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Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
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小樽街中紅葉ウォッチング(その1)

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10月も下旬に入って寒い日が続いています。今年は何だか、例年以上に雪虫が多いような気がします。街中を歩いていても、手と言わず顔と言わず雪虫が、容赦なく降りかかってきます。北国では、雪虫を見るとあと1週間ほどで初雪が降るといわれています。9月のあのスーパー残暑からわずか一月ほどで、これほど気温が下がるとは驚きです。そのためか、このところ周りの山々が急速に赤く染まってきました。我が家の屋上から見渡せば、東の毛無山も、南の天狗山も、北の手宮の山々も、紅葉真っ盛りです。

そこで今回は小樽市内の紅葉スポットを訪ねてみたいと思います。まず1回目として、朝里の宏楽園温泉、朝里ダム、朝里スキー場、汐見台の和光荘、清水町の中野植物園の5か所を取り上げます。2回目は、住吉神社、小樽市民公園、そのほかを取り上げます。なお1回目で取り上げる5か所は10月25-26日の両日に撮影しております。


(1) 朝里宏楽温泉

宏楽園は、朝里川温泉郷の入り口、高速道路朝里インターの出口付近にあります。朝里川温泉郷の中では昭和32年オープンと言う一番古い温泉です。私も学生時代(S37-41年)先輩や知人に、春は花見、秋は「観楓会(カンプウカイ)」にこの宏楽園に連れて行ってもらったことがあります。なお、観楓会は北海道特有の意味があって、紅葉を愛でるという意味より、紅葉をダシに泊まりがけでドンチャカ騒ぎの宴会をするという意味があります。


(庭園はよく手入れされています 春の桜の時期と違って訪れる人は少ない)


(モミジ、楓の木も多数ありますが色付きは今一つ そのうちの一本、逆光に赤く染まっていた)


(樹木名はわかりませんが、日陰をバックに赤く輝いて…)


(この日は結構風があって、黄色い葉を盛んに揺らせていました スローシャッターで葉を揺らせてみましたが…作品としては今一つかな)


(2) 朝里ダム

平成5年に完成したこのダムは、小樽〜定山渓を結ぶ道道1号線沿いにあります。ダムの完成に伴い道道1号線のルートが変更となり、ループ橋となりました。またダム周辺には朝里ダム記念館のほか散策路や展望台が設けられました。更にダムの直下には広場が整備され休憩所やテニスコート、駐車場などが作られ、市民の憩いの場ともなっています。


(ダムの上は遊歩道となっていて、この日も何組かの方々が紅葉や景色を楽しんでいました)


(その遊歩道からダム越しに見ると奥に朝里ダム記念館と駐車場が見える 山々の紅葉が進んでいる)


(ダムの遊歩道から小樽方面を見ると、左手にテニスコートが、中央に朝里スキー場が、そして右奥にわずかに海が見えます)


(流れるような雲が1本湖面に映り込んでいました)


(朝里ダム記念館の駐車場遊歩道からの眺め)


(3) 朝里スキー場

小樽市内には3か所のスキー場があります。街のど真ん中にあるのが天狗山スキー場で、最大斜度42度の急コースがあります。銭函春香山にあるのが、オーンズスキー場です。人工降雪機があって市内で最も早くオープンします。朝里川温泉にあるのがここ朝里スキー場です。初心者向けコースが大半ですが、奥行きがあって4?に及ぶコースもあります。さすがこの時期、スキー場の施設は閑散としてだれもおりません。


(スキー場メインの建物です)


(リフトは取り外されたままです)


(スキー場駐車場近くを流れる朝里川、両岸はすっかり紅葉しています この川の周辺は、冬は「雪あかりの路」の会場にもなります)


(赤いシャツが妙にインプレッシブで…撮ってみました)


(朝里スキー場近くには、温泉宿も兼ねペンションが数多くあります また飲食店や雑貨、ガラス工房も増えてきました)


(4) 中野植物園

中野植物園は、個人が経営する植物園で、15000坪ほどの敷地に約100種類の樹木が栽培・管理されております。春には、蝦夷山桜やツツジが咲き乱れ、秋にはモミジが真っ赤に染まります。運が良ければ、エゾリスも見られます。また子供たちが遊べるようにと遊具も備えられております。過去何度か孫たちと一緒に来て撮影しております。今回は平日に訪れましたので一人で来ました。管理人さんによれば残暑が厳しかったせいで、紅葉の時期は1週間ほど遅れていますとのことでした。

園内を回った限りでは、日差しの当たる場所ではモミジも色付いていますが日陰では、緑色のままです。また黄色く変色すると同時に枯れてしまったモミジも多いようでした。とにかく綺麗なモミジを探してみました。


(何と、何と、この寒空にアジサイが一輪咲いています アジサイとススキと言う滅多に見られないコラボ 他のアジサイはドライフラワーになりつつある)


(日当たりの良いところのモミジは十分紅葉している)


(上のモミジの日当りのいい部分を近くで撮影 十分紅葉している)


(何の実か朝露が滴となって、その滴に朝日が当たる)


(青いペンキの塗られた遊具の上にモミジの葉が一枚 自分で置いたのではないかって?まぁ〜そう固いことは言わず…)


(どんぐりの小道 落ち葉とともにどんぐりがたくさん落ちている)


(中野植物園は、一面コケに覆われています その苔の部分をマクロ撮影すると、朝露が輝いて宝石のようにも見えます)


(5) 和光荘

汐見台の潮陵高校のグランドの裏小路に隠れるように立っている和光荘。長年小樽に住んでいながら、和光荘のことを知ったのは数年前に写友に紅葉撮影に誘われた時でした。小樽の名所・旧跡の一つになっているのか、由来を記した市の案内板が立っております。それによれば小樽の地酒「北の誉」の別邸のようです。


(昭和天皇と皇后が宿泊されたとあります)


(建物前景を見ると洋風ですが、左横に和風の庭園が広がり、和風の建物があります ただ「庭園には立ち入りご遠慮下さい」の立札があります 撮影許可を貰いにピンポ〜ンしても応答がない)


(庭園外から撮影 藤棚越しに撮影)


(日当たりのよい部分は紅葉しているものの、幾分遅れているようです)


(緑色の針葉樹=松?との対比が美しい)


(紅葉しつつあるモミジと、緑色の葉の透過光が美しい)


(第2回目に続きます、11月6-7日頃掲載予定です)

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