2016年漫画大賞となった「ゴールデンカムイ」
前々回のブログ「おたるの夏はまだまだ暑い~イベントは続くよ」では、7月中旬に行われた三つのイベントを取り上げました。今回は7月下旬から8月にかけて行われたイベントを取り上げます。
☆アニメの中の小樽~『ゴールデンカムイ』について
漫画の中で小樽の街が描かれたものは『最終兵器彼女』が有名ですが、この『ゴールデンカムイ』にも日露戦争(明治38年)後の小樽の街が頻繁に登場します。作者は北広島市出身の野田サトルさんで、今年の3月に書店員が選ぶ「漫画大賞2016」に輝きました。日露戦争後の活況に沸く小樽が生き生きと描かれ、加えてアイヌ文化をアイヌ民族の視点から丁寧に描いた点が高い評価を得ました。
小樽総合博物館では、「ゴールデンカムイ」に登場する明治期の小樽やアイヌ民族の文化を中心に、全国唯一の展示会が行われています(7月23日~9月25日) 。早速初日に行ってみました。
アイヌ民族の資料と共に漫画の一部が展示されている。
週刊ヤングジャンプ(集英社)で2014年から連載され、現在単行本は7巻まで出版され、8月中にも第8巻が出る予定。
入船町から見た光景として、小樽の街並み、港湾が描かれている。
登場人物には小樽ゆかりの新撰組2番隊長で実在の「永倉新八」も登場する。なお永倉新八については、ひ孫の杉村和紀氏のトークショウを当ブログで取り上げています。(2014.12.13付ブログ「小樽アニメパーティで街興しを…」後半、中半ではアニメ「最終兵器彼女」についても掲載)
小樽の街並みが頻繁出てくる。
明治13年全国で3番目に小樽(手宮)~札幌間に鉄道が敷かれた。実際の写真に基づき忠実に描かれている。
この写真は明治中頃の現在の入船高架橋あたりと思われる。画面左の石造りの商店に注目、瓦屋根の袖が張り出しているのがわかる。これは防火用に作られた「うだつ」である。費用がかかるために、かなり裕福な家でないとうだつは作れない。そこで「うだつが上がらない」という言葉のルーツになったようだ。
このほか漫画ではアイヌ民族の風習・生活などが丁寧に描写されているコマがたくさん出てくる。今回はかなり端折りましたが、機会があれば小樽総合博物館の展示コーナーを見てください。
☆笑いは万病を治す薬である~宝来ひょっとこ踊り
7月24日(日)小樽市能楽堂で開催されました。当日潮祭り50周年記念行事の「市民フェスタ」とかさなり、限られた時間の中で見てきました。
おかめとひょっとこの掛け合いが面白い。
とことん踊り、お手もヤン、秋田大黒舞と続きますが、踊り子が前年にくらべ少ないような気がします。もっと大人数で演舞していたような…
やっと3人組が出てきましたが…どうもきちっと決まらない感じがします。指の動きがバラバラで、練習不足のような…
やっと5人がそろいましたが、決めポーズが不一致、聞くところによれば前年に会員が半分近く入れ替わったとか…
小1時間ほど見て、サンモール一番街で行われている潮祭り50周年記念行事「市民フェスタ」に戻りました。
☆ゆかた美人全員集合~第7回堺町ゆかた風鈴祭り
8月第1周の6日(土)~7日(日)の両日、メルヘン広場を主会場にゆかた風鈴祭りがおkなわれました。我が家と会場とは50mも離れておらず、アナウンスや音楽が盛んに聞こえてきます。さっそくカメラ片手に覗いてみることにします。このところの好天と言うか蒸し暑さの中、汗を拭きながらシャッターを押しました。
なんせ蒸し暑く、日差しがきつい中での撮影、途中で何度も自宅へリタイア
御夫婦でゆかたコンテストにエントリーされたようです。
ルタオの女店員さん半分日差しを避けながらチョコレート菓子の宣伝をしていました。堺町通りを運河方面に歩いてみましたが、浴衣姿の女店員は去年よりも少ない感じ。ルタオ以外では、道行く方を除けば見当たらない。ゆかた祭りなのに…地元商店の協力度合いの低さが気になりました。
道行く人にはゆかた姿もちらほら、
祭り二日目午後1時頃、神輿が戻ってきました。これから餅まき(実際はお菓子)、そしてお宮入りの儀式が始まります。暑い日差しの中、担ぎ手は全員玉のような汗をかいていました。
神輿の上で実行委員長が音頭をとります。
お神輿が珍しいのか東南アジア系の外国人が、担ぎ手と並んでパチリ。一緒に並んだオヤジはサングラス美人にどぎまぎして、一言も発せず、緊張している様子が、かえっておかしい。
やっとゆかた美人に出会いました。