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Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
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大型クルーズ客船「サンプリンセス号」再び小樽に

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先月6月19日に小樽に寄港した、過去最大の客船サンプリンセス号が7月19日再び小樽港に寄港しました。今回も前回同様横浜港を発着する「北海道周遊とサハリンコルサコフを巡る」9泊10日のクルーズの途中で寄港したものです。横浜港を7月14日午後5時に出港し、釧路港、知床を回りサハリンコルサコフに18日に到着、同日午後6時に出港、翌19日小樽港に到着したものです。その後小樽から函館港と青森港に向かい、23日に横浜港に到着します。

当初小樽港には19日午前6時到着予定でしたが、2時間ほど遅れて8時頃に到着しました。当日は小樽クルーズ船歓迎倶楽部の会員を対象にした船内見学会が予定されていて、私もその抽選に当たりました。10時半集合、11時見学開始ですが、10時過ぎにサンプリンセス号が停泊中の勝納埠頭に行ってみると、小樽市内や札幌方面に見学に行くツアー客が続々下船してきます。到着遅れで出国手続きが遅延したためのようです。なんでも今回は乗船定員に近い2000名が乗船しているとか。ということで、今回は見学会の様子と、午後6時出港予定の様子などをレポートいたします。


<サンプリンセス号の船内見学会 10:30〜12:30>


午前10時半、新潟行きのフェリーが出向していきます。フェリーだって18千トンあるのですが…


全長263m、総トン数77441トンという大型船。埠頭のゲージぎりぎりまで下がっても船の全長が入りません。ここはパノラマ撮影で…

午前10時半約100名ほどの会員がそろい、同クルーズ船運行会社の日本法人「カーニバルジャパン」の係員から事前に注意事項等の説明がありました。実際の運航が米国のプリンセスクルーズ社であり、きわめてセキュリティが厳しいのが特徴です。事前に運転免許証やパスポートと引き換えに渡された「セキュリティカード」を乗船時にカードリーダーでチェック、顔写真も撮られました。こうしたチェックで、瞬時にして船内の人員数が把握できるとのことでした。


奥の乗船口が5Fへ、手前の乗船口が4Fに通じます。黄色いベストの女性がセキュリティ担当者。乗船口奥にも、携帯物チェックのセキュリティ(空港の検査と同じ)が待ち受けています。


2か所のセキュリティチェックを抜けると、グランドプラザと呼ばれる、エントランスホールです。奥のらせん階段を上がってゆく女性がいますが8Fまで吹き抜けになっています。


その吹き抜けのらせん階段から見ると…


5Fのらせん階段から奥はマーキスダイニングルームと呼ばれる、メインのレストランになります。係員の説明によれば、日本人は窓側の席に寄りたがりますが、欧米人は、ホール中央の一段高い席に座りたがると言います。大勢でわいわい言いながら会話と食事を楽しむからだと言います。なお、レストラン3か所、ビュッフェ、喫茶コーナー、軽飲食、バーを含めると優に10か所以上にになるのではないでしょうか。食事、飲み物はすべてクルーズ料金に含まれているとのことでした。


7Fにはショップやギャラリーがあります。残念ながらショップは停泊中は閉店されています。はっと、目を引く油絵です。


花や風景のほかディズニーのキャラクターをあしらった油絵もありました。一枚100$から、売約済みも何点かありました。


同じ7Fフロアーの船首方向には劇場があります。椅子席の側面に映し出されているような、レトロな雰囲気の劇らしいです。観客席は約600ありますが、二回に分けられた夕食(1回目午後5時〜、2回目午後7:30〜)後に合わせるように、一日2回公演されるということでした。


この辺りの壁はレトロな雰囲気のデザインに統一されているようです。


劇場の隣はホィールバーと呼ばれるダンスバーになっています。楽器の生演奏でダンスが出来ます。と説明するカーニバルジャパンの担当者(中央黒い背広)。

次は8Fのカジノに案内してくれました。日本はカジノ禁止ですので、停泊中は閉鎖されていますが、外洋に出れば再開されます。しかし本格的なカジノではなく、ほんのお遊び程度のものですとの説明がありました。スロットマシンがたくさんありました。


右手のスロットマシンが30台ほどあり、左手にトランプゲーム用が5-6台ありました。

さて、エレベーターで最上階の15F、14Fに上ります。船尾のほうに向かうと、ここもレストランになっていて、何組かの乗船客が食事中でした。今回のクルーズには日本人の乗客が多いことから、ラーメン、すしのコーナーもここにはありました。


日本沿岸のクルーということか、外国人の乗客もスタッフもも気軽に「こんにちは」と声をかけてきます。


一番船尾にあたるコーナー、ここで食事をすると美味いだろうなと思いました。


最上階15Fから14Fのジャグジーやプールを見ると…、担当者の説明をほったらかしてでも絶好のカットを…。う〜ん、乗客の撮影は遠慮するように言われていますので、さすがにアップで撮影はできませんが…、ん?撮影してしまった?


日光浴している美女を惜しみつつ、14Fを船首方向に進みます。なお惜しくてもう一枚。画面右上のジャグジーにも日光浴中の美女が…なお、船首、船尾にビュッフェが数か所、グリルが一か所、ビュッフェ&レストランが1か所(手前の椅子・テーブル席)あります。すべて無料、急にのどが渇いてきました。


長期間のクルージング中に食べて飲んでばかりでは運動不足に陥ります。そこはぬかりなくサウナ、マッサージ付きのフィットネスジムもあります。

時間が定刻の12時半に近くなってきました。5Fの乗船靴で再度セキュリテイチェックを通過してタラップを降ります。降りると先ほどのセキュリティ担当の女性がにこやかに手を振ってくれます。カメラOKですよとの合図で数カットパチリ。


さすがこの時間帯は彼女たちも暇を持て余している様子。


<サンプリンセス号出向見送り 18:00>

小樽港への入港が2時間遅れたことと、前回6月19日の出港時も1時間遅れたことから、今回も出発が遅れるのではと思いつつ、5時半頃勝納埠頭に到着しました。案の定、市の港湾部担当者によると、出向がほぼ1時間ほど遅れる予定だとのこと。もっとも乗船客が全員搭乗次第出港するというあやふやな情報でした。しかし、見送りのための潮太鼓と、今回初めて小樽商科大学の学生たちによるYOSAKOIソーランの演舞は午後6時頃から始まりました。最初に商大YOSAKOIチーム「翔楽舞」の演舞から始まりました。


40人ほどのメンバーですが、いかんせん船が大きくて…


4曲ほど披露しましたが外人客には好評のようで、乗船途中の客が寄ってきて一緒に踊りだす場面もありました。


次は潮太鼓の演舞、打ち手が次々代わり、15分ほど連打、連打。


太鼓の演舞がおもしろいのか、東南アジア系の乗客が乗船せずに集まって来る場面もありました。


潮太鼓の演舞も終了しましたが、まだ乗客がちらほら戻って来ます。


午後6時40分船体が夕陽に染まるころ、最後の乗船客が戻って来たようです。舫い綱が外され、タグボートに曳航されていきます。


船首部分では、例によって「大きな手」が振られ、さようならをしています。


午後7時、タグボートに曳航されたサンプリンセス号は、やがて向きを変えて小樽港から次の寄港予定地函館に向かっていきました。


なお、6月19日の寄港、見送りについては、2013年6月29日付当ブログ「クルーズ船寄港のシーズン到来」を参照してください。



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