道内に出されていた往来(特に札樽間)自粛要請も、コロナの発生が下火になったので、2月末で要請が解除されました。家にこもりきりですとどうしても運動不足になります。気分転換とネタ探しに、街中の様子を撮りたくなります。2月27~28日の土日に出掛けてしまいました。フライングですが…このところ腰の調子もまずまずなので…。
まずは、小樽図書館に久しぶりに行き、シリーズもの文庫本を借り、ついでにカメラ雑誌を数冊読んで…。帰りに撤去された妙見市場の跡地を見て、都通商店街をふらついて、JR電車で戻る予定でした。行きは北海道BK入船支店前から循環バスに乗って…。おや、入船支店転居のお知らせが目に飛び込んできた。よく読むと、転居じゃなく支店廃止だ。う~ん、斜陽に拍車がかかるか。
小樽市内を走る中央バスも、運転手不足や経費削減から(本音は利用客の現象かも…)、運賃値上げ、本数削減が続いている。旧山手循環バスは、通学時間帯を除く10時以降は、1時間に2本の間隔になっちゃった。以前は15分間隔でしたが…。しかも、メルヘン広場~本局前の区間が廃止され、利用しにくくなった。
☆入船2丁目で下車、運賃240円、あれれまた値上がりしたか、去年は220円だったはずだ。北海道マツダ横の通学路を進みます。
自宅を出てメルヘン広場に出ると、排雪を満載した大型ダンプカーが、勝内川河口の雪捨て場に向かいます。
菁園中学校向かいにある地蔵堂のお地蔵さんも、ビニールで冬囲いだ。2体あるが、奥は完全に雪に埋もれている。
さらに進むと、ミルクプラントが見える。冬期間は閉鎖中。さらに進むと、目的の小樽市図書館がある。
あれれ、図書館玄関ドアには、「マスク着用の上、滞在60分以内」の張り紙が…
入り口で手を消毒しさっそく文庫本コーナーへ、時代劇小説、坂岡真の「鬼役」18巻から5冊借用。図書の受払窓口もビニールカーテンで、仕切られ、カードもトレイに乗せバーコードスキャン。
さて次はカメラ雑誌のコーナーへ、ありゃ、以前はアサヒカメラだったのに、日本カメラに変わったんだ。どちらでもいいけれど。デスクで30分ほど閲覧。
外に出ると、あれほどの青空が、小一時間ほどで、小雪が降りしきるどんよりした空に変わっている。旧妙見市場があった於古発(おこばち)川は、川底が露出し、川の両側には重機が作業中。建物は撤去されている。
川に架かる橋の鉄柵も撤去中らしい。この跡に何ができるのか作業者に尋ねても、わかりません、との回答。さらに国道5号線に向かう。
<参考画像>
旧妙見市場
妙見市場 いずれもH23年11月撮影 かなりの店舗が閉鎖されている。
国道5号線をまたぐ跨線橋。札幌方面を見る。左側三角屋根の北欧風建物は、北一硝子花園店。かつての北一硝子は、ここの1店舗のみであったが、漁業用浮き玉や家庭用ランプが、観光客に人気となり、手狭となって、メルヘン交差点の堺町に出店。現在では堺町の三号館が中心となっている。
☆浅草橋通りと国道5号線の交わる交差点横の産業会館を覗いて都通商店街へ…
産業会館内の店舗は、今では数店しか営業していない。ほとんどは閉店して、通路は薄暗い。まさに斜陽小樽の感じ。
小樽のメイン商店街も閉鎖された店舗のほうが多い。
2年ほど前は、行列ができるほど客が並んでいたタピオカドリンク店も、閉鎖された。
そんな中で喫茶店「美薗」は元気だ。昔の紙芝居風メニュー看板を発見。マントに角帽の学生は地元商大生であろう。
土曜日の昼過ぎだといいうのに、人影なし。JR小樽駅から南小樽駅へ戻る。JR運賃200円+バス賃240円、都合460円の出費。
+昼飯代800円。昨年12月に開店したという中華店に入店。表に出ていた看板のメニューには牛丼800円のおいしそうな写真が…、つられて入店。注文したものの、出てきたのは小丼に盛られたご飯+直径5mm程の乾燥牛粒が上に載ったもの。タレをかけて…う~ん、牛丼のイメージと違ってた。
☆2月28日(日)は、好天に恵まれ、近くの勝内臨海公園へ
メルヘン交差点付近、観光客も少し戻って来たのかな?
道道17号線(通称臨港線)の交差点前に新しくできた店があった。マッサージ店らしいが…。かここにはいろんな店舗ができたがいずれも1年もしないうちに閉鎖となっている。果たして観光客相手に…
臨港線を渡って、小樽縦貫線方向へ向かうと、勝内川の河口付近に出る。ここは小樽市の指定雪捨て場所になっている。
例年であるとこの時期捨てられた雪は10mほどの山になり、左手前のショベルで積まれた雪を削り取るのであるが…、今年は雪が少ないようだ。
勝内大橋を渡って臨海公園に降りる。なお、捨てられた雪が構内あるいは防波堤の向こうに流れ出ないように浮き球で柵がされている。
あれれ、公園内には誰も入っていないのか足跡がない。一面雪が積もったままだ。まずは前方に進み、ぐるっと一周してみよう。
う~ん、何の跡だろう。多分カラスの歩いた跡かも。犬やキツネではない。足跡が続いていないので。
二重に施された浮き球の柵。カモメの休息所になっているようだ。
臨海公園を出て臨港線に出る。ココイチのカレー屋さんのガラス戸に貼られた文字が読めない。中国語であろうか?
交差点を渡り、レンタルビデオ店ゲオ横の坂道(赤坂)を登る。
例によって、赤坂横の空き地から小樽港を一望。中央のサイロ手前の松林が、臨海公園です。
☆最後に追加 3月3日付のFHJIFILM Facebook日替わりカバーフォトに採用された私の「群来」の画像です。
採用された画像は、上下カットされていますが、元画像は下段の通りです。撮影日:H23年2月4日 場所:小樽市熊碓海岸
なお「群来(くき)」とは、メス鰊が春先に産卵ため海岸近くの岩場やってくると、それを追いかけてオス鰊がやってきます。一斉に放精すると、画像のように海岸線の海が白濁します。これを群来と言います。北原ミレイの挽歌にも唄われてる通り、鰊の豊漁が期待されます。