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Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
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量徳小学校〜最初で最後の雪あかり雪像づくり

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今年3月に統廃合で閉校される量徳小学校で、最初で最後の雪あかりの路(夢・量徳会場)のための雪像づくりが行われました。2月4日(土曜)午後から父兄、先生、児童たち約100人が雪像作りに挑戦です。校門正面両脇に、TVアニメのピカチューとドラえもんの雪像を作ります。先生や父兄と高学年の児童は、両脇の雪山に上がって雪像を、低学年の児童はプラスチックのバケツでスノーキャンドル作りです。


(明治6年開学、今年度138周年を迎え、小樽教育発祥の地であるこの学校も、今春には取り壊され、小樽市立病院になってしまう)


(大型雪像が着々と出来上がっていく 黄色の看板は昨年7月の潮祭りでパレードの先頭に使われた)


(ドラえもんのミニチュアを基に出来上がっていく)


(低学年はバケツに雪を詰めスノーキャンドル作り)


(スノーキャンドルも着々と出来上がっていく)


(午後3時過ぎ、大型雪像はほぼ出来上がり)


(校庭近くでは、スノーキャンドルやオブジェが出来上がっていく) 

雪像やスノーキャンドル、オブジェ等が出来上がったところで、それまで晴れたり曇ったりしていた空模様が一変。かなりの吹雪で父兄も児童も体温が奪われ、一服です。校舎の玄関入ってすぐ向かいの図書室で、父兄がお茶やココア、カップラーメンの炊き出しまでやっております。撮影班の私も、図書室のストーブの前でご相伴にあずかりました。


(カップラーメン二つ食べたのは私ではありません、念のため)

体が暖まった児童たちは、再び吹雪の校庭に飛び出していきました。予め今日のために父兄が作った雪の滑り台で、タイヤのチューブを利用して滑り降りるのです。もちろん父兄がそばにっついて危険の無いように子供たちを指導しております。他方では高い雪山で高学年の児童が尻滑りをして遊んでいます。


(結構バランスを取るのが難しいらしく…)


(こんなシーンも…)


(バウンドではじき出されて…そもそも定員オーバーだったかな)

楽しく遊んでいるうちに、どうやら雪像とスノーキャンドルの設置が澄んだようです。点灯式の時間も迫ってきたようです。雪像の設置された正門には、夏の潮祭りに使われたTシャツをかたどった「夢量徳138」の幟や立て看板も取り付けられました。


(正面玄関前に父兄、先生、児童全員が集合)


(点灯式に代えて、町内会から寄贈された花火を打ち上げます)

吹雪の中、数十発の花火が打ち上げられ今日のイベントが無事終了です。なお翌日夕方に校門に訪れたところ、父兄や先生方10数人が見えており、雪像の補修やスノーキャンドルへの点灯を行っておりました。


(暗くなるとキャンドルの明かりで一層幻想的に…)


(創立138年の歴史にもうすぐ幕が…「小樽教育発祥の地」が消えるのはさびしい)


(父兄、先生はもちろん児童たちの心に、いつまでも量徳小の明かりが灯っていてほしい)

なお、雪像づくりについては、2月5日付北海道新聞(朝刊小樽版)に写真入りで紹介されました。

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