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Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
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秋の気配が深まる中で~写真展巡り

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                    <後志(シリベシ)高文連写真展の展示作品からの1点>



7月から8月の上旬にかけて異常とも思うほど暑かった日々も過ぎ去り、9月にはいると朝夕の冷え込みも厳しくなってきました。北海道はもう暖房の恋しい季節です。すでに大雪山の黒岳では初雪も観測されました。とはいえ街中の木々はまだまだ緑で、紅葉するのは10月も下旬に入ってからです。

秋と言えば…天高く馬肥える秋、と言われるように収穫の秋でもあり、食べ物が一番おいしい季節です。でもグルメ音痴の私にとって、秋は天高くの通り、澄み切った青空=写真の季節あるいは芸術の秋を連想します。ということで、今回は8月中・下旬から開催されたいくつかの写真展を取り上げたいと思います。さらに次回のブログでは、芸術の秋・アートの世界を取り上げる予定です。


<道内最大の写真展・写真道展作品から>

北海道新聞社が後援する写真道展は、道内では最大の規模を誇る歴史ある写真コンテストです。今年で62回目ですから、昭和28年から開催されていることになります。コンテストは第1部=自由、第2部=観光・産業、第3部=ネイチャーの3部門に分かれ、応募総数5653点、入選数269点です。このほかに学生写真道展も同時開催さてそれぞれ、1214点の応募、入選60点となっています

8月19日(水曜)~23日(日曜)に小樽市民ギャラリーで入選作品(学生部門を含め)及び小樽市内の道展審査会員及び会友の作品が展示されました。


第1部自由の部、左が1席(文部科学大臣賞)の「Endless Love」、アルテピアッツア美唄の安田侃の作品の前で撮影されたものでしょう。


第2部観光・産業の部、左が1席(道展大賞・国土交通大臣賞)の「光の刻」、糠平湖のタウシュベツ陸橋を撮った作品。
<注:タウシュベツ陸橋>
旧国鉄士幌線が廃止され、糠平湖上にコンクリートの陸橋だけが残った。ダムの建設で湖底に沈んだが、冬期間ダムが放水され水位が下がるとこの陸橋が現れる。かなり破損が進みいつ倒壊してもおかしくないといわれている。


第3部ネイチャーの部、左は1席「一期一会 一夏の青春」


右側の全紙大の写真は、地元小樽の審査会員及び会友の写真です。


会友、審査会員の写真です。


学生写真道展の上位入賞作品です。友人・仲間たちを撮った作品が多く、和みます。


千手観音もどきで、学生ならではの作品…好感が持てます。


<第15回鉄路展>

8月31日(月曜)~9月13日(日曜)に第15回目となる鉄露展が行われました。平成25年に、鉄路の遊歩道整備のために一時中断しましたが、再開後2回目になり、すっかり小樽市民の間に「鉄路展」として定着しました。今年は我が商大の後輩「落合」君(2年生)が出品すると聞いており、期待してました。また例年出品している当別町の写真家「坂本」氏の作品にも期待大です。


先ずは鉄路展の案内板です。


落合君の作品、立て看板の表・裏にピン止めされた作品を1枚にしてみました。右上段の海沿いに立つ女性の写真が目を惹きました。


カメラのモニターを見つめる少女、彼女をもう少し中心寄りに、流木と重ならないようにすれば満点かも…。後日落合君と会った際に彼も同様な話しをしておりました。


藤女子大生の写真ですが、アートに近い作品なっています。


例によって壁一面に張られた小樽をテーマにした写真群です。


遠くからパッと見た瞬間に、当別町の坂本氏の作品とわかりました。写真の雰囲気が毎回似ているので、わかってしまいます。内側に回り込んでみると、案の定坂本氏の作品群でした。


鉄路展には多くの写真家が作品を展示しておりますが、この方の作品はふんわり心にやさしく響いてきます。偶然立ち寄ったという大阪のカメラマンも、坂本氏の作品が格段に素晴らしいと誉めていました。


全紙大の作品も結構展示されていて、目を惹きました。


<第10回後志(シリベシ)シニアネット美術展>

後志管内のおおむね50歳以上の方々で組織された会です。年1回<絵画・版画・書><写真><パソコン画><加工写真><文芸><手工芸>の六つの分野を一堂に介して作品展を開いています。


今回の展示グループ以外にもダンス、スキー、パークゴルフ、カラオケ等々さまざまな同好会があるようです。


こちらは手工芸関係作品の展示です。


やはり気になるのは写真です。FB友や小樽の写真界では名の知れた方々も数人おられました。


やはり写真の展示数が最も多いようでした。


パソコン画、加工写真と続きます。


目を惹いた写真たち。


FB友の谷村氏の作品(ラベンダーほか)も数点目を惹きました。


<後志高文連写真展>

後志管内の高校生による写真展です。各高校の写真部・サークルから611点の作品が寄せられたとのことです。全作品が展示されました。最優秀作品や上位入選作品よりも、入選に至らなかった作品の中に、高校生らしい目を惹く作品がありましたのでそちらを紹介します。


各学校別に展示されていますが、これらの中から面白い作品を数点拾ってみました。


いいですね、授業の光景が映し出された3点に、興味がわきました。


一筆入魂と題していますが、逆光のため字が読み取れません。窓側から椅子の上に立って写せば迫力が増したかも…


凄いの一言、このネコの食べ方、迫力十分。メロンを食うネコ、ですね。


被写体は多分友達ですね、ならば渚をこちら向きに走ってもらったら、表情が出てよかったかも。


一番の押しはこの作品。ただしプラス補正するか(バックは飛んでもOK)、内臓ストロボ(0.5ほど-調光して)で顔の表情が出ていれば最高かも。


以上四つの写真展を取り上げましたが、個別の写真についてのコメントは私の個人的な感想ですのでご了解ください。なお次回のブログでは、9月17日(木曜)に銭函の春香山で見てきた「ハルカ山芸術要塞」他を取り上げる予定です。

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