<寒い朝、畑の畝の水たまりに出来た薄氷の模様、自然のアート作品>
例年よりも約ひと月も早く本格的に冬になった北海道は、このところ毎日冷え込む日が続いています。ただ私の住む小樽市は、北海道内でも比較的暖かい地域です。真冬の最厳寒期でも、氷点下5~7度ほどで、7度を下回ることは滅多にありません。石狩湾の海に面しているために、内陸よりも気温が数度ほど高く、旭川、帯広のように氷点下20度以下、時には30度以下になると言うことは、まずありません。
ともあれ、本州の方にとっては、氷点下の気温と聞くと、厳しい寒さには違いないでしょう。そこで、今回のブログでは、冬の寒さを表す画像を中心にまとめてみました。ただそうした寒さの中にも、ほんのりと暖かさを感じる画像も含めてみました。
昨年話題となった「ホワイトアウト」です。小樽観光の中心街堺町通りのメルヘン交差点です。10m先の視界がききません。
そんな日でも小樽運河には観光客がやってきます。初めて雪を見る台湾、ベトナム、タイの方々にとっては、雪のある光景は、あこがれの地なんでしょうか。
天気の良い日でも、風が強いと、陸屋根に積もった雪が吹き飛ばされ、噴煙のように巻き上がります。
晴れた日に、近くの公園に行ってみると、雪面にこのような模様がありました。カラスが雪面で遊んだ跡のようです。あるいは体に付着した虫を払い落とすために雪を浴びたのかもしれません。
カトリック富岡教会(通称であって、正式名称は「カトリック小樽教会 富岡聖堂」)で、イベント「小樽雪あかりの路」に併せて、公開で行われた結婚式です。このとき、牧師さや新郎新婦に勧められ、協会内部でも撮影させていただきました。そして雪降る中、外でもポーズを取ってくれました。花嫁がストールを脱ぎ捨ててキャンドルサービスに努めてくれました。
雪が降ってたって、美味しいものは美味しいんです。メルヘン広場でアイスを食べる観光客。色眼鏡に映り込んだ人影が、本人が目を細めて微笑んでいるでいるように見えるので、なお、面白い画像になりました。
一瞬何がどうなっているのか戸惑ったのでは?これは札幌雪祭りで、北三条広場(北海道庁の前)に作られたかまくらの内部です。内部で映像を放映している野で、まるで異次元の世界に迷い込んだようです。子供が盛んの指さしてますが…
十勝然別湖コタン祭りで作られた氷のドーム。厚さ数メートルに全面結氷した湖の上に作られた氷のかまくらですが、中はほんのりと暖かい。氷のカップで1杯いただきたいところですが、車の運転があるので、断念。
この日十勝管内の更別村に、霧氷、ダイヤモンドダストを撮りに出かけましたが、気温は-20度と霧氷の条件は良かったのですが、あいにく風があって霧氷もダイヤモンドダストもダメでした。国道はご覧の通り、粉雪が地面を這うように吹いている。
旭川から旭岳に向かう途中の国道沿いに流れる忠別川、川の流れの一部には薄氷が張り、川面から川霧が発生中。この霧が樹木に付着すると、樹氷となります。
同じ忠別川ですが、朝日が出ると、川霧がもうもうと沸き立ち、黄金色に輝きます。外気温は多分氷点下20度くらい。寧ろ川の中の方が暖かい(+4度程度なので)。
川縁にたつ芦には着氷が見られ、根元には氷の輪が見られます。
旭岳ロープウエーの終点の姿見の駅を降りると、風で出来た風紋が美しい姿を見せています。
もっと先に進むと(かんじきが必要)噴煙の上がる穴があります。夏の間は登山道にロープが張ってあって近寄れませんが、冬は、自己責任で噴火口のそばまで寄れます。
途中で出会った雪男、いやオジさん。鹿児島から出張できたついでに、軽装のまま登ったと。ひゃ~こんなに寒いとは、思わなかった、と。髪の毛も眼鏡も凍っていた。
倶知安町の尻別川に架かる富士見橋と樹木。10時近くになったので樹氷は殆ど溶け落ちてしまった。
川のそばの樹木の枝には、ごらんのよう氷が着氷。川面に出来た霧氷が枝に付着したもの。
こんなに寒い日には、蜘蛛の巣の糸だってご覧の通り、着氷して、ゆらゆら。糸の粘着性が下がっているので、ちょい触ると崩れ落ちてしまいます。
雪面を見ると、キラキラ七色に光ってます。カメラのピントを合わせると、なぜか色が消えてしまうんです。わざとピントを外して、色つきキラキラを撮りました。
これは石狩川河畔の風景ですが、手前の雪原がキラキラ輝いています。カメラは人間の目と違います。なかなか思い通り表現が出来ません。では一層のこと極端に露光不足にしてみたらどうかな?
露光不足にしてみると、まるで夜空に輝く星のようになりました。実は雪面は、太陽の光を反射して無数のキラキラが出来ているんです。反射する雪の結晶の厚さによって光の屈折率が変るので、七色に見えるんですね。プリズムの原理かな。
まだまだ紹介したい画像がありますが…きりがありません、年明け以降機会があれば、掲載したいと思います。