<H16年1月 支笏湖氷濤祭り カラフルにライトアップされた氷のオブジェ>
依然コロナが猛威を振るう中、我が国でもやっとワクチン接種がはじまりました。今後、医療従事者、持病のある高齢者等の順で、逐次接種が進むと思われますが…。コロナ騒ぎの終息への第1歩を踏み出したというところでしょうか。
さっぽろ雪まつりや小樽雪あかりの路など、ほとんどの冬のイベントが中止になる中、規模の縮小、三密回避に留意しながら開催される冬のイベントも、いくつかあります。前回取り上げた層雲峡氷瀑祭りとともに道内3大氷雪祭りのイベントと言われる「支笏湖氷濤(ひょうとう)祭り」です。期間及び時間短縮、飲食・休憩所の廃止、一部氷の施設中止など、コロナ対策をとったうえで、開催に踏み切ったようです。
なお、このイベントについては、JR札幌駅発着のツアーバスが出ており、これを使うのが便利。H16年、17年、H28、31年と都合4回撮影に行っておりますが、いずれもツアーバスを利用しました。今回は、古い画像を含め紹介いたします。
H31.2.14 PM5:15頃の支笏湖 遊覧ボートの艀は、ご覧の通り分厚い氷で覆われている。どれだけ寒いかわかると思います。
H28年開催時の、会場前に設置された案内板。その年によって氷像・氷柱は異なりますが、令和3年は、売店、休憩所、リンク、スライダー等は設置されていないようです。
四方八方カラフルにライトアップされた氷のドームやオブジェが立ち並び、目移りしてしまう。
「苔の洞門」を模したトンネルが続く。
苔の洞門は、樽前山の噴火活動によって生じた溶結凝灰岩が、土石流によって次第に浸食されることで作られた回廊状の涸れた峡谷です。エビゴケやエゾチョウチンゴケをはじめ80種以上のコケが密生している姿は幻想的で美しく、学術的にも貴重です。氷濤祭りの会場から車で20分ほどの、湖畔にあります。
<苔の洞門参考写真 H27年7月撮影>
詳しくは2009.7.18付けブログ「支笏湖国民休暇村に行く」参照のこと。なお、撮影時も危険なために、洞門入り口に作られた見学用台からしか見ることができません。現在は岩盤崩落や大雨による損壊事故が続き、立ち入りも近寄ることもできません。
氷のドーム苔の洞門を先に進むと、北海道で獲れる魚の氷の水族館?があります。何分似た魚が多く、魚名まで分かりませんでしたが…
近年は、魚名の書かれたタグも付けられるようになりました。
天空回廊から会場内を見渡すと…
会場入り口近くで見かけた吊るし雛風の…サンキャチャー?よくわからないけれど下からライトが当たり、風に揺れてゆらゆらととてもきれいでした。
これが氷のシャンデリアですね。
氷でできた火鉢のような…最近はアート的な氷のオブジェも増えてきました。
教会のようでした。天井から鐘が吊られていて、ひもを引くと鐘が鳴ります。手前の黒い影は、ローアングルから撮影している奥の女性の友人でした。
外側がらせん状になていて、上に登ることができます。ドーム内はパネル写真が飾られています。
高いところからライトアップされたカラフルなオブジェが見ごたえあります。
なお、次回は過去の作品から、「小樽雪あかりの路」の画像を紹介したいと思います。