11月も中旬に入るといつ初雪が降ってもおかしくありません。このところすっきりしない日が続き、二日として好天が続きません。積丹町の観光協会から観光フォトコンテストの案内チラシが届きましたが、いいカットの手持ちがない、とフォートピアのメンバーが言います。であれば晴れ間を見て撮りに行こうということに決定しました。ところがなかなかピーカンの晴れマークが天気予報に点りません。半日でも好天であれば何とか…と願っていると、11日(日曜)が絶好の写真日和であることがわかりました。(なお、この記事が掲載される29日現在では1週間近く雪が降り続き根雪状態になっています。)
ということで、メンバー4人で午前4時出発。まずは、美国の黄金岬の展望台で朝日を撮影、その後国道229号線沿いの婦美町あたりでカラマツ林を撮影、そして神威岬の手前の余別あたりで、岬と神威岩を背景に荒波を長時間露光で撮影しようというスケジュールです。午前4時半、ふと空を見上げれば見事な三日月が出ていいます。それも中天と地平線の中間あたりに出ていて、うまく撮影できれば絵になります。余市町を抜けて古平町に入る前の海岸線で、絶好のポジションを見つけ停車して急ぎ三脚を立てます。
(三日月と風景の露出が合わないため、オート露出煮すると月が露出オーバーで、三日月になりません)
(普通に撮影したのでは決してこの画像のようにはなりません)
各人三脚にカメラを据えて撮影開始しますが…、「シャッターが切れない」「月が丸く映ってしまう」という声が出ています。シャッターが切れないのは、オートフォーカスを外して、マニュアルフォーカスにすればOK。ISO感度400で、F5.6で20秒程度で撮影すれば月に輝く波が出てきます。また星も定点で撮れます。ただこの場合三日月は撮れません。背景と三日月とでは露出差が大きくて両者同時に移しこむことは不可能です。三日月は、F5.6、1/30程度が適正露出(ISO=100)です。なお、下段の画像は、F5.6、8秒の画像(三日月が露出オーバー)とF5.6、1/30秒を合成しております。露出オーバーの画像から月を消しています。
さてさらに車を進めて、午前5時半頃積丹町の美国漁港につきました。東の空がやや白んできましたが、空はまだ青く満天の星が今にも降り注ぎそうで、三日月も出ています。見ていると一艘の小舟が出漁の準備中です。
(やや露出オーバーながら三日月も取り込めました)
(車のライトと集魚灯の明かりのもとで、作業中のようです)
(写友が二人小舟に近づいていきます)
漁港で十分撮り終えて、黄金岬の展望台に向かいます。展望台までは歩いて5−6分の距離ですが、木々の隙間から漁港が一望できます。格好の良い木々を選んで数カット撮影します。青色に染まる空と漁港、何とも言えない美しさにしばし見とれていました。撮影の位置関係をわかりやすくするために、観光パンフレットの一部を転載しておきます。
(海岸から飛び出しているのが「黄金岬」、その左の島が「宝島」)
(三日月も取り込んで…)
(東の地平線がオレンジ色に染まってきました)
(木々のない開けた遊歩道の途中で、漁港を一望できるところがある)
(漁港とは反対側の浜辺もいまだ眠りのまま 遠方に見えるのが積丹岳)
(宝島の後方には、イカ釣り漁船の集魚灯の明かりが水平線上にちらほら見える)
(いまだ世の明けぬ港を出てゆく漁船が一隻 よく見ると灯台のある岩場に釣り人が一人)
(やがて東の空が徐々に赤く染まっていく)
(午前6時40分陽が出てきました)
(遠く余市、小樽方面を見ると…)
ここ展望台では、とりわけ日の出とともに撮影するようなものもなく、一旦降ります。そして漁港のの観光船乗り場付近に行きます。というのもここで観光客相手に魚を天日干しにして販売している例のおやじさんがいるからです。ホッケか宗八ガレイの干物でも買って行こうというつもりです。午前7時過ぎでしたが、早かったせいか、まだ売り物にならん(干せていない)、とオヤジさんは言います。やむなく、昼過ぎに再度よるのでホッケの干物を4人分用意しておくように依頼して、美国から婦美町、野塚町の方に向かいます。
(林道を進むと両側にカラマツ林が立ち並びます)
(朝日を浴びてカラマツが黄金色に輝きだしました)
(走行中の車からも、日に当たったカラマツが輝いて見えて…)
(広場に出てきました 遠方には冠雪した積丹岳が見えます)
(カラマツが朝日を浴びて真っ赤に染まっています)
婦美町の林道をあちこち走行している間に、いったん国道229号線(小樽〜積丹沿岸一周線)に出てしまいました。そこからしばらく走り再度わき道にそれます。かなり広い道路で一直線が数百m続いています。この道路は、「カラマツ林 ロマンチック街道]というようです。下の画面の突き当りの道路わきに立て看板が設置されていました。
(ん?民家が付近に見当たらないのにネコが一匹悠々とこちらを見ている)
(アスファルトの道路が途切れたところに、棄てられたサイロがあって、ロマンチック街道の立て看板がある どうやら我々は出口から来たようだ)
(入り口側から振り返ってみると… それにしても美しいカラマツ並木だ)
(今や牛のエサは、牧草ロールが主で、サイロは無用の長物 牛舎も無人で、酪農家は廃業したようだ)
以下「積丹路を駆ける〜その2」に続きます。12月3日を予定しています。
ということで、メンバー4人で午前4時出発。まずは、美国の黄金岬の展望台で朝日を撮影、その後国道229号線沿いの婦美町あたりでカラマツ林を撮影、そして神威岬の手前の余別あたりで、岬と神威岩を背景に荒波を長時間露光で撮影しようというスケジュールです。午前4時半、ふと空を見上げれば見事な三日月が出ていいます。それも中天と地平線の中間あたりに出ていて、うまく撮影できれば絵になります。余市町を抜けて古平町に入る前の海岸線で、絶好のポジションを見つけ停車して急ぎ三脚を立てます。
(三日月と風景の露出が合わないため、オート露出煮すると月が露出オーバーで、三日月になりません)
(普通に撮影したのでは決してこの画像のようにはなりません)
各人三脚にカメラを据えて撮影開始しますが…、「シャッターが切れない」「月が丸く映ってしまう」という声が出ています。シャッターが切れないのは、オートフォーカスを外して、マニュアルフォーカスにすればOK。ISO感度400で、F5.6で20秒程度で撮影すれば月に輝く波が出てきます。また星も定点で撮れます。ただこの場合三日月は撮れません。背景と三日月とでは露出差が大きくて両者同時に移しこむことは不可能です。三日月は、F5.6、1/30程度が適正露出(ISO=100)です。なお、下段の画像は、F5.6、8秒の画像(三日月が露出オーバー)とF5.6、1/30秒を合成しております。露出オーバーの画像から月を消しています。
さてさらに車を進めて、午前5時半頃積丹町の美国漁港につきました。東の空がやや白んできましたが、空はまだ青く満天の星が今にも降り注ぎそうで、三日月も出ています。見ていると一艘の小舟が出漁の準備中です。
(やや露出オーバーながら三日月も取り込めました)
(車のライトと集魚灯の明かりのもとで、作業中のようです)
(写友が二人小舟に近づいていきます)
漁港で十分撮り終えて、黄金岬の展望台に向かいます。展望台までは歩いて5−6分の距離ですが、木々の隙間から漁港が一望できます。格好の良い木々を選んで数カット撮影します。青色に染まる空と漁港、何とも言えない美しさにしばし見とれていました。撮影の位置関係をわかりやすくするために、観光パンフレットの一部を転載しておきます。
(海岸から飛び出しているのが「黄金岬」、その左の島が「宝島」)
(三日月も取り込んで…)
(東の地平線がオレンジ色に染まってきました)
(木々のない開けた遊歩道の途中で、漁港を一望できるところがある)
(漁港とは反対側の浜辺もいまだ眠りのまま 遠方に見えるのが積丹岳)
(宝島の後方には、イカ釣り漁船の集魚灯の明かりが水平線上にちらほら見える)
(いまだ世の明けぬ港を出てゆく漁船が一隻 よく見ると灯台のある岩場に釣り人が一人)
(やがて東の空が徐々に赤く染まっていく)
(午前6時40分陽が出てきました)
(遠く余市、小樽方面を見ると…)
ここ展望台では、とりわけ日の出とともに撮影するようなものもなく、一旦降ります。そして漁港のの観光船乗り場付近に行きます。というのもここで観光客相手に魚を天日干しにして販売している例のおやじさんがいるからです。ホッケか宗八ガレイの干物でも買って行こうというつもりです。午前7時過ぎでしたが、早かったせいか、まだ売り物にならん(干せていない)、とオヤジさんは言います。やむなく、昼過ぎに再度よるのでホッケの干物を4人分用意しておくように依頼して、美国から婦美町、野塚町の方に向かいます。
(林道を進むと両側にカラマツ林が立ち並びます)
(朝日を浴びてカラマツが黄金色に輝きだしました)
(走行中の車からも、日に当たったカラマツが輝いて見えて…)
(広場に出てきました 遠方には冠雪した積丹岳が見えます)
(カラマツが朝日を浴びて真っ赤に染まっています)
婦美町の林道をあちこち走行している間に、いったん国道229号線(小樽〜積丹沿岸一周線)に出てしまいました。そこからしばらく走り再度わき道にそれます。かなり広い道路で一直線が数百m続いています。この道路は、「カラマツ林 ロマンチック街道]というようです。下の画面の突き当りの道路わきに立て看板が設置されていました。
(ん?民家が付近に見当たらないのにネコが一匹悠々とこちらを見ている)
(アスファルトの道路が途切れたところに、棄てられたサイロがあって、ロマンチック街道の立て看板がある どうやら我々は出口から来たようだ)
(入り口側から振り返ってみると… それにしても美しいカラマツ並木だ)
(今や牛のエサは、牧草ロールが主で、サイロは無用の長物 牛舎も無人で、酪農家は廃業したようだ)
以下「積丹路を駆ける〜その2」に続きます。12月3日を予定しています。