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Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
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芸術の秋(2)~札幌国際芸術祭を見に

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                                 <北大構内で芸術祭を見たあと 夕日の当たる小川で見かけた光景>

札幌市内で「札幌国際芸術祭2017(期間8月6日~10月1日)」が行われていることを知って、8月19日(土)見に行ってきました。3年に1度開催されるこの芸術祭は、今回が2回目になります。前回はJR札幌駅と大通りを結ぶ地下歩行空間(チカホ)で行われた(無料)のを記憶しています。音楽プロデューサーの坂本龍一氏がチーフディレクターとなって、チカホに様々なオブジェが展示され、見入った記憶がよみがえりました。

今回、札幌駅チカホ入り口の案内所でパンフレットをいただくと…、会場が札幌市内各所に別れ、しかも有料イベントが多く、イベントによって1日限りのものの…かなり複雑になっています。気軽に片手もで見られるイベントではなくなったようです。ともあれ、駅近場の何カ所の無料イベントを見ることにします。

 

☆JR札幌駅南口コンコースには天井から…
う~ん、旗のような、タペストリーのような、風呂敷のような…布ぎれがぶら下がっている。何をイメージしているのかわからない。通行人も上を見上げるものの立ち止まる人はいない。付近に展示の趣旨書きがないか見回すも…


 

 
一瞬世界の国旗かなと思いましたが、よく見ると、う~んよく見てもわからない。

 


地下鉄札幌駅に向かう途中の柱にも切るとのような布がまかれているが、これが芸術なんですかね。

 


チカホを、大通り方面に歩くと、芸術祭のポスターはあるけれど、展示物はもちろんパンフレットも置いていない。これではどこでどういうイベントが行われているか、全く不明。確かJRタワービル(プラニスホール)にも会場があったはず、と思いだして案内所で聞くと「入場料が500円で、開館時間が…今確認します」と案内嬢が電話機を取り上げるのを制止。無料の会場を聞くと「大通り地下ギャラリー500m美術館」を教えてくれました。

 

☆札幌大通り地下ギャラリー500m美術館
最近新しくできたギャラリーなのでしょうか、現役時代(H14-17年札幌支店勤務)聞いたことがないし、この場所には何度か通った記憶も…。それはいいとして、テレビ塔から地下鉄東西線のバスセンター駅前までの地下歩道にありました。

 


地下歩道の側面を展示エリアにしたもので…美術館と言うには大げさすぎる。テーマは「シュプールを追いかけて」となってますが、要は古いスキーを展示しただけ。所々にデッサンがガス上手い並べられている。

 


これがアートですか…期待とは大きなずれです。

 

多少アートにがっかりして、近くの北海道大学植物園と道庁の前提で、写真を撮ることにしました。北3条広場(赤煉瓦テラス)にクルと面白い光景に出くわしました。これが、芸術祭の一環に当たる「中島公園百物語」でした。

 

☆中島公園百物語(19-20日の二日間のみ)
中島公園地下鉄駅前にある子供人形劇「こぐま座」が催す妖怪百物語のデモンストレーションパレードが始まるところでした。仮装した子供&大人達(劇団員)が混じって、パレードするところです。

 


樹木の精に扮した子供達がチラシを配ってました。今夜7時半から妖怪百物語がこぐま座前広場でありますよ、入場無料です、是非見に来てくださいと黄色い声で叫んでました。

 


見ているだけでほっこりする感じがします。

 


なにやら妖怪のようですが、どことなくユーモラス。

 


鼓笛隊の音楽に合わせ、数回往復して、周囲の方々にチラシを配って歩いてなした。実演は今夜午後7時半からですが、パレードを見ているだけで愉快な劇だとわかります。

 

☆北大総合博物館では、詩人吉増剛造氏の「火ノ刺繍ー石狩シーツの先へ」が展示されて…
別途今回の芸術祭のために作られた作品解説小冊子「鑑賞ガイド」によれば…、半世紀にわって現代詩の最先端を切り開いてきた吉増剛造(1939-)にとって…途中略…長編詩「石狩シーツ」は1994年石狩河口から夕張まで川を遡行する旅の経験が元になっています。(以下略)

 


芸術祭参加作品展と北大総合博物館「惑星地球の時空間」が同時開催のポスターがキャンパスに展示されていた。先ずは、吉増氏のコーナーへ


 


石から川河畔の流木そばに腰を下ろし、目隠しをして天に向かってなにやら手書きの原稿を読むシーンが続く。その原稿も朱書きや青インクで補正、書き直したり…何かを叫んでいるようですが、聞き取れません。

 


数人が座って映像を見ていましたが、ほとんどの方(中華系外国人も多い)がすぐ出て行かれました。私自身も、何が何だか理解できず、入り口の係員に聞きましたが、彼女も首をひねるばかりでした。

 

☆北大総合博物館特別企画展「惑星地球時空間」ものぞいてみました
チラシによれば、この展示は地球を感じる展示です、とあります。私たちの生活は地球内部とは無関係ではありません。今吸い込んでいる空気も、地球内部から発散されたもので、現在も未来も大気成分は常に変わり続けています。地球の温暖を支えているのは、太陽エネルギーだけではありません。(途中略)真に持続発展可能な社会を支えるためには、地球規模の時空間スケールで環境を見つめる必要があります。そのスケールを一望できる展示を試みました。

 


まずは入り口に入る前に、珍しい石というか塊というか…に驚きました。

 


画面左のしわしわ模様の石(長さ1m弱横幅7-80cm、暑さ3尾cmほど)の「ストロマトライト」と呼ばれる鉱物。発生のメカニズムは左の解説版通りです。

 


壮大な時空間がパネルで示されています。

 


色んな鉱石が展示され、採取された場所や鉱物名の解説が果断にありました。そういえば昔遊び道具のない頃、河原で目面しいい詩集めに熱中したことを思い出しました。

 

むしろこちらの企画展の方が自然が生み出したアートと呼んでもいいのでは?と思いました。どうも今回の芸受再の展示はよくわかりません。ということで、この日撮影した私自身のアート作品を紹介します。うん、見たくない?まあ、そう言わずに最後まで見てくださいな。


北大植物園で撮影終了後、門外に出ると、花壇に鮮やかなサボテンの集団。直径2-3cmの花?がびっしりと咲き乱れていました。

 


この日土曜日でしたが学生達は講義棟に向かっています。午後3時の斜光に浮かび上がった若者達、日本の未来を背負ってくれよ!

 


大通りオーロラタウンで「おい、スケベそうなジジィ、そんなに見つめるな。かみつくぞ!」おお怖い。

 

 

 


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