<広場中央にあるカエデの大木 葉がかなり赤くなってきました>
お盆も終戦記念日も過ぎて、はや北海道は秋のシーズンを迎えます。え?本州では連日猛暑日を迎えているのに!…って、ですか?道内でも、日によっては蒸し暑い日がありますが、街路樹のナナカマドも、葉が赤くなり始め、日1日と赤みを増しています。
そんななか、8月15日(土)、小樽手宮公園に行ってきました。本来なら桜や梅の咲き誇る5月初めに行きたかったのですが、コロナの影響で、公園が閉鎖中とあっては…。
手宮公園は市中心部からやや北寄りの高台にあって、メイン施設は、緑化植物園と手宮競技場からなります。春には数種類の桜や梅など700本以上咲き、海や街並みが見渡せる、ビューポイントになっています。また、自然林としては北限のクリ林があって、秋にはクリ拾いも楽しめます。
緑化植物園事務所前の広場からは、対岸石狩市の石狩川河口付近の焼却施設や、風力発電施設、石狩港等が見えます。
少し右側によると、小樽港、桜町の街並み等が見渡せます。港内入ってきたのは、タグボートの「たていわ丸」かもしれません。
植物園左側は、各種の桜とアジサイの下り坂並木となっています。桜の葉の一部は、すでに赤く染まっています。
アジサイはシーズン後半で、一部は枯れかかっていますが、完全に枯れる前の、葉の色が堪りませんね。緑から黄色へ、そして紫色へ。
この下り坂の並木は、左右2方向にあって、下の広場では、祖母と遊んでいた子供が、写真撮影している私を見つけたらしく、ポーズをとってくれました。
桜並木の左側急斜面は、樹木やツツジの垣根などがあります。葉はまだ青々しています。白樺の葉も枯れかかってはいますが…
さて、並木道を降りると、小さな広場と休憩所があります。その横にムクゲが白い花を咲かせていました。
ズームアップしてみると…ツバキに似ているような…。
広場の中央付近に、カエデの木がありますが(標題に掲載)、葉の一部が赤くなりつつあります。
カエデの実はすでに、真っ赤に染まっていました。高いとこらから、この実が落ちると、プロペラのようにくるくる、回転しながら落ちてきます。それが面白くて飽きずに眺めたものです。この公園にも、秋は確実に近寄ってきていることがわかります。
遊歩道を下ると、赤い屋根の社が見えますが、厩稲荷神社です。昭和43年の町名改正前はこの辺は、厩町と呼ばれていました。町名はなくなりましたが、この厩稲荷神社と厩岸壁には旧来の町名が残りました。
一旦植物園を抜けて、厩稲荷神社の前に出ました。手宮公園に隣接する稲荷神社は、もう一つあって、後程、おたる稲荷神社も画像を紹介します。さて、この厩神社の木戸を通って再び、植物園に入ると、人工池があります。春先には、その池に大きな水芭蕉が咲きます。今は時期ではありませんが…
<参考画像 H27.5.1撮影>
池面下の方に、水芭蕉がひと固まりになっている。なお、右上の白い花の咲いている木が、コブシです。
人工池の周りをトンボが飛び回り、水面に卵を産み付けていました。
コブシの木も白い花が落ちて、緑の葉がまぶしいほどです。今の季節変わった形の実、というか種というか、つけています、それが下の画像。
コブシの実、実の途中に大きなこぶがある。
実の先端から赤くなる。コブはついたままだ。
東屋で暫し歓談した、ご婦人二人は駐車場の方に。
私も撮り終えて、そろそろ帰途へ。駐車場方向に進むと、土手に、こんな花が、花名のプレートを探したが見つからず。
おなじ土手に、マユミの木がありました。名前はよく聞きますが、この木の枝で、弓を作ったところから、来たんですね。弓はてっきり竹を張り合わせて作るもんだと思ってました。アイヌ民族が使った弓なんですね。
駐車場に向かうと、大きな実を付けた大木がありました。花名は、ハクウンボクとありました。
この大木の下を犬連れの夫婦が通りかかった。
緑化植物園のさらに上の高台には、手宮競技場があります。
手宮公園内には児童用遊具も設置されています。こちらにも多数桜がありますが、明治期の公園開設以来の古木が多く、幹が枯れたり割れたり痛々しいのが…気になります。
小樽稲荷神社ですが、むしろの社の前を通る坂道のほうが有名かもしれません。手宮バスターミナルからこの社のもう少し先までを、「はげまし坂」と言います。斜度22%、高低差100m(と言われている?)で、脚力自慢のサイクリストが、挑戦する姿も見かけますが…。電動アシスト車でも登り切るのは不可能とか。