少し前になりますが、7月6日(日曜)に小樽能楽堂で行われた「宝来ひょっとこ踊り」を見てきました。最初から最後まで笑いの連続で、とても楽しい一日でした。ひょっとこの語源は竈(かまど)の火を竹筒で吹く「火男」がなまったという説や口が徳利のようであることから「非徳利」からとの説もあ利ますが、定かではありません。ひょっとこと対をなすのが、女の「おたふく」や「おかめ」です。
ひょっとこ踊りは、お面や豆絞り模様のほおかぶり、赤い半纏を着て、蟹股で、腰を前後あるいは左右に振りながら踊ります。宮崎県日向地方が発祥の地と言われています。これに魅せられた十勝管内の音更在住の家元・井幸峰氏が、北の大地に合い、北海道の芸能を育てたいと取り組み「宝来ひょっとこ踊り」を創り上げました。
先ずプログラムを見て思わず吹き出してしまいました。何がおかしいかって?一番上の見出しです。「入場無」?、多分入場無料のミスでしょうね。
にぎやかに最初の演目「一の舞」が始まりました。一の舞とは、北海道のてっぺん稚内のことだそうです。
赤い半纏に白いフンドシ、腰を前後に振りながら踊ります。
おてもやん、ドンパン節と聞きなれた曲が続きます。
メインの舞台から袖を通って舞台裏に続くところまで踊っていきます。
数曲ひょっとこ踊りが続いたところで、友情出演の「山口流 篠笛」の演奏が始まりました。
なお山口流篠笛については、今年3月の「おたる雛めぐり」の折にも触れておりますので、詳しくはそちらのリンクを見てください。この山口流篠笛のほかにも、太極拳サークルの「簡化24式」と言う太極拳演舞も紹介されました。
能楽堂は、中央に舞台があって、正面(この画面では右手)と舞台の袖側(こちら)の二面に観客席があります。正面の2Fからも観覧できます。
正面2Fフロアはピカピカに磨かれ、土足で入るのがためらわれるほどです。
2Fの観客席から見ると、このように見えます。
「月が出て出た〜、月が出た〜…」でおなじみの炭坑節です。第1部10番目の演目「炭坑節」です。
メインステージでの演舞が終わって、袖道でも、おどけた動作で観客を笑わせます。この時間雨がかなり激しく降ってきました。
舞台裏控室の直前でも、手を抜かない。観客は大笑い。
15分ほどの休憩をはさんで、第2部が始まりました。「かつらの舞」と言う題名になっています。
ひょうきんな踊りが続きます。その都度観客席からは大きな笑い声が響き渡ります。
宝来ひょっとこ踊り小樽支部長の後藤ヨシエさんさんから、ここでオカメの面についての解説がありました。
要約すれば次の通りです。目が小さく=人の欠点は見ない、鼻は低く=自慢しない、頬は大きく=心豊かに等々。
さらに演舞は続きます。中村美津子さんの歌ですね。
<河内酒>
毎度 毎度 ご贔屓 頂きまして
男冥利の 晴れ姿
意気で呑みほす エンヤコラセー
河内酒だよ ドッコイショ
升で一杯 景気をつけりゃ
うまれながらの悪声も
唄う気分はソーレ ソレ ソレ
ソーレ ソレ ソレ太閤さん
…
昔懐かしい曲名が次々と続きます。
第2部も後半です。
演武の最後は、ひょっとことおかめの一人二役による「双愛踊り」です。
まずはひょっとこが華麗な踊りを見せます。
あっという間におかめに変身しました。実は正面がひょっとこのいでたちで、背中がおかめのいでたちになっていたのです。
相愛踊りをもってすべて終了しました。最後は友情出演者も含め、自己紹介と挨拶がありました。
久しぶりに、大笑いをして、気分爽快でした。最後の演目が終わる頃には降っていた雨も上がり、雲の隙間から青空が見えるほどに回復していました。ただ、2年前にこの能楽堂でひょっとこ踊りが行われた際には、第2部後半で、ひょっとことおかめたちが、観客席のほうに降りてきて、よりまじかで踊りがを見ることが出来ました。中には一緒に踊り出す観客もいて、和気あいあいでしたが、今年も観客席まで下りて来るものと期待していたのが外れて、幾分がっかりでした。とはいえ十分笑わせてくれた演技に、大拍手を送りたいと思います。
ひょっとこ踊りは、お面や豆絞り模様のほおかぶり、赤い半纏を着て、蟹股で、腰を前後あるいは左右に振りながら踊ります。宮崎県日向地方が発祥の地と言われています。これに魅せられた十勝管内の音更在住の家元・井幸峰氏が、北の大地に合い、北海道の芸能を育てたいと取り組み「宝来ひょっとこ踊り」を創り上げました。
先ずプログラムを見て思わず吹き出してしまいました。何がおかしいかって?一番上の見出しです。「入場無」?、多分入場無料のミスでしょうね。
にぎやかに最初の演目「一の舞」が始まりました。一の舞とは、北海道のてっぺん稚内のことだそうです。
赤い半纏に白いフンドシ、腰を前後に振りながら踊ります。
おてもやん、ドンパン節と聞きなれた曲が続きます。
メインの舞台から袖を通って舞台裏に続くところまで踊っていきます。
数曲ひょっとこ踊りが続いたところで、友情出演の「山口流 篠笛」の演奏が始まりました。
なお山口流篠笛については、今年3月の「おたる雛めぐり」の折にも触れておりますので、詳しくはそちらのリンクを見てください。この山口流篠笛のほかにも、太極拳サークルの「簡化24式」と言う太極拳演舞も紹介されました。
能楽堂は、中央に舞台があって、正面(この画面では右手)と舞台の袖側(こちら)の二面に観客席があります。正面の2Fからも観覧できます。
正面2Fフロアはピカピカに磨かれ、土足で入るのがためらわれるほどです。
2Fの観客席から見ると、このように見えます。
「月が出て出た〜、月が出た〜…」でおなじみの炭坑節です。第1部10番目の演目「炭坑節」です。
メインステージでの演舞が終わって、袖道でも、おどけた動作で観客を笑わせます。この時間雨がかなり激しく降ってきました。
舞台裏控室の直前でも、手を抜かない。観客は大笑い。
15分ほどの休憩をはさんで、第2部が始まりました。「かつらの舞」と言う題名になっています。
ひょうきんな踊りが続きます。その都度観客席からは大きな笑い声が響き渡ります。
宝来ひょっとこ踊り小樽支部長の後藤ヨシエさんさんから、ここでオカメの面についての解説がありました。
要約すれば次の通りです。目が小さく=人の欠点は見ない、鼻は低く=自慢しない、頬は大きく=心豊かに等々。
さらに演舞は続きます。中村美津子さんの歌ですね。
<河内酒>
毎度 毎度 ご贔屓 頂きまして
男冥利の 晴れ姿
意気で呑みほす エンヤコラセー
河内酒だよ ドッコイショ
升で一杯 景気をつけりゃ
うまれながらの悪声も
唄う気分はソーレ ソレ ソレ
ソーレ ソレ ソレ太閤さん
…
昔懐かしい曲名が次々と続きます。
第2部も後半です。
演武の最後は、ひょっとことおかめの一人二役による「双愛踊り」です。
まずはひょっとこが華麗な踊りを見せます。
あっという間におかめに変身しました。実は正面がひょっとこのいでたちで、背中がおかめのいでたちになっていたのです。
相愛踊りをもってすべて終了しました。最後は友情出演者も含め、自己紹介と挨拶がありました。
久しぶりに、大笑いをして、気分爽快でした。最後の演目が終わる頃には降っていた雨も上がり、雲の隙間から青空が見えるほどに回復していました。ただ、2年前にこの能楽堂でひょっとこ踊りが行われた際には、第2部後半で、ひょっとことおかめたちが、観客席のほうに降りてきて、よりまじかで踊りがを見ることが出来ました。中には一緒に踊り出す観客もいて、和気あいあいでしたが、今年も観客席まで下りて来るものと期待していたのが外れて、幾分がっかりでした。とはいえ十分笑わせてくれた演技に、大拍手を送りたいと思います。