で汚れ、朽ちた葉や花びらがまとわりついているのです。写真で紹介されるのは、一部の綺麗なところだけで、大半の汚れた部分はカットされているのです。と言うと、水芭蕉のイメージが壊れてしまうので、出来るだけ汚れた部分を避けて写真をアップいたします。


水芭蕉の群生地、枯れ枝が散乱しています。


モノクロではわかりにくいですが、水芭蕉を包む外皮は、茶色に朽ちています。


と言うことで、そういうところは外して、メルヘンチックに撮ってみました。


ザゼンソウも顔を出していました。


枯れ枝や、枯れ葉の間からは新しい芽吹きが見られます。


散策路沿いの小川には、秋の忘れ物が引っ掛かってました。蔓アジサイがドライフラワーになって、あちこちに落ちていました。



<手宮緑化植物園はいまだ閉ざされたままで…>

例年開園は4月下旬の、ゴールデンウイーク直前ですが…今年はどうなるのでしょうか。正式開園前ですが、散歩がてらに公園内を散策する方々も見えます。


まだ雪の残っている部分もありますが、桜の芽が大きくなりつつあるようです。


園内で最も早く咲くコブシは、今にも花が咲きそうでした。2-3日もすれば満開かと思われます。


一方、ピンクの花が咲くシデコブシは、これもあと3-4日もすれば満開になりそうです。


日当たりの良いところでは…なんという鳥でしょうか。


池のほとりに咲いたフキノトウ。


雪囲いやビニールシートは覆われたままでした。

今年は、緑化植物園の開園が早まるのでしょうか、とても気になりますね。


<小樽公園は、残雪が多くて…>

展望台の駐車場は冬期間でも駐車可能なように半分ほどが除雪されています。ただ前2つの公園に比べて残雪が多いようにも感じました。


クルミの木ですが…


園内のほとんどが雪に覆われたまま、雪囲いが外されるのもしばらく先のようです。

日当たりの良いところには、もう花が咲き誇っています。


クロッカスに水仙、フキノトウが見えます。


クロッカスの姉妹?


休息所「見晴らし亭」もまだ眠りのままです。


隣接の遊園地も、遊具にビニールシートがかぶされたままでした。

南小樽駅界隈あれこれ

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                         <吹雪のメルヘン交差点、こんな日の散歩は短縮コース…>


毎朝30分ほどかけて、飼い犬を散歩させております。室内で飼っている小型犬ですので、散歩時間はもっと短くてもいいのですが、定年退職後の運動不足解消のためもあって、南小樽駅周辺約1km程を歩き回っております。ときには雨を理由に短縮コースを取ることもありますが…。ま、これで少しは運動不足の解消につながれば、言うことはないのですが、いかんせん犬は、あっちにウロウロ、こっちにウロウロと匂いばかり嗅ぎまわり、ちっともまっすぐ歩かない。

そんな散歩の中で、一つ気になるものを発見しました。南小樽駅にはセブンイレブンが入居していますが、その外壁に店舗地図の表示板を見つけたのです。店舗名入りの地図表示板はよく見かけますが、書かれている店舗名が20年以上も前のものなのです。毎日周辺を散歩し、現役時代はこの駅から札幌に通勤していたにもかかわらず、ここに貼られていたことに気が付かなかったという、いわばお粗末な次第なんです。

<この店舗地図はいつごろ作られたものなのか…>


住吉町と赤文字で書かれた横には「小樽日交タクシー」とありますが、それは20年ほど前の話。今は高層マンションになっています。また下段には商工会館・ニュー豊楽の懐かしい名前も見られます。ウナギのかば焼きの匂いをぷんぷんさせていたニュー豊楽も、17年前に閉店しています。と言うことからほぼ20年ほど前に作られた表示板なのでしょうか…

図中には繊維会社や関連の縫製会社の名前が多々見られますが、現在では数社を残すのみで、繊維関連の企業は南小樽界隈から消えてしまいました。前置きはこの程度として、今回は界隈のちょっと気になる光景を集めてみました。

<ラーメン・中華のおたる家は…>

閉店してから4-5年たつでしょうか。初代の経営者から従業員に引き継がれ、周辺住民としては、配達もしてくれてとてもありがたかったのですが…。理由は不知ですが突然閉店してしまいました。個人的にはここの餃子定食のファンでした。


真冬は、自販機の近くに1m近いツララが出来ます。幸と言うか、ツララの真下は、歩行ができない(溝、段差)ので、伸び放題です。


<ここもかつては「南樽・東家」と言う老舗のそばどころでした…>

ネザーランド言うスープカレー店になりました。イベント会場でもここの移動販売車をよく見かけます。


<アニ麺…とはナニ?>

ネザーランドの下隣りにある変わった看板のある店舗。卸売店なのでしょうか、シャッターが開いているときに覗いたのですが、アニメが描かれたインスタントラーメンを扱っているようです。


店舗2Fに通じる左のドアには数社の名前がありました。アニメのインスタントラーメンで、商売が成り立つのでしょうかね?描かれている女の子をよく見ると…キツネの尻尾が出ている。騙されたかな?


<そばどころ・いろは開業こそ新しいものの…>

個人的にはそばは苦手な方ですが、ここの掻揚げ蕎麦は例外で、1度食べたら病み付きになりました。


旧小樽織物の古い店舗をそのまま生かした店づくりになっています。古時計があったり、金庫が書棚として使われたり…クラシックな世界を感じます。


奥の板の間の部屋の片隅には、凝った造りの行灯があります。


<小樽で2番目あるいは3番目かな、横幅の狭い建物が…>

途中のドアも気になりますが、横が1.5間くらいでしょうか。今は使われていませんがJRガードに沿って自動車の整備工場だったようです。かつてはガード下を工場に使っていたようですが、JRの方針変更で使えなくなったといわれていますが真相は不知です。

なお小樽で1番横幅の狭い建物は、住ノ江町のカトリック教会付近にあります。以前FBで、写真家の乾さんがアップしておりました。なお私も新富町の古家で横幅1間ほどの建物を見たことがあります。


<ガードをくぐって、山側に進むと、おや…>

看板君、右脚を骨折してるんじゃないの?


<今どきは調剤薬局だって、ドライブスルーだよ>

ドライブスルーはテイクアウトの飲食店だけではありません。大型の病院では処方箋を、希望する薬局にその場でFAXしてくれます。


このドライブスルーの向かいには、昨年12月1日に開業した新小樽市立病院があります。


かつてはここは開校137周年を迎えた小樽で最も古い量徳小学校がありました。

さてそろそろ犬の散歩も終わりです。量徳橋を渡り、JR南小樽駅を過ぎて、老舗の若林硝子店を左折して三本木急坂(私が学生のころは山ノ上町の坂と言ってました)を、メルヘン交差点の方に下って行きます。学生の頃(昭和37~41年)は、この通りはに商店が結構ありました。前掲の表示板にも掲載されている、高村酒店、赤石食品雑貨店、浜田和菓子店などなどです。


<50年以上も昔の看板が風雪に耐えて…>

店名と電話番号は消しました。

まだまだ面白い、ユニークな場所がありますが、別の機会にご紹介します。丁度イヌの散歩30分ほどたちましたので…

写真コンテスト入選作品の中から~その4・H18~19年まで

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             <平成19年1月海岸愛護写真コンクール 入選「ビーチバレー」沖縄美ら海水族館前のエメラルドビーチ>


写真コンテスト入選作品の紹介シリーズも、第4回目となりました。第1回目では北海道新聞社の写真講座を受講して、八王子に転勤するまでの間の写真を取り上げました(2015.2.2付ブログ)。第2回目では、八王子に単身赴任している間の作品を(2015.2.8付ブログ)、そして第3回目では、最終勤務先の札幌に通勤時代の作品を(2015.3.10付ブログ)取り上げました。ここまではそのほとんどがフィルムカメラによる作品です。

平成14年8月に、2年間の再雇用を含めて完全退職してからは、デジタルカメラに切り替えました。ただフィルム撮影を全くやめたわけではなく、数年間は併用の時代でした。3色フィルターによる多重撮影や、赤外撮影、ポジフィルムによるクロス現像などに加えモノクロフィルムも多用していました。モノクロや赤外撮影については、すべて自家現像処理をし、その後、DPE店でCDに取り込んでもらっていました。

と言うことで、今回4回目の作品は、八王子勤務時代の作品、最終勤務札幌支店時代の作品、そして退職後の作品等が混在し、加えてフィルム作品とデジタル作品が混在しております。18-19年の2年間の入選は、34回、作品点数では37回に上ります。そのうちの一部を以下に紹介します。


<小樽雪あかりの路・愛のフォトコンテストには孫娘をモデルに…>


H18.4月 小樽写真商組合賞「小さな幸せ見つけた」 一番下の孫娘2歳半をスノーキャンドルの前に立たせました。このカットは翌年の雪あかりの路のポスターの一部(片隅)に使われました。


H19.4月 入選「メルヘンチック アイスキャンドル」 
メルヘン広場の樹木に飾られたLEDライトを、蝶の形に切り抜いた自作フィルターで撮ってみました。


<愛犬とのふれあいフォトコンテストに我が家のイヌとネコを…>


H18.8月 佳作「内緒話」我が家のイヌとネコは仲がいいのか悪いのか、いつも絡み合っていました。そのネコも昨年21歳の天寿を全うしました。


H19.8月 佳作「ここは私の指定席」


<小樽写真市展は、ネイチャーより、自由の部がおもしろい>


H18.10月 入選(自由の部)「鮭必死の遡上」余市川には毎年サケが遡上します。産卵前の鮭を捕獲するゲージに挟まり、必死で抜けようとする形相が凄い。


H19.10月 特選(自由の部)「秋空を撮る」札幌モエレ沼公園のイサムノグチのオブジェに、偶然二人連れの女性が来て、カメラを構えた瞬間です。カラーをモノクロ変換しました。


H19.10月 入選(自由の部)「TATOO」東京原宿表参道よさこい祭りの一場面。出番を待つ若い女性の背中に鮮やかな花が…


<北海道写真協会のコンテストには、写真道展と支部展があります>


第54回写真道展 入選「我が家の子狸三兄妹」 家内と娘が、孫たちに狸のメイクを施し撮ってみました。この年に、道写協を退会しましたので、道展応募はこれが最後となりました。ただ支部のコンテストには引き続き応募しております。


道写協札幌・小樽支部合同撮影会 推薦「ジャンプ」 滝野すずらん公園で、両支部合同撮影会を行た時の作品です。


H18小樽支部写真コンテスト 特選「ジンベイザメが行く」 退職後、沖縄に8日間の撮影ツアーに行った折、美ら海水族館で撮影しました。


<日本海写真大賞は業歴のあるコンテストでしたが…>


第28回ファミリーの部 入選「パソコン達者」一番下の孫娘がジジのPCを、自在に扱っているように見えます。この年頃は、何にでも興味津々。

この写真コンテストは全国公募ですが、ファミリーの部のみが応募料無料でした。その後写真コンテストの募集が無くなってしまいました。


そのほかのコンテスト入選作品は下記の通りです。


<雨竜町観光写真コンテスト>


H18.11月 優秀賞「夕照」H12年3月に、札幌北支店から八王子支店に転勤になる際に、関係団体への挨拶回りの途中で撮ったものです。石狩川の堰堤そばの立ち木(元はハサギ=稲架木だったのかも)です。おりからの夕日で雪面がピンクに染まっていました。


<電気のある生活フォトコンテスト>


ウイングベイのゲームコーナーにあるUFOキャッチャーで遊ぶ孫娘。「また落こっちゃった」


<小樽カレンダー2007写真コンテスト>


入選 5-6月頁「紫陽花の花咲く頃」


<東京都立美術館・自然を見つめるフォトコンテスト>


H18.12月 佳作「野生の照明」野ネズミを3-4匹咥え、誇らしげに見せる姿は、野生そのものである。なお作品は全紙大に拡大され、パネル打ちされたものが返却されてきました。


<毎日新聞写真コンテスト(ファミリーの部)>


H18.11月 優秀賞「車屋さん走る」毎日新聞社の報道写真コンテストは、部門によっては賞金が50万円と高額なのが魅力ですが、応募料がそれに見合って高いので、無料のファミリーの部に応募しました。


<東京織物卸商組合・浴衣姿フォトコンテスト>


H18.10月 入選A賞 前々回のブログでも紹介した、浅草浅草寺のほおずき市を訪れた女子高校生3人組。


<第19回学校大好きフォトコンテスト>


H19.6月 入選「大バトンリレー」今は廃校となった、旧小樽量徳小学校の運動会で撮影。このフォトコンテストも中止となってしまいました。


<旭山動物園ふれあいフォトコンテスト>


H19.10月 銅賞「白髪が増えたね」 飼育員に甘える猿がとても可愛いね。


<フォトおたる2006-7写真コンテスト>


H19.1月 タルポン賞・特別賞「揺れる観覧者」 冬のある日、港湾内の海面に映り込んだウイングベイの観覧車です。写真の上下を逆にして出品しました。この賞によって、小樽ビール倉庫レストラン内で個展を開催する権利を頂きました。そして翌年、「小樽・東京ロマン飛行」と言うテーマで個展を実施しました。作品67点でした。


今週の一枚~鯉の滝登り

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                            <小樽勝納川を泳ぐ鯉のぼり>


かつて暴れ川と言われ、都度都度氾濫を起こした小樽勝納川も、上流の奥沢水源地の整備や再三の護岸工事によって、氾濫も収まり、今では下流に散策路まで作られています。平成12年から17年にかけて大規模な改修・護岸工事が実施されたのも記憶に新しいところです。2002年(平成124年)からは、地元若松町会の有志が中心となり、南樽市場沿いに鯉のぼりを展示するようになりました。加えて、2013年(平成23年)からは、南樽市場沿いと言うこともあって、大漁旗がこれに加わりました。今では勝納川にそよぐ数百匹の鯉のぼり群は、小樽の風物詩の一つにあげられています。

今年も鯉のぼりの飾られるシーズン到来に合わせ、4月10日から5月10まで、勝納川に飾られることとなりました。毎年撮影に行ってはいるものの、風のない日は泳いでいる姿が撮れません。風の吹く日を待っていると、幸い4月24日(金曜)、朝からかなり強い風が吹いています。しかも雲の流れが速く、日差しが出たり入ったりしております。早速三脚を担いで行ってきました。


隣の南樽市場に来られた方でしょうか、盛んにシャッターを押していました。


コンデジのHDRアートで撮ってみました。

30分も撮影していると、空模様が急変、雨が降り出して午前中にもかかわらず、薄暗くなってきました。風も強くなってきました。


鯉が勝納川を遡上している感じがしました。ソフトでアンダー気味に補正しています。鯉の滝登りのような感じがしました。なお、秋口には鮭がこの川を遡上する光景が見られます。


ついに本格的な雨になってしまいました。せっかく南樽市場に来たので、中を覗いて行くことにします。それにしてはお客さんの数がやたらと多く、駐車場には整理係が車を誘導しています。聞くと、市場大売出しとのこと。


市場内の握りずし店も、満席でした。価格も当然リーズナブル。


野菜コーナーも鮮魚コーナーも大勢の人また人。


写真には撮ってませんが、店頭に並べた活きシャコが隣のコーナーにまで飛び跳ねて、店員さん大慌て。チャンスを撮り逃がしてしまった。

残雪の羊蹄山麓(前篇)

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                <赤井川村から倶知安町に入ると、田んぼの水たまりに羊蹄山が映り込んでいる 午前4時>


羊蹄山麓へは、数年前までは四半期に一度くらいの割合で撮影に来ておりましたが、このところめっきり回数が減って1年半ぶりくらいでしょうか。歳をとるとともに、車の運転が億劫になって来るし、以前再三一緒に行動したフォートピアの仲間たちも、意見の相違から分裂・消滅したことも原因かもしれません。ともあれ、久しぶりに羊蹄山麓から昇る朝日を撮りたいという写友たちと一緒に、4月23日(金曜)、午前3時に小樽を出発しました。日の出が5時前後ですから…まずは国道393号線(メープル街道)でキロロを経由して、倶知安町富士見、ニセコ町曽我の「二本のサクランボの木と羊蹄」の撮影スポットに向かいます。


倶知安町富士見(十割そば店の湧水池のある撮影スポット)に近づくに従い、霧が濃くなってきます。


サクランボの木と農作業小屋のある撮影スポット。進むに従い、霧が濃くなってくる。この辺は真夏には、一面のジャガイモ畑です。


日の出15分ほど前に、ニセコ町曽我の撮影スポットに到着です。


かなり冷えていて、多分氷点下5度以下でしょうか、水たまりがごらんのとおり、あちこちで結氷しています。


色んな形があります。


水たまりすべてが形が違っていて…全部紹介はしきれません。


午前5時羊蹄山の裾から朝日が顔を出し始めました。


真ん中の方は、前夜から車に泊まり込みで、この瞬間を待っていたとのこと。


太陽は、地平線上に上がってきましたが…私は何度かこのシーンを撮っているので、興味は別のところへ…


川渕の樹木のそばにはフキノトウが顔を出していますが…細かな水滴と言うか氷滴が輝いてます。


蔓アジサイが雪の下から結氷&ドライフラワーとなって顔を出しています。


何という木の葉かわかりませんが…


さてニセコ町曽我の朝日を十分撮影したので、次はニセコ連峰の中腹に行ってみます。羊蹄山麓のい町々には、尻別川をはじめ、川が網の目のように流れていて、川面の温度と空気中の気温差が大きいと霧が発生します。これを高いとこらから見ると、雲海を眺めていることになります。


気象条件に左右されますが、まずまずかも…


陽が高くなるに従い、雲海の赤みが失われていきます。


雲海も撮り終えて次は、元来た道を戻ります。倶知安町富士見町の十割そば店の遊水地に向かいます。ここの正式呼び方は…「姿見の池」とも呼ばれていますが、よく知りません。蕎麦屋さん(店名は「農家のそばや羊蹄山」)の幟が「十割そば」と書かれているので、仲間内では「十割そばの池」と呼んでいます。天気が良くて無風の時は、この湧水池に羊蹄山が映り込みます。


池の周囲の木々が新緑だと、もっと映えるんですが…


池の反対側から、見るとニセコ連峰が映り込みます。


池の周囲を回ると、フキノトウに朝日が当たってとても綺麗に見えます。


そばがらの中からフキが出てきました。周囲の白っぽいのは霜です。やがて朝日にあたると消えていきます。


池からあふれた水は小川となって流れてゆきます。

さて次回の後半では、京極町の吹き出し公園、尻別川のラフティングの撮影スポット、赤井川に新しくできた道の駅、最後に朝里川沿いの桜を撮る予定です。

残雪の羊蹄山麓(後篇)

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                      <京極町ふきだし公園の湧水池に残雪の羊蹄山が映り込む>


前回のブログでは、ニセコ曽我の二本のサクランボの木と羊蹄山の撮影スポットで朝日を撮影し、倶知安富士見町の十割そば店の湧水池(姿見の池)で撮影したところまで紹介しました。次は京極町のふきだし公園に向かいます。ここ十割そば店の前の道道478号線(京極倶知安線)を左に15分も走ると、京極町の「ふきだし公園」に着きます。

この京極町のふきだし公園の湧水は、羊蹄山に降った雨や雪が数十年の歳月をかけて地下に浸透し、この地に湧き出したものです。夏も冬も絶え間なく湧出し、1日約8万トン(約30万人分の生活用水)の湧水量を誇ります。なお、羊蹄山麓には各地に湧水地がありますが、この京極のふきだし公園と、真狩村のカムイワッカ(神の水)の湧水地が最大規模で、いずれも環境省の「名水百選」に選ばれています。そして双方ともに名水を売り出しています。片や「京極の名水」として、片や「カムイワッカの麗水」と言うブランド名で…

さてふきだし公園の湧水地に着くと、やはり標高が高いせいか、小樽市内では終わってしまった水芭蕉が、今が盛りとばかりに咲いておりました。


池に架かる木道のそばに固まって咲いています。


逆光で見づらいかも…


角度を変えてみると…


池の上流から見ると…中央は50-60cmの段差になっています。


さらに上流の湧水口に向かうと…水鳥(鳥名不詳)がいました。


吹き出し口では、5-6人の作業員が清掃中ですいた。この吹き出し公園にはよく来ますが、初めて清掃作業を見ました。

残念ながら4月23日は平日で、しかもGW前の早朝と言うこともあって、水汲みあるいは名水を飲みに来た方も見当たりません。と言うことで、ここでの撮影を切り上げ、次の撮影地である尻別川ラフティングの名所に向かうべく、車の駐車場に戻ります。とその時、遠方に野焼きの煙が見えました。急いでそちらの方に向かいます。


公園の向こう側の民家の奥から野焼きの煙が何本か立っています。


老農夫が枯れ木を燃やしているようです。この煙を見ると間もなく本格的な農作業が、始まります。


一旦道道を倶知安方面に向かい、途中で尻別川沿いの農道を走ります。

何度もラフティングの撮影スポットに来ているのですが、途中に目印となる目標物がなく、何度も迷います。ただ今の季節は、新緑に覆われていないので尻別川の方向が分かりますので、堰堤を目指し車の入れる道を探します。堰堤のサイクリングロードが目印です。


どうやらいつもの撮影スポットに来たようですが、河川敷は雪解け水で池のようになっています。


この水たまりも今が春真っ盛りのようで、水芭蕉やフキノトウが咲き乱れています。


幾分トウがたちすぎてますが…


白樺の根元の日当たりがいい場所に、フキの兄弟が…

水たまりの河川敷で撮影に夢中になっていると…ラフティングのボートが3艘やってきて、中州に乗り上げました。どうやらGW前に、インストラクターたちが訓練しているようです。


何に可は中州に上陸しました。


何人かは急流に逆らって登ろうとしていたり…


敢えて急流に飛び込んで、上陸した仲間が救命用ロープを投げたり…

30分ほど訓練を繰り返していましたが、やがて彼らも、さらに下って行ってしまいました。珍しい光景を見せて頂きました。時間はまだAM10時になったばかりですが、ここまでで満足できるシーンが撮れたせいでしょうか、小樽に戻ろうということになりました。なお、ニセコ近辺の温泉付近にも撮影スポットはあるのですが、いまだ冬期間通行止めが何か所かあって、全線開通に至っていません。と言うことで、国道393号線(メープル街道)を赤井川方面に向かいます。


最近できたばかりの「道の駅あかいがわ」に立ち寄ります。


午前11時前と言うこともあって、来店者はぽつぽつでした。ソフトクリームでもと思いコーナーを覗きましたが…結構いい値段。

早々に道の駅あかいがわを出て、途中落合ダムに向かいます。残念ながらダムは一部を除いて全面結氷。管理棟から先は除雪がされておらず、撮影スポットには行くことが出来ません。機会があれば行ってみたいと思います。



早春の恵庭公園原始の森へ

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                      <突然原始の森に響く嬌声と子供たちの出現、一瞬妖精たちかと…>


雪解けから顔を出した枯れ葉を踏みしめて坂を下りていく。それまで聞こえていた子供たちやテニスを楽しむ大人たちの声が小さくなり、やがて消えて行った。沢の底を流れる幅2mほどの小川、これがこの原始の森を流れる「ユカンボシ川」だ。アイヌ語で「シカの住んでいるところ」と言う意味を持つユカンボシ川、沢の奥から湧き出すこの清水は、縄文時代から人々の生活を潤してきた。源流付近には1200年前の住居跡が30カ所も見つかっている…。

前置きが多少文学的になりましたが、2011年8月北海道新聞に連載された「水辺の風景~その3ユカンボシ川源流(恵庭市)」の文章の一部を借用いたしました。と言うことで、今回は4月29日(水曜・祭日)に恵庭公園、エコリン村、道道117号(恵庭岳公園線)線沿いの白扇の滝の撮影に行ってきました。恵庭市と言うと「恵み野のガ-ディニング」が有名です。ただこの時期は、春まだ浅く十分花々が咲きそろっていないので、花ロードの撮影はパスしました。

さてユカンボシ川源流のある恵庭公園は、JR恵み野駅から約1.5km、市街地の住宅街と恵庭南高校に挟まれた街の真ん中にあります。野球場や球戯場、陸上グランドが併設された総合公園です。その公園に手つかずの原始の森があります。



幅2mほどの小川にかかるアーチ状の眼鏡橋。水は澄んで、とても冷たい。


眼鏡橋の上から見ると、川に点々と水草が生え、石は苔むしている。川辺を散策する人も…


川辺に沿って沢を歩くと、そこは手つかずの原始の森。


一段とグリーンが綺麗な大きな草は、水芭蕉にも似ていますが…


倒木はそのまま放置され、樹木に張り付いたキノコが半ば化石化しているみたいです。


新緑にはまだ早く、木々の枝は裸です。


新緑の葉もまだ子供です。


アカゲラがつついたのでしょか、古木の根元は穴だらけ。


日当たりの良いとこではエゾエンゴサクが一面に咲き誇っていました。


突然現れた子供たちは(トップの画像)、倒木や樹木の間を跳ねるようにして、あちこち飛び回っていました。何とか追いつこうと彼らの後を追いますが、倒木から滑り落ちで、水深20cmほどの小川にざぶん、結局見失ったしまいました。どうやら子供たちにとっては、この原始の森は遊び場のようです。ここで十分撮影を済ませて、もと来た広場の方に戻りました。風になびく桜を撮影していると、あの子供たちが帰ってきました。


沢での遊びに飽きたのか、広場に戻って来たようです。


これはチャンスとばかり、桜と自転車に乗った子供を…スローシャッターのままだった。でもいい感じに撮れました。


さて恵庭公園での撮影を終えて、近くにあるエコリン村に向かうことにします。エコリン村は過去何度か撮影に行っていますが、数年前に、写真道展で道展大賞を取った作品が、ここエコリン村で撮影されたものでした。教会風の建物をバックに、マリアの石像を下から撮影したもので、頭頂部に偶然日暈(日傘のような輪)が射していた画像だったことを思い出しました。写友がその撮影現場を見たいというので…残念ながら、かの撮影現場の石像はすでに移動されていて、教会風の建物も改造されているようでした。


エコリン村の入り口で歓迎してくれた農夫。働いた後は地ビールでも…と言っているような、いないような…


ここの名物は一本の水耕トマトの苗です。シーズン1万7千個の実がなるといいます。


有名作家によるオブジェも展示されています。


その一つを利用して、セルフポートレート。ん?お邪魔虫?では次、お口直しに…


道展大賞の石像とは違いますが、石像コーナーにあったのを借景して…


大賞を撮った現場が無くなっていて、がっかりしていたY氏も、豊満な若い女性モデルを見つけて、俄然張り切りました。


いやーオヤジさん久しぶり、しばらく会わないうちに随分日焼けしたね。アフリカに3年も行っていたって?それでお土産にダイヤモンドの原石をくれるって?嬉しいけれど…それ、岩塩だよ。

エコリン村を後にして、道道117号線(恵庭岳公園線)を恵庭湖(漁り川ダム)、白扇の滝方面に向かいます。途中恵庭湖の手前を右折するとダムの堰堤下に桜公園があります。休日とあってかなりの車が駐車していましたが、あいにく時期が早いのか桜はまったく咲いていませんでした。それでも大勢の花見客(?)がバーベキューやボールゲームで遊んでいました。桜の下でのバーベキューであれば絵になりますが…先を急ぐことにします。


漁りダム下流の桜公園は、バーベキューをする人たちでにぎわってました。


白扇の滝は、道道117号線沿いにあります。駐車場も完備されていて、訪れたときには10組以上の方々が滝を背景に記念写真を撮ったり、三脚で撮影されている方もおりました。オールシ-ズン売店は営業しているようですが、長距離運転で疲れているときには、ソフトクリームがとても美味しく感じました。


白扇の滝は、川幅18m、落差15mあります。


紅葉の時期であればもっと映えるのでしょうが…


川のふちには柵が張られていて、撮影ポイントもほぼ決まっています。何度か撮影に来ていますので、毎回似たような画像になってしまいます。


ほぼ当初予定していた通りの撮影ができました。あとは小樽に向かうだけです。
次回は5月8日(金曜)に行われた、豊友会の春の撮影ツアーの模様を取り上げます。撮影地は、北海道神宮、平岡梅林、札幌農試公園です。



豊友会春の撮影ツアーに参加して

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               <札幌農試公園…初めて聞く名前に半信半疑で行ってみると…驚いた、郊外にこんな素敵な公園が>


一昨年まで所属していた写真倶楽部「フォートピア」が、意見の相違等から自然解散、それまで協力関係にあった豊友会に大半の会員が移ったことは、このブログでも触れました。豊友会はもともと北海道新聞小樽支社の文化講座を受講修了者が中心となって作ったクラブでした。どこのクラブも会員の高齢化、自然退会者が増え、活動が停滞しています。豊友会も例にもれず、撮影ツアーへの参加者が減る傾向にあります。今回5月8日(金曜)の撮影会も参加者が5名にとどまってしまいました。

午前8時に小樽美術館前に集合し、2台の車に分乗し、まずは北海道神宮を目指します。北海道神宮では毎年神宮に関連する行事・祭事・風景等のフォトコンテストを実施しています。出来ればコンテスト用のカットを撮ろうということもあります。次は札幌清田区の平岡梅林公園での撮影です。今頃梅が咲くのとお思いの方もおられるかもしれませんが、関東では2月に咲き誇る梅も、北上するに従い開花が遅れ、津軽海峡あたりで桜の開花と同時期になります。その後は同時期ないし桜の後に梅が咲きます。

ただ数日前の新聞によれば、今年は梅も開花が早く、梅のつぼみが渡り鳥(鳥名を忘れました)が食べてしまい、7-8割が被害にあったと報じられました。若干心配ですが、現地に行って見ないことには…。3か所目は未定ですが時間があれば八重桜が満開のところへ…と思いつつ、北海道神宮へ向かいます。


<なんと外国人参拝客の多いこと…色んな国の言葉が飛び交ってます>


先ずは記念写真を…韓国でしょうか中国の方でしょうか…


聴きなれない言葉に、英語で尋ねると、マレーシアからの方たちでした。皆さん笑顔でポーズを取ってくれました。

車を駐車場に止める際に、大型観光バスが10台以上駐車しており、まだ続いて入ってきます。カラフルな服装と、サングラスで日本人とは雰囲気が異なります。北海道神宮も観光名所の一つになったのかと、その様変わりに驚きました。


紙封筒を抱えた団体は日本人ですが、後方の方々はほとんどが観光客です。


参道わきにはつつじが満開。後方の方々は外国人。


5月5日の子供の日は過ぎてましたが、正面横にのポールにはコイが泳いでました。


金髪美人が、参拝の後…どこへ行くのでしょうか。


回廊のパネルに展示された、前回の「北海道神宮フォトコンテスト」の入選作品を見ていました。


韓国人でしょうか、おみくじを結びながら記念写真を撮影してました、そこをパチリ。

さてフォトコンテスト向けのカットも何枚か撮れました。次の撮影地に向かうことにしますが、それにしても、神宮は観光とは遠い存在だとばかり思ってましたが、これほどまでに外国人観光客が来るとは驚きでした。


<平岡梅林公園は…梅のピークは過ぎていましたが…>

札幌支店に再雇用(H14~17年)で勤務の折に、何度かこの公園の近くに来たことがありますが、入ったのは初めてです。しかも梅林と言うと、道内では洞爺湖・壮瞥町の梅林くらいしか知りませんでした。全国では各地に有名な梅林がありますが、梅と言うと北海道ではマイナーな感じで…ともあれ来てみるとなるほど、花が少なく、被害が甚大であったことをうかがわせます。


半分散っています。


綺麗に咲いている枝を探すのも一苦労です。


殆ど散りかけた樹の下でのお弁当


ケアハウスのお年寄りたちが記念写真を撮ろうとしていると、幼稚園児御一行様がお通りです。右端のおどけた格好のお兄ちゃんも、園児たちの存在感には勝てない。


同伴の先生の一言が…笑わせる。売店の方を見ちゃダメです!園児が一斉に売店の方を見ましたよ。


ピンクの花は存在感が薄いけれど、黄色い園児たちの存在感が大きいね。

平岡梅林での撮影は、梅のピークが過ぎていたこと蕾の大半が鳥害で無くなったことから、今一つ満足感がありませんでした。昼食を食べて、さて次の撮影地は?特に決まっていないとのこと。では数日前にブログで札幌農試公園の八重桜が満開だと出ていました。場所がJR発寒公園駅の近くで、小樽への帰り道にあたります。同行者のだれもが農試公園を知らないということで、行って見ることにしました。


<八重桜満開…子供の遊び場もあって…>

札幌農試公園は、元北海道農業試験場であったことから、農試公園とネーミングされたようです。総面積12.4ha(東京ドーム4.7haの2.6倍)あって、野球・テニス等の球技場のほかに、子供用プールや遊び場を備えた運動公園になっています。はじめて公園内に入りましたが、数百本の八重桜が満開で、それを楽しむ家族連れやケアハウス関係の老人がたくさん来ておりました。


幼児たちが遊具で遊んでいました。


子供は絵になります。豊友会メンバーもパチリ、パチリ。


お姉ちゃんが、シャボン玉を吹いています。なぜか背伸びをして…少しでも高くとばそうとしてるのでしょうか。


桜のアーチの下を、車いすの老人たちが行きます。公園内の主要道路は簡易舗装がされていて、乳母車や車いすの通行が容易です。


当初予定されていた撮影地に農試公園が加わりましたが、桜の木の多さと満開の八重桜に、メンバー全員が驚きの声をあげていました。さて次の撮影地は…シーズン前の銭函ドリームビーチへ、とも思いましたが、現在ビーチの海の家組合と市の建設部との間で、建築許可をを巡ってトラブル発生中です。避けた方がいいということで、今回の撮影会は終了となりました。
次回のブログは(6月1日予定)、孫たちのGW最終日「円山公園の花見と動物園」を予定しています。

孫たちのGW最終日「円山公園の花見と動物園」

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                     <円山公園に着くと…すでに宴たけなわ 躍り出す若者があちこちで…>



幾分時期が遡りますが、今年のGWは大変慌ただしかった気がします。例年であれば道央では、GW後半にエゾ山桜が満開となりますが、4月も下旬に入ると、あっという間に咲いて数日後には葉桜状態でした。そして5月の20日前後に満開となるはずの八重桜が、5月第2周には満開となり、例年より2週間以上も早くなってしまいました。じっくり撮影しようと思っていたら、大幅な出遅れ、自然には勝てません。

そんな中、GW最終日の5月10日(日曜)に、孫娘二人と娘婿と私の4人で、札幌の円山公園に行ってきました。花見と動物園の見学です。普段円山公園内は火器の使用が禁止されていますが、花見の時期だけ一部のエリアに限って火器の使用が認められています。ススキノのビルの一角で居酒屋「味和久」を経営している娘婿が、取引関係の業者や顧客達と花見を行っているので、その一角に孫娘と私ももぐりこみです。その後に公園内の動物園に行くというものです。絶好の花見日和の好天に恵まれ…



娘婿と札樽急行バスの円山第一鳥居前で待ち合わせ、ほろ酔い機嫌の婿と一緒に宴会場へ…


早速周囲の方々から差し入れが届く。


陽気もよくアルコールが進めば、自然と体も動き出します。いいぞ!ポンコツグル-プ(Tシャツのロゴ…)


こちらのコーナーでは、突然現れたグリーンマンが、マジックを始めました。この通り親指と人差し指をがっちりビニールテープで縛って…この自撮り棒を指の隙間に瞬間移動させます。


あれれ、赤いビニールテープで縛ったはずの親指と人差し指の隙間に、自撮り棒が瞬間移動したよ。

宴会場から少し離れて公園内の散策路を進むと…


屋台が立ち並んでいます。


外国人ペアも、屋台で買ったタコ焼きをつまみながら、桜を…いや、行き交人たちを眺めていました。


元の場所に戻ってくると、娘婿の経営する「味和久」の取引先や顧客の方々が相次いで来られます。中央は求人関係某雑誌社の方。



次から次と、焼きあがった肉や野菜が持ち込まれますが…お腹も一杯になったところで、動物園に移動することに…所が次々と「味和久」の取引業者や知人につかまって…


右が娘婿、中央は九州の酒造メーカーの方、左が地元札幌の酒類販売店の方。つかまったところでスマホでパシャリ。


数歩進むとここでも知り合いが…なかなか動物園方向には進まない。孫娘たち「早く動物園に行こうよ」、婿「ほれ、ここにもいっぱいいるでしょ」


広い公園内を突き切って、やっと円山動物園に到着です。大人600円、中学生以下無料、65歳以上無料…うん?札幌市民に限る、隣の小樽市民じゃだめか、この際札幌市と合併して「小樽区」にしてはどうかな…。ともあれ中に入ります。


先ずは、こども動物園に入ります。ニワトリをはじめ小動物が放し飼いとなっていて、じかに触れ合えます。そういえば最近ニワトリなんぞ、唐揚げでしか見たことがないもんね、


次いで、モンキーハウスへ。ゲージの前にプラスチック板が貼られていて、その板が傷だらけ、それが却ってソフトフォーカスの役割を果たしてますが…見学者にとっては傷が気になりますね。


キリン館の前で、親子で記念写真。


園内中央部は、アフリカゾーンとして改修工事中で、今年の秋にオープン予定とのことです。その工事塀に描かれた写真・絵がアート。ゴリラと美女?


このオランウータンは子供ですが、隣室の大人のオランウータンを見て…相撲取りより大きい、こんなに大型だったっけ?とチョイ疑問に思いました。


モンキーハウスを出て…おっと危ない、後ろから猿が…


最後はシロクマ館に行きましたが、大勢の観客が取り囲んでいますが…

しばらく待ちましたが、肝心の白クマの子供は一向に姿を現しません。大型レンズを抱えたカメラマンに聞くと、開園直後の9時過ぎに一度姿を現した後は、この時間(午後2時近く)まで奥の部屋から出てきませんとのこと。これではいくら待ったところで、見ることが出来そうにありません。


せっかくですから、シロクマセットの前で記念写真


2時過ぎに動物園をあとにして、孫二人と高速バスで小樽に帰ります。出口付近のガラス張りの動物園センターが素敵です。


とにかく園内が広くて歩いて回るのは、高齢者には容易ではありませんでした。足腰が痛くなり、帰りのバスの中ではぐっすり寝込んでしまいました。なお、日本一と言われる旭山動物園や東京の多摩動物園には何度か撮影に行っておりますが、動物の展示方法が全く違うように思いました。一口で言うと、観客目線(見る人の心理に配慮)の展示になってますが、円山は旧態依然の展示でした。一つを例に挙げると、旭山や多摩では、猿でもシマウマでも高い位置から見下ろしたり、低い位置からは窓越しに見ることが出来ます。

一方円山は、ライオンでもシマウマでも目前に鉄柵や金網が立ち並び、見ずらい(撮影しにくい)ことに加え、同じ目線位置なので動物がしゃがんだり寝そべったりすると、見ることが出来ません。

<円山動物園 ライオン館>

足の裏しか見えない。ライオン館の表示がないと…この肉球は誰の?と思ってしまいます。

<東京多摩動物園 H13年8月撮影>

周囲が高くなっている GMO写真部入選作品「こんがらがっちゃうな~」


バスの窓に好物の肉片が取り付けられていて、ライオンがペロリ、迫力満点。









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