<昭和40年代前半の都通商店街 現在は…>
3月に入ってやっと春らしくなってきたような気がします。真冬日から、最高気温が+5~7度前後になる日も時折みられるし、何より我が家の前の坂道が、車が走る都度、解けた雪が跳ね上がるようになってきました。我が家でも、時折ロードヒーティングのスイッチをオンにして、自宅前の歩道の雪割をすると、アスファルトが顔を出します。とはいえ寒い日もあって三寒四温の繰り返しですが、着実に春が近くなってきています。
一方、相変わらずコロナ騒ぎは続き、首都圏ではさらに2週間の非常事態宣言が延長されました。道内はコロナの発生は下げ止まり状態。小樽市では発生ゼロの日も続き、小樽協会病院のクラスターも終息。今月末には、二月ぶりに協会病院に通院できそう。
そんなか、FacebookやTwitterで目にしたのが、手宮の総合博物館(旧交通記念館)で開催されている企画展「あの日に帰りたい ノスタルジア・ヲタル」です。3月6日(土)見てきました。自宅から徒歩12~3分ほどのバス停(住吉神社前)からだと、直接手宮方面に行けるのですが…。まずはJR南小樽から小樽に出て、駅前ギャラリーに寄ってからにします。
☆駅前ギャラリーでは、小樽在住の90歳の画家が個展を、という記事を朝刊で見かけたので、寄ることにします。
小樽駅前第1ビル(複合)にある「駅前ギャラリー」は、国道5号線にも面して立地がいいのですが、どういう訳か滅多に利用されない。駐車場がないからだろうか?
パステル画風の絵が並ぶ。後志管内の景色も多いが、薮野氏の出身地の九州の風景も見られる。
同人誌に載った薮野さんの絵と記事。
北海道新聞3月6日付朝刊後志版の記事。
☆小樽駅前から中央バスで、総合博物館のある手宮に向かう。10分ほどで総合博物館近くのバス停で降りたものの、博物館入口へは、500mほど迂回しなければならない。前日からの冷え込みで、歩道は半分以上ガタガタに凍結。おまけに雪が深く狭い。とにかく滑って転びそうになる。
入館窓口で入場券を買う。市内在住高齢者割引で、入館料は150円。旧交通記念館らしく昔風の硬券切符だ。マニアには受けそう。
改札口を通ると、最初に目につくのが、この蒸気機関車「しづか号」。明治13年日本で3番目に敷かれた幌内鉄道の始発駅が、ここ手宮なのだ。詳しくは2009.9.14付け当ブログ「幌内鉄道の遺構をバスで巡る」を参照のこと。
しづか号に連結された1等客室の全景。なお1FフロアーはすべてSLに関する情報・展示物であふれかえっている。
なお、石炭を積んで走った義経号、弁慶号は、京都及びさいたま市の鉄道記念館に保存・展示されています。
2F展示室入り口に掲示されている案内板。左側文中に書かれている「佐々木一夫」氏は、小樽運河保存活動にかかわった方で、飲食店「叫児楼」の初代オーナーでもあります。
スパゲッテイやパスタ店として有名で、石倉造りの店舗は、現在全身蔦に覆われています(下記参考)。
H22.11撮影。現在は二代目叫児楼とも称されている。初代のオーナーの佐々木氏は、現在運河プラザ内で喫茶店を経営しています。
喫茶エンゼル 駅前通りにあった喫茶店で、私も昭和40年代に何度か入ったことがあります。駅前通り車幅拡張工事に伴って廃業されたようです。
今や小樽発祥のグルメと言われる「五目あんかけ焼きそば」は、ここ梅月が発祥。静屋通りと言うと前掲の「叫児楼」や蕎麦店「薮半」の並ぶ通り。私自身は、花園銀座街高架下にあった店舗しか知りません。
なお、薮半のオーナー小川原氏も、運河保存運動に取り組まれた方でした。2019年亡くなられましたが…
昭和30~40年代、私が学生(小樽商大S37~41年)だった頃、小樽の人口が20万人を超えてピークでした。しかもデパートが3店舗もありました。現在は一店舗も残っておりません。
当時は交通量も格段に多かったことがわかります。
パネルは、都通商店街ですが、現在は前回のブログでも見た通り空き店舗が多く、ゴーストタウン化しています。
都通と言えば、忘れてならないのが「樺商」です。戦後樺太から引き揚げてきたので、樺商と言う屋号にしたと聞いたことがあります。現在は横山靴店かな?その靴店も閉店し、別の店になったようです。
最後は、博物館入口脇の売店で見かけた「塊炭飴」のケース。石炭を模した黒い飴の塊が入っていました。空知管内の村役場に勤めていたオヤジが、支庁のある岩見沢市に出張の都度、お土産に買ってきた記憶が残っています。
帰りは、再び凍ったガタガタ道を中央バス手宮ターミナルへ向かいます。10分ほど待っていると新光町行きのバスが到着、住吉神社前で下車、自宅に向かます。
やはり車がないと不便、交通費も馬鹿にならない。今年の8月に免許更新を迎えますが、家内娘たちの猛反対を押し切って、もうあと1回更新しようと思いました。
☆3月6日(土)、今日は家族で外食デー。運河沿い裏通り、小樽港縦貫線沿いの倉庫を改造した建物にあるびっくりドンキーで夕食です。家族総員7名で…おっと一番下の孫娘は吹奏楽部の部活の延長で不参加。その分持ち帰り弁当を予約。
ほぼ満席に近い入込。ここは家族客が多い店の割に、内部のデスプレー等がクラシック調で素敵です。道路1本向こうの駐車場もほぼ満車でした。
時代を感じさせる電話機。
こちらの席の横壁のデスプレー。一見フランスの地図かと思いましたが、左上のイギリスらしき国とが近すぎるし…。薄暗い中コンデジ撮影で、鮮明度はぎりぎり。
私は、看板メニューでもあった「コロコロステーキセット」注文。野菜サラダと食後にアイスクリームが付いてくる。食後に出てきたカップのアイスクリームを見て、あれ量が少ないと見たのは大間違い。底が深く、結構な量でした。
コロナ騒ぎで、自粛自粛の毎日。運動不足もあって、このところのごはんの量が激減。
午後7時半には会食が終わり、孫3の弁当をもって帰宅です。