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Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
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初夏の道東を訪ねて(1)~広大な十勝の大地

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            <これは遠くからでも目立つ!さすが十勝の大地、初球からホームランコースに…ぶち当たる>



当初6月の中・下旬に撮影に行きたかったのですが、台風の影響や天候不順で二日と好天が続かず、7月7日~9日にずれてしまいました。直前まで出発日が定まらず、当初予定していた宿泊地が、釧路市内では手配できず、釧路から約2時間ほど離れた屈斜路湖半になってしまいました。

宿泊地1泊目の変更に加え、やぶ蚊が苦手で脇道に入れないと言う申し出もあり、当初のスケジュールは四分五裂…まあ道東は何度も訪れているので何とかなるさ、と言うことでまずは出発。高速道で帯広に向かいます。当初の天気予報では、7日(火曜)は曇り一時小雨。でも日高山脈を越えて道東に入ると、青空の広がる好天となりました。最初の目的地である紫竹ガーデンに向かいます。

高速道の帯広ジャンクションで左折して帯広広尾自動車道に乗り換えます。この区間はいずれ広尾までの高速道路になりますが、その間は無料区間となっています。終点の中札内で下車して、紫竹ガーデンに向かいます。何度か通ったことのある道で、広大な十勝平野を進みます。途中で下車し写真を撮っていると、遠方に黄色い牛舎が見えます。赤や青色の牛舎はよく見かけますが…黄色の牛舎とは珍しい。


15mm対角魚眼レンズで切り取ってみると…、反対に望遠レンズで切り取ってみたのが標題の画像です。


延々と続くイモ畑


まっすぐな道路と防風林が続くのも、十勝の風景です。


大きな鳥居があって、中央はお宮でしょうか、農作業小屋にも見えますが…黄色いショベルカーが止まっているし…

こうした田園地帯を走っていると、紫竹ガーデンに到着です。すでに大型観光バスが何台か止まっています。入り口で800円の入園料を払って入ると、いたるところ花また花…


中央奥に見える赤っぽい建物が入り口ゲート・レストラン・販売所になります。園内至る所に休憩用の椅子が設置されています。


園内の農作業小屋ですが、観光客の通路からは見えないようになっていますが、あえて覗いてみると…花々がよく手入れされて飾られています。


花々のコーナーから少し外れて広場に向かうと…トウモロコシが吊り下げられている。はてな?野鳥の餌かな?小動物の餌かな?


野鳥の巣箱もカラフル。


池があって、睡蓮やコウホネが咲いていました。


レストランに戻ると…あの名物社長がいました。売店で購入した紫竹ガーデン関係の本に、サインをされていました。


さて、次は旧幸福駅に行ってみましょう。旧国鉄広尾線(帯広から広尾)が国道236号線に沿って走っていましたが、昭和62年に廃線となってしまいました。本来取り壊されるはずだった駅舎が、NHKの新日本風土記の放映で取り上げられ、有名になった愛国、幸福の二駅は存続されることになりました。


オレンジ色の車両が数台置かれ、駅舎は右奥にあります。


なお、この駅舎も平成25年11月に建て替えられました。旧駅舎の張り紙も取り除かれました。


駅舎の中も以前と同様張り紙がいっぱいです。ピンクの紙は切符を模した大型のカードになっています。


ホームに停車中のオレンジの車両には、香港からやって来たというカップルに出会いました。片言の英語で了解を取って彼女をパチリ。笑顔の素敵な彼女…もっと撮りたかったけれどここは遠慮しました。


駐車場に戻るとバイクにまたがった彼女が…東京からやって来て近郊の農家で短期のアルバイトをしているとか…こちらも爽やかな彼女でした。


今日は何と言う幸先の良い、ラッキーな日と話し合いながら、次の撮影地に向かいました。次は浦幌の常室ダム地です。本当は旧浦幌炭鉱跡地も撮りたいところですが…市内から30分ほど進んで、炭鉱方面に進むと…。ええ!道路が鉄パイプで封鎖されている。看板を見ると、この先の道道は法面工事に着き、当分交通止めにしますとのこと。

ああ、いいことは続かない。では釧路方面に向かい、今夜の宿泊予定地の屈斜路湖へと進むことにします。釧路の手前の大楽毛から国道240号線(通称まりも国道)に入り、丹頂鶴自然公園に寄ることとします。この時期野生の鶴の子育ては湿原の奥ですので、まず目にすることが出来ません。そこで公園に寄ることとしました。


釧路管内音別町手前で、尺別と言う無人駅そばの浜辺に出てみました。


本州でいう「シシウド」に似たエゾノヨロイグサと夏の空。


丹頂公園内は、つがい、親子ごとに金網でエリアが仕切られています。この春生まれたひなで、親から餌を貰っています。


親鶴が餌を探しています。と言っても餌のタニシ、ドジョウなどは決まった場所に置かれています。


園内の管理棟の隅にあったオブジェが目を惹きました。


小一時間ほど園内で撮影し、次の目的地に向かうつもりでしたが…時間を見ると、午後4時を回っていました。宿泊予定の屈斜路湖湖畔の二伏までは約2時間ほどかかります。当初釧路市内泊の予定で建てたスケジュールでは、米町公園、幣舞橋夜景、釧路炭鉱(コールマイン)博物館、回転ずしなごやか亭(北海道三大回転ずしの一つ)での夕食等がすべておじゃんになってしまいました。

これらの訪問・撮影はまたの機会にして、まずはまりも街道(国道240号線)を阿寒湖方面に進みます。阿寒湖の数キロ手前で、右折して国道241号線(別名阿寒国立公園パノラマライン、阿寒縦断道路ともいう)を弟子屈町に向かいます。天気が良ければ双湖台、双岳台から絶景が望めるのですが…


標高が高くなるに従い霧が濃くなってきました。双湖台駐車場で霧の中を行きかう車と浜茄子をパチリ。

<余談>
最近テレビのコマーシャルで「六花亭」の包装紙に描かれている花が取り上げられています。見た方も多いかと思いますが、その花の一つに浜茄子があります。これを「ハマナシ」と発音し、字幕も「ハマナシ」となってました。おや、なんで訛っているんだろうと疑問に思っていました。ところが検索してみると、ハマナスの実が赤い「梨」に似ているので、ハマナシ(浜梨)が本名で、ハマナスが通称であることを知りました。植物学者牧野富太郎が、東北で採取した折に、現地の人が訛って、ハマナスと教えてためであると。う~ん…知床旅情♪にもハマナスの咲くころ…と歌われているのに…

ともあれ、阿寒縦断道路を降りて、弟子屈の町に近づくと霧も晴れ、雲の割れ目から日差しが射してきました。


普段は邪魔な電線も、この場合はいいアクセントになっている気がします。


赤くペイントされた牧舎に夕日が当たって…


道東の旅二日目は、とんでもないハプニングが…詳しくは次回のブログで紹介します。








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