Quantcast
Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
Viewing all articles
Browse latest Browse all 810

冬の情景(その3)〜吹雪の積丹へ

$
0
0
1月の下旬に写友とオタモイの、かんじきツアーならぬスノーシューツアーに行くことにしました。実は昨年の2月にかんじきツアー同好会主催のオタモイ〜祝津間のツアーに参加したのですが、結果は散々な目にあいました。詳細は、2011.4.14付け当ブログ「かんじきツアーに挑戦」に譲りますが、今回は新たにスノーシューに買え替えて挑戦です。

前日までの晴れマークに反して、当日朝から吹雪き気味。中止も検討しましたが、せっかく朝早く起きて用意したわけですから、あるいは晴れるかもしれないという期待もあって、とりあえず忍路海岸へ、そして積丹観光フォトコン用の撮影のため、積丹の海岸に行うということになりました。吹雪が激しくなる中、忍路海岸を目指します。なお、忍路は「オショロ」と読みます。塩谷と余市の中間にある漁港です。江差追分の一節に出てきます。「忍路、高島及びもないが、せめて歌棄(ウタスツ)、磯谷まで…♪」


(まずは、塩谷のゴロダの丘へ、伊藤整の文学碑が建っています)


(一面鈍色の世界 磯船は引き上げられ雪に埋もれている 右手の喫茶店も冬季休業中)


(雪は湿気がなく軽い、ちょっとした風で雪煙が舞う)


(海岸沿いを写友が進む)


(切り立った崖の上を見ると、凍ったツララが…)


(突然日が差して岩山に日が当たる)


(対岸の切り立った崖にも無数のツララが…)

忍路での撮影を終えて余市・積丹に向かいますが、吹雪は一向にやむ気配を見せません。ここまで来て中止は惜しいので、もうやけくそ、そのまま突っ走ります。以前落盤事故で、多数の犠牲者が出た豊浜トンネルの手前に、鳥居の建った大黒岩、根本が細く今にも崩れそうな恵比寿岩があります。正確には、豊浜トンネルの二つ手前のワッカケトンネル手前で旧国道に入ります。入ると目の前に二つの岩が見えます。


(夏の一時期、この鳥居の中に入る朝日を撮影できる場所があります 左の恵比寿岩は今にも崩れそうで…)


(荒れる海の中で鵜が一羽佇んでいました)

余市・古平を過ぎて美国に入ります。海は依然として荒波を立てています。美国の街から漁港の方に入ります。さすが冬は観光客が少ないせいか、いつも干物を売っているオヤジさんもおりません。魚を干す櫓も雪の下に埋まっております。


(美国に入る手前の岩場 海は荒れ続けている)


(漁港のイカ釣り船も休業中 ランプに雪が積もる)

美国の街からさらに進んで、積丹岬の島武意海岸へ行こうと、国道229号線から道道913号線へ右折したとたんに、冬季交通閉鎖の看板です。やむなく再び229号線に戻り日司経由で島武意へ行くことにします。残念ながら日司から先も交通止めになっております。やむなく引き返して美国町郊外で、冬の立木撮影に向かいます。


(日司漁港)


(野塚で撮影 おととしの11月にも同じ場所で撮影している 今年は雪が格段に多い)


(ほぼ同じ場所で2010年11月に撮影 このカットは去年積丹観光フォトコンで準グランプリとなりました)

美国の町内に入って、道道568号線に沿って奥に入ると数年前にも撮影した記憶のある木々があります。ただ今年は積雪が半端なく多いせいか、路肩に高い壁が出来てよじ登るのに一苦労です。


(数年前はもっとスリムだったような…)


(ビニールハウスの鉄骨に積もった雪が面白い形に…)


(冬季交通止め終点地点で見かけた山肌に出来たツララ群 無数のツララが針のように)


(一か所コバルトブルーに輝くツララ群があった)

なお、最後に一言、スノーシューを使う機会は次回に持越しです。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 810

Trending Articles