9月16日(土)岩見沢百餅(ひゃっぺい)祭りを写友と撮りに行ってきました。直径2.1mのうすに60㎏の地元産の餅米を入れ、約200㎏の杵で、5mの高さから杵を落としてつくさまは、まさに豪快の一言に尽きます。祭り期間の3日間で延べ7回、420㎏の餅をつき、約1200食のお汁粉にして観客に無料でふるまわれます。昭和58年、街の活性化事業の一環として発足しましたが、岩見沢市開基「100年」を迎えた年であったこと、100歳まで長生きするようにと、願いを込めて「ふるさと百餅祭り」と名付けられました。
岩見沢市内近郊には、絵になるところが多々あります。鉄道・炭鉱関連遺産やバラ園、公園などですが、今回は「玉泉館跡地公園」を先に訪れることにしました。明治37年から昭和54年まで温泉旅館「玉泉館」の庭園として市民に親しまれていました。鉱泉に含まれるメタンガスと共に、お湯が玉のように吹き出るということから名前が付けられました。餅つきが午後4時開始と言うことなので、午後小樽を出て当別、北村経由で向かいます。途中の景色を見ながら…
当別を出て橋を渡ると田園地帯が広がり、米が黄金色の輝いています。それに魅入られ寄り道です。
豊作の予感。バックのポプラ並木も美しい。まさに「でっかいど~、ほっかいど~」
幅1間ほどのあぜ道がどこまでも続く。
少し進むと突然のひまわり畑。
「でっかいど~ほっかいど~」その2 多分肥料用のひまわりでしょう。雲もきれい。
新篠津村から岩見沢市に入るとすぐ見えろこの風景。大沼と言いますが、石狩川流域には三日月湖が無数にあります。ワイドレンズでデフォルメしていますが「でっかいど~ほっかいど~」その3
細い川のそばに建つ表示板には「幾春別川」のもじがみえます。由来はアイヌ語ですが、空知管内に育ったものには即炭鉱を思い出します。
細い幾春別川の土手にはポプラ並木が美しい影を描いている。
さて玉泉館跡地公園に入ると…
少し紅葉の気配が感じられます。
庭園中央の池には蓮の葉がいっぱい。白い蓮もちらほら見えますが、時期が過ぎているせいか、アップにすると、傷みが目立つのでモノクロで撮りました。
中央に見えるのが茶室「玉泉庵」
散策路にも紅葉の気配。
モミジが1枚落ちていた。クローバーの影と、赤とんぼが夏の終わり、秋の始まりを物語っているみたい。
さて、百餅祭りの会場へ…大臼&杵の餅つきは午後4時からなので、それまで屋台をぶらり。
会場近くの商店街では、子供達の踊りが始まっていました。
子供のポシェットがよく似合う。
なんと、麻雀で言えば、三色同順。ん、わからない?いいんです、ピンクが三つそろったと言うことで、
此方は親子で、同じ柄
さて午後4時になり、おおきな櫓のそばで、開会式が始まりました。次いで餅の付き方の説明や臼の引き下げの注意事項が説明されました。若衆と呼ばれる男女若者達が櫓の下に集合です。
女若衆と呼ばれる中に美人発見。
ここで全体の風景を紹介しておきます。左右から一般市民の引き手が合図とともに4の本ロープを、一斉に引いたり、離したりして、大臼の中の餅を搗きます。
画像の出所=岩見沢観光協会百餅祭り公式HPから
餅搗き開始前に、蒸した餅米が若衆によって運ばれてきます。音楽に合わせて踊る格好がユーモラス。
こちらは搗き方の女若衆(もと若衆も含む)も、リズムに合わせて…
杵を引いて高く持ち上げ、次いで合図とともにロープを放すと、ドス~ン、これを何度か繰り返し…
搗いた餅を捏ねます。
あとはその場で、若衆達が餅を丸めてお汁粉用にします。お汁粉は無料で振る舞われますが、ロープの引き下げに参加した市民に優先的にチケットが配られます。一般市民は無料配布所に並びますがすでに長い行列ができておりました。