<プロ仕様のカメラで、こんな画像とってりゃ世話ないよと言われそう…サッポロファクトリーの『ツリー花火』なんちゃって>
今回は多少カメラや撮影技術などの話が中心ですが、それらに興味のない方は画像だけを拾い読み(見る)してください。絵になえる画像を何カットかアップしておりますので…
さて、CANON×東京カメラ部の「CANON EOS 7D MarkⅡ」モニターに応募していたことなんぞすっかり忘れていた頃に、当選通知が着てびっくり。今だかつて「抽選」というものに応募して当たったためしがないもので(宝くじの末等300円を除く)…。とかくモニターに当選し、レポートをきちんと出していると、その製品が貰えるという思いが、応募の動機でした。考えてみりゃ、15万円もするカメラ(ボディのみで)呉れるはずがないよね。
残念ながら、モニター期間終了後は返送することが条件、おまけにこまごまとした条件があって…面倒だと思いつつ、使ってみることにしました。今回の機材「EOS 7D MarkⅡ」については、現在私がメインカメラとして使っている「EOS 70D」と大差ないだろう程度の知識しかありませんでした。
同封されていた実用例写真集には、16名の鉄道写真家、動物写真家、スポーツ写真家の実例写真が載っています。いづれも動感のある一瞬を切り取ったもので、7D MarkⅡの機能を最大限活用したものです。う~ん、わたしゃ、プロの写真家じゃないし、ましてや激しい動きのあるシーンの一瞬を切り取る場面に出逢うなんぞ皆無に近いし…
と思いつつ、先ずは使ってみることとしました。試用期間は12月16日から年明け1月15日までです。この間に「5点の作例+コメント」を提出する義務があります。
送られてきた「借受書、モニター契約書など」、読むのも面倒ですが…一応は目を通さないと…
送られてきたのはボディのみ、レンズ(EFS17~85㎜)は自前のものです。外観はEOS 70Dとほぼ同じ。
<<EOS 7Dの主な仕様>> ( )内は私のメイン機材EOS 70Dの仕様
☆素子:CMOSセンサー 2020万画素 (同じ)
☆ファインダー:視野率100% (98%)
☆高速連続撮影:秒間10コマ (7コマ)
☆重量等 910g 148(幅)×112(高さ)×78(奥行)mm (755g 139×104×78mm)
☆モニター画面 固定式 (可動式)
☆販売価格 ボディのみで17~20万円前後 (11~13万円前後、現在はもう少し下がっているかも)
☆使用感や気が付いた点については最後にまとめてレポートすることとして、小樽運河と札幌のイルミネーションを撮影しましたので先に、その写真をアップしておきます。札幌のイルミネーションについては、23日(祝日)に孫たちを連れて買い物&ファクトリー・大通へ行ったときのものです。
小樽のメイン商店街「花園一番街」、日曜日の夕方、ほとんど人通りがない。それにしてもさびしい限り…画像はややHDRアートっぽい気がするけれど…(EOS7D 絞り優先F4.0 1/40 +1補正 ISO自動400)
雪の日の小樽運河、PM1:30頃ですが、雪の日は、北国特有のこのように重苦しい雰囲気です。(EOS 7D 絞り優先F5.6 1/250 ISO自動100)
赤い丸ポストが珍しいのか、盛んにシャッターを切っていました。東南アジア系の外国人のみならず、日本でも珍しいのですかね。小樽市内は半分近くが丸ポストなので、これが当たり前と思っていますが…(EOS 7D 絞り優先F5.6 1/125 ISO自動100)
小樽青の運河 撮影後にモニター画面で見たときは、青のLEDがかなり赤っぽくて、嫌な感じがしましたが、PCの取り込むと、赤っぽさが消えました。(EOS 7D 絞り優先F5.6 1/40 ISO自動6400) なお、モニター画面は、Wide 3型 104万ドット(70Dと同じ)
さて、再度サッポロファクトリーと大通公園のイルミネーション等を撮ったので、その一部を紹介します。勿論カメラは、モニター機EOS7D MarkⅡです。
ファクトリーのツリーのあるアトリウムの奥から、中庭(旧サッポロビール工場跡の煙突が見えます) をみたものです。イルミネーションは窓ガラスに映り込んだ虚像と実像が入り混じっています。(EOS 7D 絞り優先F6.3 1/15 ISO自動250)
孫娘をツリーの前に立たせて内臓ストロボ1発。同時にズーミング。(EOS 7D SS優先1/10 F6.3 ISO自動400)
標題画像の縦バージョン、花火に見えませんか?ツリーの赤いオーナメント(飾り)を画面の中央に配置して、スローシャッターを押すと同時に、カメラを回転させながらズーミングしました。(EOS 7D SS1/8 F5.0 ISO自動125)
前々回ブログで「クリスタルリバー」をアップしましたが、わかりにくかったと思います。横後方から見るとこういう風になっています。仮設展望台に孫と上がりたかったのですが、一組づつしか上がらせないので、時間がかかり、長蛇の列をなしていました。多分順番が来るまで30分以上待つことになると思い断念。(EOS 7D 絞り優先F5.6 1/60 ISO自動1000)
ミュンヘンクリスマス市で、ジジにチョコを買ってあげるネと言って、ポーランドの土産品店でチョコを選ぶ孫娘と家内。(EOS 7D 絞り優先F5.6 1/60 ISO自動6400)
北洋銀行前のイルミネーションを眺める二人。銀行のガラス窓には来年3月開業予定の新幹線のイラストが見えます。(EOS 7D 絞り優先F5.6 1/50 ISO自動2500)
JR札幌駅地下街のレストランで夕食、待ち時間中に家内のスマホで、遊ぶ孫娘。(EOS 7D 絞り優先F5.6 1/13 ISO自動6400)
☆使用後の感想等をランダムに上げておきます。
1 EOS 70Dに比較して一回り大きく、重たくなったようで、体力に劣る私にとっては使いづらくなった感じがしました。
2 カメラ裏面のモニターが可動式でないために、ローアングルでの撮影が難しい。
3 カメラからPCに画像を取り込むと、ファイルの番号が、通常「IMG_0001」(カメラによっては最初の4ケタの記号が異なるケースがある)から9999まで連番となりますが、EOS 7Dの場合、001~の3ケタの数字で、日にちごとに001から始まります。同じ番号が出そろうと、ファイルが混乱しそうで…なお、手引を見ると、IMG_0001~空に変更可能とありますが、何度試しても、最初の4ケタ文字なしの001から始まってしまいます。手引きの読みもれかな?
4 モニターに表示されるメニューの切り替えが複雑&手数がかかる。説明しづらいので省きますが、急ぐときはいらいらしますね。
5 画像の仕上げについて、70Dでは「クリエイティブフィルター」で7通りの仕上げが、撮影後に可能ですが、7Dの場合は、HDRモード→仕上がり効果→絵画調、グラフィック調、油彩調、ビンテージ調の中から事前に選んで、シャッターを切ります。事後処理か事前処理かの違いで、一概にどうこう言えません。
6 ISO感度をオートにする場合、ノイズ等の点から予め最適範囲が決められていますが、70Dでは「100~6400」でしたが、7Dの場合は「100~10000」までに広がりました。
そのほか使っていればいろいろと利点・欠点が見えてくるのでしょうが、何分試用期間が決められており、返却するとなれば、取扱説明書も読む気にはなれません。結論としては、プロ向けの機材であって、アマチュア向けの機材ではないような感じがします。
☆今回はメカニックな話になりましたが、次回正月明けからは、画像中心の話にしていくつもりです。
☆皆さんよいお正月をお迎えください。