<寒いど~北海道からのワンカット「閉じ込められた気泡」詳しくは最後尾のコメント参照>
今回も富良野・美瑛町の写真が主になりますが、さらに北上して、オホーツク、稚内方面の画像も取り上げます。まずはでっかいど~からいくつか照会いたします。
☆でっかいどう~北海道
ノシャップ岬の夜明け 7月初めには午前3時半には夜が明けてきます。この時はノシャップ岬公園の駐車場で車中泊しましたが、午前3時になると空が明るくなり、3時半には灯台の奥から太陽が昇り始めました。それにしても見事な鱗雲。
反対に、夜は午後8時を過ぎても夕焼けが続きました。浜辺の民家(多分漁業関係)は8時前には灯りを落とし、わずかに街路灯だけが煌煌としていました。
宗谷岬の突端からサハリンを望む光景ですが、もやのない日はサハリンが見えます。
浜頓別町にある、ベニヤ原生花園、一面の湿地帯で、ハマナスはじめ、色んな花々が咲きます。遊歩道がありますが、数キロ進んでも、同じ景色。
枝幸町に入る手前(北見側から)の幌別川流域。赤い屋根の倉庫(?)が目立ちます。
枝幸とは反対側の、天塩のオロロンラインを南下しているときに出会った光景。遠方に見えるのは、利尻富士です。
富良野市内を抜けて鳥沼の手前から、六郷(テレビドラマ、北の国からで有名となった)方面に向かいます。布礼別から中富良野に向かう途中には、画像のような広大な畑が続きます。画像はコニカの疑似赤外フィルム(750ナノメートの波長がピーク)を使っています。下の画像はコダックの赤外フィルム(HIE、900ナノメートルの波長がピーク)、両者の違いに注目。なお、人間の目に色として見えるのは400~700ナノメートルで、赤外線はそれ以上の長い波長です。人間の目には色としては見えず、熱として感じます。
美瑛町拓進の前田真三記念館「拓真館」の裏庭です。ラベンダーの手入れをしている作業風景です。広葉樹の葉が真っ白になっています。コダックの赤外フィルムの特徴です。
美瑛町マイルドセブンの丘に近くです。
11月中旬、カラマツ林に日が当たって、そこだけ異次元のような風景になりました。
☆寒いど~北海道
積丹町野塚の浜辺ですが、真夏の積丹ブルーからは、想像もできないほどの荒波が押し寄せ、鈍色の海と空の区別が付かないような、荒れた日々が続く。すべてがグレーのモノトーンの中、オレンジの浮き球と旗だけが目立つ。
<H23積丹町観光フォトコンテスト 準グランプリ 「冬の浜辺」 岡本洋典氏評:荒れる冬の海岸を吹きさらしの漁具を前面に配し表現しています。風にしなる旗や赤い浮き球が効果的なアクセントとなりました。>
ご存じ美瑛の哲学の木。つい2-3年前に、この木は伐採されてしまった。観光客が畑にまで入り込むから伐採したとも言われてましたが、倒壊の危険があるからとも言われていました。なお画像が青っぽいのは、タングステンフィルムを使っているためです。
-20度近い晴れた朝、学校へ通う女子生徒達。芦別市郊外のこの地域は冬の朝は、-15~20度は普通です。木々も枯れ残ったススキもみんな樹氷で真っ白。
松の木も真っ白、一面樹氷の世界。
こちらは、私が生まれ育った雨竜町の石狩川堰堤です。昔ながらのハサギが残っています。木と木の間に長い丸太を通して、そこに刈り取った稲を、干すのです。今は刈り取りも乾燥も、すべて機械化されたので、ハサギの役目はありません。この画像もタングステンフィルムを使っています。
石狩川流域の高圧線と樹氷林。氷点下10~15度を下回ると、すぐそばを石狩川が流れているので、樹氷が発生しやすくなります。
<H27北電Facebookフォトコンテスト 最優秀賞 「樹氷林と送電線」>
札幌市のゴミ焼却場の煙と堰堤の樹木の樹氷が印象的でした。
<札幌フォトコンテスト 入賞(特別賞)「厳冬の朝」 選評 :身も凍りそうな氷点下の朝に撮影された作品ですが、朝の霧氷だけでも感動する内容ですが、手前の霧氷、土手、処理場から排出される水平に流れる煙の線が三位一体で捉えられ味わい深い写真です。>
ニセコ町の五色沼温泉の駐車場に止まっていたワゴン車です。このあたりは標高が高く、寒い日には-25度以下になります。近くに源泉があるため、そこで発生した霧氷が車に着氷すると、ご覧の通りとなります。
<JAMCA PRIZE 2015フォトコンテスト 入選 「マイナス25℃の朝」>
大雪山系の南に位置する糠平湖で撮影。人造湖であるため、冬期間発電のため放水が続くと水位が下がる、と同時に結氷した湖面が低下して、湖底の障害物にぶつかり、あちこちで湖面が割れる。画像は割れた氷の断面です。