10月23日(水曜)に、写団豊友会の紅葉撮影ツアーに、特別参加したことは、前回のブログで紹介したとおりです。当日は午前8時半に小樽美術館前に集合し、車に分乗して撮影地に向かいました。最初の撮影地は「星置の滝」です。星置は札幌市手稲区になりますが、滝のある星置川が小樽市と札幌市の境界になります。
(1) 星置の滝
国道5号線から右折して星置川沿いに進むと、5分ほどで手稲西中学校があります。道路わきには「星置の滝」の小さな標識があって、遊歩道も整備されています。
道路わきから滝の展望台まで7-8分です。展望台と言っても人二人が、やっと立てるほどのスペースしかありません。
小さな滝がありました。スペースが狭いので交代で撮影です。
展望台の下の川沿いに浅瀬を進めば、もっと滝に近づけますが、長靴を持参しておりませんでした。周囲は木々がうっそうと生えていて、なかなか滝つぼまで日は射さないようです。
上を見上げれば、ご覧のとおり谷底までは日が射しません。
(2) 朝里宏楽園温泉
小樽市民の保養地として有名な宏楽園温泉の庭園は、春には桜が満開となります。秋にはそのエゾ山桜が紅葉し、くわえてカエデ類が真っ赤に燃えます。ここ宏楽園温泉は「観楓会」などによく利用されます。観楓会は「かんぷう会」と読みます。どうやら北海道独特の風習らしく、職場や気の合った友達同士で、紅葉を愛でるを建前にした一泊の宴会旅行です。本当に紅葉を愛でていたのでは寒くて風邪をひいてしまいます。温泉でドンチャカ騒ぎをするのが目的です。
近くの保育園児たちも紅葉を見に来たようです。これ幸いとばかり、メンバーは、保育士のOKをもらって、保育園児たちをパシャリパシャリ。
形のいい(?)カエデの木を見つけました。と思っていたら、もう少し寒くなったら、ここで大根干しをするそうです。どうりで木の中間あたりに横に丸太を渡してありました。
日陰に変わった木と言うか葉を見つけました。白い縁取りのある葉が珍しい。マイナス補正して、内臓ストロボ一発。
木漏れ日にあたって、これも珍しいような…珍しくないような…
(3) 朝里ダム
1993年(平成5年)に完成した朝里ダムは、翌年には周辺が公園化され、ループ橋の中にテニスコートが作られたり、ダム資料館が整備されました。市民の水がめとして有効利用されているという半面、巨額な投資にもかかわらず、全く役に立っていないという話も聞きます。でも桜のシーズンや紅葉のシーズンには、見学客が結構おし寄せます。この日は絵画グループの方々がスケッチの最中でした。
周囲の山々は、紅葉真っ盛り。
かつてダムが出来る前は、小樽〜定山渓線の道道1号線は直線でしたが、高さ73mの朝里ダムが出来たために、ループ橋となりました。
朝里ダムから降りて、次の撮影スポットに向かうべく豊倉小学校方面への小道を入ると、一軒の農家が玄関前で大根洗いをしておりました。その洗った大根を丸太に干しております。車を降りて撮影をお願いすると、にこやかな表情でOKサインを出してくれました。別れ際には赤い酸漿を数本カットしてくれました。
(4) 豊倉町のパークゴルフ場
朝里から豊倉小学校前を通り、望洋台に抜ける小道沿いにパークゴルフ場があることは全く知りませんでした。かなり広いパークゴルフ場で、平日にもかかわらず、大勢のパークゴルフファンが詰めかけておりました。駐車場もほぼ満杯に近いほどで、次々とチームがやってきて、目の前でボールをうっています。
ゴルフ場内の木々も紅葉真っ盛りです。
ナイスショット!と声を掛け合っています。天気も良く、最高のパークゴルフ日和だと、プレーヤーが声をかけてきました。
カ〜ンと小気味よい音を立てて黄色いボールが飛んでいきました。
パークゴルフ場で撮影を終えたのが昼ごろでした。途中昼食を取って、すぐ和光荘に向かいました。和光荘の紅葉については前回のブログで取り上げましたので省略いたします。次に向かったのが奥沢水源地でした。奥沢水源地は平成23年8月に陥没個所が見つかり、金額的に補修不可能として水源地としての機能を停止しています。現在は市民公園として再生の方向でプランが進んでいます。門扉が閉鎖されたままとなっていて、残念ながら紅葉撮影はできませんでした。そして本日最後となるスポットが、天上寺です。
(5) 天上寺
入舟町にあるこの天上寺は、明治23年移築建立された歴史ある名刹です。その作りは長野の善光寺を模したとも言われています。春には桜が咲き、多くの市民が見学に訪れます。また秋にはエゾ山桜やカエデ類が紅葉し、撮影スポットにもなっています。ここに着いた時には午後2時を過ぎており、晩秋の陽ははや大きく斜めに傾いています。
本堂の後ろから射す陽によって長い影が出来ている。
赤、緑、黄が織りなす色彩が美しい。
日陰にアジサイがまだ青々として花を咲かせています。アジサイの葉のふちが真っ赤です。初めて見ました、こんなに赤くなるなんて…
午後3時前にほぼ当初のスケジュールに沿った行程で撮影が済みました。あと2-3か所残っていますが、晩秋の日が落ちるのが早く、これ以上撮影は無理があります。と言うことで、豊友会の撮影ツアーはここで終わりとし、解散することになりました。しかしながら小樽市内には、紅葉の撮影スポットがまだいくつもあります。そこで今回の撮影ツアーとは別に、私個人が撮影した紅葉スポットを以下に数カ所紹介いたします。
(6) 小樽公園
小樽公園には、小樽市のシンボルとしての「木」である、つつじが数千本植えられていて、毎年5月から6月にかけて、公園が一面ピンクやオレンジに染まります。かつては、5月の末に「つつじ祭り」が行われていたほどでしたが…、そのほかにエゾ山桜やシラカバなども植えられていますが、カエデ類も多く、秋には紅葉が楽しめます。10月25日((金曜)、あえて小雨が降りしきる中、撮影に行ってきました。
市民会館横の小樽市公会堂をバックにカエデと植込みの樹木(ボケの木でしょうか?)の紅葉が目に染みるほど。
真っ赤なカエデに小雨の滴がたまって、そのうちぽたりぽたりと…
公園の小道は赤い枯れ葉の絨毯を敷いたようでした。
白い傘の女性が盛んにスマホで撮影していました。
雨の日の子供の国は、誰もいない。遊具だけが雨に濡れて寂しそう。
(6) 住吉神社の境内
言わずと知れた小樽総鎮守の住吉神社は、古くから市民に親しまれ、小樽祭りと言うと住吉神社の例大祭(7月14-16日)をさすほどです。春にはエゾ山桜が咲き、秋にはイチョウが銀杏をたわわに実らせます。
南小樽駅の量徳橋付近から境内に向かって続くイチョウの黄葉も見逃せません。やけにタクシーが多い?左手建物は小樽市立病院で、客待ち中なんです。
境内入り口付近に1本のイチョウの大木があります。見事な枝ぶりです。
境内奥では近くの保育園児たちが、秋を探しているようです。
揺れるイチョウの木。何かおかしい?そうです、手水鉢に映り込んだイチョウを撮影、天地を逆にしました。
(7) メルヘン広場とルタオの塔
最後に取り上げたのがメルヘン広場です。ここを南端として、小樽観光街の堺町通りが北に向かって約700mほど続きます。その間はほとんどがガラス工芸品店、お土産品店と飲食店が立ち並んでいます。その南端のメルヘン広場には数本のカエデとエゾ山桜等が綺麗に色づいています。
ルタオの塔の展望台から水天宮方面を見ると、桜の木が色づいていました。
広場には大勢の中国人観光客が来ています。飛び交う言葉の90%が中国語でした。
(1) 星置の滝
国道5号線から右折して星置川沿いに進むと、5分ほどで手稲西中学校があります。道路わきには「星置の滝」の小さな標識があって、遊歩道も整備されています。
道路わきから滝の展望台まで7-8分です。展望台と言っても人二人が、やっと立てるほどのスペースしかありません。
小さな滝がありました。スペースが狭いので交代で撮影です。
展望台の下の川沿いに浅瀬を進めば、もっと滝に近づけますが、長靴を持参しておりませんでした。周囲は木々がうっそうと生えていて、なかなか滝つぼまで日は射さないようです。
上を見上げれば、ご覧のとおり谷底までは日が射しません。
(2) 朝里宏楽園温泉
小樽市民の保養地として有名な宏楽園温泉の庭園は、春には桜が満開となります。秋にはそのエゾ山桜が紅葉し、くわえてカエデ類が真っ赤に燃えます。ここ宏楽園温泉は「観楓会」などによく利用されます。観楓会は「かんぷう会」と読みます。どうやら北海道独特の風習らしく、職場や気の合った友達同士で、紅葉を愛でるを建前にした一泊の宴会旅行です。本当に紅葉を愛でていたのでは寒くて風邪をひいてしまいます。温泉でドンチャカ騒ぎをするのが目的です。
近くの保育園児たちも紅葉を見に来たようです。これ幸いとばかり、メンバーは、保育士のOKをもらって、保育園児たちをパシャリパシャリ。
形のいい(?)カエデの木を見つけました。と思っていたら、もう少し寒くなったら、ここで大根干しをするそうです。どうりで木の中間あたりに横に丸太を渡してありました。
日陰に変わった木と言うか葉を見つけました。白い縁取りのある葉が珍しい。マイナス補正して、内臓ストロボ一発。
木漏れ日にあたって、これも珍しいような…珍しくないような…
(3) 朝里ダム
1993年(平成5年)に完成した朝里ダムは、翌年には周辺が公園化され、ループ橋の中にテニスコートが作られたり、ダム資料館が整備されました。市民の水がめとして有効利用されているという半面、巨額な投資にもかかわらず、全く役に立っていないという話も聞きます。でも桜のシーズンや紅葉のシーズンには、見学客が結構おし寄せます。この日は絵画グループの方々がスケッチの最中でした。
周囲の山々は、紅葉真っ盛り。
かつてダムが出来る前は、小樽〜定山渓線の道道1号線は直線でしたが、高さ73mの朝里ダムが出来たために、ループ橋となりました。
朝里ダムから降りて、次の撮影スポットに向かうべく豊倉小学校方面への小道を入ると、一軒の農家が玄関前で大根洗いをしておりました。その洗った大根を丸太に干しております。車を降りて撮影をお願いすると、にこやかな表情でOKサインを出してくれました。別れ際には赤い酸漿を数本カットしてくれました。
(4) 豊倉町のパークゴルフ場
朝里から豊倉小学校前を通り、望洋台に抜ける小道沿いにパークゴルフ場があることは全く知りませんでした。かなり広いパークゴルフ場で、平日にもかかわらず、大勢のパークゴルフファンが詰めかけておりました。駐車場もほぼ満杯に近いほどで、次々とチームがやってきて、目の前でボールをうっています。
ゴルフ場内の木々も紅葉真っ盛りです。
ナイスショット!と声を掛け合っています。天気も良く、最高のパークゴルフ日和だと、プレーヤーが声をかけてきました。
カ〜ンと小気味よい音を立てて黄色いボールが飛んでいきました。
パークゴルフ場で撮影を終えたのが昼ごろでした。途中昼食を取って、すぐ和光荘に向かいました。和光荘の紅葉については前回のブログで取り上げましたので省略いたします。次に向かったのが奥沢水源地でした。奥沢水源地は平成23年8月に陥没個所が見つかり、金額的に補修不可能として水源地としての機能を停止しています。現在は市民公園として再生の方向でプランが進んでいます。門扉が閉鎖されたままとなっていて、残念ながら紅葉撮影はできませんでした。そして本日最後となるスポットが、天上寺です。
(5) 天上寺
入舟町にあるこの天上寺は、明治23年移築建立された歴史ある名刹です。その作りは長野の善光寺を模したとも言われています。春には桜が咲き、多くの市民が見学に訪れます。また秋にはエゾ山桜やカエデ類が紅葉し、撮影スポットにもなっています。ここに着いた時には午後2時を過ぎており、晩秋の陽ははや大きく斜めに傾いています。
本堂の後ろから射す陽によって長い影が出来ている。
赤、緑、黄が織りなす色彩が美しい。
日陰にアジサイがまだ青々として花を咲かせています。アジサイの葉のふちが真っ赤です。初めて見ました、こんなに赤くなるなんて…
午後3時前にほぼ当初のスケジュールに沿った行程で撮影が済みました。あと2-3か所残っていますが、晩秋の日が落ちるのが早く、これ以上撮影は無理があります。と言うことで、豊友会の撮影ツアーはここで終わりとし、解散することになりました。しかしながら小樽市内には、紅葉の撮影スポットがまだいくつもあります。そこで今回の撮影ツアーとは別に、私個人が撮影した紅葉スポットを以下に数カ所紹介いたします。
(6) 小樽公園
小樽公園には、小樽市のシンボルとしての「木」である、つつじが数千本植えられていて、毎年5月から6月にかけて、公園が一面ピンクやオレンジに染まります。かつては、5月の末に「つつじ祭り」が行われていたほどでしたが…、そのほかにエゾ山桜やシラカバなども植えられていますが、カエデ類も多く、秋には紅葉が楽しめます。10月25日((金曜)、あえて小雨が降りしきる中、撮影に行ってきました。
市民会館横の小樽市公会堂をバックにカエデと植込みの樹木(ボケの木でしょうか?)の紅葉が目に染みるほど。
真っ赤なカエデに小雨の滴がたまって、そのうちぽたりぽたりと…
公園の小道は赤い枯れ葉の絨毯を敷いたようでした。
白い傘の女性が盛んにスマホで撮影していました。
雨の日の子供の国は、誰もいない。遊具だけが雨に濡れて寂しそう。
(6) 住吉神社の境内
言わずと知れた小樽総鎮守の住吉神社は、古くから市民に親しまれ、小樽祭りと言うと住吉神社の例大祭(7月14-16日)をさすほどです。春にはエゾ山桜が咲き、秋にはイチョウが銀杏をたわわに実らせます。
南小樽駅の量徳橋付近から境内に向かって続くイチョウの黄葉も見逃せません。やけにタクシーが多い?左手建物は小樽市立病院で、客待ち中なんです。
境内入り口付近に1本のイチョウの大木があります。見事な枝ぶりです。
境内奥では近くの保育園児たちが、秋を探しているようです。
揺れるイチョウの木。何かおかしい?そうです、手水鉢に映り込んだイチョウを撮影、天地を逆にしました。
(7) メルヘン広場とルタオの塔
最後に取り上げたのがメルヘン広場です。ここを南端として、小樽観光街の堺町通りが北に向かって約700mほど続きます。その間はほとんどがガラス工芸品店、お土産品店と飲食店が立ち並んでいます。その南端のメルヘン広場には数本のカエデとエゾ山桜等が綺麗に色づいています。
ルタオの塔の展望台から水天宮方面を見ると、桜の木が色づいていました。
広場には大勢の中国人観光客が来ています。飛び交う言葉の90%が中国語でした。