2月に入っても、相変わらず荒候が続いている。暖気が二日ほど続いたので、雪解けを期待するや、翌日からは、大寒波襲来。1月下旬には最低気温が-14°C 、日中でも最高気温が、-7~8°Cと、こんな日が二日連続。ついに我が家も水道管が凍結、業者に修理を依頼する羽目になった。
ともあれ、撮影に出かけるどころではない。我が家の車庫と車道の間に段差ができて、車を出すこともできない。なので、手持ちの画像から選んでみた。
先ずは、H9~15年頃の運河を取り上げることに。H9年に札幌エリアに転勤となり(自宅通勤)、出かける機会が増えたこともある。
☆1雨の小樽運河
H9年10月撮影 ネガフィルム=AGFAプレシーザ
現在の運河とあまり変わってないが、右側の倉庫が現在は改装されている。
H9年10月撮影
上の画像と同日ですが、撮影時間が異なる。この画像は、運河の側面からのライトが倉庫群に当たっている。ちなみにフィルムカメラなので、撮影時間等のデーターは記録されていない。
H9年10月撮影 フジリバーサル(ポジフィルム)=ベルビア
カメラのレンズに、折からの小雨で水滴がつき、ガス灯や街路灯が丸ボケとなった。
☆2蓮(ハス)氷の運河
H10年1月撮影 データー不詳
小樽運河は海岸を埋め立てて造られているので海水と淡水が入り混じっている、於古発川(おこばち川、途中から妙見川とも言う)の水が入り込むので。年に数回蓮氷(蓮葉氷ともいう)ができる。
☆3運河右手の倉庫群を見ると(浅草橋から)…
H10年7月撮影
右手前の澁澤倉庫は、現在は外壁が塗り直されている。ちなみに、澁澤栄一が新1万円札のモデルになると発表された直後であるから、笑種だ。
それはさておき、奥に松の木が1本見えるが、現在は取り払われている。この倉庫に入居している、小樽ビール、びっくりドンキー店の内部からの景観の邪魔になるからかも。波のない水面がきれいだ。
H10年7月撮影
上の画像をもう少し引いて中央橋を含めてみたのがこの画像。上の画像とは撮影日が違うので、水面への写り込みが微妙に異なる。
☆4雪降る日の浅草橋交差点
H12年1月撮影
本州の方は、雪が降ってるのになぜ傘をささないんだろうと思うかもしれないね。「粉雪舞い散る小樽の駅に…♪」と歌にもあるように、サラサラの雪なので、コートにつかず、地面に落ちてしまうからなのだ。
正面赤信号奥は、現在は小樽を代表する寿司店「政寿司」の分店になっている。
なお左斜め向かいには、平成17年に、白い恋人で有名な石屋製菓が、出抜き小路・火の見櫓が作られる(画面にはない)。
☆5モノクロの運河
H12年4月撮影 フィルム=KONICAインフラレッド750(赤外フィルム)
赤外フィルムについての詳しい情報は、ウィキペディアで調べるか、当ブログ2020.6.10付け「モノクロ写真…」を参照のこと。
H12年4月撮影 KONICA赤外フィルム
画像が黒潰れだが…観光客二人が、手前を歩く俥夫の人力車を使って記念写真。現在は「えびすや」というチェーン店が人力車を一手に取り仕切っているが、それまでは個人がひいていた。半纏の背中に「俥夫」の文字が染め抜かれていた。車夫の綴りがユニークだ。
<参考>
コニカ赤外750フィルムでの夏の作品例
H14年9月北海道庁の前庭 緑色の樹木と手前の緑色の花は、真っ白に、青空は黒く、白い雲は真っ白に写り込んでいる。
☆6こんなポーズでいいかしら?
H15年2月撮影
小樽運河には東南アジア各地から観光客がやってくる。雪が珍しせいか、よく雪と戯れるシーンを見かける。この中国人ペアもそう、大胆なポーズで写真を撮っている。その仕草が面白く10カット近く撮らせてもらった。左下の看板をカットした画像が、何かのフォトコンに入選した記憶がある。
前々回上げたイベント「小樽青の運河」も、1月31日をもって終了となった。11日からは、運河遊歩道と旧手宮線を会場に、小樽雪あかりの路本番が始まる。
なお、さっぽろ雪まつりは、大通会場(雪像中心)、すすきの会場(氷像中心)ともに、2月4日(土)~11日(土)までの開催。