<川瀬巴水の作品 題名「暮るる雪」(江戸川) 左が多色刷りで、右が藍刷り>
数日前の北海道新聞朝刊の後志版に、ニトリ芸術村で、版画の作品展が行われているとの記事が出ていました。記事にによれば、江戸期から昭和期にかけて活躍した浮世絵師の作品を、4期に分けて展示するもので、今回はその最後の第4期が、芸術村の旧三井銀行小樽支店で開かれている、という。
そういえば、ここで過去に二度ほど浮世絵展を見た事があります。最初は喜多川歌麿の作品を(当ブログ2018.5.18付け)、二度目は葛飾北斎、東洲斎写楽、18歳未満立ち入り禁止の春画等(当ブログ2019.9.20付け)等ですが、その時は、第何期という表示がありませんでした。なお。ふたつのブログは、後段に掲げ、リンク付けしております。
今回の第4期は、大正から昭和にかけて風景版画の分野で活躍した二人の作家、川瀬巴水と吉田博の作品です。江戸時代に活躍した浮世絵師のような知名度はありませんが、版画と言う文字に誘われ行ってきました。そして旧三井銀行の裏手に当たるステンドグラス美術館にも立ち寄ってきました。
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ニトリ芸術村のあるこの辺りは、かつて北のウォール街と呼ばれた銀行街でした。日本銀行はじめ都市銀行が立ち並んでいましたが、小樽の衰退とともに、都市銀行すべて移転してしまいました。写真奥の建物は、かつて小林多喜二が勤務していたと言われる旧北海道拓殖銀行でした。現在は、ニトリ芸術村の似鳥美術館となっています。
余談ですが、私が昭和41年に入庫した「国民金融公庫」(途中何度か改名、現日本政策金融公庫)の小樽支店は、昭和40年に、協和銀行小樽支店の木造建物に開設しました。昭和41~46年まで、小樽支店に勤務しましたが、すぐそばを旧国鉄手宮線の蒸気機関車が日になんどか通っていました。通るたびにガタゴト建物が響き、天井からすすが、ポロリと落ちて、元帳が汚れたのを覚えています。
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旧三井銀行は、石造りの重厚な建物で、現在も内部は銀行当時のまま保存されています。
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受付コーナーには、版画やプリント小物が売られていました。入館料はステンドグラス美術館と合わせ1000円。版画展だけだと、500円。
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銀行当時のままの1F業務室。入ると、ちょうど天井に向けて、プロジェクションマッピングがはじまりました。毎時30分から7‐8分行われます。
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チョイとわかりづらいですが、第4期開催の趣旨が、述べられています。写真撮影OKなので紹介したいのですが、4-5カ所の展示室すべてが薄暗く、作品がガラスカバーで覆われ、しかも蛍光灯や対面の作品が写り込むという悪条件。
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題名は「松島かつら島」 解説は下記の通り。
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同じく巴水の作品です。同じ風景ですが、それぞれ描かれた時間帯が異なります。
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同じく巴水の作品で、題名「暮るる雪」(江戸川)。 左が多色刷りで、右が藍刷り、両方人気があったといいます。
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題名「野火止平林寺」 建物の一部から見える紅葉が素晴らしい。
如何せん撮影条件が悪すぎて、画像の出来が悪く紹介できないのが残念です。版画に興味をお持ちの方は、前2回訪れた際のブログを、ご覧ください。リンク付けしておりますので、クリックすれば、ブログに飛びます。
☆2018.5.18付け「ニトリ小樽芸術村のイベントへ」
☆2019.9.20付け「写真展巡り…」最後尾
☆ステンドグラス美術館へ
過去何度か訪れてブログで紹介しておりますので、今回は数点だけ取り上げました。
詳しくは、当ブログ2017.4.1付け「光まばゆいステンドグラスを見に…」参照のこと。
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入館口は小樽運河前を走る臨港線沿いにあります。
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1Fの中央上り階段の両側に、このような眩いステンドグラスが、ぐるっと取り囲み、解説版もついております。画面横の青く四角いのが、そうです。
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放蕩息子の帰還という面白い題名でしたので取り上げてみました。解説版によれば…
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☆なお、ここに展示されているステンドグラスは、19世紀末から20世紀初めにかけてイギリスで製作されたものです。ヴィクトリア女王の統治時代から、エドワード王、第1次世界大戦前後まで教会の窓に収められていた作品です。しかし第2次世界大戦でロンドンが爆撃されると、その多くが破壊されてしまいました。そんなか運よく海外に渡って日本やってきたステンドグラスが、100年の歳月を経て、ここに輝きを取り戻したのです。(ニトリ芸術村ステンドグラス解説文から抜粋)