<8月下旬、北海道新聞に大きく報じられたコアップガラナの記事>
北海道限定販売のコアップガラナについての記事が、北海道新聞で報じられました。道産子にはなじみのある炭酸飲料であっても、本州の方には、それな~に?と思われるかもしれません。しいて言えば、コカコーラと同時に売り出されたDr.Pepper味に近いかもしれません。と言っても、個人差のある味覚を文字であらわすのは難しいですね。Dr.Pepper知らない?今見掛けないもんね。
<コアップガラナとは?>
昭和30年代前半、コカコーラ社の日本市場参入に危機感を持った日本の飲料メーカーが、対抗商品として全国統一銘柄を作ることを考えたのが「コアップガラナ」でした。
世界的にコーラが飲料市場を席巻する中、唯一ブラジルではガラナの市場に食い込めなかったと言われています。ガラナはアマゾン川流域に自生する木の実で、滋養強壮剤としても知られています。それを原料にした炭酸飲料がガラナでした。
日本では、当初舞妓の姿を模した瓶ガラナでしたが、本州では残念ながらコーラに対抗できず、ガラナは普及しませんでした。ところが、北海道ではコカコーラの上陸が、本州よりも3年ほど遅れたために、その間に道民の間に、コアップガラナが普及していきました。コアップとは、協力して上を目指すという意味。
その炭酸飲料の味については…昔よく見かけたDr.Pepperよりもまろやかな、甘みのある…味音痴の私には、上手く説明できません。
昭和30年代発売された瓶型のコアップガラナ。瓶裏面の注書きには舞子の立ち姿が描かれている。小樽市内では、運河そばの運河プラザで販売されている。230ml瓶ガラナ1本、130円で数円のお釣りが来た。
小樽市内では、瓶ガラナの自販機を目にしたことがないし、運河プラザ以外で目にしたこともありません。
画像は「北海道マガジン社」による。実に多種多様なガラナがある。
瓶ガラナは、工場が道南の七飯町にある「小原」以外は見た事がありません。もちろん小原のコアップガラナは、500ml、1.5lのペットボトルも製造しています。他にキリンも各サイズを出していますが、自販機で目に付くのは圧倒的にキリン製です。キリンの自販機が多いこともあるので。特にJRの駅ホームに多いです。
コンビニでは、北海道内で店舗を広げるセイコーマートが500mlのペットボトルの「セイコーマートガラナ」を販売しています。
小樽商大の学園祭でゼミ生が販売していた本場ブラジルから輸入した缶ガラナ。このゼミの学生は例年先生の似顔絵とブラジル国旗模様を出店しています。
キリンの自販機。500mlのペットボトルが150円、350mlの感が120円。
リボンナポリんは、今も販売されているんですね、「リボンちゃ~ん」というフレーズが有名でした。昔ナポリンを買うとおまけについてきたコップが我が家に5-6個ありましたが、壊れやすく、今では、2個だけ残ってます。リボンが出しているガラナは「ガラナスカッシュ」です。普通のガラナより発砲のシュワ~感が強いかも。
あれれ、ナポリンも、スカッシュも北海道限定でしたか。
サッポロファクトリーのイルミネーション撮影時に飲みました。
もう一つ忘れてならないのは、「北乃カムイ」ガラナです。北海道発のバーチャルアイドルと言うと、初音ミクにかないませんが、ラジオを番組を持つ北乃カムイがいます。道内苫小牧しに工場を持つ飲料・食品メーカー「丸善市町」が販売するガラナ、同社は、同じく「ガラナエール」も販売している。う~ん、納豆3個で300円は、チョイ…
最後の画像は、市内大手スーパーの飲料コーナーを撮影したものです。キリンガラナと小原のコアップガラナは、ほぼ同数、右上のリボンナポリンが、ガラナより売れているようです。
セイコーマートのガラナ。1本100円(税込み)。昨日飲んでみましたが…甘みが後を引くようで…、あくまでも個人的な印象です。
北海道に旅行等で来た際には、ぜひ試飲してみてください。癖になるかも…。