毎年7月から8月にかけて、小樽運河を中心にオールディーズサウンドや、浅草橋ジャズフェスティバルが開催されます。7月19日(土曜)〜21日(月・祝日)については、前半部分を8月10日付当ブログ「マリーナに、そして運河に響けオールディーズ」で取り上げました。今回のブログでは、その時の後半3日目の模様と、8月16日(土曜)〜17日(日曜)の両日に行われた「北海道JAZZ 2014 in 小樽」(通称浅草橋ジャズフェスタ)の模様を、最後に8月23日(土曜)〜24日(日曜)に行われた第3回「真夏の北運河サウンドエナジー」の模様を取り上げます。
(1) 圧巻の演奏ゴリラハンマー
最終3日目の圧巻は何と言ってもハードロックのゴリラハンマーの演奏です。毎年この浅草橋オールディーズに出演しており、その演奏技術とパフォーマンスは、すでに広く知れ渡っています。リードギターの雷神コマタ氏(本名不知)は、ソロで出演の時は雷神コマタを名乗っています。過日「堺町ゆかた風鈴祭り」(8月22日付ブログ参照)の際にも、際立ったギターテクニックで聞く者を魅了しました。前日の二日目にKISSの演奏した「LOVE GUN」に負けない人気でした。
さて当日は午後4時頃会場に着き、ゴリラハンマーを含め6組のバンド演奏を聴きました、と言うか撮影しましたので、順を追って紹介します。
鈴木雅之率いるシャネルズやラッツ&スターの曲を演奏する「パーティーズSP」、ステージ前広場は、中年のロックファンが早くも手を振り腰を振り…
ロカビリーを得意とする「ナッシュビリアンキッズ」のパーフォーマンスが飛び出しました。
見ている方のオジサンも、こんな格好で…
こんなアングルも撮りました。もちろん手前で腰振っているのは男性です。
さて注目ののゴリラハンマーの登場です。演奏前のチューニングの時から大声援が飛び交ってました。
頭の後ろで弾くパフォーマンスは、彼の得意技の一つです。
サイドギターと呼吸もぴったり。
汗だくの演奏です。
(2) JAZZは一転大人のムードです
残念ながら私自身はJAZZに詳しいわけではありませんので、二日間で数組の演奏を聴きましたが、知っている曲は1-2曲しかありませんでした。学生時代には、POPSに近いジャズなども聞き、日野皓正、モダンプレイボーイズ等のレコードも持っていましたが、それ以上の深入りは出来ませんでした。事前に出演者や曲名のプログラムが手に入りませんでしたので、初日は、奥沢水源地のライトアップ撮影後、午後8時頃会場の3号埠頭多目的広場(旧合同庁舎跡地)に行きました。
会場入り口に立てかけられた看板をプログラム代わりに撮影。
ステージでは、野瀬栄進氏のピアノソロ演奏が続いています。
最後の曲の紹介ですが…自作の曲と言うことでした。
会場横の屋台の前には浴衣美人がぞろりと…しばらくして全員が会場近くのマイクロバスに乗り込んで行ってしまいました。
本日最後の演奏者は、日本人と外国人の混成グループです。
さて翌日17日(日曜)は、午後1時の開始前に会場に行って見ました。プログラムには、最初の演奏が「北海道ジュニアジャズワークショップ」とあったので、少年少女たちが、どのようなジャズを演奏するのか興味がありました。通常ジャズと言うと、中高年のファンが多いという思い込みがあったからです。ジュニアとジャズから、真っ先に連想したのが、2004年に公開された青春映画「スィングガールズ」だったもので…その時のテーマ曲が演奏されるかもしれないという期待がありました。
中学生、高生主体のバンドのようですが、ドラムはどう見ても小学生としか…見えませんでした。
午後1時開演直後でしたので観客もまばらでした。ただ演奏する中身は詳しくはわかりませんが、大人のジャズです。
午後2番目に登場したグループMURAKAMI☆TORIOですが、ここまで聞いても、一曲も知っている曲だ出てこず…会場を後にしてしまいました。
(3) 3回目を迎えた北運河サウンドエナジー
北運河旧日本郵船前の運河公園で開催されるようになって3回目です。ともすれば小樽運河と言うと札幌寄りの浅草橋から、駅前通り直下の中央橋までに、観光客が集中します。実はこの部分は小樽運河の半分にしかすぎません。この半分は、幅40mほどあった旧小樽運河を半分埋め立てたものです。中央橋から手宮側にかけてのいわゆる北運河は、幅40mがそのまま残されています。周辺にも歴史的な建築物が数多く残っていながら、観光資源として十分活用されておりません。と言うことで、ここ北運河でサウンドエナジーが開催されるようになりました。うんちくはさておき、8月23日(土曜)と24日(日曜)の両日行われたうち、初日に行ってまいりました。
BREAK THROUGHと言うバンドが演奏中でした。曲目はオールディーズではないようでした。
次に登場したのが、ハードロックの「翔太&なつバンド」です。ドラムとボーカル(左)が高校生と言う紹介がありました。
迫力のある歌唱ですが…ハードロックが苦手な私には…、よりもむしろ女性ベーシストに目を惹かれました。
ショートパンツにスタイルのいい…と言うことではなく、女性がベースを、と言う点です。
最近は女性だけのバンドも珍しくないので、ベース担当の女性も多くみかけます。どうしても頭の古い私には、70年代のハードロック界で活躍していたベーシスト、Suzi Quatroを思い出してしまいます。
その次は「風」のコピーバンド「北風 Pee Puu」です。
3組聞き終わったところで、夜間照明の下で演奏される風景を撮るために一旦帰宅しました。そして再度午後6時過ぎ、陽が落ちた頃来てみました。
運河公園の噴水は止まっていますが、水面に映り込む光景がとても素敵です。
ステージ前のダンスエリアに人が集まりだしてきました。
老いも若きもリズムに合わせて腰を振る。
夏の夜は長い、まだまだ続きます。
ステージのライトと、後方のライトが重なって、踊り手の影が前後に長く伸びる。
なお、次回ブログは「案山子美人と向日葵美人]を取り上げる予定です。