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Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
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モノクロ写真の数々〜その4

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昨年の11月から12月にかけてモノクロ写真を3回に分けてご紹介しました。主に平成12年から14年までの東京八王子に勤務していた頃の画像でした。その1では、八王子・立川周辺を、その2では、超高層ビルの展望台から、その3では、銀座、勝沼の桃、富士山を取り上げました。そして今回及び次回以降は小樽・後志管内、そして北海道内各地の風景等を取り上げたいと思っています。

さて暦の上では啓蟄も過ぎて春に入りました。内地からは、菜の花や梅さらには早咲きの桜の声も聞こえてきます。でも北海道はまだまだ雪の世界。ひな祭りの日前後に、数日暖かいが日あったと思ったら、数日前から大荒れの天気。今朝は(3月10日)25cmほどの積雪、雪かきに一苦労でした。しかも前夜の天気予報では、北海道上空に、今季一番のマイナス40度の寒気団が居座っているとのこと。春はまだまだ遠い…

今回は画像が多少多いので、余計な説明を極力省きます。まずは今日の様子からアップします。なお、コンデジで撮影したカットを幾分加工してモノクロ変換しております。その他は主にモノクロフィルム及びデジタルカメラでモノクロ撮影したものです。


(1) 大雪に見舞われた昨今


我が家から50mほど下のメルヘン広場の交差点ですが、今朝は(3月10日)は雪を積んだ大型ダンプ、排雪を終えたダンプがひっきりなしに行きかってます。右手に進むと、排雪場となっている勝納川河口に出ます。


今朝のイヌの散歩の途中で撮ったHDR風ワンカット。歩道と車道の間には6−7mの雪の壁が出来ています。


午前中数時間晴れ間が出てました。このまま晴れてくれればいいのですが…。中央橋から浅草橋方面を見ました。


入道雲にも似た雲、天気が崩れる予感。


運河観光の拠点、浅草橋には大勢のアジア系外国人が来ておりました。運河もこのところの冷え込みで蓮葉氷が出来ています。コンデジLUMIX TZ30でパノラマ撮影しましたが、縦筋が気になります。


(2) 平成14〜17年ころのモデル撮影会


以前は小樽潮祭りでモデル撮影会がありました。いつの頃か廃止されてしまいましたが…この時は大型船のデッキを借りての撮影会でした。白い壁をバックに、ハイキー調で、ソフトフォーカスフィルターを使いました。


モエレ沼公園のガラスの建物の前で、なんせモデル撮影会初心者のころで、どう撮影していいかわかりませんでした。


同じモデルさん、チラリズム!視線があそこに行ってしまいます。


ウ〜ン、どう言う風に撮ればいいのか、試行錯誤の…時期でした。


同じ日のカットですが、雲がとても印象的でした。


同じ日、モデルさんではなく一般の方女性が二人、天を仰ぎ写真撮っています。このカットは小樽市展写真コンテストで特選となりました。


北海道開拓の村モデル撮影会でのカット。ソフトフォーカスフィルター使っています。


開拓の村のニシン番屋内で。


開拓の村の馬車鉄道。一般の子供さんとモデルさん一緒のところをパシャリ。


(3) 学生時代の思い出

昭和37年から41年まで小樽商大に通っていました。旭川に近い雨竜と言う田舎から、小樽の山ノ上町(現住吉町)の親戚宅に下宿しておりました。


緑丘と言われたかつての緑色の木造校舎。正面入り口のらせん階段を上った3Fからは、小樽港が一望できたと、かつての卒業生・伊藤整が「若い詩人の肖像」と言う小説の中で語っています。今はなきこの木造の校舎。


部活は自動車部でした。


学生の頃はスリムで、13貫目(48?程)くらいでした。今は18貫強(70?弱)、当時は尺貫法が幅を利かしてました。


昭和38年5月、祝津にていとこ達と、かつ丼食べています。左手前が私。大学2年の時でした。


同じ日です。奥はニシン御殿と日和山灯台ですね。その前にあるのは?なんと小樽水族館がオープンした日だったのです。水族館は今は、左奥に移転しましたが、前浜近くにあったんですね。今はこの辺りは「民宿青塚食堂」かな?


自動車部で、北海道沿岸1周遠征に参加しました。利尻富士をバックに記念撮影しています。車3台で遠征したので、映っていない人が結構いる…


最近の商大生。平成23年の緑丘祭にて、ジュースと焼酎で宴会。翌年ラグビー部の新入生が、コンパで急性アルコール中毒で死亡するという悲劇が起きました。それ以来構内での飲酒は禁止になりました。


小樽商大始まって以来、初の女子学生の応援団長(第97代)が誕生。大変な話題になりました。写真は北大応援団との対面式で、応戦状を読み上げる団長。


(4) サッポロファクトリー、思い出のコニカプラザ

札幌に勤務していた平成9年から12年、そしてラインを外れ、再雇用も含め勤務した14年から17年には、よく札幌ファクトリーに行きました。ファクトリーには札幌市民ギャラリーやコニカのギャラリーがあって、写真展がよく行われていたからです。コニカのギャラリーはその後廃止されてしまいました。


コニカプラザも撤退しました。この奥がコニカのギャラリーでした。


なんの写真展だかは忘れましたが、この時のカメラは、Konica Big Mini Neo 35-70mmでした。


ファクトリー内部は絵になりますが、平成17年ころは警備員が来て撮影にうるさく言われるようになりました。


右の煉瓦の建物は、北海道開拓使麦酒(サッポロビール)です。星印が、開拓使のシンボルマークで、今もサッポロビールのラベルに使われています。


1Fの中庭から見ると…


お昼にはここで昼食を取る人が多い。


(5) 余市、古平、積丹は絵になるところが多い

余市の市外から旧豊丘小学校方面に行くと、道内では珍しく蓮池があります。私有地にあって撮影は自由ですが、手入れがされていないので、大きくは育たないようです。


ハスのシーズンの終わりころです。




上の3カットは、いずれもコダックのテクニカルパンと言うフィルムを使いました。このフィルムは元来書物のコピー用です。ですので一般の被写体に使うと、中間のトーンが落ちて、白か黒かの極端な画像になります。そこが面白いと言えば面白い…


幾何学模様が美しい。


余市の郊外にある恵比須岩。根元が波で洗われて細くなっています。手前では数人が海水浴中。赤外フィルムを使用しました。


古平漁港にて。果報は寝て待ての図。


積丹種前漁港の冬の番屋。


漁具が風雪にさらされていました。


積丹野塚海岸の風景。厳冬の日本海はこのような風景です。

小樽銘菓の『ぱんじゅう』…???

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                         <正福屋ぱんじゅうの包装紙>

まんじゅうの間違いではないかって?いえ、いえ「ぱんじゅう」で間違いありません。パンと饅頭を掛け合わせて二で割ったもの、と言えば想像がつくでしょうか。もともとは、今川焼き(大判焼き、回転焼き、おやき)から派生し、半球型、釣鐘の形状をした焼き菓子、郷土菓子。三重県伊勢市・北海道小樽市の銘菓、土産菓子として全国的に認知されています。なんとPCの百科事典と言われるウィキペディアにも載っております。

それによると、概要・発祥・由来が次のように記されています。「概要:たこ焼きより大き目な半球状の窪みが施工された鉄板で作製され、そこに生地を鉄板に流し込み、具材となる餡をいれ、焼き上げる(たこ焼きのように串で返さないのが特徴)。出来上がりの形状は、半球型に成型される。発祥の地:諸説あるが、最も有力なのが、創業1901年で最も古い、伊勢市「七越ぱんじゅう」説である。名称の由来:まんじゅうは蒸すがパンのように焼いたまんじゅうという事で『ぱんじゅう』と言われたという説と、パンと饅頭を合わせたものによるという説があります。

さて由来等は置くとして、3月13日(木曜)の北海道新聞の地方版に、小樽駅前通りに新ぱんじゅう店「正福屋」が出店したと言う記事が出ました。小樽には古くから(一説には明治のころ)「ぱんじゅう」があって、おやつとして市民に親しまれた菓子でした。都通りには「西川のぱんじゅう店」が、色内町の運河ターミナルには「桑田屋」があります。しかも正福屋がオープンしたこの敷地に、ぱんじゅうの元祖と言われた「田中のぱんじゅう屋」があったのです。と言うことで一躍正福屋が注目されました。

3月13日、確定申告の書類を税務署に提出しに行くついでに、正福屋に寄ってみることにしました。出来れば、西川のぱんじゅう、桑田屋のぱんじゅうと食べ比べてみようと思いついたのです。食べ比べと言っても、味音痴自慢の私がすることですから、信用のほどは…


かつてここには元祖と言われた田中のぱんじゅう店がありました。間口1間半ほどの小さな店です。


オープン初日で、開店祝いの花束が並んでいました。漉し餡のぱんじゅうを6個入りを購入しました。70円×6個=420円の支払いです。


当店の由来等が書かれています。


店内は3人も入れば満員。正面にはメニュー表があります。左側は、ベビーカステラの値段。右がぱんじゅうの値段。種類は粒餡、漉し餡の他のもいろいろあります。

この正福屋の近くの都通りには、もう一店「西川のぱんじゅう店」があります。創業が昭和40年と言われて、小樽銘菓ぱんじゅうの老舗として、旅行雑誌や各種メディア等にも取り上げられたことがあります。3月13日訪れたときは、シャッターが下りていました。


そういえば最近開店しているのを、見かけないような気が…


この画像は数年前のものです。

さて次は、運河ターミナルにある「桑田屋」に寄ってみます。


左手コーナーに見えるのが、桑田屋です。ここ運河ターミナルは、小樽市内を巡る中央バス各種路線の発着場になっていて、喫茶コーナーのほかに、ガラス製品のお店もあります。


最上段の各種ぱんじゅうのほかに、洋菓子、ジュース類も販売しています。ここでは、各種詰め合わせ12個入りセット980円を購入しました。


お姉さん、笑ってと声かけると、恥ずかしそうに…、


ぱんじゅうを焼いているところを撮影させてもらいました。たこ焼き機に似ていますが、表皮となる生地の麦粉を入れて、次に餡を入れ、蓋をします。数分間回転させて焼きあがると出来上がりです。半球形(釣鐘型)のぱんじゅうの出来上がりです。


旅行雑誌「じゃらん」に桑田屋のぱんじゅうが紹介されていました。そのほかの旅行関係の本にも紹介されておりました。


左が、正福屋の漉し餡の6個入りぱんじゅう、右が桑田屋のぱんじゅうで、漉し餡、粒餡、白餡、チョコレート、クリームなどの入ったぱんじゅうです。大きさ比較のため、食卓にあった唐辛子の瓶も入れてみました。唐辛子を振り掛けたわけではありませんので、念のため。


さてぱんじゅうは以上のとおりとして、小樽中央埠頭にある合同庁舎内の税務署に、確定申告の書類を提出しに行きます。年金収入(雑所得)だけで年間400万円以下であれば申告不要なのですが、前年は年末近くに私の入院治療費支払等もあって、医療費が嵩みました。そのためわずかながら源泉税の還付があります。なお所得税の申告が不要でも、市民税の申告は従来通り必要です。これを省くと、各種控除がされないので翌年度の道・市民税がびっくりするほどアップしてしまいます。

ちょうど昼時です。合同庁舎内の食堂に初めて入ってみました。庁舎は岸壁に立っていますので、眺めのいいこと。この日は晴れ間に訪れたこともあって、対岸の風景も見えました。


日替わりランチも500円前後と手ごろ。


窓側のカウンターに座って、雪がまだ窓にまで積もっています。


全面のガラス窓が大きく取られていて、とても気持ちのいい空間でした。


面倒な申告も済んですっきり、なんとなく春が少し近づいてきたような感じの一日でした。

富良野・美瑛を巡る旅〜その1

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例年春先のこの時期、旭岳や富良野・美瑛を回ることが多いのですが、今年は私の属する写真同好会内の事情もあって、行けそうもありません。かといって単独で撮影日程を組むには、まだ残雪の道路を走るリスクが大きいので踏み切れません。と言うわけで今回は、富良野・美瑛について、少し古い写真を集めてみました。フィルム時代の写真が主で、ポジフィルムやネガカラーあるいは赤外フィルムで撮った画像もあります。

北海道新聞社の写真文化講座を受講していた当時(平成9−12年)に、札幌のDPE店が主催する富良野・美瑛撮影バスツアーに参加したのが初めてでした。冬の撮影ツアーでしたが、美瑛在住の写真家高橋真澄先生に案内・指導していただいたことがありました。その後何度か撮影バスツアーに参加し、家族でも夏休みに撮影に行ったことがあります。その当時の写真を中心に、今回ご紹介したいと思います。平成11年から17年までの、フィルムによる画像です。中には過去にもブログで使った画像がありますが、その辺はご容赦願います。


(1) 富良野・美瑛は冬の風景も美しい

富良野・美瑛が一躍有名になったのは、風景写真の大家前田真三氏の功績が大です。昭和40年代に当時の国鉄のポスターに、前田真三氏が撮影した富良野・美瑛の風景が採用されたのがきっかけでした。そして昭和52年に撮影され発表された「麦秋鮮烈」で一躍富良野・美瑛の名前が全国ブランドとなりました。写真に疎い方でも、美瑛の丘の麦畑に、雨雲の割れ目から射した夕陽が、赤麦を真っ赤に染め上げた写真をご覧になっているのではないでしょうか。

富良野・美瑛の丘が美しく見えるのは何も花のシーズンだけではありません。冬だって、あっと思わせる風景があるのです。過去にフィルムで撮影したものの中から選んでみました。


今では珍しくなった大きなサイロがあります。美瑛の最奥白金温泉近くにある「白金模範牧場」です。写真撮影のスポットになっているのですが、場所がわかりにくいのか、ここで撮影している方は見かけないですね。


美瑛川に架かる橋から、川を見ると普通の川よりもかなり青い。美瑛川は別名ブルーリバーとも呼ばれています。冬季には綺麗な雪団子も見られます。


美馬牛小学校の尖塔、晴れた日は遠く十勝岳連峰が顔を見せる。


有名なマイルドセブンの丘です。ポジフィルムで撮影しましたが、かなり露出がアンダー目です。かえってそのために、雪原に雪の結晶が光っているのが見えました。


上と同じ日に撮影しました。夏場であれば、手前の木のところを農道が横に走っているのですが、冬期間は除雪がされていません。なので雪原を歩いて行った方がいるようです。


撮影場所は、覚えていませんが、夕方の光が当たり、樹木の影が雪原に長く伸びました。タングステンフィルムを使ったので、青味が濃く出ました。デジタルカメラであれば、ホワイトバランスの調整で済みますが、昔はブルーフィルターを使うか、タングステンフィルムを使うしかりませんでした。


下半分は、丘が陽をさえぎって日陰となってます。日の当たった農家の小屋が、ぐんと存在感を増しました。


ご存知哲学の木です。


撮影場所を忘れましたが、タングステンフィルムで撮りました。


(2) 美しい麦畑

先程赤麦の話をしましたが、一時作付されなくなりましたが、近年赤麦保存会が設立されて、あちこちで作付されるようになったようです。


平成15年7月の撮影。マイルドセブンの丘の裏側で栽培されていました。普通の麦に比べると、かなり赤みが強いようです。


こちらは普通の小麦です。スローシャッターで穂先が風に揺れる表情を撮りました。


麦が作付された直後は、ご覧の通り。一直線に地平線に向かって畝が伸びています。


やがてしばらくすると、青々とした目が出てきました。


(3) ラベンダー花盛り

富良野と言えばラベンダーが代表する花です。初夏のころにはラベンダーで有名な富田ファームは、駐車場が大型バスや、マイクロバス、そして自家用車で満杯になります。富良野から美瑛に至る国道237号線、別名花人街道は、夏休みの土日、祝日には大渋滞を引き起こします。


古い画像で、撮影地を忘れましたが、深山峠付近ではなかったかと思います。


ここは富田ファームです。奥の東屋の屋根が特徴です。


美馬牛駅近くの神野ファームです。


同じく神野ファームですが、撮影時期が違っています。


ね、ね、えラベンダーの撮影はそのくらいにして、私を撮ってよ、とでも言っているのかな。


深山峠付近のラベンダー園。規則正しく並んでいる立札は、貸農園の借主の名前が記されて今す。収穫後は、借主にラベンダーが送られるのでしょうか。


(4) ルピナスが満開

ラベンダーと並んで、ルピナスもよく見かけます。


深山峠展望台の下り斜面には、ルピナスが所狭しと咲き誇っています。ただし年によって、位置が変わるようですが…


後方左端が、トリックアート館、次が展望台で、赤いトラクターの奥は農業用ハウスです。


撮影場所は忘れましたが、ルピナス巣の葉に雨による水滴がたまっていました。


リズミカルな並び方に、ついカメラを向けたくなります。


(5) テレビコマーシャルにも出てきた富良野郊外の八幡の丘

碁盤の目状の富良野市内を抜けて、富良野岳の麓に近い麓郷の森に抜ける道道253号線は、別名「北の国からロード」と呼ばれてています。ここがテレビドラマ北の国からの撮影地になったからです。まず麓郷に入る道道253号線と富良野東9号線が交差する付近に、鳥沼公園があります。


とても綺麗な公園で、周囲の風景が沼に映り込んでいます。


ボート遊びも出来ます。


沼に映り込んだ樹木が揺れて、幻想的に見えます。

さて道道53号線を麓郷方面に入ると、途中一部砂利道ですが、間もなく美しい風景に出合います。


ドラマに登場した、岩城洸一ふんする北村草太の牧場です。草原に赤い二つのサイロが目立ちます。その後このフェニックス牧場は、倒産して、現在はどうなっているか不明です。


三好牧場と言って、この風景は作られた風景ですが、北の国から以外のテレビドラマでも使われています。

さらに進むと右手に春よ来いの木があり、さらに進むと、五郎の石の家がある麓郷の森に突き当たります。デジタルカメラで撮影した画像はありますが、フィルム時代の画像がありませんので、次回デジタル写真のところで紹介したいと思います。


(6) 富田ファーム他


平成11年に、次女を連れて家族旅行した際の一枚です。ソフトクロスフィルターをかけました。


富田ファームは、開花時期をずらして育成しているので、夏季であればラベンダーを始め色んな花が楽しめます。


この年は幾分天候不順で、花の咲きが遅く、特に赤い色の花が少なかったようでした。


にもかかわらず、大勢のカメラマンが押し寄せ、熱心に撮影していました。空が青ければ絵になるのですが、曇天では絵にならないので、上下をカットしてパノラマ風にしてみました。


三愛の丘だってでしょうか、夕日を撮ろうとして待機していると、黒い雨雲が覆いかぶさり、ところどころの割れ目から日が射しこんできました。幸い、カメラにはポジフィルムを詰めてましたので、マイナス補正して撮影、陽のあたる部分を強調することが出来ました。これがネガカラーフィルムですと、ラチュードが広いため、このような画像にはなりません。


前田真三ギャラリー拓真館の裏側から四季彩の丘に抜ける道路で見かけた風景。


マイルドセブンの丘を、一台の車だ上がっていく。テールランプの光跡を取り込んでみました。

3月は卒業式のシーズン

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このところ数日は穏やかな天気が続き、一気に雪解けが進みました。あちことで雪割り作業をする姿が見えます。一日も早く乾いた路面を見たいという、北国特有の作業なのでしょうね。

3月21日(金曜)の春分の日に、二世帯住宅に住む孫たちの通う、花園小学校でも卒業式が行われました。一番上の孫息子・紀斗は、すでに中学生ですが、真ん中の孫娘・悠里が6年生で、今春卒業です。羽織袴で卒業式に臨むと聞いて、ここはジジの出番。孫娘の晴れ姿を写真に撮らなくては、と言うことで行ってきました。自分の二人いる娘たちの時には、あいにく仕事の都合や単身赴任中であったりして、卒業式には出れませんでした。退職後は、孫たちの卒業式には出ることが可能となりました。


貸衣装屋さんで着付けを終った孫娘を撮る。母親(私の長女)はスマホで、ジジはデジカメで、セルフポートレートも兼ねて一枚。

思えば6年前の今頃、量徳小学校に入学したのが、ついこの前のような気がします。あの頃小さかった孫娘が、もうこんなに大人びて…、それに5年生の進級時に、量徳小学校が廃校となり、花園小学校へ転校するという辛いこともありました。


6年前の平成20年3月下旬、新しいナップランドを背負って、ご先祖様に新入学の報告をする悠里。
ナップランド>は、ナップザックとランドセルを足して2で割ったカバンのことです。皮のランドセルより、合成繊維のナップランドのほうが軽く、価格的にもランドセルの3分の1で済みます。小樽市内では9割近い小学生が使用しています。小樽市発祥の小学生用カバンです。


10時から始まった式典。20名ほどの来賓がいましたが、挨拶は校長先生と、教育委員会・小樽市博物館館長、PTA会長の三人だけ。何れもごく簡潔な挨拶。


卒業証書の授与。卒業生は6年1組と2組合わせて50人。一人一人に卒業証書が手渡されます。


式典が終わって教室に戻ります。いよいよお友達とのお別れが…でもないね、みんな隣の菁園中学校に行くんだ。


教室では、お世話になった担任の先生に、クラスを代表して花束を贈呈。


黒板の前に仲良しグループが集まって記念写真を撮りあっています。


無事卒業式も終わりました。未来へはばたけ、小雀たちよ…


私が小学校、中学校を卒業した昭和20年代、30年代には、卒業と言うと「蛍の光」「仰げば尊し」の歌が必ず流れたものですが、時代が違うのでしょうか、いきものがかりの「エール」が歌われました。テレビ等でも「贈る言葉」が歌われたりしています。蛍の光も仰げば尊しも、死後になったのでしょうかね。そんなことを思いながら学校を後にしました。それにしても、一段と大人っぽくなった孫娘に、複雑な気持ちが…

富良野・美瑛を巡る旅〜その2

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                          <るるぶ4000号発売記念写真コンテスト・グランプリ(北海道部門)「美瑛の丘に流れる雲」>

前回のその1では、平成17年以前のフィルム時代に撮影した画像を取り上げました。平成17年に、再雇用の2年間を含め勤務先を完全に退職したのを機会に、使用機材の一眼レフカメラをデジタルカメラに切り替えました。フィルム、現像、プリント等のランニングコストを考えると、初期投資はやや大きくなっても、長期的には、コストが下がります。何よりも、PCソフトさえ使えこなせれば、結構自由に画像調整が出来ることが大きな魅力でした。

ともあれ、平成17年以降デジタルカメラで撮影した富良野・美瑛の画像をピックアップしてみました。膨大な撮影量になってますので…その中から今までブログに取り上げていないカットを中心に選んでみました。最初に取り上げるのは、青い池です。今でこそ観光バスで、この青い池に観光客が押し寄せますが、平成21年ころまでは、公式にはその存在位置が不明でした。青い池につながる美瑛川の護岸工事が行われていたために、「入山禁止」措置が取られており、ごく一部の写真マニアにしか、その位置が知られていなかったのです。私も、写友と何度か探しましたが、3度目に、やっと探し当てたほどです。その直後に、工事が完了して、入山禁止措置が解除されました。今では駐車場も広げられ、周辺の整備も進み、一大観光地になりました。

(1) 青い池


美瑛川(ブルーリバー)の源流となる白髭の滝。この滝は潜流瀑と呼ばれる、珍しい滝です。崖の壁面から滝が流れ落ちています。


これが川の色?と一瞬驚きます。まるで乳清色の入浴剤をぶちまけたのでは?と思ってしまいます。理由は諸説あるようですが、温泉の硫黄に含まれる成分が太陽光に反射して生ずるとか…詳しくはウィキペディア・青い池を参照してください。


池に浸かって立ち枯れた木と池のグリーンがとても美しい。池の色は、太陽光の状況、撮影位置等々によってさまざまに変化します。


夏の早朝には、靄が発生します。幻想的な雰囲気になります。やがて陽が高くなると、靄も消えていきます。


その日によって水面の色は微妙に違っています。


(2) ラベンダー&花畑

ラベンダーと言うと富良野を代表する花です。今や富田ファームのラベンダーは、日本全国知らない人がいないくらい有名です。きっかけは昭和51年に、日本国有鉄道(JR鉄道の前身)のカレンダーに富田ファームのラベンダー畑が採用されたことでした。その後、テレビドラマ「北の国から」のロケ地となるなどして、一大ブームが起こりました。国内だけではなく、韓国、台湾など外国からの観光客も数多く押し寄せています。


作付時期をずらしたり、早咲き、遅咲きなどもあって、結構長期間ラベンダーは楽しめます。


ラベンダーの手入れをする富田ファームの従業員。


富田ファームを代表する花畑。ゆるい丘陵地に、帯状に花を作付。この日は曇り空だったので、上部を極力圧縮して手前を大きく取りました。


紫と緑の対比が美しい。


物は試しと、ラベンダーアイスを食べてみました。う〜ん、ラベンダーの香りがする…


拙い写真のあとは、メルヘンチックな画像で、お口直し。このおとぎの国に出てきそうな建物は、美瑛町福富にある授産施設柳川押し花学園です。


美瑛を代表する花ひまわりも有名ですが…


ひまわりは観賞用ではありません。農家にとっては肥料の一部です。したがって開花後1週間ほどでトラクターで刈り取られ土に鋤き込まれてしまいます。


花を観賞するのであれば「四季彩の丘」がベストです。季節ごとにいろんな花が楽しめます。


(3) 夜の美瑛

美瑛には夜間撮影に適したスポットがいくつもあります。大都市から離れた山間部にあるので、光害が少ないこと、空気が澄んでいて透明感が出るからです。


まずはマイルドセブンの丘です。画面左の木々はカラマツ林です。この時は月がまさに大地に落ちるところでした。


同じ場所で、左手を見ると、遠方に美瑛の街あかりが見えます。天空には天の川が斜めに映り込んでいます。


美馬牛小学校の尖塔も有名です。周囲をぐるぐる回って見ましたが、ベストポジションがいまいち…


北瑛の丘の展望台です。


この日は、美瑛の駅前駐車場で野宿。カローラでは少々狭く、寝にくい。近くにコンビニがあるために、深夜に若者たちが集まって、大声でしゃべっていて、寝られない。


早朝3時半にマイルドセブンの丘に行ってみると、丘とは反対側から明るくなってきた。


(4) 秋から冬にかけて

この期間は観光のオフシーズンですが、写真を趣味とする者にとっては、良い被写体に恵まれるチャンスでもあります。秋になって木々が紅葉すると、中でもカラマツ林は、燃えるようなオレンジ色になります。加えてこの時期天候がよく急変します。暑い雲が割れて、一瞬日が射す時がチャンスなのです。


11月も中旬を過ぎると、大地は足早にオレンジ色になっていきます。


分厚い雲が割れて、カラマツ林と十勝連峰の山々に日が射しました。カラマツ林はオレンジ色になりました。


陽のあたったカラマツ林が、そこだけ別世界のように…


秋まきの小麦畑のグリーンとカラマツのオレンジが、印象的。


さらに季節が進んで、大地が凍れるころ。


丘全体が霜に覆われています。


川の岸辺に咲く花。なんという名のはなでしょうか。


ご紹介したい画像は、まだまだありますが、次回以降その3、その4で取り上げます。

モノクロ写真の数々〜その5

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                              <オルゴール堂のオルゴール館の壁には特大のモノクロ写真が飾ってありました>


「モノクロ写真の数々」も、今回で5回目となります。その1〜3では八王子に勤務していた頃(平成12−14年)のフィルム写真を、前回のその4では、小樽及び近郊の風景等を取り上げ、小樽運河、モデル撮影会、サッポロファクトリー及び昭和30年代私が大学生のころの写真も取り上げました。そして5回目の今回は、小樽鉄路展、インディペンデンス号入港、ケーソンの進水式、孫たちの成長等をちょっと古い写真が中心となります。


(1) 24時間オープンの屋外ギャラリー「小樽鉄路展」

2001年から2012年まで、12年間続いてきた小樽鉄路展も、2013年は会場の旧手宮線跡地再整備のために中止となりました。日本で3番目に鉄道が敷かれた手宮〜札幌〜幌内間のうち、廃線となった南小樽〜手宮間の一部を利用して、鉄路展が行われてきました。例年8月から9月にかけて、このオープンスペースに24時間展示され、すっかり市民の間にも鉄路展が定着してきました。その矢先、2013年は会場となる予定地が整備に入ったため、鉄路展が中止となったものです。

鉄路展の公式HPによれば「本年度(2013年)は中止し、これまでの形式での本展を一旦終了します」とあります。市の手宮線跡地の再整備に伴い、24時間オープン開催が難しくなったためとのことです。利用規則に従えば、夜間管理者を置くか、あるいは作品を夜間は撤収する必要があるとのこと。そのため鉄路展再開が不透明になったようです。残念なことですが…


鉄路に沿って作品が置かれています。出展者それぞれ展示の仕方が違います。なお画面が荒れていますが、ミラーレスカメラOLYMPUS PEN E-P1のアートフィルターラフモノクロで撮影しています。


赤外フィルムを使っています。緑色の草木が白く映ります。


線路わきの物置の壁を利用しています


この方(Midnight Lamp Photo Lab)の作品が気に入って、転載させていただきました。


もっと数多く作品を拝見したいのですが、毎回2点しか出品(原画もモノクロ)されていません。


お名前忘れましたが、この方の中央の作品、渚で砂を払う女性がとても印象的でした。原画はカラーですが、モノクロ作品のほうがいいかなと思い、モノクロで撮ってみました。


小樽潮陵高校写真部の方の作品です。9人の女子生徒が「未来の旦那さんへのメッセージ」カードを持っています。とてもユニークな作品で、次年度も期待していたのですが、次年度は鉄路展に出展されていませんでした。


鉄路展入口にある、車輪の形のオブジェ。


(2) 小樽港湾日誌から

小樽市の資料とは全く関係ありません。自分勝手に名づけたフォト資料からピックアップしたものです。まずは懐かしい写真から、平成9年9月に、日本の民間港に初入港した米軍のインディペンデンス号です。小樽港への入港には賛否両論ありましたが、それはともかく大いに話題となりました。わずか5-7日の3日間で、入場者が40万人を超えました。小樽市の人口が当時13万人程でしたが…。当時自宅から小樽築港駅まで歩きで、築港駅からJRで札幌へ通っていました。途上で、カバンからカメラを出して撮っていました。なお掲載した画像は、望洋台から撮ったものです。


勝納埠頭に係留された空母インディペンデンス。8万トン、乗員3900名。


艦載機はF16かな?

 
保存状態が悪く、スキャンした画面が少し荒れています。


埠頭手前のマリーナも、その後ウィングベイ(当時は小樽マイカル)建設に伴ってかなり改修されました。

次はケーソンの進水式の様子です。小樽築港で建設されたケーソンの進水式が行われるというという新聞報道で、滅多に見られないシーンをカメラに収めてきました。ケーソンとは、コンクリート製の大形の箱のことです。防波堤や漁礁用の水中構造物あるいは地下構造物のことを言います。


ケーソンの大きさは、その下にいる作業員と比べると分かると思います。こんな大きなコンクリートが海面に浮かぶのかと一瞬疑いましたが…


ケーソンを乗せている台座の砂袋を破って砂を出すと、橋の上を滑り落ちていきます。


滑り落ちて海水につかりました。


さらに加速して海中へざぶ〜ん、この後はタグボートに引かれ、湾外に出て行きました。古平漁港で、漁礁に使われると解説がありました。


(3) 祝津の展望台へ

祝津の展望台は、小樽観光名所の一つとなっていて、観光タクシーが必ず立ち寄るところです。水平線が広がっていて右手には、石狩新港が、左手には積丹半島が望めます。また眼下には小樽水族館があって、時折とどの鳴き声も聞こえてきます。


春先に見られる日和山灯台の、この白黒模様。中央にカップルがいました。


大型バイクにまたがった、髪の長い女性、声をかけてモデルになってもらいました。笑顔がとても素敵なYさんでした。


これからどこへ行くのと尋ねると、地図を開いて、積丹方面にドライブですとのこと。


冬の日本海を象徴する雪雲。5分ほど前まで好天だったのが、あっという間に雪雲が押し寄せてきました。雲の裂け目から灯台付近に日が射しこみました。


同じ日、市内に戻る途中の祝津漁港に来てみると、灯台付近に日が射しこんでいました。


(4) 孫と遊ぶ

我が家の2世帯住宅には、孫が3人おります。上から中学3年、同1年、小学校5年の3人で、一番上が男の子、下二人が女子です。小さいころはよく写真撮影のモデルになってくれたのですが、高学年になるほど、モデルを嫌がるようになってきました。まあ、年頃になるので、当然と言えば当然なんですが、主な理由は私がブログに掲載するかららしいんです。

今の子供たちは、小学校ですでに、パソコンの授業があるし、ニンテンドーのDS3は何とPCルーターのそばだとインターネットが可能なんですね。孫の名前を入力すると…なんと私のブログがいくつも出てきて、ページをめくると、孫の写真が出てきました。その写真を見た友達が大笑いするとか…これが原因でした。と言うことで、名前入れずにおきます。


三人そろって遊具で遊ぶ。


遊びが大好き。逆上がりも得意。このカットは明治安田生命のマイハピネスフォトコン佳作に入りました。


魚眼レンズのフードの中を覗きこもうとする、一番下の孫娘。


マージャンゲーム機の画面を見て、笑う。はて?六ピン自模ったの?


ペコちゃんとどちらが、目が大きいかな?


はじめて海につれて行ったら、波がおっかないと逃げ惑う。


(5) 堺町通りは観光街

JR南小樽駅に近いメルヘン広場から運河ターミナルのある交差点までの、約1?あまりが観光街となっています。この堺町通りに、オルゴール堂、洋菓子店ルタオ、北一硝子など小樽を代表する店舗のほか、すし屋をはじめ様々なお土産関連店舗が立ち並んでいます。とても絵になる通りです。そんな中から数点を紹介します。


画像が荒れていますが、GETしたばかりのOLYMPUS PEN E-P1のアートフィルター「ラフモノクロ」の試し撮りです。


オルゴール堂の2Fから店内を見渡せば…


大仏、子大仏3体を怪訝な思いで通る幼児。なんだろうこの人は、と言う声が聞こえそうです。


おい、おい、金庫番が寝ていていいのか?と聞いたら、鉄パイプがあるから大丈夫、って答えたよ。


これらのほかにもご紹介したい画像がたくさんあります。次回、その6で紹介します。




美瑛の丘に広がるミステリーサークル〜その1

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3月の29-30日に、写友に誘われ、初春の富良野・美瑛の撮影ツアーに行ってきました。昨年の4月のブログ(注)でもご紹介したことがありますが、この時期富良野・美瑛の丘陵地帯では、残雪を溶かすために、融雪剤がまかれ、それが幾何学模様を描きます。美瑛町の観光協会に照会したところ、3月の下旬が融雪剤散布のピークだということでした。天気予報もこのところ晴れマークが続いています。と言うことで、1泊の撮影ツアーとなりました。
(注)2013.4.30「旭岳・美瑛を回る〜その2」

撮影ポイントが多岐にわたるので、大まかな行程だけをあらかじめ決めて、あとは現地で判断・調整します。初日は、小樽〜富良野〜鳥沼〜八幡の丘〜富田ファーム〜美瑛白金温泉〜青い池〜白金模範牧場〜美馬牛界隈〜旭川のホテルと言う行程。二日目は、旭川〜北瑛の丘〜マイルドセブンの丘〜美瑛市街〜拓真館〜四季彩の丘〜高速にて帰樽と言う行程です。


(1) 三笠の炭住と旧炭鉱跡地

小樽から高速道路を使って富良野・美瑛に向かうとなると、高速道を三笠で降りて、道道116号線を使うことになります。市の郊外の幾春別地域には旧炭鉱跡地がいくつもあります。また炭住も残っていて、今なお住宅として使われています。


幾春別川の向こうは朝モヤが立ち込めて、なんとなく幻想的な雰囲気。画面中央、左遠方に旧幌内炭鉱の立坑櫓が霞んで見えます。


道道から外れて進むと遠方に立坑櫓が見えました。幌内の看板がかろうじて残っています。手前にはかつて石炭積み出し列車として使われたであろう車輪等が放置されていました。


立坑櫓が、雪解けの水たまりに映り込んでいます。


廃屋に続く雪原には、動物の足跡がくっきり残っています。5本?指の足跡がありますが、大きさからしてヒグマではないようです。なんの足跡かわかりません。


炭住のそばを通りかかると人がいたので緊急停車。近寄って挨拶をすると…


干した唐辛子のそばで、モデルになってくれました。いろいろと炭住の話をしていただきましたが…先を急ぐので、礼を言って立ち去りました。


(2) 富良野市街のフラノマルシェで「なまら棒」を食べる

「なまら」と言う北海道弁は、テレビ等でも取り上げられていますので、いまさら説明の用もありませんが、標準語で言う「非常に、はなはだしく」と言う副詞です。いわゆるスラングです。なので北海道でもほとんど使われていません。ごく一部のヤンキーっぽい若者言葉と言えるかもしれません。ま、それを逆手にとってネーミングにしたのがヒットするわけですから…


中身は、餃子のような春巻きのような…、1本300円ですが腹の足しにはならないですね。


このマルシェには、4つのゾーンがあって、富良野特産品の販売他…詳しくは、リンクを読んでください。


ガラス戸から外を見ると、ダンディーな紳士が犬と散歩、絵になります。


(3) 鳥沼から八幡丘へ

富良野駅から道道253号線に沿って麓郷の森に至る道は、別名「北の国からロード」と呼ばれています。ご存知、倉本聡原作・脚本による「北の国から」全8篇のロケ地となったことからついた愛称です。富良野市内から、大きく山側へ入る道路の付け根付近にあるのが鳥沼です。湧水で出来た沼ですので、水はとても綺麗で透明感があります。また冬でも全面結氷することがありません。


公園の脇に放置されたバスの車体に素敵な絵が描かれていました。


夏はボート遊びも出来ます。

さすが冬期間は沼以外の広場は積雪に覆われていて、訪れる人もまばらなようです。さて、鳥沼から麓郷の森方面に入っていきます。しばらくすると、丘に一本の木が見えてきました。CMに使われた春よ来いの木です。


丘の斜面に一本だけぽつんと立っています。


CM化ポスターに使われた、三好牧場の農作業小屋です。聞くところによると、この風景は造られた風景で、以前は断りなく撮影してはいけませんと言う立て看板があったように記憶しています。今はないですね。

さらに道道を進みますが、布礼別からは、黒板吾郎の住んでいた麓郷には向かわず、中富良野町の富丘に向かいます。向かいに冠雪した十勝岳が見えてきました。この辺りの丘陵地帯にも、融雪剤散布のあとが見られます。


バス停の看板がとても綺麗に見えたので…十勝岳連峰をバックに一枚。


畑地にできた水たまりと、十勝岳連峰。


十勝岳に続く直線道路。


丘の斜面には、融雪剤で出来たミステリーサークルが現れました。


(4) 富田ファームはまだ雪の中

富丘から一旦中富良野町の街中を抜けて、国道237号線に出ます。美瑛・旭川方面に少し進むと、富田ファームの看板が出てきます。案内に沿って進むと、富田ファームの駐車場に突き当たります。やはり観光シーズン外、駐車場には数台の車があるのみ。冬期間閉鎖はしておらず、何か所かのエリアは営業中のようです。案内に従って、ラベンダーハウスに向かいます。ハウス内には、ラベンダーをはじめいろんな花が咲き誇ってます。


大半のハウスはクローズですが、正面の土産品・軽食ハウスはオープンしていました。


ラベンダーハウス内では、早咲きのラベンダーが咲き誇ってました。


ラベンダーハウスの近くの写真館もオープンしていました。館内には撮影禁止のマークがありません。と言うことでパノラマ撮影。


富田ファームを代表する花園です。このようなパネル写真が館内所狭しと飾られていました。

この後は、先ほどの建物で昼食ですが、いかんせんシーズンオフ、ケーキ&コーヒーしかありませんでした。腹の足しには程遠いのですが、とにかく写材が転がっていて、みな満足げな顔で、食事どころではない様子です。


(5) 白金温泉&青い池へ

富田ファームでの撮影を終えて、次は上富良野から道道353号線を北上して白金インフォメーションセンター方向に向かいます。そこから白金温泉の白髭の滝に出ます。白髭の滝は、滝の向かいの橋の上からしか撮影できないので、毎回同じカットになってしまいます。と言うことで、次の撮影地青い池に向かいます。冬期間は駐車場が雪に埋もれたままなので、池に続く道路に止めますが、先客が数台あるようです。前の車のカメラマンが盛んにカメラを構えて…レンズの先を見ると、キタキツネが悠然とポーズを取っています。


毛並みがいいところを見ると、餌が豊富なのでしょうか。


夢中で数カット撮影すると、キツネがニカ〜と笑いました。

駐車場から青い池までは夏であれば徒歩7-8分ほどの奥にありますが、春先の雪道は、ずぶずぶぬかります。足を取られながら15分も歩いてやっと池の入り口に到着です。池の周りの遊歩道もこれまた大変、注意していないと、50cmもぬかります。


枯れ木の奥の方に、雪が解けて一部池が顔を出しています。モノクロ撮影です。


さらに先に進んで、池と美瑛川が交わるあたりまで進みます。画像はWBを4000ケルビンに設定し(5200ケルビンが通常値)、青味を強調しています。


枯れ木の根元は氷が解けています。


美瑛川は、夏場のような緑色していませんが、雲が綺麗なので、数カット撮影。


コンデジPENTAX WG3で、HDR撮影してみました。左を流れる川が美瑛川、右手前の皺皺な影のように見えるのが結氷している青い池、中央奥が十勝岳連峰。

国道から青い池に至る道は、まだ1m以上の積雪があります。観光客やカメラマンが歩いた跡があるものの、暖気で溶けかかっているせいか、あちこちに抜かった穴だれけです。写友たちは、池の凍った部分を渡り、対岸で池の溶けた部分を激写しています。次は、一旦美瑛方面へ逆戻りして、美望橋から白金模範牧場へと向かいます。


美望橋からは、十勝岳連峰がくっきりと見えます。美瑛川は、普通にカラー撮影すると、砂防ダムや護岸工事跡が生々しく映り込むので、ややアンダー気味にモノクロ変換してみました。

この日夕方に撮影した白金模範牧場、美馬牛のクリスマスツリーの木等については、その2で紹介します。


























美瑛の丘に広がるミステリーサークル〜その2

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前回のブログ「美瑛の丘に広がるミステリーサークル〜その1」では、小樽を出発してから、途中の三笠の旧炭鉱跡地、そして富良野マルシェ、鳥沼、八幡丘、富田ファーム、青い池を紹介してきました。今回は、白金温泉地区の模範牧場、美馬牛のクリスマスツリーの木を、ツアー二日目に回った地域をご紹介します。


(1) 白銀の中の白金模範牧場

青い池から白金模範牧場へは、白金インフォメーションセンターの手前にある皆空窯の横を通り、美望橋を渡ります。さらに15分ほど進むと、今は珍しくなったサイロが6棟横につながって立っています。夏場であれば放牧牛がのんびりと草を食んでいるのですが、冬場は厩舎の中で過ごしているのでしょう。ここも観光マップに紹介されている撮影スポットの一つなのですが、いつ来てもカメラマンは見かけないですね。


午後4時半過ぎ、陽の光がだいぶピンク色に染まり、影が長くなってきました。


日中の暖気で緩んだ雪原が、夕方再び締まると、細かなさざ波模様と、大きな筋が入ります。

さらに進んで、白金ゴルフ場を通って白樺街道に出ようとしましたが、冬期間は通行止めになっていました。やむなく来た道を引き返すことになりました。


後方の十勝岳連峰の一部から、白煙が立っています。


(2) たそがれ時のクリスマスツリーの木

時間が午後4時50分になりました。日の入りがほぼ5時半ですので、これから美馬牛のクリスマスツリーの木に向かえば、ちょうどツリーと夕景が撮影できます。5時20分ころ着くと、すでに5-6台の車両が道の両側に停車していて、カメラを構えている方が10数人おります。日中は割と暖かった温度も、急に冷え込み、素手でカメラを構えられないほどです。多分氷点下になっているようです。


寒さで震え、足踏みしながらシャッターチャンスを待つ人々。


コンデジ・PENTAX WG3で撮影し、内臓HDR機能で加工してみました。


ツリーの木の後ろに日が落ちる位置まで移動して撮影。


ツリーの木の左側、なだらかな丘の向こうに松林が見える。


撮影地の後ろ側も空が赤く焼けてきました。ミステリーサークルの向こうに木々が見えます。

やがて陽が丘の向こうに沈み、その後の夕焼けを待ちましたが、とにかく冷え込んで、これ以上車外に立っているのが辛抱できなくなりました。とりあえず旭川市内のビジネスホテルに向かうことにします。


ツリーの木の右手の林の向こうに日が落ちました。これ以上待っても暗くなるだけのようです。

<参考>
過去に撮影したクリスマスツリーの木を参考までにアップしておきます。


平成18年7月撮影 フィルムカメラからデジタルカメラに切り替えた直後に撮影したものです。やはり雲が少しあった方が映えるようです。
 

(3) パッチワークの丘に広がるミステリーサークル…

さて、二日目は、旭川市内のホテルを出て、美瑛町の北瑛に出ました。国道237号線を通れば、美瑛のぜるぶの丘に出ますが、ナビは近道を示し、北瑛のパッチワーク経由を示しています。ナビの通り進むと、この辺りは北西の丘展望台を中心に、丘陵地帯が続きます。ケンとメリーの木やセブンスターの木、親子の木など有名スポットが目白押しです。

さて、途中で朝日を撮影しようとしましたが、空模様が今一つはっきりしません。事前の天気予報では29日(土曜)、30日(日曜)ともに、ピカピカの晴れマークが出ていました。ところが今朝は、どんよりとして、霞がかかったような、曇り空です。午前5時半頃やがて東の空がピンクに染まり始めましたが…


この後一向に太陽が顔を出しません。太陽が顔を出さずとも、周囲の丘は一面ミステリーサークル状態です。


これで日が射してくれればいいのですが…


セブンスターの木も、こころなし淋しい限りです。


遠方にケンとメリーの木が見えています。周囲の丘には融雪剤の幾何学模様が広がっています。


セブンスターの木の駐車場の高台から、機とは反対側を見ると、同じような作りの家が見えます。


(4) パノラマロードを進む

国道237号線をまたいで南東側の三愛の丘や拓真館のある丘陵地帯を、パノラマロードとよんでいます。一面の牧草地や麦畑、そして遠くには雄大な十勝岳連峰が広がっています。撮影スポットはたくさんありますが、美瑛の市街から、拓真館方面に進むと福富にCMに使われた赤い屋根の家があります。撮影するも、残念ながら光の具合が悪く、絵になりません(参考までに、過去に撮影したカットを掲載)。少し進むと、丘の頂上に木が数本あって周辺が黒々としています。融雪残が散布された直後のようです。


手前は数日前に散布されたようで、模様がかなり崩れかけています。こうして見ると、融雪剤は、黒だけでなく、赤、青などの色があれば…などと勝手なことを思ってしまいました。


一本農道に入ると、ご覧の通り、道はアイスバーン状態。表面の氷と路面の間を雪解け水が流れている。歩くとつるつる状態で、早速写友のO氏がスッテンころりん。幸い怪我はなく…


周囲の丘を見渡すと、いたるところにサークルがある。

<参考>
CMに使われた赤い屋根の家の画像をあげておきます。手前の豆畑はその年によって、とモロコシになったり、ジャガイモになったりします。


やはり青空だと絵になりますね。

さらに先に進んで前田真三ギャラリーの拓真館に突き当たります。時間があれば、拓真館のギャラリー内の正面に掲げられている「麦秋鮮烈」を見たいものです。時間がまだ早いので周辺を回って…と思って案内板をよく見ると、なんと冬期間閉鎖の文字が…残念でした。この近くには、柳川押し花学園のおとぎの国のような家があります。


やはり曇天と冬であるために、家の美しさが出ません。

<参考>
夏のラベンダー最盛期に撮影した柳川押し花学園の画像は下のとおりです。


絵本から抜け出したような可愛い家です。

拓真館の横道から四季彩の丘に抜ける道路の両側も丘陵になっています。あちこちに融雪剤散布跡のサークルが見られます。


この二つの農作業小屋のある風景もよく見かけます。夏場は牧草ロールが点々としていますが、今は大きなサークルが描かれています。


オレンジ色のアウディが止まっています。車の中からオレンジ色のジャケットを着た若者が、カメラを構えていました。撮影後は颯爽と過ぎ去っていきました。


ハイキー調に撮影してみました。


この後四季彩の丘に行ってみましたが、開園時間前でしたが係員に無理を言って入らせていただきました。残念ながら前年撮影した風景以上の写真は取れませんでした。やはり曇り空で、メリハリのない画像になってしまいました。どうもこれ以上撮影スポットを訪れても、傑作が撮れそうもありません。時間はまだ午前9時前ですが、富良野・美瑛の撮影を終わって小樽に戻ることになりました。



故郷は近くにあっても…

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                                 <雨竜暑寒ダム『残雪の頃』 昭和59年5月3日撮影モノクロをカラー変換>


4月13日(日曜)に、札幌及び近郊に住む「雨竜町」出身者たちの会合・懇親会が、札幌市内のホテルで行われました。毎年この時期に行われ、会合案内が来るのですが、今回久しぶりに出席しました。会合は、第45回とありますので、昭和44年から行われているようです。現役で札幌に勤務していた十数年前に、1度出席したような気もするのですが…、案内状に、同級生の幹事浅田君から「いいスナップ写真が撮れる…」との添え書きがあって、ならばと出席することに…

なお、雨竜町は、空知(そらち)支庁管内にあって、ひまわりで有名な北竜町と接しています。このブログでも何度か撮り上げた「雨竜沼湿原」もここ雨竜町にあります。雨竜町に隣接する滝川市の高校を卒業してから、小樽市に転居し、その後は関東以北をあちこち転勤して歩きました。最終的に家内の実家のある小樽に定着したわけです。小樽と雨竜町は車で2時間ほどしか離れておりませんが、生まれ故郷とはいえ滅多に訪れることもなく…近くにあって遠い故郷と言えるかも。

小学校、中学校時代の同級生の多くが雨竜町に残っており、今なお農業等に従事している友人も多くおります。新聞等で雨竜の記事が出るとやはり見入ってしまいます。と言うことで札幌で開かれる会合に出席してみることにしました。ついでですから、中島公園と北大にもよってみました。


(1) 早春の中島公園

かなり雪解けが進んでいますが、公園内の道路わきにはまだまだ残雪が多く残っています。芝生も緑色には程遠く、雪の下から現れた枯れ葉に覆われたままです。


藤棚の蔓が幾何学模様を描いています。


豊平館は化粧直しの工事が続いています。春の日差しを浴びて、本を読みふけっている人がおりました。


奥の広場では、親子がボール遊びに興じています。


陽だまりのベンチでは、イヌの散歩に来た人々が集まって、イヌ談義…?


虎のジャケットを着たイヌ。


公園入口にある、幼児用演劇場「こぐま座」。

公園内はまだ残雪が多く、木々も新芽を吹くのはまだまだ先のようです。次は札幌駅前通りの地下歩行空間に行ってみることとします。地下鉄南北線に乗って、大通駅で下車します。大通駅と札幌駅を地下で結ぶのが、地下歩行空間です。毎日何らかのイベントが行われています。


ところどころにある光採り窓から差し込む陽がまぶしいほどです。


酪農関係の講演会が行われていました。おりからのTPP問題もあって、牛乳消費拡大キャンペーンの一環らしいです。


こちらはパフォーマーによる演技。周囲の人々の笑いを誘っていました。


(2) 北大構内には、休日にもかかわらず大勢の学生が…

日曜日なので閑散としていると思ったのですが、大勢の学生が行きかっていました。講演会でもあったのでしょうか。


歴史ある白亜の校舎(古河記念講堂)の前を正門出口に向かう学生の列。


学生食堂・レストランエルム横の沼(沼の名前不明)の周囲は残雪が多い。ベンチに座るのは外国人留学生でしょうか。


構内は広く、自転車で行きかう学生も多い。


男子学生4人と女子学生一人、リズムを取ながら、何かを食べているのかな、とよく見ると、アカペラの練習でした。足でリズムを取ながらマイクに向かって歌っているようでした。


北大博物館の入り口付近の看板に「イザベラ・バードの旅の世界写真展」とあります。


写真展なら入らない手はないと…、ここの博物館にも入ったことないし…


写真展の一部。写真展のチラシから古い写真の数々を予想していたら、古い写真だけでなく、最近撮影されたようなカットに、さらに銅版画のような絵もあって…

☆イザベラバードとは…
イギリス王立地理学会初の女性特別会員で、史上屈指の旅行家とのこと。22歳の時から70歳までの約半世紀にわたり、日本を含む全大陸を旅して旅行記を執筆した女性と言うことです。その旅をたどって、京都大学の地理学名誉教授の金坂清則氏が撮影した写真を展示したものです。5月11日(日曜)まで北大博物館で展示されています。


(3) 札幌うりゅう会は…

案内状によれば「当会は、会員相互の親睦を深めるため4月の『総会』と8月の『雨竜暑寒祭り』に、日帰りバスやマイカーで参加するふるさと応援団です」とあります。会合には雨竜町長はじめ数名の来賓も出席され、総勢55名となりました。


お会いしたことのあるような、ないような顔が…

札幌うりゅう会会長に続き、雨竜町長の挨拶があって、懇親会の始まりです。合間を縫って議会副議長、商工会副会長等の挨拶がありました。中でも話題となったのが次の2点でした。まず1点は、雨竜町出身の書道家「辻井京雲」氏のギャラリー墨響が道の駅「田園の里うりゅう」にできたということでした。


ギャラリー墨響について語る辻井京雲氏。辻井氏とは、雨竜町追分小学校で氏のお姉さんと私が同級生で、自宅数軒おいて隣どうしでした。


辻井氏のギャラリー墨響のチラシから。国道275号線道の駅「田園の里うりゅう」においでの節はお立ち寄りください。


宴会が進んで…、メインテーブルの辻井氏(右端)。


お酒をついで回る町長。


余興の始まり。まずは割り箸とタオルのハンカチで人形を作って…人形がユーモラスに踊る。


宝引きが始まりました。景品は雨竜町特産のお米、お菓子などいろいろ。


同級生の大熊君。もう一つの話題の主人公が彼です。なぜお祭りの豆絞りの鉢巻をしてるかって?それは、この後の余興のためです。

☆大熊清君
雨竜中学校昭和34年卒の同級生です。現在は札幌市発寒で時計店を営んでおります。北海道新聞朝刊に「匠の技 息づく」と言うシリーズで彼の技術が大きく取り上げられました。その後はNHKの全国ニュースでも取り上げられました。一躍その技術力が全国に知られるところとなり、遠く九州からも100年前の時計の修理依頼が来たと言います。


ちなみにHPのアドレスを紹介しておきます。古い機械式の時計ならいくら古くても修理が可能とのことです。
オオクマ時計眼鏡店:http://www.ookuma-watch.com/

さて宴会もたけなわ、事前に配られた豆絞りの手拭いを鉢巻に、昔懐かしい曲に乗って盆踊りです。全員で会場内を練り歩きます。なるほど幹事の浅田君が言っていた「いい写真が撮れるかも…」はこのことであったか。


幹事の一言「最優秀演技者には、8月24日の本番”雨竜暑寒祭り”で踊れるよ」


盗人かぶりも出て最高潮…


最後は、雨竜中学校校歌の合唱で締めです。


同じ町内の出身者とはいえ、世代間の違いもあって顔を見知った方は少ないものの、52年ぶりに隣人の友人に出会うなど、とても楽しいひと時でした。機会があれば次回以降も出席してみたいものです。




モノクロで見る苗穂公園の春

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4月も下旬に入ってようやく晴れ間が続き、春らしくなってきました。あれだけ道路の両側に積もっていた雪も、今はすっかり解けて、小路や日陰に残るだけとなりました。我が家の花壇でもやっとクロッカスが咲き始め、水仙が蕾を日に日に大きくしています。花壇は、幅50cm程奥行き3mほどの、申し訳程度の広さですが、花が芽吹くと、なんとなく気分が爽快になります。

今年は、この狭い花壇に昨年植えた行者にんにく(アイヌ葱)が、数十株根付き、15?ほどに成長、さっそく酢味噌和えが食卓にのりました。実にうまい!の一言でしか表せません…にんにくの匂い?退職後ですから気になりません。さて話は変わって、この時期話題になるのが、水芭蕉です。Facebook上でも都度都度水芭蕉の画像を見かけるようになってきました。内地では、尾瀬にまで行かないとみられない水芭蕉も、小樽では郊外の湿地帯であれば、どこにでもあります。身近な群生地は、長橋の苗穂公園が一番かもしれません。

と言うことで、4月19日(土曜)に一番下の孫娘(小5、綺里)を連れて撮影に行ってきました。なお、水芭蕉はみなさんが思うほど綺麗なものではありません。湿地の中で朽ちた葉っぱの下から顔を出しますので、周囲が汚れているのはもちろん、花自体にも汚れがついている場合が多いからです。なので汚れが目立たないように、今回はオールモノクロで撮ってみました。カラーも数枚ありますが、それは孫娘がコンデジで撮影した画像です。



まずは公園の入り口付近で一枚。なお苗穂公園は通年オープンとなっています。


奥に続く1本道の横には、雪解け水が小川となって流れています。


川のふちには、フキノトウも今が盛りと咲き誇っています。


100mほど進むと小さな沼があります。正式には「水生昆虫類ビオトープ沼」と言います。ここには水芭蕉が少しあって、右側にはオタマジャクシの卵が群れを成しています。


オタマジャクシの卵に手を触れる孫娘。全部元気に育てば、何十万匹かな?


孫娘がここで撮ったオタマジャクシの卵のカット。


ん?孫娘が、私を呼ぶので見ると…


孫娘が撮ったのは、この画像。


さらにここから30mほど先に水芭蕉の湿地があります。


モノクロだと分かりにくいかもしれませんが、水がちょろちょろ流れています。


センターフォーカスフィルターを使いました。流れる水の波紋が面白い模様になってます。


同じくセンターフォーカスフィルターで周囲をぼかしました。


同じ場所で、フィルターをソフトクロスに変えてみました。


クロスフィルターを使うと、水のきらめきがクロスしました。


水芭蕉の池を出てさらに奥に小道を進みます。500〜600mほど先に、これまた春を代表する湿地に咲く花ザゼンソウの群生地があるのです。その間にも、撮影スポットがいくつもあります。運が良ければ、エゾリスがクルミを食べに降りてきます。またアカゲラが木をつつく音や姿も見ることが出来ます。残念ながら、今日はどちらも不在のようで…

突然孫娘が真上の枝を指さしました。指差ししたほうを見ると、灰色の小鳥が今にも飛び立とうとしています。ヤマセミのようにも見えますが、頭頂部が違うような気がします。森の自然観の職員に聞いて、図鑑で見てもらうと、コアカゲラにも似ていました。


私が撮った一枚。


孫娘がコンデジ(LUMIX TZ30)で撮った一枚。


小道の両脇には、あじさいに似たドライフラワー「蔓アジサイ」がたくさん落ちています。


苗穂公園を縦に横切るこの1本道は、近隣住民の憩いの路でもあり、散策する方々が多いのです。


オオバユリでしょうか、秋も終わりになると胞子が割れて、中の種が飛び出します。


熊笹の葉が、水たまりに影を落としています。よく見ると、オタマジャクシの卵が、びっしりと見えます。


よく見ると、三木のりへいに似ているようにも見えて…


ザゼンソウの群落が見えてきました。でもそのほとんどが朽ちた葉っぱや泥をかぶっていて、カラーだと汚く見えます。


カラーですと、周囲の泥が目立ちすぎます。


ついつい、近くに寄って小枝や汚れた落ち葉を取り除きたくなりますが…これ以上は立ち入り禁止区域です。禁止の看板も雪に埋もれ、破損していますが、入っていった足跡がいくつかあります。ルールは守りたいものです。


この少し先で、苗穂公園の出口に突き当たります。出口からさらに300−400m先に進んで右に折れると、沢地に出ます。その沢地に水芭蕉が群生しております。ただ群生地の隣には粗大ごみが山積みになっていて…、廃タイヤ、冷蔵庫、テレビ、そのほかベッドのスプリングが飛び出しています。孫娘がそのベッドに乗って上下にジャンプして…、およそ自然とは調和しない廃棄物に違和感を覚えますが、私有地とあれば…


奥に廃タイヤが山積みになっています。


上の画像で、孫娘が撮った1枚。


周囲が汚れているのでどうしてもアップの写真が多くなってしまいます。


あるいは周囲を大きくぼかすか…ソフトクロスフィルター使用。


枯れた実の付いた枯枝をもってご機嫌な孫娘。

水天宮界隈散策

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                           <水天宮に向かう30度ほどの坂道を上がるのは容易ではない。途中何度も休みながら…>


4月も下旬に入ると、暖かい日が続き、セピアカラーから徐々に新緑の季節に変わりつつあります。道端の花壇にはクロッカスが咲き誇り、チューリップのつぼみが日に日に大きくなってきています。JR南小樽駅のエゾ山桜も、数日中には開花するのではないかと思われます。散策に出歩くには、ちょうど良い季節になりました。今回は水天宮界隈を散策してきました。

我が家からは、メルヘン広場を通って、堺町郵便局の横小路から相生町に出て、急な坂道を上がるのが最短距離になります。ただかなり急な坂道なので、途中何度か休みながら登ってゆきます。冬期間は、この坂道は途中までしか除雪されておらず、あとはケモノ道のような、前の人の足跡をたどって登ります。



登り切って、振り返ってみると…、冬期間道がなく、不便なことからでしょうか、両側には廃屋・空家が目立つようになりました。この坂道だけで4−5軒の廃屋・空家があります。


坂の頂上付近のこの家は、樹木が覆いかぶさり、枯れ枝が近づくのを阻止しているようにも見えます。


わずかに残雪がありますが、2-3日で消えてしまいます。


広場の片隅にある、石川啄木の歌碑。「悲しきは 小樽の町よ 歌うこと なき人々の 声の荒さよ」


啄木は、明治40年9月家族で来樽。姉の夫である小樽駅長の官舎に寄宿し、小樽日報社の記者として記事を書きます。当時同じ新聞社に童謡詩人の野口雨情がおりました。しかし主筆との折り合いが悪く、12月に退社。翌明治41年1月家族を残して釧路に立つ。旧釧路日報社の記者となるが、ここも主筆との確執から3月に退社して東京に戻る。
明治40年1月4日、家族を残して小樽駅で読んだのが次の歌です。「子を背負いて 雪の吹きいる停車場に われ見送りし妻の眉かな」この歌碑は小樽駅そばの三角市場付近にあります。


もう一つの文学碑。セルフポートレートも兼ねました。この碑は、小樽出身の外科医・詩人の川邨文一郎のものです。


広場から外人坂を見ると、上がってきた先程の坂よりももっと急です。斜度40度ほどあるかもしれませんね。冬期間はとても怖くてここを降りることはできません。左隅は、カメラを縦位置で構えた自分の影。


かつてこの坂の麓にドイツ人が住んでいたことから「外人坂」の名がついたとか…。今はアパートの名前に、名称が残っているだけです。


水天宮は標高53m、小樽眺望地点の一つにあげられています。



水天宮周辺の案内標識を転載しました。赤文字は標識に追加したものです。

水天宮に至るには主に4つのルートがあります。?私がたどったメルヘン広場から郵便局の横小路を通って上がってきた坂道。この坂道には名前がありません。?外人坂を通る坂道。?花園橋を渡って、鳥居をくぐり階段を上がる道。?一方通行の職人坂の途中から曲がって旧堺小学校、旧寿原邸の前を通る道。この道が唯一車で上がれる道です。

一旦花園町方面に出てみましょう。石段を下りて、鳥居をくぐって左折すると、旅行者用の宿泊施設(Backpacker's Hotel)「杜の木」があります。


入り口の標識がユニークです。ここは有名だとみえて、JR南小樽付近で外国人旅行者によく所在を聞かれます。


杜の木のもう一本手前の細い道を上がると…宅配便のCMに出てきた尾道の町を思わせるような小路です。


その坂道から鳥居のほうに出る途中に、屋敷のような、かつては豪邸だったような廃屋があります。一本の木のために、壁の途中から木を外側に出しています。


鳥居付近から花園町方面を見ると、昔懐かしい三つ馬ゴムのアーケードがあります。


ここの交差点には老舗の喫茶・洋食店「ミレット」があります。以前は10件ほど国道寄りにありました。私が50年前の学生時代からありましたから…店主も代わっていないですね。


花園銀座街の端っこ、ミレットの向かいで見つけたとリスの看板。昭和30年代後半にTVのCMで人気になった「アンクルトム」ですね。トリスバーの止まり木で、飲むたびに顔が赤くなっていく宣伝でした。もう一つアンクルトムは、ASAHI PENTAXの宣伝にも出ていました。フランス語風に、「アサヒポンタックス」と発音していたのが記憶に残っています。

さて、再び水天宮に戻ります。境内には上がらず、車の通行が可能な左手に向かいます。社務所の横にあるのが旧寿原邸です。偶然にもクラシックな外車が駐車しています。


旧寿原邸は歴史的な建造物ですが、かなり痛みが激しく、維持費がかかるとして小樽市が保有していません。維持管理は民間に任されてはいますが…


旧堺小学校です。数年前に統合されて今は、市の関係機関が入っているようです。


小樽の財閥の子弟や有名人が数多く卒業した小学校ですが、周辺人口の減少から統廃合されてしまいました。


さらに進むと大きなマンション数棟の前に古い建物があります。旧板谷邸です。一時、正面見える海宝楼で、風呂&高級レストランを営業していましたが、積雪被害を機に廃業。広い敷地を利用して高層マンションが数棟建てられました。


歴史的な建造物から高層マンションへ、時代の流れですね。


旧寿原邸の後ろ側にも廃屋・空家がいくつかあります。冬期間交通の便が悪く、しかも山坂が多いとなれば…、この瀟洒な建物も新しいようですが住んでいる気配が感じられません。眺めは抜群でしょうね。なお、右手の大きな建物も空き家でした。


さて板谷邸に前の坂を、堺町通りの方へ降りてゆくと、勾配20%の標識があります。冬期間は車両交通止めとなります。


その道を降りてゆくと、堺町通りに出ますが、以前は、出たところに多喜二亭と言う寿司屋がありました。ここは旅館も兼ねていて、女性専用の「風旅篭」と言い、旅行雑誌にも取り上げられ、TVでも放映されたことがあります。ところが数年前に閉鎖され、今は寿司等の飲食店になっています。


まだまだご紹介したい画像がありますが、別の機会に取り上げたいと思います。次回は街中ウォッチング・南小樽市場界隈」を取り上げり予定です。

南樽市場界隈散策

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                                          <勝納川に飾られた鯉幟と南樽市場(左建物)>


暖かい日が続き、道内のあちこちで桜の開花宣言が出てきました。我が家のすぐ下のメルヘン交差点のエゾ山桜が満開となりました。内地からの観光客も、北海道の遅い桜の開花を眺め、二度目の桜見物を喜んでいるようです。桜と街並みを背景に、盛んに記念写真を撮る姿が見られます。エゾ山桜に続いて、1-2週間後には八重桜も咲き始めますので、5月中下旬まで桜が楽しめそうです。

好天が続きますので、散歩には最適です。長かった冬はどうしても閉じこもりがちですので、花が咲き乱れるこの時期、外出したくなります。と言うことで、今回は、勝納川沿いに飾られた鯉幟と、今では観光客にも有名となった南樽市場を中心に、周辺を「街中ウォッチング」してきました。南樽市場から200mほど海側に新しくできた新南樽市場がありますが、詳しくは、2010年11月15日付当ブログ「小樽の市場」を参照してください。


今回は、市立小樽病院新築工事中の横を通り、南樽市場へ行き、周辺を回ってきました。


旧量徳小学校跡地に、新築中の市立小樽病院。

病院新築の工期が、H24年3月から26年夏までの2年余。一方、小樽築港駅横に移転新築した「済生会小樽病院」は、規模が異なるとはいえ、半年ほどで完成したことを思うと、市立病院の工事は長すぎるような気が…します。工事関係の従業員数も膨大な数で、実際に忙しそうな様子がうかがえないのは、私だけなのでしょうか…いつも疑問に思っています。


途中で見かけた、素敵なハウス。青に、ピンク、さらに白いラインが、鼎型になっていて…、よく見るとクーラーのダクトかな?


この黄色い花は、春いちばん先に咲くレンギョウでしょうか。春の日差しをいっぱいに受けて、影がくっきり出ています。


庭の花壇には、昨年のアジサイがドライフラワーとなって、その枯れ枝から新芽が出てきた。アジサイが枯れ枝から新芽が出るとは知りませんでした。


あれれ、何かおかしいね。建物がないのに、シャッターだけがあって…さらにシャッター付の車庫があって…


これもおかしいね。建物の壁にはられた町名・番地表示が、逆さまになっています。


勝納川にはものすごい数の鯉幟が張られています。


川面を見ると、その影が、巨大な怪魚が泳いでいるようにも見えます。


南樽市場に到着です。この市場は昭和初期に始まり、戦時中は一時閉鎖されたものの、昭和25年に再開された、小樽最古の市場です。漁港が近くにあって新鮮な魚が獲れることから、全30店舗のうち9件が鮮魚店。魚介類 は新鮮で安価なものが多く揃い、地元の料理人たちも買い出しに訪れます。道外の人には珍しいハッカク、カスベ(エイ)なども店頭に並んでいます。最近は、観光客の来店も増えていると言います。なお、建物は4階建てとなっていて、1Fが全フロアー市場、2〜4Fは団地となっていて居住用フロアーです。


魚屋のほかに、パン、野菜、果物、日用雑貨、など多種多様な店が入っています。


堺町が本店の「可否茶館」もあります。


市場中央にある握り寿司「わさび」、安くておいしいと評判で、お客が絶えることがない。


市場正面(国道5号線側)の休憩所の窓も、絵になります。


市場の外に出ると、豆腐で有名な「土門商店」と、美味しいと評判のラーメン店「みかん」があります。とりわけ土門商店は、スナックのママさん方に評判がよく、新聞に何度も取り上げられています。


店先から奥を覗くと店主が出てきました。

「元気そうだね、近いのになかなか会えず…」「相変わらず、写真三昧かい?髪が真っ白になったね」などとしばし窓口で雑談。彼とは大学の同期で、就職直後に先代が病で倒れ、家業を引き継がざるを得なかったという苦労人であります。再び市場内を通って、海側に出ます。なお市場内は、縦長のロの字型になっていて、その両側に店が並んでいます。


こちら側の通路両サイドは、魚、惣菜を扱う店が並んでいます。


一方こちら側の通路は野菜、日用雑貨などを扱う店が並んでいます。

市場を海側に出て、再度周辺を散策します。出た途端に、道路1本はさんだ向うがわにコカコーラの大型車の広告宣伝が目に飛び込んできました。向かい側の日用雑貨店の前に設置されている自動販売機の中の飲料を補充しているようです。さらに海側に進むと、新旧の住宅が混在しています。


この道路は生活用道路で、買い物客などの自家用車の通りが頻繁です。


かなり古い住宅のようです。ツタが絡まり、正面を見ても人の出入りが感じられません。それよりも煙突に注目です。土管製の煙突!小樽市内でもここでしか見られないと思います。


反対側をを見ると、幅が2間から2間半くらいしかありません。加えて不思議なのは、上部に小窓があります。天井裏にも小部屋があったのでしょうか。前掲の画像でも、3Fに窓があったので…木造の3階建てだったんですね。


これまたクラシックな建物。鎖で閉じられたドアから察して、町工場だったのかもしれません。


一瞬見とれてしまいました。なんと鮮やかなグリーンのペィンティング!家主のセンス抜群と…どうやら倉庫・物置として使われているようです。


これは現代的なデザイン。レオパレス21の賃貸住宅のようです。


ガード脇で見つけた不思議な表示板。何も書かれていない。果たしてこの表示板、どういう意味があるのでしょうか?


通りに沿っていろんな小物が飾られている。


まきストーブでしょうか、あるいは石炭ストーブでしょうか、珍しい。


仏像の涅槃姿。菩薩かな、お釈迦様かな頭部はお釈迦様のようですが、エメラルドを模した飾りやひだのある衣服が不自然だし…不思議な置物がいっぱいあるお家です。

この辺りは、信香町、新富町、若松町で、戦前からの建物と最近の建物が混在しています。時間をかけてじっくり目を凝らせば、もっと面白いものがあるかもしれません。それはまた別の機会にご紹介します。







GWは孫たちと水族館と博物館へ

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今年のゴールデンウィークは、前半が飛び飛び、後半が4連休となりました。毎日が休みの定年退職者には、飛び飛びも連休も関係のない話ではありますが…。一方、二世帯住宅に住む孫たちは、一喜一憂しております。GW中も親が仕事とあっては、ジジババが何かと面倒を見ることになります。中学校に通ううえ二人は、友達と出かけたり、クラブ活動に出かけたりしています。しかし小学校5年の孫娘は、行動半径が狭くそういうわけにもいかず…、休みの都度取り残されて、我が家に来てはお出かけしようとねだっています。

GW中は、小樽市内が観光客であふれ、車が渋滞するのが毎年のことなので、極力外出したくはないのですが、4月26日〜29日の前半は出かけなかったので、後半の始まり5月3日(祝日)に、下の孫二人(中1と小5)を連れて小樽水族館と博物館に行くことに決めました。渋滞を見越して、10時頃自宅を出たのですが、水族館のある祝津に向かう道路は、結構な渋滞。ともあれ駐車場(駐車場代600円)に車を入れて入場券を買います。小中学生が530円、大人が1300円、3人で…、確かシルバー割引があったはず、70歳以上は無料でした。ちょっぴり得した気分。


連休とあって、普段の休日の倍以上の人出でした。


まず入り口近くの水槽前で記念写真。


ついでに、中一の孫娘と記念写真。


大きな水槽の前には、結構な人だかり。


おこぜ、タレントでいたっけ、こういうあだ名の方が…


熱帯魚のコーナーはさすが色とりどりの魚がいて、美しい。


最近、iPadで撮影する方をよく見かけるようになりました。液晶画面が大きくてピントやブレの確認にはもってこいですね。


昆布でしょうか、珊瑚の一種でしょうか…


綺麗な熱帯のいきものを、孫たちも夢中で撮ってます。


これまた見たことのない綺麗な貝ですね。形は、あの「ボッチチェルリのビーナスの誕生」を思わせますが…



お昼12時前に2Fのレストランに入りましたが、かなり混んでいました。妹(小5・綺里)は、お姉ちゃん(中1・悠里)にこれにしなさいと、お子様ランチを指定され、ちょっぴり不満顔。


昼からは、触れることのできるコーナーでヒトデやタコに触って、ご機嫌な二人。


こちらはタコの吸盤に触れて…滅多にない経験でした。


館内から、いったん外に出て、海獣館のある海岸におります。丁度ペンギンのショーの最中らしく、大勢の人が集まっています。降りる途中のコンクリート壁には、色んな生き物たちの絵が描かれています。数年前の水族館何十周年のイベントで、ここに描かれたようです。綺里(アカリ)が絵を見てカメラを構えました。


大きな笑い声や拍手が聞こえてきます。


海岸に降りる途中の壁。何を写すのかな?


綺里が撮ったのは、このアザラシでした。


悠里(ユウリ)が狙っているのは、アゴヒゲアザラシのようです。「めっちゃカメラ目線だよ!」


悠里が撮ったのがこちらの一枚でした。本当にカメラ目線だ。


アゴヒゲアザラシのプール横にあるのが、セイウチの親子のプールです。牙がとてつもなく長い。


おや口から小魚が…何度も口に入れたり出したり、飲み込んだと思ったら、プハ〜と吐き出して、また飲み込む、の繰り返し。


トドやペンギンの次のショーまでには、かなり時間があります。そこで、次の博物館に行くことに決めました。手宮の博物館本館は、かつての交通記念館と青少年科学館(プラネタリゥム)、運河沿いの博物館を統合して「小樽市総合博物館」となったものです。ここの中央ホールには、明治13年日本で3番目に敷かれた幌内鉄道(小樽手宮〜札幌間、措置に三笠幌内まで)を走ったSL「SIZUKA・しづか」号が展示されています。


しづか号の前で…


歪んだ鏡の前で「スリムに見える」と喜ぶ姉妹。


こんなふうに背が高くなるといいのに…


音階を奏でる不思議な空気穴がある。


手を触れるとプラズマも回転する。


プラネタリゥム館での、GW中の特別企画展、宮沢賢治原作「よだかの星」上映時間20分間を見ました。悠里は本を読んだことがあると、得意げに話している。


施設2カ所連チャンで回るのは、この年では相当こたえました。歩きすぎて腰が痛い。2-3日は休養です。とは言いつつ、5月初めからエゾ山桜が咲き始め、満開の情報もあって、気が気ではありません。次回ブログは桜情報を取り上げます。



写真ギャラリー巡り〜「篠山紀信展・写真力」を見に

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NHKテレビほか民放局でも、今札幌芸術の森で開催されている「篠山紀信展・写真力」を取り上げ、放映しています。写真展を札幌で開催するに当たり、4月26日(土曜)にオープニングトークが行われたようで、その模様がTVで放映されるのを見るにつれ、写真展に行って見たいと言う思いが強くなりました。GWの連休明け5月7日(水曜)に行ってきました。ついでですから、キヤノンプラザの写真展とフジフォトサロン札幌の写真展も見てくることにしました。


(1) キヤノンギャラリー札幌  叶優信『東京上空 暫し鳥になって…』

キヤノンギャラリーは、数年前に新築された駅前の日本生命ビルの1Fにあります。JR札幌駅と北海道庁の前と言うきわめて立地の良いところにあります。7日は、スケジュール表によると本来GWで休館日だったようですが、通常業務を行っていて、ギャラリーもオープンしております。見学者も数人来ておりました。ここのギャラリーは、撮影禁止の注意書きがありません。なので、多少後ろめたさを感じつつ数カット撮ってみました。東京の上空から撮影したカットが大伸ばしで展示されていて、すごい迫力を感じました。


撮影者叶氏のプロフィールです。


左端は、青梅塩船観音のつつじです。八王子勤務時代に、撮影に行ったことを思い出しまあした。


境内には数十万本のつつじが植えられ、シーズンには赤、オレンジ、ピンク、白と様々な花が咲き乱れます。


時折見学の方が訪れます。


中央のテーブルには写真展で使用したカットのポストカードの販売用サンプルが置かれていました。

このキヤノンギャラリーの周辺には道庁の池他撮影スポットがたくさんあります。今日は篠山紀信展を見るのが目的ですので、寄らずに、札幌芸術の森に向かうことにします。地下鉄南北線で終点の真駒内に行きます。そこから芸術の森行きバスに乗り換えます。15分ほどで到着です。


(2) 札幌芸術の森美術館  篠山紀信展『写真力』

札幌芸術の森は、1986年(昭和61年)に開園しました。野外美術館、佐藤忠良記念子供アトリエ館、工芸館、クラフト工房そして美術館などの芸術関係の施設を有する都市公園です。ここの美術館で、今回の写真展が開催されました。ちなみに、期間は4月26日(土曜)から6月15日(日曜)まで。観覧料は一般大人1100円となっています。

<篠山紀信のプロフィール等〜今回の写真展チラシ案内から抜粋>
篠山紀信(1940年生まれ)は、1950年代後半から現在まで写真界の第一線を走り続けてきました。アイドル、歌手、俳優、スポーツ選手と言った著名人のポートレートから、テーマパークや歌舞伎の情景、裸の肉体等様々な被写体を撮影し、膨大な数の作品を制作しています。
1970年代には「激写」と言う言葉がはやり、宮沢りえのヌード写真集は165万部と言うヒットになるなど、その活動は社会現象となるなど、常に時代の最先端を切り開いています。(途中一部略)
篠山が50年にわたり撮り続けてきた写真から、篠山が「写真の神様が降りてきた」と称する130点を厳選して展示しました。「GOD」(鬼籍に入られた人々)、「STAR」(有名人)、「SPECTACLE」(異次元の世界)、「BODY」(美とエロスの戦い)、「ACCIDENTS」(東日本大震災)の5つのセクションで紹介します。
美術館の空間に合わせ、大きく引き伸ばされた写真からは、写された人々、そして時代のエネルギーが存分に感じられること位でしょう。「写真は芸術よりも、もっと上にあるもの」と語る篠山の作品が放つ「写真力」をご堪能ください。


入場受付でいただいたパンフレットから、左(ジョンレノンとオノヨーコ)が表、右が裏ページ。上のプロフィールは裏面の上段に書かれています。

受付で入館料1100円(65歳以上は900円)を払って、展示会場に行くと、最初の部屋がGOD(鬼籍に入られた人々)のコーナーです。正面に三島由紀夫の写真が2枚モノクロで飾られています。一枚は裸で日本刀をかざしているところ、もう一枚は木に縛られ体に矢が刺さっている写真です。畳3〜4枚ほどの大写真に、ど迫力を感じます。右側の壁面には美空ひばりと夏目雅子(上のパンフレット写真右上段中央)の写真があります。25歳の頃の写真で、とても初々しく可愛い、印象に残る写真でした。

次のSTAR(有名人)の部屋に入ると、左壁に山口百恵18歳の時の水着写真があります。これもとても印象に残る写真で、テレビニュースでバックに映し出されました。その放映の元画像が篠山紀信が写真力について語ったときにバックに映し出されていました。この時の山口百恵は人気絶頂期にあって、雑誌3誌のグラビアを山中湖で撮影した時のものでした。早朝から夕方まで一日がかりの撮影で、さすがに山口百恵も疲れ果て、ぐったりして、もうどうでもいいわという表情だそうです。これが最高の、「写真の神様が降りた瞬間」のショットだということです。


会場出口に設置されたビデオ放映ですが、あえて砂嵐状態に加工しました。現物写真はどうぞ会場で見てください。素晴らしい瞬間を切り取った写真に感動すると思います。 

BODY(美とエロスの戦い)の部屋では、横綱貴乃花や白鵬の迫力ある表情や宮沢りえのヌード写真が飾られています。宮沢りえのヌード写真集『Santa Fe』は165万部の売り上げを記録したといいます。篠山紀信と言うと「シノラマ」と呼ばれるヌード作品が多いのも特徴です。


ヌード特集写真についての解説がりますが、これもノイズをかけております。

文中何度か「写真力」と言う言葉が出てきました。これについて、篠山紀信の言葉から解説しておきます。

<写真力ってなに?>


写真・カメラに興味のお持ちの方は、篠山紀信展・写真力を、ぜひ見ることをお勧めします。その時々の一瞬を切り取った大写真の迫力に圧倒されることと思います。そして自分でもこのような写真を撮ってみたいという写欲がわいてくるのではないでしょうか。


会場に併設された販売コーナーで篠山紀信の写真集を手に取ってみる人。


会場周辺のあちこちにこの看板が立っています。


(3) フジフォトサロン札幌 『第9回美しい風景写真100人展(秋冬編)』

さて篠山紀信展・写真力を十分堪能した後は、中島公園で、散りかけの桜の撮影を行い、最後のギャラリーであるフジフォトサロン札幌に行ってきました。大通西6丁目にあるこのギャラリーはあいにく写真撮影が出来ませんので、現在展示中の「第9回美しい風景写真100人展(秋冬編)」の収録集の一部ページだけを紹介いたします。


大通西6丁目にあるフジフィルムフォトサロン。


収録集の見本の一部です。


同じく収録集見本のの一部。美しい風景がぎっしり詰まっています。

写真の閲覧を終えて外に出ると、大通公園の中から、何やら津軽三味線の音色りが流れてきます。ベンチに座った外国人3人が津軽三味線曳いているではありませんか。話しかけてみると、6月に青森県の弘前市で、津軽三味線の世界大会があるという。その世界大会に参加すべく、練習中だというのです。外国人が弾く(津軽三味線の場合は、叩くという)津軽三味線が珍しいのか、通行人が立ち止って様子を見ています。一曲終るごとに、観衆から大きな拍手が沸き起こりました。それにしても珍しい…津軽三味線と外国人の取り合わせが…。


なかな3人の息がぴったり合っていて…


遠巻きに見ていた見物人からも、大きな拍手が湧き上がりました。


篠山紀信の写真展で十分写真の魅力について堪能した後は、はからずも大通公園で津軽三味線の音色を耳にしたことは、これまた驚きと懐かしさで一杯となりました。平成6年から9年までの3年間青森支店に勤務していた折、よく津軽三味線を目の前で聞いた事があるからです。岩木山の麓浪岡町で行われた全国大会で、初代『高橋竹山』のバチの尻で弦をたたく演奏を聴いて、すっかり津軽三味線のとりこになったことを思い出しました。頑張れ!外人トリオ!!

桜紀行2014 in 小樽〜その1

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今年は4月中旬まで天候不順が続き、桜前線の北上がかなり遅れるのではないかと思われていました。例年であれば、GW後半には満開となるのですが、4月に入っても一向に暖かい日が続かず、4月の5日には銀色の世界に逆戻りする始末でした。ところが4月も下旬に入ると一転暖かい日が続き、GW突入するや、エゾ山桜のつぼみが膨らみ始め、月替わりと同時に一斉に開花し、GW後半には満開となりました。結果的には例年通りだったような気がします。

小樽市内何か所かの、いわゆる桜スポットと呼ばれる名所等の桜を撮影してきました。また5月11日(日曜)には、豊友会と私が属していたフォートピアが新しく新写団豊友会として統一したのを機に、撮影会を行いました。これらを合わせ、二回に分けて「桜紀行2014 in 小樽」として掲載していきます。


(1) メルヘン広場の桜

小樽観光街の中心の一つでもあるメルヘン広場には、5−6本のエゾ山桜が南側向きに植えられています。日当たりがいいので、開花が早いのです。毎朝のように広場の近くをイヌとともに散歩で通るのですが、気付かぬうちに満開となってしまったようで、北海道新聞の地方版を見て慌てて撮影に行ってきました。


洋菓子店ルタオの塔をバックに一枚。


午後7時10分ころ、もう観光客の姿は見えず、地元の人が数人、帰宅途中なのかスマホで桜を撮っていました。


翌日午前中のメルヘン広場。中国人らしき団体客が桜を撮っています。


横断歩道の手前からスマホで撮影。


(2) JR南小樽駅構内の桜

JR南小樽駅のホーム反対側(海側)の法面に数本のエゾ山桜の老木があります。線路内の急斜面ですので、駅広場から撮るか、線路をまたぐ量徳橋の上から撮るか、あるいは入場券を購入してホームから撮るかの、いずれかになります。


駅前広場の歩道にはみ出した桜。その下でタイから観光に来たという、6人の家族連れ。タイには桜がないので珍しいということでした。盛んにカメラやスマホ、iPadで撮影していました。


満開の桜の下を電車が走る。


ホームでは桜をバックに、記念写真撮影。


桜犬、親子か兄弟か。躾がいいのか飼い主の指示をよく聞いていいました。


(3) 朝里ダムの桜

朝里ダムの定山渓側の駐車場付近に、エゾ山桜が数十本植えられています。GW最終日の5月6日(火曜祝日)に、家族で、朝里ダムで花見をしようと言うことになりました。すっきりとした晴とはいきませんが、陽が出ています。午前中に娘婿が弁当を調理し、午後から出かけました。しかしダムに着く10分ほど前から空模様が目まぐるしく変化しました。時折俄か雨も降ります。すぐ晴間が出たり…


午後1時過ぎに着いたときは陽が射していました。


しかし山側の斜面にはいまだ残雪が多く、フキノトウが顔を出しています。桜も花をつけているのは数本のみ。市街地と違って、標高があるので、開花が遅れているようです。


いまだ蕾が多いのかなんとなくさみしい感じです。そのうち黒雲が発生してきました。


孫達も、花より団子とばかり、弁当にかじりつき、あっという間に底がついてしまいました。

30分程現地にいましたが、陽が陰ると急速に寒くなってきます。孫たちも車の後部座席の敷物を身にまとって寒さしのぎです。食べ物、飲み物も片づけて、戻ることにしました。途中銀鱗荘をまじかで見たことがないという、小樽生まれで小樽で育った娘婿の要請にこたえて、寄り道です。


銀鱗荘に着いた時にはかなりの雨が降ってきました。レンズに雨粒が…


銀鱗荘の庭からは小樽港が一望できますが、空模様が異様になってきました。


(4) 水天宮の桜

水天宮の境内の海側周囲には、染井吉野の老木があって、毎年桜が一斉に咲きます。小樽市の眺望展望地に指定されていますが、この時期結構桜と風景を見に来る方が後を絶ちません。


この日は和服を着た10人ほどのご婦人たちがやってきました。写友がご婦人たちの記念写真を撮っています。


しばらくすると、カラフルな衣装の若い娘さんたちがやってきました。


PENTAX WG3(コンデジ)で撮影、それをHDR風に加工してみました。


同じ画像ですが、青色だけを抽出してみました。

なお、水天宮の桜については、5月11日の豊友会の撮影ツアーでも撮影しています。その時にも再度紹介いたします。


(5) 入船界隈と長橋の住宅地の桜

街中を歩いていると、個人住宅地にも見事な桜が見られます。散歩がてらに撮影した住宅地の桜を取り上げます。


イヌの散歩時によく見かけるこの坂は、一の坂と聞いたことがあります。入舟町のガード横を上がる坂ですが、冬期間は除雪されず、一本道があるだけです。いつもこの道はどこに出るのか、興味がありました。突き当りに黄色い家があって…


一の坂の突き当りを左に曲がると空き地があって、その向こうに桜の大木がありました。

さらに道なりに進むと、いくつかのピンクの花びらを付けた木々が見えてきます。枝振りや花びらを見ると桜ではなく、梅のようです。内地では桜の一月程前に咲く梅も、津軽海峡を渡ると、開花が同時か、または逆転して梅が後から咲きます。草花に詳しくない私には、桜と梅の区別も判然としないのですが、枝振りからなんとなく梅とわかります。


奥まった住宅の塀からピンクの花を付けた枝がくねくねと…小路に入り込むわけにもいかず、遠方からですが、枝のくねくね状態から梅かと思われます。それにしても「洋服の病院」とは、ネーミングがいいですね。


我が家の近くの古い住宅地で見つけた、鉢植えの枝垂桜。


水天宮下の通りの、今は使われている様子のない角磯羽二重店の建物です。樹木も放置されたままです。


山田町の踏切付近のアパートの脇にも数本のエゾ山桜の木があります。


こちらは、長橋の市立第二病院に行く高台の道路にありました。もしかすると…梅かもしれませんね。


同じく高台の道路から小樽駅方面を見ると…


(6) 小樽公園付近・裁判所横の桜

公園内よりも、道路一本はさんだ向かい側の裁判所周辺の桜が見事でした。


露出オーバー目にして、ソフトにしてみました。アートフィルターには「ソフト」調がありますが、敢えてPhotoshopで同一画像から、「ぼかし」画像を作成し、元画像と重ね合わせました。そうすると、芯のあるソフト画像が出来上がります。アートフィルターのソフトとは幾分趣が異なります。


八重桜も咲いていました。


上の画像の撮影日から1週間後の雨の日に、再度撮影しました。裁判所入り口付近。


裁判所隣の、弓道場敷地内の桜です。レンズに雨がかかり、一部ぼやけました。


郵便車が来たのですかさず、6分の1のスローシャッターに切り替えました。


裁判所入り口の通路に車を止めて、1時間ほど付近を撮影。


(7) 天狗桜

冬はスキー場として有名な天狗山ですが、ここの天狗桜も有名です。この老木は、途中から二股に分かれ満開になるとハート形になります。残念ながら、一昨年枝が折れて、形が崩れてしまいました。


訪れたときはやや葉桜状態でした。


中国人グループも盛んに夜景と桜を撮影していました。


カップルに幸せあれ。










桜紀行2014 in 小樽〜その2・豊友会桜めぐり

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前回に続き、小樽市内の桜スポット巡りのその2です。旧写団豊友会とフォートピアを統合し、さらに新会員数名を加え、計14名で新たに新「写団豊友会」となったことは前回も触れました。その第1回目の春の撮影会が、5月11日(日曜)行われました。午前8時に小樽美術館前に集合し、3台の車に計10人が分乗して、出発です。主な撮影スポットは、水天宮、小樽公園、天上寺、住吉神社、和光荘、朝里宏楽園、手宮緑化植物園、余市ニッカウィスキー工場等です。

余市のニッカウィスキー工場については、今年9月から始まるNHK朝のドラマの舞台となります。ですので、別途詳しく取り上げることにします。まずは順路に沿って小樽市内のスポットを取り上げます。なお、スポットによっては桜が終わっていて、いい画像がないこともありますので、11日の前後に撮影した画像も含めておりますので、ご了解ください。


(1) 花園橋と水天宮

JR函館線の跨線橋である花園橋の、水天宮側マンション横には数本の桜が植えられています。この辺りは電車と桜をからめて撮ることの出来る撮影スポットです。鉄ちゃんと呼ばれる鉄道写真マニアも時折見かけます。肝心の桜のピークはかなりすぎていましたが…


札幌方面に向かう電車の流し撮りです。


必殺赤電、縦流し!なんちゃっ…。撮影日は前日の5月10日です。

久しぶりの流し撮りで、感触が今ひとつピンときません。ほとんどのカットがブレブレでした。


境内にあるミラー状の記念碑(小樽出身の詩人・川邨文一郎の歌碑)に映り込む豊友会の会員たち。


本殿左わきにあるお宮。お宮の下部に朝日が当たり、キツネが浮いて出てきたように見えました。


丸い穴の模様は何?これは桜が散るころ、600?のミラーレンズで撮影したカットです。散る桜もこう写れば、桜ではないような…


ついでにこのカットも上げておきます。撮影会から10日後の水天宮から見た小樽港です。画面上部の葉は花びらが散った後の桜の枝ですが、面白いシルエットになったと思います。


(2) 小樽公園

訪れたときは染井吉野はじめエゾ山桜もすでに終わっておりました。撮るものがなく、すぐに次の撮影地天上寺に向かいました。ひとつだけ撮影したのは、公衆トイレの壁に映り込んだ樹木の影が面白く…


コンデジ・PENTAX WG3でHDR加工しました。

次のカットは、5月23日に撮影したもので、桜ヶ丘球場(右手のグリーンの塀に囲まれた)の脇から撮っています。


八重桜が満開でした。


(3) 天上寺

エゾ山桜が満開でした。


桜と六地蔵。


青いランドセル(正確にはナップランドという)を背負った親子が、新一年生の入学記念写真をここで撮るとか…
(注)ナップランドとは、ランドセルとナップザックを足して2で割ったような児童用の布製カバン。小樽市特有のカバンで、ランドセルに比べ軽く安いのが特徴。


境内の端に咲いたチューリップに目が釘付けになりました。


PENTAX WG3で色残し加工しました。


(4) 住吉神社

エゾ山桜が満開です。


青空に桜は、映えます。


おみくじがまきつけられています。


縁石に落ちた花弁と桜の葉の影。


手水鉢に浮かぶさくらと九星運勢の看板のトリコロールカラー。


去年撮影したカットです。時間や日差しの具合で、ガラッと違った印象になります。


(5) 和光荘

潮見台の潮陵高校の裏手にある和光荘は、小樽市の歴史的建築物に指定されています。地元企業の北の誉酒造の経営者野口氏の個人所有邸宅です。大正11年建築のこの建物は、当時の最新技術と贅を尽くした豪壮な邸宅で、のちに宿泊所としても使われ、大正天皇、昭和天皇と皇后も宿泊したことがあります。


前の広場には数本の梅の老木があって、満開でした。左側に手入れの行き届いた庭園があるのですが、この日は管理人が不在で立ち入ることが出来ませんでした。


建物の前にある人工池。


(6) 朝里川温泉の宏楽園

樹齢100年を超える桜の老木が数多くあります。道路から本館までの道の両側に桜並木が続き、実に壮観です。


ピークを多少過ぎていて、葉桜に近い木もありました。


近隣の住民も数多く見物に来ます。


木の周辺はピンクに染まっています。


上の画像と同じ樹木ですが、HDRにしてみました。


一部のエゾ山桜はすでに花びらが落ちて、葉が新緑に変わってきています。


枝垂桜もあります。


下から青空に透かして見ると、桜の滝に打たれているような気がします。


(7) 手宮緑化植物園

当初の予定では、小樽市内桜の名所の一つである長橋町の苗穂公園でしたが、前日に所用で公園に寄ったときには、葉桜状態でした。そこで、急遽緑化植物園に変更しました。こちらは染井吉野もエゾ山桜も満開状態でした。なお、緑化植物園は、手宮公園の海側に位置します。


海が見えるこの公園は市民に人気のスポットで、桜の時期以外でも休日には大勢の市民が散策に訪れます。なお画像は多少デフォルメしております。


この日は好天、多くの市民が桜&海の景色を楽しんでいました。


楽しんでいたのは、カメラマンも同じ。


大人だけではありません、子供だって桜を楽しんでいます。


枝垂桜が、微風になびいて、三脚持参しなかったので、手持ちではこれが限界でした。


上の微風になびく桜の全体像がこちらです。


コンデジのHDR加工を使ってみました。


この後は、最後の撮影地である余市に向かいました。余市のニッカウィスキー工場裏の余市川の堰堤に桜並木があります。工場見学と堰堤の桜並木の撮影です。なお、NHK朝のテレビドラマで、余市のニッカウィスキー創業者である、竹鶴正孝夫妻(リタとまっさん)の物語が9月から始まります。ですので、別途詳しく取り上げたいと思っています。なお、次回5月31日(土曜)は、桜紀行2014の最後として札幌の桜スポットを取り上げます。


桜紀行2014 in 札幌

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さすが、5月も下旬となると、遅咲きの八重桜もほとんど散ってしまい、葉桜となってしまいました。これからは新緑がまぶしくなる季節です。その前に桜紀行2014年の最後として、札幌を取り上げておきます。札幌の桜の名所・撮影スポットは、数限りないほどありますが、交通の便の良いところでは、なんといっても、北海道庁の八重桜があげられます。そのほか円山公園や中島公園などあげられますが、短期間に回るとなると…と言うわけで、前々回のブログで取り上げた篠山紀信展に行った際立ち寄った中島公園と札幌芸術の森、および道庁の八重桜を紹介します。

中島公園と札幌芸術の森には、5月7日(水曜)に撮影に行きました。また北海道庁の八重桜は、5月19日(月曜)に行ってきました。その際大通公園で行われている「ライラック祭り」も撮ってきましたので合わせて紹介いたします。


(1) 札幌芸術の森の桜

地下鉄南北線の終点真駒内駅から、バスで国道453号線(札幌支笏湖戦)を15分ほど走ると、札幌芸術の森があります。昭和61年に、緑豊かな自然環境の中に作られたこの公園は、春は桜が、秋には紅葉が多くの市民の目を楽しませます。5月7日にここで行われている「篠山紀信展・写真力」を見に行った際に満開の桜を撮ってきました。


芸術の森正面入り口の池には白いオブジェがゆらゆら水面を動き回っています。奥の工芸館の手前にも億にも桜が咲いていました。中央奥の白い花はこぶしです。


アーチ状の橋の手前の桜は、上の画像の桜です。

真駒内駅からバスに乗り込んだ際に、運転手に「美術館」に行きたい旨確認したのですが…分からず、バス終点(芸術の森センター)、まで行ってしまいました。そのおかげで、20分ほど散策することになりましたが、あちこちでエゾ山桜をはじめ各種の桜が満開。いいシャッターチャンスに恵まれました。


満開のエゾ山桜


散策路脇にはカタクリも咲いていました。


上を見れば、桜が覆いかぶさるように咲き乱れています。


美術館の周りにも桜が植えられています。散策路・通路の両側にも桜が植えられています。若木が多いようです。


美術館入口から見る人工池と、奥はクラフト工房。


(2) 中島公園の桜

桜のピークは、5月初めに達していて、GW明けの7日(水曜)に行った際には、葉桜に近いが多々ありました。でも散策路沿いにはいまだ満開中の桜もあって、十分楽しめました。


地下鉄南北線の中島公園駅を出て、すぐ目の前が菖蒲池です。すかさずパチリ、モニター画面で確認すると…あれモノクロ、昨日の撮影モードのままでした。あわててカラーに戻しましたが…、モノクロでも十分満開の雰囲気は読み取れます。


藤棚の近くに枝垂桜が一本あります。


しばらくしたら、オレンジのウェアの女性がやってきました。手にしているステックは、自分撮り用の一脚のようです。

声をかけて桜をバックに彼女のコンデジで数枚撮ってあげました。なんと香港からの一人旅で、今夜の便で香港に戻るとのこと。マレー系の香港人で、F.LIMさん、漢字で書くと林(リン)さんです。しばらく香港のこと、札幌のこと、桜のことなどを、英語と日本語のちゃんぽんで話し合い、メール交換しました。


さらに進むと、広場で春の野草市が行われていました。


ここでも先程のLIMさんとばったり出会いました。笑顔の素敵なLIMさんでした。


幼稚園児が通っていきました。あいにくの曇り空です。普通に撮れば桜が濁った色になります。HDRにしてみました。


豊平館の近くに戻ると、一本の桜の木の下で、宴会でも始まるのでしょうか。


(3) 北海道庁の八重桜

例年ですと5月の23日ごろに開花のピークを迎えるのですが、今年は5月上旬の暖かい日が多かったためかかなり前寄りに咲いたようです。道庁の桜が満開だという新聞情報に、焦りながら、19日(月曜)に行ってみましたが8割方は散ってしおりました。かなり緑の葉が目立ちましたが、気を取り直し、撮影開始です。


枝についている花びらよりも、路上に落ちた花びらのほうが多いような…、それはそれで良しとしなければ。


残っている桜に食いつくようにカメラを構えるカメラウーマンたち。ちょっとへっぴり腰。


散った花びらを放り上げて喜ぶのは、子供だけではありません。大人だって嬉しくなります。


ここの桜は、高層ビルとのコラボもまたよし。


内臓ストロボ一発。


池に映り込む景色も、美しい。


幼稚園児たちもお花見です。


写真の撮り方に制約はありません、この後黄色い服の女の子は立ち上がろうとして、転がり落ちてしまいました。同行の人たちは大笑い。愉快な香港からのツアー客たちでした。


(4) 大通公園のライラック祭り

テレビのニュースでは、第56回さっぽろライラック祭りが、5月16日(金曜)から始まったと伝えておりました。GW中の好天気で、開花がかなり早まって、急きょ前倒しで始まったとか…。5月19日(月曜)に訪れたときにはほぼ満開状態。薄紫の、香りのいい花が咲き乱れておりました。


日陰のベンチでくつろぐ人たち。づ上にはライラックの花が咲き乱れています。


ライラックに見とれる人、写真に撮る人、誰もが顔をあげます。

大通公園の4丁目広場は、現在工事中なので、祭りの会場は5丁目から7丁目広場です。事前の報道では、道内のワインメーカーがこぞってテント出店し、ライラック+ワインのお祭りの様相だとか、下戸の私にはワインは関係のない話ですが…。ところが5丁目会場に行っても、6丁目会場位に行っても、テントは出ていますが、営業しておらず、会場もそれらしい雰囲気がありません。関係者に尋ねると、急きょ日程が前倒しになったために、会場づくりが間に合わず、現在は7丁目広場でのみ営業中とのことでした。


5丁目、6丁目会場では、施設づくりが、急ピッチで進められていました。


7丁目会場は、ワインガーデンと名をうって、メーカー銘柄の案内板が立っています。


ワインをはじめとする、グルメコーナーが林立していました。


テーブルにはワイングラスが…


ポカポカ陽気に誘われ、ワインも相当量が売れたのではないでしょうか。


池の周りの花壇のチューリップも生き生きしています。


さて次回は、余市のニッカ工場を取り上げる予定です。

NHK朝の連続ドラマ「マッサン」の舞台となる余市ニッカウヰスキー工場

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前々回のブログでも記しました通り、5月11日(日曜)の写団豊友会の撮影ツアーで別途報告するとしていた余市の「ニッカウヰスキー工場」について今回レポートします。今年9月から放映予定のNHK朝の連続小説(ドラマ)「マッサン」の舞台となることが決まり、ロケも一部進んでいるようです。日本人技術者・竹鶴政孝(マッサン)とスコットランド人妻・リタによるウイスキーづくりの奮闘記です。詳細については、リンクを参照してください。

この工場は国道5号線を小樽から車で30分ほどのところにあります。石造りの工場や古い木造邸宅は、2005年に、国の有形文化財として登録されました。従来から観光名所としてしても有名で、多くの観光客が夏冬問わず訪れます。また建物の雰囲気がとても良いので、しばしばモデル撮影会でも利用されます。そんな工場・邸宅の一部を紹介いたします。なお、駐車場が工場の最後尾にありますので、工場案内の順路(下記図参照)とは逆になります。


パンフレットから抜粋しました。パンフレット等には、「ニッカウヰスキー」と、イの文字が旧仮名文字がつかわれております。


その前に肝心の写団豊友会の桜ツアーの余市編から、2−3紹介しておきます。工場の後ろを余市川が流れていますが、この両岸の堰堤に桜が植えられていて、「余市川桜づつみ」と愛称されています。


桜づつみで昼食の弁当を食べる写友たち。右手はニッカウヰスキー工場の駐車場、売店・ノースランド、その奥の塔の建物が試飲会場・ニッカ会館。なお桜は、かなり葉桜状態でした。


川の反対側、中年のご婦人がサイクリングを楽しんでました。


子供も自転車を楽しんでいるようです。


さて駐車場に車を止めて、散策をします。本来試飲会場は見学コースの最後なのですが、今回中に入りませんでしたが、古い写真(H17年ころ)を1枚あげておきます。ここではガイドさんのウイスキーにまっつわる話を聞いた後、15分間に限って、試飲が自由です。もちろんお酒を飲めない方のために、果実のジュース類も豊富にそろえてあります。


内地から来られた元勤務先の同僚ご夫妻を案内したときのものです。


順路を逆にたどっていきます。1号貯蔵庫の隣の「原酒直売所」です。正面の写真が竹鶴政孝とリタ夫妻です。


直売所の向かいにあるのが「ウイスキー博物館」です。さらに奥に進むと…


有料試飲コーナーです。車で来ている我々は、つばを飲み込みながら先に進みます。


ニッカの歴史ビデオが放映されています。


ウイスキーの変遷が分かります。


壮観の一言。


旧竹鶴邸。政孝・リタ夫妻はここに住んでいました。


同じく竹鶴邸。グリーンで統一され、窓の多い洋風建物です。


全く異質な画像が…ですいません。この建物の中で行われたモデル撮影会の時のものです。(H19年9月頃)とても雰囲気の良い作りとなっていて、モデル撮影会にはもってこいです。


ウイスキー樽を前に記念撮影するグループ。


工場のガイドさんが観光客の案内をしていました。下の画像は平成11年のものでガイドさんの制服に注目です。


このころの制服は、女子高校生のような…


途中のカーブミラー、何のためのミラーなんでしょうか?ウイスキー運搬車のためのものでしょうか?


さらに進むと、キルン塔と呼ばれる倉庫が現れました。ピートを燃やした煙で、麦芽を乾燥させる倉庫です。奥正面が正門です。守衛が立っています。


一旦正門から外に出て、正門を見ると、


工場見学希望者受付窓口前で、列を作っていました。このアーチ形の門がまた絵になります。


冬バージョンです。(H22年2月撮影)


入り口の日陰を利用して、モデルをシルエットで…(H19年9月撮影・北海道写真協会小樽支部モデル撮影会)


見学者待合室前の、記念プレートの前に、モデルを立たせて…(同上)


豊友会撮影日、記念プレートの前にいた若者たちにお願いして、ジャンプしてもらいました。


正門入り口横の、見学者待合室ないです。このステンドグラスの絵は、かなり有名ですね。

最後は同じ敷地内にある、樽の倉庫でのワンカットです。


ちょっとエロチックに。H19年9月撮影(北海道写真協会小樽支部モデル撮影会)


なお、このブログの書き込み中の5月3日(火曜)に、北海道新聞の後志版及び社会面に、NHK連続テレビ小説「マッサン」が取り上げられました。主役の竹鶴政孝役の玉山鉄二さんと、妻リタ役のシャーロット・ケイト・フォックスさんが、余市ロケのためにニッカウヰスキー工場を訪れたというものです。その後数日間にわたり、余市町をはじめ道内数カ所でロケが行われるということです。

運動会を記録写真から一歩踏み出して…

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5月末から6月上旬にかけて、小樽市内のほとんどの小学校及び幼稚園・保育園等で運動会が行われます。本州では、10月の体育の日を中心に行われますが、10月は北海道では、ときに初雪が降ることもあります。春から初夏へのこのころが、運動会にはピッタリなシーズンなのです。と言うことで、我が家の孫娘(小5)が通う花園小学校の運動会も、5月31日(土曜)行われました。

当日早朝からの場所取り合戦に参加するのは、祖父の役目。とはいってもくじ引きで場所取りの順番が決まっていて、押し合いへし合いの混乱はありません。数年前にけが人が出た反省から、抽選制になりました。今年限りの6年生の家族が最優先、1番から60数番が割り当てられます。5年生以下はそれ以降の順番です。我が家は90番目。前から3列目ほどで順当な場所を確保。肝心要の孫娘が、運動会の2週間ほど前に、左手人差し指を亀裂骨折。公園のブランコで遊んでいて、鎖に挟まったとか。幸い小さなひびが入った程度で大事に至らなかったものの、まだ痛みが少し残っていて、組体操は欠席。徒競走などは可能とのこと。


当日は、絶好の運動会日和。


全治3−4週間と診断されたが、まだ少し腫れと痛みが残ると、でも走るのは大丈夫とのこと。


さて、表題にも書いたように、運動会を記録写真として残すことも家族にとって大事なことですが、ここで一歩踏み出してコンテスト等に応募できる作品として撮ってみようかと…。単なる記念写真的な記録では、第3者が見ても、感動を呼びません。おやこれは!とか、こんな撮り方もあったのか!などと見る人が思ってくれれば成功です。それには(1)流し撮りによって動感を出す、(2)面白い表情や動作を撮る、(3)構図的に画面にリズムを出す、等が考えられます。

流し撮りは結構難しく、被写体との距離、角度、動きのスピード、等いろんな要素がからんでくるので、たくさん撮って、これはと思うカットが1割もあれば御の字です。逆にいうと記録としてのカットが全滅と言うこともあります。次に、子供たちは時として大人の想像外の表情や動きを見せることがあります。子供たちのそばでじっくり構えて、一瞬を切り取るよりほかありません。ま、犬棒カルタのようなものです。最後の構図については、動きの激しい運動会ではじっくり考える暇がないので…何とも言えません。

まずは徒競走から見ていきます。撮影位置が重要になります。ゴール間際ですと先頭と最後のランナーの間隔が開きすぎる事があります。そうすると間延びした画像になってしまいます。出来るだけたくさんいて、ほどほどに重ならないように…、難しいです。一部運任せの面もあります。


第一コーナーの曲がり角から狙いました。適度にばらけて、左から2番目の子にピントが来ました。


これは少しブレ過ぎました。でも、これはこれで、面白いかも…


次は大玉ころがし競技です。よ〜いどん、とともに上級生が大玉を低学年の間を転がし始めました。その様子を見つめる先生が、いい味を出していると思います。


大玉は、中上級学年では、頭上を転がします。

次は3・4年生による「ぐるぐるUFOキャッチャー」と言う競技です。3人一組となって真ん中には、ゼッケンを付けたリーダーが指示を出します。スターとともに大きな房の付いたバトンを持って走ります。左右に設置されたコーンポールの周りを回って、直進します。そこでシーソー板の端に取り付けられた洗面器状の器に、ドッジボールを置き、反対側の板を勢いをつけて踏みます。跳ね上がったボールをバケツで受け止めます。上手く受け止められたら、再度大きなバトンを持って、コーンポールの周りを回って、次の走者にバトンタッチです。


コーンポール側の子が軸になって…回転します。


おっと、真ん中のリーダーが、遅れた。「待ってよー」と言う声にかからず、両端の子は走ります。


まだバトンに手が届かない。


ポールを回りかけたところで、やっと追いついた。


外側の左の子の表情が…苦しそうにも…


かなり苦しいのか、大きく口を開けている。


まだ苦しそう…


高く上がったボールを上手くキャッチできるか…、失敗した場合は、繰り返します。2度とも失敗したら、ボールとバケツを所定の位置に戻して、バトンに戻ります。


さて次は、子供たちの面白い表情なり仕草を撮ってみましょう。時として子供は大人が想像できないような遊びをします。さりながらいざカメラを向けると途端に中止して、ピースサインを出すのが普通です。滅多なことで撮れませんが、そこはイヌも歩けば棒にあたる…方式でふらついてみました。


次のゲームのために用意されたコーンポールや、カラーマーカーで遊んでる子供たちがいました。


こんなことをやりだす子も…


日傘の代わりにならないね。

さてさて、運動会のプログラムは進んで、5−6年生110人による、午後一番のゲーム「The Fighting〜110人の決戦〜」が始まりました。いわゆる騎馬戦です。昔は騎馬全騎が一度に総決戦をしたものですが、今は学年ごと、一騎づつの対抗戦を行い、最後に6年生全員による総大将戦があります。最後まで総大将が残った方が勝ちとなります。


勢いは白優勢ですが、帽子を取った紅組の勝ちです。今にも崩れそうな紅組の騎手を、側で先生が真剣な目でサポートしています。


熱き女騎手同士の戦い、勝負は互角。サポートをする先生の目が真剣です。


猛烈なバトル、騎馬役の子供の目も真剣そのものです。


プログラムは午後の部もどんどん進んで行きます。気が付くと、孫娘の出場した競技の記録写真をほとんど撮っていませんでした。やはり祖父としての役目も果たさねば…、幸い次は5−6年生の「Gets! Lucky Ribbon」という競技です。走路途中に設置されたボックスの窓からから出ている、色とりどりの梱包用テープを一本引きだして、ゴールに向かうゲームです。テープの長さが区々で、短いのは1m、長いのは11mまであります。短いとすぐゴールに向かえますが、長いと、抜き終わるまで数秒かかります。


どうやら孫娘(中央赤い帽子)が引いたのは、2mほどのテープだったようです。


3位入賞でした。証書を貰って満面の笑み。いい記録写真になりました。


全種目が終わったのが午後2時過ぎ。汗と砂ぼこりに見舞われ、疲れた1日でした。

札幌初夏の風物詩YOSAKOIソーラン祭り〜その1

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6月4日(水曜)から8日(日曜)の5日間、第23回YOSAKOIソーラン祭りが行われました。札幌市中央区大通西8丁目をメインステージに、大通南北パレード会場など、市内の21会場、国内外の約270チーム、27千余人の踊り手が参加しました。そしてYOSAKOIソーラン大賞には「夢想漣えさし」(宗谷管内枝幸町)が、準大賞には「北海道大学“縁”」(札幌市北区)と「粋〜IKI〜北海学園大学」(札幌市豊平区)が選ばれました。大賞となった「夢想漣えさし」は、数年前にも大賞を取っています。また準大賞の「北海道大学“縁”」は2年連続で準大賞となりました。同じく「粋〜IKI〜北海学園大学」は前回大賞を取っています。

7日(土曜)と8日(日曜)の両日撮影に行きたかったのですが、あいにく7日は小樽港に初めて入港した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス号」の船内見学会があり、8日のみ撮影に行ってきました。前日までの晴から一転して朝から雨模様。会場に11時頃到着し、大通西9丁目、10丁目のフリー観覧エリアから、南北両パレードを撮影しました。小雨が降り続く中の撮影、踊り子も濡れ、カメラも濡れましたが、雨の雰囲気も写し込めました。なお、パレードの先頭を走る地方車についても数年前から「地方車賞」が設定されましたので、極力地方車も取り込んで、撮影してみました。


(1) 夢想漣えさし

過去に、2010年、2011年と2年連続YOSAKOIソーラン大賞を、2012年には準大賞を受賞している人気も実力もあるチームです。北海道の北部オホーツク海側にある、人口9100余人ほどの漁業の町の町民を中心に、道内外の地縁血縁者との混成チームです。にもかかわらず、ぴったり息のあった演舞は見応えがありました。


会場に到着後すぐに「夢想漣えさし」チームに出会いました。


法被の丈が短いので太ももあらわに…魅せてくれます。


躍動感のある踊りです。


衣裳もカラフル、躍動感もあって、大賞も納得ですね。


(2) テスク&祭人(まつりんちゅ)

北海道大学の学生を中心としたチームです。今回優秀賞と地方車賞を得ました。


地方車もユニーク。


全員大学生なので、はつらつとしています。


チームの衣装もパートごとに分かれています。


踊り終えて、髪もずぶ濡れ。


ああ終わったという充実感と安堵感がうかがえます。


(3) 平岸天神

YOSAKOIソーラン創成期には、大賞を何連覇も果たし、その後も再三大賞を取っているまさにレジェンド・平岸天神チームです。今年は優秀賞どまりでしたが…なお地方車賞にも輝いています。


YOSAKOIソーランを代表するチームの登場に、観客の拍手が一段と大きくなります。


踊り子の衣装(腹掛けとズボン)も去年と変わったようです。


半纏の下のウエアが黄色となっていますね。


大漁旗がふられて華やかに…


(4) 記念写真タイム

踊り終わったチームから広場で公式記念撮影が行われています。撮影エリアには青いネットが張られ、立ち入り禁止と撮影禁止の立札があちこちに置かれていました。マイクで盛んに「写真一枚が〇千円、希望者は…」とくどいほど踊り子に説明しています。マイクの声を聴き、何事かと近づき、ついでに写真を撮りたくなります。近くによって、携帯カメラで撮影しようとしていた老人が、若いスタッフにダメダメと追い立てられていました。ならばと遠く離れて望遠で、カラフルな頭を切り取ってみました。


女の子よりも男の子のほうがカラフル、鳥の世界に似ている。


青いネットが見えます。


同じ衣装だと、後ろ姿も壮観です。


(5) 粋〜IKI〜北海学園大学

チーム結成18年目になり「粋と和」の調和をコンセプトにしています。今回準大賞を取っていますが、2013年には見事大賞を、2011年にも準大賞を取っていて上位常連のチームです。


地方車もユニークかなと思いましたが…賞には入っていませんでした。


地方車の上にはこんな美人踊り子が…


演舞スターの一瞬緊張する瞬間。


衣裳もカラフル、若々しさと躍動感が…見事でした。


あくまでも女子学生の健康美を前面に押し出しているように見えました。


最後の締めもぴったり息があっています。


(6) 小雨降る中を踊り終えて…

朝から降り続く雨にぬれながら、どのチームも飛んで跳ねて元気いっぱいの演舞を見せてくれています。そんな中演武の合間に見かけた表情や動作などを取り上げました。


10時半頃、札幌駅南口から、北海道庁会場に向かうチーム。全員レインコートを着ていますが、この時間は傘が必要なほどの降り方でした。


踊り終えたチームが次の集合地点に向かうのか。カメラに向けてVサイン。よく見ると雨脚が映り込んでいます。


かぶった手ぬぐいも、濡れて…


あらら一人で衣裳運び、ご苦労さんです。


どうせ濡れるなら上半身裸で…足早にかけていきました。


チーム名は忘れましたが、タンクトップが気になります、寒くないのかって。


圧倒されました、いえ、踊りにですよ!


次回、その2では上位入賞には至りませんでしたが、注目のチーム及び大通公園内のスナップを取り上げます。



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