<快晴、無風と撮影にはうってつけ…>
9月30日をもって、コロナ禍に伴う緊急事態宣言や蔓延防止措置等が解除され、小樽市内にも観光客が戻りつつあります。幸い10月9日(土)~11日の3連休(11日は平日になったので、3連休ではないが)も、初日は天気予報では好天とか。写友と相談し、9日に遠出(と言っても後志管内)しようということになり、多分紅葉真っ盛りのはずの「神仙沼」に行くことのなりました。
まずは、赤井川村の「落合ダム」と「雷音の滝」に寄り、それからニセコ町の「五色沼温泉」へ、そして「神仙沼」へ、帰りは共和町側に降りて小樽に戻るというコースです。自粛疲れから解放されるたということか、観光地はどこも車で溢れかえっている。
とりわけ驚いたのは神仙沼の麓の駐車場でした。午後3時過ぎ、パトカーが数台いて、警察官が交通整理に出ている。この時期、午後4時半には陽が落ちるので、観光客は少ないはずとの読みが大外れ、駐車場内に入るのに20分ほど待たされました。いつもはガラガラなのに…。なお、ここは「神仙沼自然休暇村」と言うらしい。
☆小樽を出て、国道393号線の通称メープル街道を赤井川に向かいます。毛無峠を終え、キロロの入り口を素通り、落合ダムに向かいます。駐車場付近にはいく張りものテントが張られ、カヌーを楽しむ人たちがおりました。
対岸の山々もほぼ緑色で、紅葉は所々で見られる程度です。
紅葉はほんの一部です。
赤いカヌーがやってきました。幸い風もなく、湖面はベタ凪です。
☆国道393号線に戻り、雷音の滝へ向かいます。工事用の道路なので、標識がなく見過ごしてしまいそうですが…途中の景色が素晴らしい。山ブドウの葉が真赤に染まり…
今年は山ブドウもドングリも不作とか、ヒグマも餌探しで大変らしい。
一つ目の白い橋は、車両がぶつかった跡が多く、ガード用の欄干が、ガタガタに傷んでいる。この付近は、標高が幾分高くなったせいか、紅葉が幾分進んでいる。
川沿いのモミジ、幾層にも枝葉が張り出して、モミジの葉に影が写り込んで、面白い。
雷音の滝、水量が少なくて豪快さには欠ける。ただ音だけは大きい。快晴のこの日は、日向と影の明暗差が大きく、写真としてはいまいち。
黄色い欄干(塗り直したのか、真新しい)、から流れをよく見ると…ライオンの顔(いや、ゴリラかも)に見えなくもない。
☆393号線に戻り、倶知安町郊外を走って羊蹄山の遊水池である「農家のそばや羊蹄山」に向かいます…が、なんと駐車場が満杯。そば店内に入り切れない客が並んでいるのにはびっくり。
湧水池のふちの駐車スペースは満杯。過去何度も来ていますがこれほどの来客初めて見ました。
シラカバの木がすっかり紅葉しています。
上の画像のシラカバ林の奥から、そば屋・駐車場方向を見ると…食事を終えた客が湧水池越しの羊蹄山を見ているのかな?それにしても、快晴で無風で、池はまるで鏡のようだ。
さて、先に進んで…、羊蹄山麓ではあちこちで小豆(アズキ)の収穫が始まっています。
よく見ると、トラクターの後方から煙が上がっている。小豆を刈り取った後、脱穀、もみ殻と枝を粉砕、そして埋め込みまで一瞬にして行うようです。相当機械化が進んでいる。今まではもみ殻や枝は焼却して、灰を漉き込んでいましたが…。
さて、先に進んでニセコ町の五色沼温泉に来ましたが、駐車場はほぼ満車。
源泉を覗くと、気泡がぷくぷく…。湯本温泉に入る前の道道を、神仙沼方向に向かいます。まだ結構車両が走っています。やはり久々で遠出を楽しむ車が多いようです。なお、この道道66号線は、10月の末頃には閉鎖されます。
神仙沼に向かう道道の両側はダケカンバの踊りくねったような姿が美しく見えてしまいます。地面のささやぶの緑が、黄葉したダケカンバの踊りを引き立てている。
☆神仙沼の入り口にある神仙沼自然休暇村の駐車場は満杯。警察官や警備員が誘導しており、20分ほど待ってやっと空きが出来た。沼までは約1㎞弱ほどですが、板敷きの遊歩道が狭くすれ違うのがやっと、おまけにところどころ傷みがあって、気を付けないと嵌りそう。
見通しが悪く、樹木が張り出している。遊歩道に穴が開いていることも、傷みが相当激しいのかも。注意して進む。途中アップダウンが厳しい個所もある。
6~700mほど進むと、突然視界が開けます。樹木がすっかり黄葉しています。
さらに進むと、そこが神仙沼。パノラマの世界。
休憩したり、写真を撮ったり…、見渡す限り黄葉が広がっている。
ニコンの大きなカメラを構える娘さん。緊急事態宣言解除で、東京からやってきたという親子でした。ニコンの重たいカメラで、母娘撮ってあげました。ありゃ、私のカメラで撮るの忘れちゃった。美人の母娘でした。
全くの無風状態。咲き終えたコウホネが美しく見えました。十分撮り終えて戻ることに、秋の夕はつるべ落としと言うので。
おおきく迂回して点在する湿地を見ながら戻ります。
あちこちに池糖があります。神仙沼の秋はピークでした。
帰りは、岩内町方行に降り、共和町を通って、小樽に戻ります。