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北海道開拓の村へ撮影会に

毎年正月の成人の日の前後に行われる「北海道開拓の村写真撮影会」に今年も参加しました。1月13日(日曜)に写真撮影会が行われる旨の案内状が昨年12月初めに届いておりました。毎年フォートピアのメンバーもこのモデル撮影会に参加しております。撮影会は午前10時開始、午後3時終了ですが、いつも早めに出発して途中で雪景を撮影しながら、厚別区野幌の開拓の村に向かいます。昨年は石狩大橋付近で、で樹氷に遭遇し、午前中この樹氷の撮影に費やし、午後からのモデル撮影会に参加しました。

今年も午前6時半にフォートピアのメンバー5人で、小樽を出発しました。曇り空ながら雲も薄く、午後からは晴れの予報です。まずは去年のように石狩川流域で樹氷を期待しましたが、数日前までは−10度を下回る寒気でしたが、今日は一転暖気模様。まったく樹氷は見られません。それどころか時折猛烈な吹雪。えい、ままよと石狩新港に向かいます。ますます吹雪がひどくなります。

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石狩新港を海岸の方向に進む頃朝日が出始めました。

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時折猛烈な地吹雪の中を除雪車が追いかけて来ました。車一台も通らないこの時間、何しているんだというようにして追い抜いて行きました。

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何をしていたかというとも列な吹雪の中路肩に上がって、吹雪になびくススキを撮っていました。電線もうなりをあげて揺れていました。横の物体はコンクリート製のケーソン(漁礁)の一部かと思います。

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海岸に寄ってみると防護柵の向こうにトランスポーターがキリンのようにも見えました。吹雪で太陽もかすんでいます。

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岸壁の防護壁を超えて雪煙が吹き上げていく。

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殴りつけるような吹雪き、顔の感覚がマヒしてきました一旦車に退避します。

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すぐそばに置いてある車さえかすんでしまうほどの吹雪…

ご覧のの通りの有様撮影どころではありません、遭難しかけません。車に退避します。普通の人が見ると、なんで好き好んでこんな嵐の中を…と思うでしょうね。でもこんな嵐の日でしか撮れないカットだってあるのです。人が撮らない時に撮る、これが傑作を生む秘訣、傑作が撮れたかと、聞かないでください。99%は失敗します。残りの1%にかけている、なんちゃって…ますます吹雪がひどくなって太陽をほとんど隠してしまいました。石狩新港岸壁での撮影を終えて、石狩漁港に向かうことにします。

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少しは収まって来たようですが、それでも石狩浜に陸揚げされた小型漁船が、かすんで見えないほどです。

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岸につながれた漁船にも雪が積もっています。

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岸辺近くの浅瀬は蓮氷になっています。

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一層のことモノクロ変換してみました。上のようなカラーよりもむしろものうろのほうが趣があるかもしれません。

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車の転落防止の錆びた看板がありました。

屋や吹雪が一段落してきましたが、ときおり横殴りの雪が吹き付けます。石狩浜での撮影を切り上げていったん国道231号線(石狩街道)に出ます。出るとすぐそばに佐藤水産のサーモンファクトリーがあります。国道を左折して500mほど札幌方面に進むと、茨戸川から石狩新港に流れる石狩放水路の橋があります。その橋の両側に、車が数珠つなぎとなって駐車しています。何事かと車を止めると、茨戸川から流れる石狩放水路の結氷した川でワカサギ釣りが行われていました。

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橋の両端には歩道に乗り上げた車両の列。割り込む隙間がないほど。


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奥は茨戸川。結氷したここ放水路には40−50張りのテントが設置されていて、撮影中にも次々とテントを運び込む釣り人が絶えません。

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釣り上げる瞬間を待っている写友。氷の厚さは30−40?ほどあって、ワカサギ、氷下魚、ウグイなどが釣れるという。

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しばらく見ていると吹雪が収まってきました。

時計を見ると午前9時をややまわりました。ワカサギ釣りを後にして札幌新道を通って野幌の開拓の村に向かうことにします。このころには朝方の吹雪も嘘のように消えて、日が差して青空が出てきました。写友の話によると、例年モデル2名を配置して撮影会を行っていましたが、今年はモデルなしの撮影会であるとのこと。なるほど開拓の村のゲートで案内状を見ると、確かに従来書かれていた「モデル撮影会」の文字はなく、単に「写真撮影会」となっていました。モデル撮影会と早とちりしましたが、モデルのいない撮影会とは…

10時から始まっていた講師二名の先生の作例をもとにした話を聞くと、光と影を使った作品云々、撮影者が互いにモデルとなって云々と多少苦しい解説がありました。予算の関係でしょうか。事前にモデルなしを承知していた方もいたようで、集まった人数は去年をかなり下回っていると思われます。撮影前の説明会の会場の席が今年は空席が目立っていました。ともあれ手ぶらで戻るわけにもいかず、とりあえずは講師について回ることとします。

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窓ガラスについた吹雪の跡。

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南1条交番の前のポスト横で、撮影会参加の女性カメラマンがカクマキを羽織ってモデルになってくれました。

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同じく警官と並んでくれました。

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札幌市内の某高校写真部の女子生徒が、教会内部で信者風に演技してくれました。彼女たち写真甲子園を目指しているとのこと。

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午前最後の撮影は漁村集落にある青山ニシン番屋でした。この番屋は小樽市祝津にある青山家(旧青山別邸、現貴賓館)の番屋をここに移築したもので、当時使われていたまま復元されています。当時の歴史やニシン漁の模様を、ボランティアの管理人(右端の方)から伺いました。


村内の建物の内部やガラス窓に映り込む風景など撮影しましたが、いつものモデル撮影と違って、どうも今一つ納得できるカットが撮れません。早めに村内の食堂で昼食を終え、午後の撮影会をパスして小樽に戻りました。なんとなく気の抜けた撮影会になってしまいました。

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