<メルヘン広場の中央に置かれたアーケード「おたるふうりん通り」(8.13PM7:40)>
11月も下旬に入り、道内あちこちで雪が降り始める季節になりましたが、新型コロナウイルスの勢いはますます広がり始めました。下旬の3連休を前に、感染者数が道内でも連日200人を超えという異常事態。Go to トラベルやイートの開始で、北海道と他県との人の行き来が原因の一つともいわれています。
今年2月に始まった、このコロナ騒ぎで、小樽市内でも各種お祭りやイベントのほとんどが中止となりました。一部に三密を回避するように工夫した代替イベントも行われましたが…。今回は小樽市内の代表的なイベントについて、過去の事例を挙げつつ、代替イベントを紹介いたします。
☆小樽住吉神社の例大祭は、明治、大正時には、函館、札幌とともに北海道三大例大祭と言われました…。出店約150店を数え、百貫神輿が練り歩くさまは壮大でした。その祭りも、コロナ騒動には勝てず、今年は中止のやむなきに至りました。なお、神輿渡御、出店などコロナ拡散の懸念ある行事は中止ですが、一部行事は、縮小の上行われました。
かわって、花手水が、7月4日から10月まで、行われました。
本祭7月15日午後6時、百貫神輿御幸渡御、本殿を出て参道を下りる。(2017.7.15撮影)
百貫神輿は、住吉神社前の国道5号線を一時ストップして、住吉町方向に向かう。
参道の両脇、参道と並行する住之江町の坂道にも出店がびっしり。(2019.7.15撮影)
祭典が中止となり、代わって市内生花店の協力により、7~10月の間「花手水」が行われました。手水鉢に浮かべられる花も10日間ごとに入れ替わるものでした。(7月16日撮影)
神社社務所横の包丁塚後方に、新しく鳥居が作られ、手水鉢横に出ます。
(8月6日撮影) 花はアジサイかな?
これも同じ日に撮影
周囲には風鈴が飾らえていました。涼やかな音色を奏でてました。(8月6日撮影)
9月16日撮影 リンゴも仲間入り
☆「おたる潮まつり」(2020年7月24日~26日予定)も中止となりました。第3埠頭を会場に、今年で54回目となるはずでしたが、花火大会を含め、すべての関連行事が中止となりました。
昨年第53回目の「おたる潮まつり」のポスターですが、花火大会も協賛行事である「小樽がらす市」も、今年は中止となりました。
神輿宮入の画像ですが、人出のすごさがうかがえると思います。2016年には3日間で126万人の人出があったと言われています。最奥は、JR小樽駅です。
第3埠頭の会場で行われる「YOSAKOIソーラン」演舞(1時間30分)が大好きで、毎年撮影に行っておりす。
祭り会場内のカーブミラーに会場全景が写り込んでいました。
メイン行事の一つ、「潮ねりこみ」は88梯団約6000人(2019年第53回祭り)の踊り手が、花園町グリーンロードから会場までの約1.5㎞を、潮音頭にあわせ行進します。
会場周辺には約120の出店・屋台が並ぶ。
旧JR手宮線で行われる共催行事「小樽がらす市」も、人気行事の一つ。
☆例年8月上旬に、小樽観光街であるメルヘン広場と堺町通りで行われる「小樽堺町ゆかた風鈴祭り」も中止となりました。土日の二日間にわたり、様々なイベントが行われます。
広場に作られた簡易ステージでは、スイーツの早食い競争、バンド演奏、浴衣コンテスト、風鈴コンテスト
などさまざまな競技が行われます。
2019年には、小樽太夫の花魁道中もありました。
堺町通りを歩く女性も、この日は浴衣姿の男女が多く見られました。
各種イベントがほとんど中止になる中で、風鈴アーケードだけがメルヘン広場の隅っこに、申し訳なさそうにおかれていました(2020年8月9日撮影)。コロナの緊急事態宣言が解除された後、徐々に観光客が戻り始め、メルヘン広場も賑わいを取り戻しつつある中、観光客の人気を集めたのが、風鈴アーケード。
風鈴アーケードも、広場の中央に移り、記念写真を撮る観光客が続出。
夜間も、周辺のガス灯に照らされ、風鈴の音色に誘われる人が三々五々。
コロナの影響で中止となったイベントはまだまだたくさんあります。小樽ワインカーニバル、小樽アニメパーテイー、浅草橋オールディーズナイト等々、次回以降に紹介します。