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Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
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OLYMPUSフォトフェスタ2013を見てきました

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北海道はこのところ急に寒くなってきました。最低気温が一けた台はもちろん5度を下回る日もあります。日中でも暖房が恋しくなる季節です。我が家でも10月15日から茶の間だけ、石油ファンヒータを入れています。何分灯油価格がリッターあたり95円と高値が続いているので、おいそれと床暖房のスイッチを入れることが出来ません。まぁ、愚痴はこの程度として、紅葉前線が気になる今日この頃です。街中はまだまだ緑色の樹木が多いのですが、標高の高いニセコなどでは相当紅葉が進んでいます。

と言うことで気になるのが中島公園や北海道大学のイチョウ並木です。中島公園は、公園そばのパークホテル主催のフォトコンテスト「中島公園の四季」が今年も実施されます。去年までは「中島公園の秋」がテーマでしたが、今年は「四季」に変わったようです。そこで12日(土曜)に紅葉視察に行ってまいりました。ちょうどこの日は、オリンパスのミラーレス一眼レフカメラ「OM-D E-M1」の発売に合わせ、OLYMPUSフォトフェスタ2013が札幌グランドホテルで開催されています。

PhotoPus(旧ズイコークラブ)会員である私も多少気になります。事前にプログラムを見ると、PhotoPusに投稿している私のブログにコメントをくれた写真家の畠山公妥氏がトークライブを担当されています。新発売のカメラよりも畠山氏のトークが気になります。そこで、フォトフェスタでトークを聞き、その後大通公園や中島公園の様子を見てくることにしました。


(1) OLYMPUSフォトフェスタ2013inSAPPORO

フォトフェスタは全国大都市各地で行われていて、札幌が最後の開催です。


午前中はPhotoPus会員限定で、午後は会員以外も自由に参加できます。オリンパスファンが結構来ていて、トーク会場は満員でした。


オリンパス社員による新発売「OM-D E-M1」の説明が始まっておりました。

それにしても、新発売のフラグシップ機と言うOM-D E−M1、ネーミングが気に入らないですね。なんという長ったらしい、とても覚えられません。単純にOM-D1と出来ないのでしょうか。ニコンにしてもキヤノンにしても、カメラのネーミングは至極単純ですよね。センスがないというか…長年フィルムカメラのOMシリーズを使ってきたものとしては…、さて畠山氏のトークライブは10時半から始まります。


畠山公妥(ひろやす)氏のプロフィールですが、コマーシャル等の商業写真家であり、PhotoPusクラブの札幌支部長でもあります。


つい最近撮影した定山渓の紅葉だそうです。

普通であれば、紅葉を目立つようにするためにPCソフトで再度を引き上げますが、氏の場合は逆に再度を幾分引き下げて相対的に紅葉の赤を見せるということです。写真から見ても斑点模様の紅葉がとても鮮やかに見えます。紅葉を際立たせるために、ついつい彩度を引き上げてしまいますが、逆に引き下げるとは、寝耳に水、目からうろこの話でした。プロらしい写真に出来上がりますと解説がありました。


画像が小さいのと、室内灯の関係で実際の色と違って見えますが、雨粒が勢い良く降るさまがよく見て取れます。これはアートフィルターの「ドラマチックトーン」(他社のカメラでいうHDR風)で撮影したカットとのこと。


大倉山シャンツェでジャンパーが街の中へ飛び込んで行くように撮影したそうです。ここでも意外な話が…

普通であれば、高速連続シャッターを切りたくなるところです。氏によれば置きピンで、1回のジャンプでせいぜい1-2カットの撮影で、最高のフォームが決まった瞬間にシャッターを押すとのことでした。


スキーの回転競技ですが、雪煙が少ない点に注目です。スキーヤーが上手ければ上手いほど、無駄な走りがなくて雪煙が出ないとのこと。この作品を見て、雪煙が少なくて失敗作ですか、と聞かれることがあります、と大笑いでした。


オートレースでタイヤがドリフトした瞬間を撮っています。シャッタースピードが遅すぎても早すぎてもタイヤからの噴煙は写らないそうです。この手法は、作り立てのラーメンに湯気が立っているシーンと似ているとのこと。1/5〜1/60位のシャッタースピードが最も良い結果になるとのことでした。


このほかにも数枚の作品の解説がありました。ボディキャップレンズを使った作例では、威圧感がないので接近して撮れることを話しておられました。初めて聞く技法に驚いたり、感心したり、とても有益なトークライブでした。この後は、「じゃんけんプレゼント大会」がありました。3回挑戦しましたが、いずれも初戦敗退、じゃんけんに弱が自分に嫌になりました。


連続3回敗退で、会場を後にしました。

新発売のE-M1他PENシリーズなどたくさんのカメラや交換レンズが並んでいましたが、興味がわきませんでした。デジタル一眼レフカメラも、そろそろ更新の時期に来ていますが、所有デジタルカメラで、唯一OLYMPUS製品の、PEN E-P1もこのところさっぱり出番がありません。夕暮れ時のオートフォーカスに弱く、ジーコ、ジーコ言ってピントが合いません。マニュアルフォーカスに切り替えて撮ろうとすると、無限遠にストッパーがないので、距離リングが際限なく回転して、ピントの山がつかめないという難点があるからです。モニター画面を必死で見ている内に、撮り損ねるというケースを、再三経験しました。


(2) 大通公園の秋

昼少し前に、フォトフェスタの会場である札幌グランドホテルを出て、大通公園に向かいます。二ブロック先が公園です。以前はこの通りに光映堂と言う中古カメラ店があって、その2Fがギャラリーになっていました。よく写真展を見に行きましたが、1年ほど前に閉店してしまいました。公園の樹木をみると幾分秋の気配が濃くなりつつあるものの、紅葉した木がちらほら見えるにすぎません。


園内の芝生には枯れ葉がたくさん落ちています。HDR風に加工してみました。


鳩オジサン、いつもここで鳩と遊んでおり、鳩も慣れていて肩や手に止まります。

西4丁目、5丁目の公園には紅葉した樹木がほとんど見られません。3丁目、2丁目へと逆戻りします。広い園内に数本の紅葉した木が見られます。


ナナカマドの木ではなく、カエデのようです。


徐々に黄葉が進んでいることがわかります。


木陰で昼食を楽しんでいる親子、双子用のベビーカートのオレンジが目立ちます。


(3) 中島公園の秋

地下鉄南北線の大通駅から南に二つ目の駅が、地下鉄中島公園駅です。出口が公園内にあって、目の前に札幌パークホテルがあります。出口から奥に伸びる通路沿いにイチョウ並木がありますが、いまだ青々しています。


イチョウ並木が色づくのは10月最終週ごろでしょうか。

公園中央にある菖蒲池を左手に見て、右方向に進みます。その前にのぼりが数本立っている蕎麦屋さんがあるので、ここで腹ごしらえをします。そのあと池に沿って進みます。


池のふちの木々がかなり赤くなっています。


池に落ちた枯れ葉も色とりどり。


対面の貸しボート屋さんも冬の準備なのかボートを陸にあげて…と思っていたらまだ営業中らしく数隻のボートが漕ぎ出していました。


藤棚には、インゲン豆の親分のような大きな実がぶら下がっています。その下をイヌ連れの自転車が…


突然「頑張るぞ〜」と言う大声が聞こえてきました。それも何度も何度も。天文台前の広場を見ると、何かコマーシャルの撮影でしょうか。ランドセルを背負った小学背生が数人、こぶしをあげて叫んでいます。


音楽ホールKitara向かいの広場ではリサイクルフェアーが行われていました。

ここ中島公園もやっと紅葉が始まったばかりで、本格的に紅葉するのはあと2-3週間かかりそうです。

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