<メルヘン広場のエゾヤマザクラ>
3月に入って、気温がぐんぐん上がり、瞬く間に雪は解けて、4月に入ると初夏と間違えるような日も幾日かありました。TVの気象報道でも、今年は桜の開花が10日から2週間早まるとのこと。
札幌市では、14日に桜開花宣言が出て、例年より10日ほど早いとか。我が家の横小路にある狭い花壇でも、3月下旬にクロッカスがいち早く咲き始め、スイセンの芽が膨らみ始めました。そしてメルヘン広場では、エゾヤマザクラが4月11日には開花、例年より10日~2週間も早く咲き始めました。
と、早い開花に喜んでいると、17日(月)には一転冷え込み、雪が降り、日中吹雪という日も…。また4月下旬、23~24日頃にも道央で雪になるとの予報もあります。
異常気象がこれ程身近で起こるとは…。ともあれ近場で、春の花々を撮ってきましたので紹介します。と同時に、外に出歩いてみると、色んな変化に気づきました。合わせてレポートします。
☆早くもメルヘン広場では春真っ盛り…
正面は洋菓子店「ルタオ」の塔です。ピンク色のエゾヤマザクラが咲いています。(4月18日撮影)
広場の横の植え込みには、エゾヤマザクラ、松、シラカバなどの植え込みがあります。木の根元には残雪があります。(4月12日撮影)
和服の娘さんが桜をバックに記念写真を撮っていますが…和服に帽子、う~ん、ついて行けません。
エゾヤマザクラは、ピンクの花と茶色の葉が同時に咲きます。葉は、まだ光合成が進んでおらず、葉本来の色である茶色なのです。1週間から10日ほどで、光合成が進み、葉緑素がたまると緑色になります。(画像は4月18日撮影)
詳しくは、2010.6.1付け当ブログ「春紅葉」参照のこと。
メルヘン広場に面した民家の横に咲いていた黄色い花が逆光に透けてとても美しい。春に咲く黄色い花は、レンギョウ、サンシュウ、マンサクがありますが、この花は…?花音痴の私にはどれも同じに見えてしまいます。(ペコリ)
☆メルヘン広場から、堺町郵便局の横を通って、水天宮に登ってみましょう。境内の縁には桜の木々がたくさん植えられています。(以下はすべて4月18日撮影)
銀の鐘2号館(休業中)の前を通り、日東印刷のビル(移転?)の角を右に曲がって、急坂を上がります。途中に梅の木を植えた洒落た民家があって、数輪花開いてました。梅の木がある民家は珍しいです。
この坂道には特段名前がついておらず、両側は大半が空き家になっていて、半壊した建物や、家電など大型機器の廃棄場所になっている民家もあります。
坂の途中にある民家の、この白い花はコブシ。昭和52年に大ヒットした千昌夫の「北国の春」を思い出しますね。
さて境内に上って最初に目につくのが、啄木のこの歌碑です。明治40年9月啄木は小樽日報社に勤務しますが、わずか3か月で意見の相違などで、退社。妻と子を残して釧路に向かいます。小樽の自宅は、妻の姉の夫の官舎でした。姉の夫は、初代小樽駅長でした。
明治41年1月、釧路に向かう際、雪降る小樽駅で詠んだのが
「子を負ひて/雪の吹き入る停車場に/われ見送りし妻の眉かな」
小樽駅前にこの歌碑があります。
余談が多くなりましたが、境内の桜はまだ蕾です。
さて、水天宮から山田町の職人坂を降りてくると、カラフルなマンションの前の桜が目にとまりました。
☆JR南小樽駅に近い「住吉公園」の桜も満開…
この公園にはかつて商工会館という建物がありました。余談ですが、半地下の店舗には「ニュー豊楽」という老舗の支店があって、いつもウナギのかば焼きのにおいが立ち込めていたのを思い出しました。
4月12日にはまだ蕾でしたが、
18日にはほぼ満開でした。
親子連れが遊んでいました。
23日投開票の小樽市議会議員選挙のポスターと桜。
☆JR南小樽駅の桜はあと数日で…(4月18日撮影)
蕾が膨らんで、今にも弾けそうな感じです。
金網から覗くと…(4月18日撮影)
日に日に色が濃くなって、膨らんできます。
(4月18日撮影)南小樽駅の壁を背景に撮ると、幾分雰囲気が…
☆その他の春の花など、自宅周辺
我が家の横小路奥には空き地があります。雪が消えるとまず咲き始めるのがフキノトウです。地元ではフキノトウを食べる習慣がありません。キタキツネの持つエキノコックスが怖いからと言われています。
4月11~12日は、小樽でも黄砂が降り空がどんより黄色っぽくなりました。
ええ!三矢サイダーでコーラーも出しているの?つい、110円投入して買っちゃった!ああ失敗した、コーラ大嫌いだったんだ。ガラナのつもりで買った自分の間抜けさにアハハのㇵ。
お口直しに、我が家の手入れしていない花壇を。それでも毎年黄色い花を元気一杯に咲かせるスイセンに大拍手。後ろの茶色の木はアジサイです。緑色の芽がぽつぽつ出てきました。アジサイは例年8月ころ咲くんですが、今年は早くなるのかな?