<在りし日の銭函ドリームビーチ(H26年9月撮影) 今はこのようなカラフルな海の家は見られない>
毎年恒例となっている写団豊友会の写真展の時期やって来ました。7月25日(水)~29日(日)まで、下記のとおり予定しておりますので、是非ご笑覧いただければ幸いです。
なお、写団豊友会は、北海道新聞小樽支社の写真講座を受講された方々が中心となって結成されました。講師であった「田村豊茂」先生の一文字を取って、「豊友会」と名付けられたと聞いています。6年前には会員が重複加入していた、私の属していた「フォートピア」と合流し、現在8名で写真活動をしています。
春と秋の年2回の撮影会を実施しており、それらの作品と普段から撮りためている作品を合わせ、A4・四切サイズ5点+A3・全紙サイズ1点の計6点を展示しております。
会期が後半「小樽潮祭り・小樽がらす市」と重なりますが、旧手宮線のがらす市にお越しの節は、お立ち寄りくださるようお願いいたします。
☆開催場所 小樽市立美術館1F市民ギャラリー(旧日銀小樽支店向かい) 入館無料
☆開催期間 7月25日(水)から29日(日)までの5日間 午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)
写真展に先駆けて、私の出品作品6点を一足先に公開しておきます。写真を本格的に撮り始めた頃からの画像の中から、今は殆ど、あるいは全く見られなくなった小樽の風景等を集めてみました。
1 Dance Dance Revolution(ダンス ダンス レボリューションH11年4月撮影)
『ダンスダンスレボリューション』はコナミが、1998年(H10年)に開発した音楽シミュレーションゲームです。プレイヤーの真下に設置された「フットパネル」の上下左右の矢印を、画面に流れる矢印に合わせてタイミングよく足で踏んでいくというスタイルのゲーム。その斬新さゆえに、瞬く間に人気を博していきました。小樽築港に出来た大型商業施設マイカル(現ウイングベイ)の2Fだったか、3Fだったか忘れましたが、そこに設置されていました。
2 厚底靴(H12年4月撮影 旧マイカル内ビブレにて)
当時マイカル内の小樽築港駅側には、ビブレ(ファッション衣料専門店)が入っていましたが、数年で撤退しました。1990年代に大流行した厚底靴、若い女性はこぞって履いたものでした。右側の母親に手を引かれた子供が、厚底靴を見つめているのが笑えます。
3 花園レインボータウン(H11年3月撮影)
現在は「花園銀座商店街」と呼ばれていますが、平成11年頃は、 花園レインボータウンと呼ばれていました。現在の街路灯は白色光一色ですが、当時は、赤、緑、白色の3色で照らされていました。レインボー云々の名残は、正面奥の函館本線が走るガードに、レインボー模様が残っています。また、車道は奥から手前の方向に、一方通行に変わりました。
4 ビッグツリー(H15年12月撮影 ウィングベイ)
毎年11月から翌年2月の「イベント小樽雪あかりの路」までの期間、5番街ネイチャーチャンバー屋外に、高さ20mほどの、ビッグツリーが設置され、イルミネーションが施されました。外側の窓が湾曲しているため、窓ガラス一面にイルミネーションが映り込みます。なお、平成20年に強風でツリーの枝が折れる事故がありました。そのため翌21年からは、ビッグツリーは廃止されました。ウィングベイ自体経営難に陥っているため、この時期色んなイベントが廃止されました。
5 小樽マリーナ(H20年2月撮影)
この日はべた凪で、ヨットの電飾が見事に海面に映り込みました。それまで何度もこの情景を撮るべく狙ってはいたのですが、これほど海面が穏やかになるのは初めてです。ウィングベイのツリーイルミネーションとほぼ同時期間、ヨットが電飾されました。しかしH20年頃から燃料費の高騰があって、23年からは電飾はマリーナハウスを除いて中止となりました。
6 銭函ドリームビーチ(H26年9月)
標題に掲げた画像ですが、ここドリームビーチの海の家は、仮設建築物として認められ1年ごとに撤去が原則。しかし長年継続を黙認されてきたこともあって、撤去・新設が進まず、営業中止に至った。現在は仮設の海の家が建てられているが、画像のようなカラフルな海の家は今後望めないと思われる。
なお、プリント制作嫌いの私には、展示会用作品作りは、大変な労力のいる作業。豊友会への出品も、今回を最後にするつもりです。