<余市フゴッペ海岸とシリパ岬 今回のブログと直接関係ないですが…>
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」が、3月28日(土曜)に最終放映されました。国産初のウイスキー製造を手掛けた主人公マッサンと妻エリーの愛と冒険の物語は、朝の連続ドラマ初の外国人ヒロインと言う話題性が高く、高視聴率を続けていました。とりわけ1月から舞台を北海道余市に移してからは、平均視聴率が20%を超えるといいう人気ぶりでした。
テレビドラマの話題性だけではなく、ニッカウヰスキー北海道工場(余市蒸留所)を訪れる観光客数は、テレビ放映が決まってからはうなぎのぼりで、今年は前年比3倍増のペースが続いているといいます。過去最高の50万人を上回るとみられています。街中は、いたるところにリタとマッサンのポスターやチラシが貼られ、余市の観光振興に大きく寄与しているようです。
余市と言うと、ニッカの工場のほかに思い浮かぶものは…リンゴ、葡萄、サクランボ等の果樹栽培が盛んなこと、かつてはニシンの水揚げが盛んで、ソーラン節発祥の地でもあります。そして忘れてはならないのがスキージャンプです。札幌オリンピック金メダリストの笠谷選手は余市高校出身、長野オリンピック金メダリストの船木選手も余市出身です。と言うことで、今回のブログでは、リタとマッサンのニッカ工場を中心に、余市を紹介いたします。なお余市は小樽の隣町で、車で30分ほど、人口2万余の町です。
JR余市駅前の観光協会のシャッターには、ニッカの工場と「ソーラン武士」が、そして、リタとマッサンが奥にシルエットで描かれています。これらのペイントは小樽商大の美術クラブの学生のボランテアによるものだそうです。
この日10時頃観光協会を訪れたときには、営業中でシャッターは上がっておりました。せっかく来たのですからどのような図案なのか見たい…と係員の方に頼むと、写真撮影のためにわざわざシャッターを下ろしてくれたのです。おまけに通行人風に歩いてくれて…観光協会さん、有難うございました。
JR余市駅前ロータリーの一角にこんな石像が…ヒグマとニッカウイスキー(なおブランド名は「ニッカウヰスキー」と旧カナ文字で表しています)
駅前十字街から、ニッカ工場前、さらに町役場前までの通りを「リタロード」と呼んでおります。
街じゅうあちこちに、見られる竹鶴夫妻のイラスト
駅前から見たリタロードとニッカウヰスキー工場。
工場見学に来たほとんどの人が、記念写真を撮りますね。赤ん坊をだっこしたママさんが、iPadで撮っていました。
さて、我々も工場内の見学コースに行って見ましょう。受付で案内コースを依頼すると…見学者が大変多く、ガイド付きのコースは、1時間30分待ちとのことです。待合室に入ると大勢の見学客が待機しています。我々は、何度も来ているので自由見学にしました。
待合室では、見慣れたこの方が出迎えてくれます。札幌すすきの4丁目交差点のビルに掲げられていますね。
<参考>
ガイド付き見学コースは、案内板の通り赤い線に沿って進んで行きます。以前これほど見学者が多くない時は、もう数か所見学する箇所(キルン塔、醗酵棟等)がありましたが、今は省かれているようです。
待合室隣にある「蒸留塔」、伝統的な石炭直火焚きでアルコールを取り出します。
熟成用の樽づくりの工程が展示されています。オーク材を使いますが、枠の1辺の木材(厚さ3cm×幅5㎝×長さ80cm程)の重たいこと、片手では持ち上がりません。
旧事務所の向かいにある「リタハウス」、老朽化が激しく、現在は立ち入り禁止。10年ほど前、このハウス内でモデル撮影会を行ったこともありました。
旧竹鶴邸、山田町にあった竹鶴邸をここに移築・復元して公開しています。
上の建物と棟続きです。
ウイスキー博物館の前で記念写真撮る愉快な仲間たち。残雪に寝そべったり、雪を投げ合ったり…
1号貯蔵庫、オーク材の樽に詰め込んで熟成を待ちます。10年間かけて…。この間に1-2割蒸発しますが、これを「天使の取り分」と言います。
さて、次はマッサンこと竹鶴政孝がここ余市にウイスキー工場を設立してから、現在に至るまでの歴史を展示したウイスキー博物館に入ってみます。なお博物館は、生産工程や製品を主に展示した「ウイスキー館」とマッサンとリタの生活や、ニッカウヰスキーの変遷、スコットランドの様子とを展示した「ニッカ館」の二つからなっています。
「ウイスキー館」に入ると、過去に生産されたウイスキーがずらりと…
奥には有料試飲コーナーがあって、数人が味わっておりました。
この黄金色に魅了されますね、もっとも私は下戸ですが…
「ニッカ館」に入ると、リタの肖像のほか創業時の写真が数多く展示されています。
二人が生活していた当時の様子がうかがえます。
最後のコーナーは、ニッカの製品が歴史とともに伺えます。
見学コースは以上で終わりですが、最後に駐車場横にあるニッカ会館で試飲をしていきます。もちろん車で来ておりますので、ウイスキーやワインはご法度。アップルジュースやウーロン茶になります。何度か立ち寄ったことがありますが、これだけテーブルが埋まるとは…これもTVドラマ「マッサン」効果なのでしょうね。駐車場には大型観光バスが20台ほど並んでおりました。
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」が、3月28日(土曜)に最終放映されました。国産初のウイスキー製造を手掛けた主人公マッサンと妻エリーの愛と冒険の物語は、朝の連続ドラマ初の外国人ヒロインと言う話題性が高く、高視聴率を続けていました。とりわけ1月から舞台を北海道余市に移してからは、平均視聴率が20%を超えるといいう人気ぶりでした。
テレビドラマの話題性だけではなく、ニッカウヰスキー北海道工場(余市蒸留所)を訪れる観光客数は、テレビ放映が決まってからはうなぎのぼりで、今年は前年比3倍増のペースが続いているといいます。過去最高の50万人を上回るとみられています。街中は、いたるところにリタとマッサンのポスターやチラシが貼られ、余市の観光振興に大きく寄与しているようです。
余市と言うと、ニッカの工場のほかに思い浮かぶものは…リンゴ、葡萄、サクランボ等の果樹栽培が盛んなこと、かつてはニシンの水揚げが盛んで、ソーラン節発祥の地でもあります。そして忘れてはならないのがスキージャンプです。札幌オリンピック金メダリストの笠谷選手は余市高校出身、長野オリンピック金メダリストの船木選手も余市出身です。と言うことで、今回のブログでは、リタとマッサンのニッカ工場を中心に、余市を紹介いたします。なお余市は小樽の隣町で、車で30分ほど、人口2万余の町です。
JR余市駅前の観光協会のシャッターには、ニッカの工場と「ソーラン武士」が、そして、リタとマッサンが奥にシルエットで描かれています。これらのペイントは小樽商大の美術クラブの学生のボランテアによるものだそうです。
この日10時頃観光協会を訪れたときには、営業中でシャッターは上がっておりました。せっかく来たのですからどのような図案なのか見たい…と係員の方に頼むと、写真撮影のためにわざわざシャッターを下ろしてくれたのです。おまけに通行人風に歩いてくれて…観光協会さん、有難うございました。
JR余市駅前ロータリーの一角にこんな石像が…ヒグマとニッカウイスキー(なおブランド名は「ニッカウヰスキー」と旧カナ文字で表しています)
駅前十字街から、ニッカ工場前、さらに町役場前までの通りを「リタロード」と呼んでおります。
街じゅうあちこちに、見られる竹鶴夫妻のイラスト
駅前から見たリタロードとニッカウヰスキー工場。
工場見学に来たほとんどの人が、記念写真を撮りますね。赤ん坊をだっこしたママさんが、iPadで撮っていました。
さて、我々も工場内の見学コースに行って見ましょう。受付で案内コースを依頼すると…見学者が大変多く、ガイド付きのコースは、1時間30分待ちとのことです。待合室に入ると大勢の見学客が待機しています。我々は、何度も来ているので自由見学にしました。
待合室では、見慣れたこの方が出迎えてくれます。札幌すすきの4丁目交差点のビルに掲げられていますね。
<参考>
ガイド付き見学コースは、案内板の通り赤い線に沿って進んで行きます。以前これほど見学者が多くない時は、もう数か所見学する箇所(キルン塔、醗酵棟等)がありましたが、今は省かれているようです。
待合室隣にある「蒸留塔」、伝統的な石炭直火焚きでアルコールを取り出します。
熟成用の樽づくりの工程が展示されています。オーク材を使いますが、枠の1辺の木材(厚さ3cm×幅5㎝×長さ80cm程)の重たいこと、片手では持ち上がりません。
旧事務所の向かいにある「リタハウス」、老朽化が激しく、現在は立ち入り禁止。10年ほど前、このハウス内でモデル撮影会を行ったこともありました。
旧竹鶴邸、山田町にあった竹鶴邸をここに移築・復元して公開しています。
上の建物と棟続きです。
ウイスキー博物館の前で記念写真撮る愉快な仲間たち。残雪に寝そべったり、雪を投げ合ったり…
1号貯蔵庫、オーク材の樽に詰め込んで熟成を待ちます。10年間かけて…。この間に1-2割蒸発しますが、これを「天使の取り分」と言います。
さて、次はマッサンこと竹鶴政孝がここ余市にウイスキー工場を設立してから、現在に至るまでの歴史を展示したウイスキー博物館に入ってみます。なお博物館は、生産工程や製品を主に展示した「ウイスキー館」とマッサンとリタの生活や、ニッカウヰスキーの変遷、スコットランドの様子とを展示した「ニッカ館」の二つからなっています。
「ウイスキー館」に入ると、過去に生産されたウイスキーがずらりと…
奥には有料試飲コーナーがあって、数人が味わっておりました。
この黄金色に魅了されますね、もっとも私は下戸ですが…
「ニッカ館」に入ると、リタの肖像のほか創業時の写真が数多く展示されています。
二人が生活していた当時の様子がうかがえます。
最後のコーナーは、ニッカの製品が歴史とともに伺えます。
見学コースは以上で終わりですが、最後に駐車場横にあるニッカ会館で試飲をしていきます。もちろん車で来ておりますので、ウイスキーやワインはご法度。アップルジュースやウーロン茶になります。何度か立ち寄ったことがありますが、これだけテーブルが埋まるとは…これもTVドラマ「マッサン」効果なのでしょうね。駐車場には大型観光バスが20台ほど並んでおりました。