<積丹ブルーの海を遊漁船が通る>
前回のブログ「10万本のひまわりを撮りに赤井川村へ…」の続きとして、9月7日に訪れた積丹の島武意と日司漁港の画像を紹介いたします。赤井川村からは冷水峠の新道を通って、国道5号線に出ます。あとは余市のニッカウィスキー工場の前を通り、古平町、積丹町(美国町)に向かいます。今は鮭の産卵期で、古平川の両岸及び前浜には、遡上する鮭を釣り上げようと、大勢の釣り人が集まっていました。
鮭釣りを横目に美国町の美国漁港に行きます。岸壁で、干物売りの名物オヤジを冷かしてから…
(注)積丹町は、美国、余別、入舸(いりか)の3町村が合併してできた町です。
おや、干物売りのオヤジがいない。お客らしきカップルがうろうろ。聞くと、自宅にイカの干物を取りに行ったとのこと。5分ほど待つと、干物をたくさん抱え、戻ってきた。「コロナ騒ぎで、観光客が減少、おまんまの食い上げだ、あはは」と…
さて美国漁港を後にして、国道293号線(MAPの青い線)を進み、途中で道道913号線(MAP黄色い線)に入り、婦美方面に向かいます。
まず目指すのは、MAP上のトンネルの先、島武意(しまむい)です。日本の渚100選にも選ばれた、有名地です。
島武意に向かう途中の道端でキタキツネに遭遇。物欲しげな顔をしていますが、食べ物を与えるのは厳禁です。食べ物がもらえないと思ったのか、繁みの中に、こそこそと。
本当にもらえないのかな、あきらめきれない様子。葉陰から、こちらを見つめダメかなという表情、やがて奥に消えてしまいました。
駐車場に車を止めて、70mほどのトンネルを抜けると、そこは別世界。このトンネルは、明治のころ、浜で獲れた鰊を、人が担いで運ぶために掘削したものだそうです。
展望台から眼下に見える積丹ブルーの海。日の当たり具合や潮の流れ、あるいは季節によって、海の色はさまざまに変化する。
おなじ展望台から見ても、目を少しずらすと…本当にブルーの海
この日は30度を超す蒸し暑さ。外国人夫婦が渚を眺めてため息をついていた(と思う)。
展望台から100mほど絶壁をくねくねと降りると浜辺につきます。10数人の若者たちが渚で遊んでいました。
<参考>夏の間は穏やかな積丹ブルーの海も、冬は一転大荒れの海となる。岩の中央は、赤い標識灯だが、冬はモノクロの世界になる。
島武意の駐車場から、海の方向に車で15分ほど進むと、そこは釣りスポットとして有名な日司(ひづか)漁港です。
赤さびた装置ですが、これは漁船を修理エリアに運ぶ装置なんです。冬期間は潮風が強く、鉄はすぐ真赤に錆びてしまいます。
陸揚げされて塗装された漁船を見上げる老漁師。その右には未塗装の漁船が放置(?)されている。
陸揚げされた漁船と浮き球。ぽつんと黄色い浮き球が1個。ひときわ目立つ。
そのすぐそばには、潮風で錆びれたエンジンが放置されている。
なお、日司漁港そばには、グルメ雑誌でも取り上げられる、海鮮丼を食べさせる超有名な、飲食店「みさき」があります。グルメでない私は、素通りです。もったいないって?山奥育ちの私には、魚介類よりも、山菜のほうに目がないのだ。