前回のブログの末尾にも書きましたが、北大祭で、写真部関係の部屋も見て回りました。その報告については次回のブログで紹介すると書きました。その後、小樽美術館で3件の写真展も見ておりますので、併せてレポートしたいと思います。
北大の写真部については、昨年のブログ(2018.6.23付けブログ「北大祭を撮りに…」の「コメント」)に詳しく載せております。北大写真部と北大系写真サークルフォトリップの二つがあって、前者は大学公認の北大生のみの部活、後者は北大生以外も参加しているサークル活動です。外部の私たちにとってはどうでもいいことですが…。昨年まで両者の写真展は別棟会場で、わかりにくかったのですが、今年は、展示教室が隣同士(高等教育推進機構N棟の233号室と234号室)となり、片方を見逃すことがなくなりました。
小樽美術館での写真展は、6月22日(土)見てまいりました。先に案内をいただいていた「詩季彩展」(撮影者敬称略・金澤静司、沓間照男、岩田明美、真柄利香)の写真撮影を本職とする方々の写真展です。この日同時に開催されていたのが、豊友会写真展、小樽カメラクラブの写真展でした。
☆北大祭の写真展について
両方(北大写真部と北大系写真サークル)の部屋を入ったり出たり、して撮影したので、区別がつかなくなりました。関係者にはご迷惑をおかけします。
2020年5月廃線(予定)となる札沼線の中小屋駅とそこを通過する電車を撮影したものですが、233号室photripサークルの代表写真のようです。ポストカードになっていました。タイトル「郷愁」通り郷愁にあふれた作品になってました。
星空を、ワイドレンズで星の軌跡を映しこんだ、見ごたえのある作品群でした。数百枚の画像を明暗比較合成したものか、あるいはカメラ内蔵のライブコンポジット機能を使ったか…いずれにしても夜間長時間撮影した大作でした。
これも星を撮影したものですが、天の川をうまく捉えているし、オリオン座がうまく映りこんでいます。入念な下調べの努力の結果でしょうね。
どのように製作したかはわかりませんが、ハトの糞でしょうか、頭から鼻先にかけて流れ落ちています。見たとたんに銅像には失礼ですが、笑っちゃいました。
見た瞬間、ああっ、OLYMPUS PENだとわかりました。かつて大流行したハーフサイズのPENが、今も使われていることに、びっくり。私自身もPENは数台使っておりました。今はカメラ収納棚に眠っていますが…。
窓際に洗濯ピンで挟まれた写真、まるで昔の暗室に戻った気分です。
多分234号室の北大写真部の作品だと思います。山頂にかかった天の川、これを撮るためにいかほど繰り返し撮影に挑戦したか、その苦労がわかります。
鉄道は相変わらず人気の撮影対象ですね。
写真が数多く展示されてましたが、この写真が一番好きです。多分桜の花の下で、大きなシャボン玉を飛ばしているのでしょうが、全部がシルエットで、シャボン玉もスカートも透けていて、なんとも言えないメルヘンチックな美しさを感じました。
教室の前の廊下の展示板にはこのような写真が貼られてました。
学園祭の写真も張られてます。
☆小樽市立美術館では3件の写真展が開催されていました。一つ目は、写真家4人による自然をテーマにした「詩季彩展」。二つ目は、私自身昨年まで所属していた写団豊友会の写真展。三つめは、小樽カメラクラブ第52回全紙写真展です。
美術館のメイン展示ホールを使った詩季彩展。内部では個別の写真撮影は禁止されていますので、個々の作品は掲載できません。
それぞれます。作品は見ごたえがあります。
撮影者による説明が行われていました。
豊友会の写真展は、会員5名による、各自7点が展示されています。上の画像は写友でもある佐々木さんの作品ですが、右の「季節の変わり目」が秀逸。紅葉した木に初雪が積もり、しかも雪が深々と降り続いています。この画面からはわかりにくいのですが…
写友成沢さんの作品です。大型クルーズ船が出港する際には、潮太鼓や、YOSAKOI演舞で見送るのですが、この時はフラダンスチームが演舞したようです。画像からはわかりにくいのですが、フラダンサーというと、女性のしなやかな体の動きが魅力なんですが…この画像では、全く逆で、荒々しさえ感じてしまいます。凄い!の一言です。
小樽カメラクラブは、毎年この時期全紙展を開催しています。
滝野さんの「都会寸景」、大都市のショーウインドーと通行人やリフレクションを映しこんだ作品は、大好きです(大先輩に失礼ですが…)、いつも参考にさせていただいてます。
もうひとつ小林さんの「un deux trois quatre 」が目を引きました。中央にモノクロ全紙を置き、同じ色違いの写真を挟んでいます。こういう表現もあるんだな~と感心しました。