8月19日(月曜)小樽運河北側にある運河公園で、第14回お盆万灯会が行われました。万灯会は祈願や滅罪のために行われ、古くは日本書紀にもその記述が確認される法要です。お盆の時期に行われる万灯会としては奈良の「東大寺万灯会」が有名です。新聞紙上等ではよく見聞きしましたが実際に見たことがありませんでした。東京八王子に勤務(平成12〜14年)していた折に、日野市の高幡不動尊で万灯会が大々的に行われることを知り、撮影に行ったのが初めての体験でした。
それはさておき、小樽の「おぼん万灯会」を主催する小樽佛教会は、各宗派の壁を超え、市内68のお寺が協力して、小樽佛教会の理念でもある「いのちたいせつ」を基本テーマにして、お盆の供養・万灯会を平成12年度から毎年実施しています。事前に周知されたポスター等によれば、出店や縁日、催し物も予定され、家族連れで楽しめる企画となっています。開場は小樽運河の北の端、いわゆる北運河と歴史的建造物である旧日本郵との間に挟まれた公園です。過日のブログでも取り上げた「北運河サウンドエナジー」の会場となった公園でもあります。
<小樽佛教会(お盆万灯会)のポスターから>
16:30 開場
17:00 大道芸人「クマさんショー」
17:40 小樽太鼓衆「鼓響」の和太鼓演奏
18:20 薩摩琵琶演奏「北原香菜子さん」
18:50 法要開始 薩摩琵琶の生演奏をバックに僧侶約20名が出席。
一斉に読経開始、顧問・来賓の焼香
19:20 各宗派読経(浄土真宗・浄土宗・真言宗・曹洞宗・日蓮宗・法華宗)
20:30 閉場
当日の19日は、このところの不安定な天候を反映して、雨が降ったり止んだり、晴れ間が出たり、と何とも目まぐるしく変わる天気です。午後5時過ぎに運河公園に到着すると、公園内の周辺や噴水池周辺に飾られた約6000の灯篭のろうそくに火が灯され、次から次と灯篭が並べられていきます。催し用のステージではすでに、大道芸人「クマ」さんの風船アートやコマ回しが行われています。
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左端の寺院関係のスタッフの方も、ひと段落したのか、クマさんの芸に見いています。
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出来上がったのはミッキーの顔、子供たちから大きな拍手。
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クマさんの芸は続いていますが、ステージの上には大きな入道雲。
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小樽太鼓衆「鼓響」による和太鼓演奏が始まりました。
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運河公園正面の旧日本郵船の後ろに夕日が沈みかけています。鼓手の影がステージ後幕に映し出されました。
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真剣な眼差し、
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迫力ある演技、太鼓の高さまで飛び上がって反動で打ち鳴らす、ド〜ンと腹に響く音。
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薩摩琵琶の演奏が始まりました。
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薩摩琵琶の第一人者と言われる「北原香菜子氏」の歌(語り)と演奏
初めて聞きました実際の琵琶の音色と語りを。琵琶というと、真っ先に思い浮かべるのが琵琶法師「耳なし芳一」や平家物語の[祇園精舎の鐘の音…」です。平家物語の一節は、高校生の時に古文で習った気がします。北原さんの透き通った声に合わせ奏でる琵琶の音色が、何とも美しく昔に引き戻されるような気持ちになりました。喜多原香菜子さんについては、全国邦楽コンクールの最優秀賞者でもあります。
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琵琶の語りと演奏に合わせるかのように、ステージ後ろの入道雲が燃え始めました。
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北東の空はごらんのとおり夕焼けが反射して、恐ろしいほどに燃えたようになりました。
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そろそろ法要開始の時間となります。
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噴水池に流す蓮華灯を抱えた参加者の列がかなり長くなりました。右手のへこんだ箇所から、僧侶の合図に従って、蓮華灯が流されていきます。
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大勢の法要参加者が見守る中蓮華灯がひとつずつ流されていきます。
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花が飾られたり、折り紙が差し込まれたり、蓮華灯も様々です。
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祭壇前では僧侶たちの読経が始まりました。
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噴水池の周りでは蓮華灯流しが続いています。
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宵闇が深まるにつれ火のともった灯が輝きを増してきました。
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読経が続く中、灯篭流しはまだまだ続きます。
<追加の記事&写真>
祭壇の読経や焼香等についてもまだまだ撮影していたいのですが…、途中で切り上げました。実は小樽第3埠頭に係留中の帆船日本丸が気にかかっていたのです。日本丸は明日すなわち20日の午後4時に小樽港を出港してしまいます。15日から第3埠頭に停泊しておりましたが、なかなか撮影に行けず、今日が夜間撮影の最後のチャンスなのです。ということで早速第3埠頭に向かいます。午後7時半過ぎ、周辺はすっかり暗くなってしまいましたが、最後の夜の帆船日本丸の姿をカメラに収めようというカメラマンが大勢押しかけておりました。
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20日午後4時からは登檣礼(とうしょうれい)が行われます。登檣礼をクリックすると、Facebookに投稿した画像が出てきます。
それはさておき、小樽の「おぼん万灯会」を主催する小樽佛教会は、各宗派の壁を超え、市内68のお寺が協力して、小樽佛教会の理念でもある「いのちたいせつ」を基本テーマにして、お盆の供養・万灯会を平成12年度から毎年実施しています。事前に周知されたポスター等によれば、出店や縁日、催し物も予定され、家族連れで楽しめる企画となっています。開場は小樽運河の北の端、いわゆる北運河と歴史的建造物である旧日本郵との間に挟まれた公園です。過日のブログでも取り上げた「北運河サウンドエナジー」の会場となった公園でもあります。
<小樽佛教会(お盆万灯会)のポスターから>
16:30 開場
17:00 大道芸人「クマさんショー」
17:40 小樽太鼓衆「鼓響」の和太鼓演奏
18:20 薩摩琵琶演奏「北原香菜子さん」
18:50 法要開始 薩摩琵琶の生演奏をバックに僧侶約20名が出席。
一斉に読経開始、顧問・来賓の焼香
19:20 各宗派読経(浄土真宗・浄土宗・真言宗・曹洞宗・日蓮宗・法華宗)
20:30 閉場
当日の19日は、このところの不安定な天候を反映して、雨が降ったり止んだり、晴れ間が出たり、と何とも目まぐるしく変わる天気です。午後5時過ぎに運河公園に到着すると、公園内の周辺や噴水池周辺に飾られた約6000の灯篭のろうそくに火が灯され、次から次と灯篭が並べられていきます。催し用のステージではすでに、大道芸人「クマ」さんの風船アートやコマ回しが行われています。
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左端の寺院関係のスタッフの方も、ひと段落したのか、クマさんの芸に見いています。
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クマさんの芸は続いていますが、ステージの上には大きな入道雲。
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小樽太鼓衆「鼓響」による和太鼓演奏が始まりました。
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運河公園正面の旧日本郵船の後ろに夕日が沈みかけています。鼓手の影がステージ後幕に映し出されました。
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真剣な眼差し、
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迫力ある演技、太鼓の高さまで飛び上がって反動で打ち鳴らす、ド〜ンと腹に響く音。
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薩摩琵琶の演奏が始まりました。
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薩摩琵琶の第一人者と言われる「北原香菜子氏」の歌(語り)と演奏
初めて聞きました実際の琵琶の音色と語りを。琵琶というと、真っ先に思い浮かべるのが琵琶法師「耳なし芳一」や平家物語の[祇園精舎の鐘の音…」です。平家物語の一節は、高校生の時に古文で習った気がします。北原さんの透き通った声に合わせ奏でる琵琶の音色が、何とも美しく昔に引き戻されるような気持ちになりました。喜多原香菜子さんについては、全国邦楽コンクールの最優秀賞者でもあります。
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琵琶の語りと演奏に合わせるかのように、ステージ後ろの入道雲が燃え始めました。
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北東の空はごらんのとおり夕焼けが反射して、恐ろしいほどに燃えたようになりました。
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そろそろ法要開始の時間となります。
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噴水池に流す蓮華灯を抱えた参加者の列がかなり長くなりました。右手のへこんだ箇所から、僧侶の合図に従って、蓮華灯が流されていきます。
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大勢の法要参加者が見守る中蓮華灯がひとつずつ流されていきます。
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花が飾られたり、折り紙が差し込まれたり、蓮華灯も様々です。
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祭壇前では僧侶たちの読経が始まりました。
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噴水池の周りでは蓮華灯流しが続いています。
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宵闇が深まるにつれ火のともった灯が輝きを増してきました。
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読経が続く中、灯篭流しはまだまだ続きます。
<追加の記事&写真>
祭壇の読経や焼香等についてもまだまだ撮影していたいのですが…、途中で切り上げました。実は小樽第3埠頭に係留中の帆船日本丸が気にかかっていたのです。日本丸は明日すなわち20日の午後4時に小樽港を出港してしまいます。15日から第3埠頭に停泊しておりましたが、なかなか撮影に行けず、今日が夜間撮影の最後のチャンスなのです。ということで早速第3埠頭に向かいます。午後7時半過ぎ、周辺はすっかり暗くなってしまいましたが、最後の夜の帆船日本丸の姿をカメラに収めようというカメラマンが大勢押しかけておりました。
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20日午後4時からは登檣礼(とうしょうれい)が行われます。登檣礼をクリックすると、Facebookに投稿した画像が出てきます。