<最後の演舞終了後挨拶にたった11代目代表者>
小樽商大関係の二つのイベントとは、一つは「小樽商科大学本気(マジ)プロ」のうち、「日本遺産による小樽の活性化」チームによる「北前カフェ&展示」、もう一つは小樽商大「翔楽舞」の第9回演舞(YOSAKOIソーラン)披露会です。最後に取り上げるのは、毎年恒例の旧手宮線で行なわれる写真展「小樽鉄路写真展」(通称「鉄路展」です。
一番目の本気(マジ)プロについては、なじみが薄いかもしれませんので、もう少し詳しく見ていきます。小樽商科大学が、2007年から開講している地域連携PBLが、「商大生が小樽の活性化について本気で考えるプロジェクト」、通称「マジプロ」です。PBLとは、Project / Problem Based Learningの略で、プロジェクト型/課題解決型実践学習のこと。つまり、れっきとした正式授業科目(4単位)なんです。机上で学ぶのではなく、学生が街に出て、企業や団体と協力し合いながら課題に取り組み、小樽の活性化に本気=マジで向き合います。
今回はマジプロ8チームのうち、「日本遺産による小樽の活性化」チームの実践として、「北前カフェ&展示」を紹介します。なお、その他のチームは次の通りです。
☆スウェーデンと小樽の架け橋づくり
☆ユニバーサルデザインのススメ
☆木育から考える新たな後志の魅力創出
☆シェアリングエコノミーによる小樽の活性化 他となっています。
☆小樽商大マジプロによる北前カフェ 9月15日(土)→17日(月・祝)
文化庁によって北前船の寄港地である小樽が、日本遺産として認定されました。
なお北前カフェ&展示は、都通の旧石川屋そば店の空き店舗を利用して行なわれました。
北前船の主な寄港地
北前船で取引された物産の主なもの。今回の北前カフェで300円で提供されたセットが、利尻やみのやの「ホラ吹き昆布茶」、UNGAの「小樽瓦焼バウム」、つくし牧田の「コーヒー糖」です。
このチームのリーダーで、企画立案した商大生O君、商大の写真部に属しており、知人でもあります。彼が示しているのはO家のルーツ。曽祖父の代に三重県亀山から上富良野に開拓移住してきました…云々とメモ書きを説明してくれました。
じっくりとマジプロや北前船のことを話し合いたかったのですが、この日商大翔楽舞の演舞披露会と重なっており、やむなく北間エカフェの会場を後にしました。
☆小樽商大「翔楽舞」第9回YOSAKOIソーラン演舞披露会 9月15日(土)
なんと演舞披露会はすでに始まっており、中盤過ぎでした。てっきり午後3時開始と勘違いしてました。実際は午後2時開園、残り時間は、30分ほど。
気を取り直して、バチバチ撮影。踊と演目が分らなくなりました。
シャッタスピード優先で被写体をぶらせてみましたが、約半分のカットはペケ。
以下ランダムのあげていきます。
若い学生の躍動美が目立ちます。
元気いっぱいの演舞に、観客席からも大きな拍手。
衣装も年々映えるようになってきました。
最後の演目は、よっちょれ。踊り子が舞台から客席に降りてきて…
終了間際に、舞台に戻って行く。
最後の最後は、全員舞台で「よっちょれ」の演舞。
玄関前で、お客を見送る踊り子達。わずか30分足らずしか観賞できませんでしたが、気持ちの晴れた一日になりました。
第18回小樽鉄路写真展 9月3日(月)→17日(月・祝)
旧手宮線跡地で開催される写真展で、屋外展示で、24時間オープン。この間6日に発生した胆振東部地震や、その前日の台風21号にも左右されず展示し続けました。
西日が射し、建物の影の中くっきり掲示板が浮かび上がったので、モノクロ撮影しました。
鉄路展の看板の直ぐ後に小林好江さんのモノクロ写真がありました。どのカットも、小樽街中でよく見かける風景ですが、モノクロ写真で見ると、郷愁感が湧き、小樽の街にぴったりな感じです。
カラー写真ですが、モノクロのまま撮りました。身の回りの風景も、モノクロにすると…、中央下段のネコに笑っちゃいました。
鉄路展には数人のプロに写真家の方も参加しておりますが、この画像は多分そのうちのお一人の方かと思います。原画はカラーですが、モノクロをアップしました。
この作風は、多分当別在住のSさんの作品かと…ネームが表示されてませんでしたが、作風やバックのボードから推察できます。Sさんの作品は過去何度もこのブログでも紹介しましたが、子供や女性のスナップ写真が抜群に上手く、好感がもてます。中でも今回のイチオシは次の写真です。
淡いトーンが少女とマッチし、さらに微風が服をほんわかと膨らませ、最高の一瞬を撮った技術に、大拍手です。
これもSさんの作品ですが、ハローウィンの扮装で、手に持った薬の袋、これだけなら気にとめなかったのですが、数日前の強風で周囲の草がちぎれて画品にこびりついています。これがさらに味付けとなって、この作品を引き立てているのではないかと、独断で思いました。
これらの他にも新聞紙1ページ大以上の大型作品がありましたが、私には理解できない作品でした。