<色内驛は、手宮線の中間駅で、平成23年に復元され、休憩所として利用されている>
小樽青年会議所主催で、9月18日~23日の6日間旧JR手宮線跡地で、夜間様々なイベントが行われるという。北海道は、9月末まで緊急事態宣言下にあって、自粛疲れの真っ最中。事前の新聞や会議所の情報によれば、フォトコンテストがあるとか。写真をLINEに投稿する形式らしい。これは何としても撮りに行きたいものだ。
イベントには、夜のトロッコ乗車体験も含まれていたが、緊急事態宣言が、9月末まで延長されたことによって、トロッコ乗車は中止。メインは、旧手宮線の枕木を鍵盤に見立てて、光と音と映像の空間体験、いわゆる「インスタレーション」を経験してもらうことだとか。聞きなれない言葉が…
<インスタレーションとは? PC国語辞典から>
一言でいうと、展示空間を含めて全体を作品とし、見ている観客がその「場」にいて体験できる芸術作品のことをいう。「インスタ」はよく聞くが「インスタレーション?」とにかく百聞は一見に如かずだ。
18日(土)と20日(祭)の二日間撮影に行ってきた。二日間ともに、JR小樽駅前の中央通りから入って、小樽文学館横のメイン会場を往復。
色内驛横のスクリーンに映し出された「手宮線」の説明。手宮~札幌~幌内を結ぶ、幌内鉄道は「新橋~横浜」「大阪~神戸」に次いで、日本で3番目に敷かれた鉄道と言われている(異論もあるが…)。
線路の両側に電球が灯っている。小樽駅前の中央通り側から、メイン会場のある日銀通り方向に向かう。
次々と、線路内で記念写真を撮る人が来る。
途中で、今来た中央通り側を振り返ってみると、線路わきのマンションの窓明かりが、いいアクセントになっている。
ちょうど半分ほど来たあたりには、イベントのパンフレットや令和元年に、日本遺産に認定された「炭鉄港」の冊子が置かれていた。
ローアングルで狙うカメラマン。中央の明かりが集中しているところが、本部席があって、PC操作で、スクリーンの画像や音を映し出している。
本部前を通り過ぎて、日銀通り側から撮影。子供や大人も枕木に設置された鍵盤を踏んで、色と音を楽しんでいる。
日銀通りからイベント会場を見る。
同じ位置の道路1本向こうには、旧日銀小樽支店(現日銀金融資料館)の建物がある。左上の青い色は信号機の青。この日銀は、オマケのカット。さて再びメイン会場へ。
メイン会場寄りに進んでみる。かなり見物人が集まってきた。なるべく近づかないように、蜜を避けて撮影。
人がぞろぞろ数珠つなぎで…ゾンビか?いやいや3~4人だが、カメラのライブコンポジット機能(明暗比較合成)撮影しているからだ。露出1秒を約20コマ連続撮影、それをカメラ内で1枚の画像にする。
上と同じ手法で撮影しているが、PCソフトで露出アンダーに補正すると、ゾンビのような影がなくなった(笑)。
表題に掲げた画像だが、ライブコンポジットで、20秒ほど露出。運良く駅にたたずむ二人が動かなかったので、くっきりした。スクリーンの画像は、重なり合ってよくわからない。
さて、手宮線をもと来た中央通り方向に戻る。少し戻ったところで振り返ってパチリ。黄色い線は、日銀通りを走るバスの窓明かりの光跡。赤い線は、海岸方向に下るタクシーのテールランプの光跡。
さて、メインのインスタレーションを体感し終わって、JR小樽駅で自宅に戻る間に、中央通りで撮影したカットを数枚紹介。
明治眼科の庭のサクラは、葉がかなり紅葉している。
午後7時数分前、小樽駅改札を出て旧手宮線イベント会場に向かう際に1枚。この時間すでに真っ暗だ。
途中都通商店街の入り口には、商店街開基100年を記念したクールチョイスイメージキャラクターのポスターがあちこちに貼られている。クールチョイスって何だ?
「COOL CHOICE」は、CO₂などの温室効果ガスの排出量削減のために、脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買換え」、「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など地球温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」をしていこうという取組とのこと。日本語で言えよ、くそったれめ!(失礼)