< カタクリの群生地 >
連休明けの5月6日(木)、羊蹄山麓地帯の桜をはじめとする春の花々を撮りに行ってきました。小樽市内を抜けて、赤井川村へ、メープル街道を通って倶知安町郊外へ、国道5号線沿いのニセコ町から真狩村に至る経路です。帰りはニセコ町、余市町を経由して、小樽に戻りました。赤井川村と余市町で撮影した画像については、後日、機会があれば紹介いたします。今回は、主に春の花々を追って、あっちへふらふら、こっちにふらふら…気ままなカメラ旅です。
なお、GW連休明け頃から道内のコロナ発生が猛烈な勢いで増え始めました。5月第3週(5月9日以降)、連日500人台の発生状況。小樽市内でも20人前後が発生。連休前はゼロの日が続いていたのに…。街を歩いていても、本州から来たと思われる観光客が大勢見受けられ、危惧されていた通りの結果に。まあ、コロナについては、おいといて…
(注)道内の13日の発生が712人(うち札幌市499人)で過去最多。東京、大阪なみの発生にびっくり。
☆メープル街道を走って、倶知安町郊外の扶桑から八幡方向に向かうと…
去年も同じところで、ニンジン掘り返しを見ましたが…数日天日干しすると甘みが増すと聞きました。
天日干しの人参たち。
道路の反対側でも、トラクターが盛んに畑を耕しております。バックの雪をかぶった山々は、ニセコ連邦です。中腹あたりにはスキー場のコースも見えます。
エゾヤマザクラでしょうか、数本の桜の木と、赤い屋根の民家が目にとまりました。
☆ニセコ町有島付近の道路沿いの湿地には、エゾエンゴサクとカタクリの宝庫
一見牧草地のような光景が見えてきました。右隅手前の雑草地の中に、エゾエンゴサクとカタクリなどの一大群落があります。赤いシャツのペアが入っていくようです。
入った途端に、足元に花々が四方八方に広がっております。管理された区域ではないので、道はありません。しかし、野草愛好家や写真家たちが通った細い小道がありました。
ピンクっぽい紫の花が「カタクリ」、青い花が「エゾエンゴサク」
これがエゾエンゴサクです。
ところどころの湿地には、バイケイソウも、妙な渦巻き状になっています。なおバイケイソウはアルカロイドを含む猛毒ですので、「とる」のは写真だけにします。
フクジュソウのような…よく見かけるような気がしますが、わかりません。
キバナノアマナというらしいです。
細い小道をあちこち歩いていると、視界の開けたところに出てきました。さて、おおむね撮り尽しましたので、道路側に降ります。
道路わきの湿地には水芭蕉がわんさか。幾分ピークを過ぎたようで、緑色の葉がずいぶんと大きくなっています。
道路沿いの湿地50mほどにびっしり水芭蕉が咲いておりました。
☆さて、エゾエンゴサクとカタクリはそのくらいにして、真狩村に向かいます。真狩公園の桜+丘の上のしゃれたレストランLIFE+羊蹄山が撮れればオンの字…
真狩公園近くから、鯉のぼりと羊蹄山を撮りました。数日前の北海道新聞後志版に、このシーンが紹介されていました。
公園をよく見ると、なんとまだ残雪が残っていて、桜は開花しておりませんでした。なので、公園内には立ち寄らず、帰路に就くことに。
<参考>
しゃれたバーバー・喫茶「life」。軽食が可能であれば、入ってみたかった。2019.5.8撮影
☆帰路はニセコに寄って有島記念館へ…
有島方面に行く途中の田園風景の中に黄色の建物、これは「ニセコ町立近藤小学校」です。付近にに民家のないところにポツンと、大きな校舎が…、ユニークな作りが目を惹きます。画面右手は今が盛りのこぶしの花です。左手側は桜の木ですが、まだつぼみ状態。木の根元には残雪がある。
有島記念館、ここは桜が3~5分咲きです。とにかく広大な敷地の中に、本体の記念館と周囲に関連建物がポツン、ポツンとあります。
この記念館は作りがとてもユニーク。内部の読書室は全面ガラス張り、なので外部からカメラを窓ガラスに近づけると、ガラスに羊蹄山が写り込む。
3本の白樺の木と羊蹄山。右手の尖塔は、上段の画像で写っていた塔です。この記念館は敷地がとても広い。
白樺の木の手前で、女性がテーブルをはさんで、雑談中。
有島記念館の裏側には、いまだ残雪があって、周辺にはいろんな花々が咲いておりました。画像最上段から水仙、名前不明ですが細かい花です。3番目はクロッカス、最下段がフキノトウです。
<5.15(土)追記>2番目は「勿忘草」です。
エゾヤマザクラはほぼ満開でした。
なお、赤井川村、余市町で撮影した画像については、後日機会アあればご紹介します。