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Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
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釧路湿原の樹氷

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                             <金色に輝く樹氷 釧路湿原展望台にて>

 

相変わらずコロナ騒ぎが続いており、外に出る機会もめっきり減りました。テレビニュースで、時折映し出される大通公園のイルミネーションを見る都度、撮りに行きたい衝動にかられます。でも、それって不要不急の外出になると、家内や娘たちに止められてしまいます。

最新画像によるアップが無理であれば、旧い在庫を探すしかないか。と言うことで、前回に続き樹氷を取り上げます。過去冬期間に、釧路湿原には何度も撮影旅行に行っており、樹氷に関する画像も結構あります。なお、ウィキペディアによれば、樹氷は、霧氷のうちの一つで、樹氷、粗氷、樹霜の3種類に…分かれ云々とあります。難しいことはさておき、ひっくるめて取り上げたいと思います。

 

☆釧路湿原展望台へ(H21.1.28撮影)

 


夜明け前に釧路湿原展望台に到着したときには(午前6時20分頃)、あたり一面霜が降りて(樹霜)いる。多分氷点下20度を下回っていると思われる。カメラ(CANON EOS 40D)のシャッターが切れない、バッテリーがすぐあがる等のトラブル多発。仕様では氷点下20度までの耐性はあるようだが…。さっそく持参のカイロをボデーのあちこちにペタペタ。手拭いで覆って、ご覧の通り頬被り、やっとシャッターが切れる。(H21.1.28撮影)

 


6時30分ころ、展望台の後方から、陽が上がり始めた。後ろを見ると、林の枝々が金色に染まり始めた。

 


これぞまさに金色の樹氷。

 


釧路湿原が金色に染まりつつある。陽がもう少し上がれば、手前の影も金色に輝きそうだ。(撮影日H21.2.11)
<参考>この画像は、H21.3Freeml(GMOの写真交流サイト)冬のハッピーフォトコンテスで「第1位 釧路湿原の朝」となり、当時発売されたばかりのソニーのブルーレイディスクデッキ(10万円相当)を頂きました。デッキとの相性も考慮して、テレビをブラウン管からソニーの液晶TVに買い替え。TV・デッキともに、10年以上故障一つなく、今も活躍中。

 


釧路川河畔の樹氷も金色に輝きました。川からは気嵐が立っています。

 

 


陽が上がり始めると、両岸の樹氷が金色からピンクに変わりました。

 


釧路川のボート引き込み場所に写り込んだ真冬の桜。桜でないのは一目瞭然ですが…
<参考>ハートンホテルフォトコンテスト2010 最優秀賞「真冬に桜?」

 


陽が高くになるにつれ、両岸の樹氷は本来の白に戻ります。

 


陽が少し高くなって、色は消えましたが、樹氷は快晴の空をバックに、美しさを増しました。なお、釧路川は、上流で出来た氷塊が流れて来ますが、時折カーブで、岸に衝突し、その都度、「ドーン」と大きな音を発します。このまま川から海に流れ出したのが流氷ですが、海に出るまでにほとんどが砕けて、解けてしまいます。

 


川辺の樹氷はそのままですが、気象条件によっては、ダイアモンドダストが見られます。ダイヤモンドダストはいつでも見られるわけではありません。気温が氷点下15度以下、天気の良い早朝、無風であることなどが条件です。画像の粒粒がダイヤモンドダストです。

 


バックは林ですが、あえてマイナス補正して、見えやすくしました。

 


釧路川の川べりには、雑草に霧氷が重なり、足元に氷の輪ができるという珍しい現象が見られます。

 


上の画像と同じ現象です。

 


釧路市湿原に来る途中の塘路湖湖畔で、見たボートの浮き球とロープに、霜がびっしり付着。浮き球は、まるでハリネズミのようだ。

 

☆弟子屈町の川湯温泉(H22.2.9撮影)

 


さて、釧路湿原から幾分北上して、摩周湖の麓にある弟子屈町の川湯温泉にやってきました。この辺りは温泉の吹き出しがあちこちにあって樹氷が発生しやすい場所です。温泉の湯気が冷たい空気に触れそれが周囲の樹木や物に触れると…

 


これが樹霜ですね。

 


青空に映える樹氷。

 


川湯温泉では例年1月下旬からの約1か月間ほど「ダイヤモンドダスト in KAWAYU」というイベントを行っています。氷点下15度以下の夜に、画面中央の金属ドームで、人工的に、ダイヤモンドダストを発生させます。

 


人工的に作られたダイヤモンドダスト。

 

☆屈斜路湖湖畔(H22.2.10撮影)

 


湖畔の波打ち際には、押し寄せる波が凍って、ひも状のラインになった。奥に白鳥がおります。

 


拡大してみると、繰り返し押し寄せる波が凍って、不思議なラインになった。

 


さらにその一部を切り取ると、氷の塊同士がくっついて…不思議な形に

 

なお、撮影日については同じ個所に数回にわたり訪れており、画像は数年にまたがっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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