<海外公演も行なうという新芸能集団「乱拍子」左右お二方の掛け合いが、見られないのが残念(昨年撮影)>
さっぽろ・街の文化祭パフォーマンスカーニバル「だいどんでん!」も、今回の9月15日(土)・16日(日)の両日の開催をもって最後となりました。2001年(H13)に始まったこのだいどんでんも、諸般の事情により開催継続が難しくなったようです。その理由の一部をFacebookから抜粋し、以下に紹介しておきます。
<Facebook2018年6月22日付 実行委員会の投稿から>
平成27年12月の市電のループ化に伴い、歩行者天国の実施日数や実施場所が制限され、限られた日数や場所の中で、どのように会場最適化を図っていくべきか試行錯誤してきました。
また、「だいどんでん」同様にパフォーマンスを披露する機会が以前より増えてきていることもあり、「だいどんでん」の独自性を今後どこに求めるかという方向性についても様々な議論が出てきています。
そのような中で、今後の歩行者天国で行うイベントの実施日程や場所について一度整理して、再検討を図るべく、今年の第18回目の開催をもちまして「だいどんでん」を休止させていただくこととしました。(以下略)
と言うことで、今回は16日(日)に撮影した各種パフォーマンスと、過去の画像の中で特に印象に残ったものを、二回に分けて紹介します。
市電の軌道が見えますが、だいどんでんのために、西4丁目からすすき野間をストップして、歩行者天国として解放しています。正面奥がJR札幌駅、右上の「マル越」の赤いマークのビルが札幌三越です。なお、左側ビルのアデランスの看板と、毛の薄いおじさんは、偶然映り込んだものです。
午後1時過ぎに着くくと、赤いコマを回すパフォーマンスに出会いました。
コマを3個、自在に扱って、鮮やかな手つき、見事です。
今回のお目当てパフォーマーの一つ、津軽三味線の「セ三味ストリート」です。表情がひょうきんで、演奏もなかなか(音楽音痴ですが…)。H3~6年に青森支店勤務のおりに、何度も津軽三味線の実演を見聞きしました。独特の音色に魅せられ、津軽岩木山の麓の町で行なわれた「津軽三味線フェスティバル」に支店の同僚と見に行ったことがあります。先代の高橋竹山の演奏を聞いてびっくりしたことを思い出しました。普通三味線はバチで奏でるものですが、竹山の演奏は、バチで叩くといった表現が妥当かと…
激しい演奏に、後方のビル前の歩道で聞き込んでいるカップルに注目しちゃいました。
人だかりに割り込んでみると、パントマイムのようでした。真ん中の掲示板を見ると「SOON まもなく開演です」とありますが、すでに始まってるようです。
鳥のまねでしょうか、見ていてもよく分りませんでした。
次の会場へ、と思ってプログラムを見ても、気になるパフォーマーの項目がありません。今回は、会場が従来の14か所から半減し7か所になっています。参加パフォーマーも従前に比べ半減した感じです。なので三越前会場の「バスフェスタ」に行ってみます。
会場横のパネルを見ると、道内主要バス会社のバスがここに展示されています。
中央バスの「まき太郎」、昭和20年代から30年代にかけ走っていた木炭バスです。バス後部に薪を入れる釜が付いています。このまき太郎は、今でも小樽の各種イベントで活躍中です。
道北の都市、留萌市に本社を置く沿岸バスの「夢海鳥(ゆめみどり)」、撮りたくなりますよね。ゆめみどりとは、天売・焼尻のオロロン鳥をイメージしているのでしょうか。
バスは上の2台の他に、北海道に本拠地を置く日本ハムファイターズの「ファイターズ号」と十勝バスの「ノンステップバス」の計4台が展示されてます。各バスには小物物品販売コーナーのテントも設けられています。
沿岸バスのチラシを見ると、嬉しくなりますね。
☆だいどんでんFINALに当たって過去の画像からいくつか紹介します。
2017年のだいどんでんから、プレーパークという会場で行なわれた、ミニスカポリス風のダンスチームの演舞。バトンを自在に使う演技ですが、なんと言ってもミニスカートが気になります。
正面で見ていると…こんなサービスも、でもこの画像は未だおとなしいものをあげましたが、演技の最中には頭の高さまで足を跳ね上げて…でした。
H14年(2002年)のだいどんでんで見た印象に残る演舞でした。相方に三味線を弾く男性がおり、時にこの女性と一緒に前衛的な踊を披露してくれました。フィルムには残っているんですが、スキャナーでの取り込み未了。
津軽(あるいは恐山かも)をテーマにした舞踏だったと記憶しています。
同じくH14年のだいどんでんで見た、このパフォーマンスも印象的でした。前衛的な演舞で、この竹馬(と言うのかどうか不明)に乗っている方がリーダーで、ものすごい気迫が感じられました。観客の中からカメラを構えて、飛び出して前方を塞いだ男性に激怒。竹馬から降りるや、カメラマンの頭を両腕で抱え、「俺たちは命がけで演舞してるんだ。カメラ構えるなら命がけで撮れ!」と一括。一瞬その場が凍り付きました。
同じくその集団の前衛的な演舞。画像はフィルム撮影ですが、PCのソフトで、色残しをしてみました。
同じくこの集団のパフォーマンスから、「路上カメラ対決」と名付けて、何かのフォトコンで入選しました。
なお、次回のブログでも、だいどんでん過去の画像を取り上げる予定です。標題に掲げた画像の新芸能集団「乱拍子」は、今年は出演しておりませんでした。残念。