<ニセコエリアのマップ>
9月3日、秘境と言われる温泉巡りを趣味とする義弟に誘われ、彼の個タクでニセコ五色温泉に行きました。昼過ぎに小樽を出て、途中余市で昼食、仁木で季節の果物を購入し、車中でむさぼりながら景色を眺めるという、久しぶりの贅沢旅行です。五色温泉は、写友と撮影では何回、いや何十回と行っておりますが、温泉に入ったことはありません。いえ、一度学生時代に入りに来たことはありますが、如何せん50数年前のこと、記憶から消えています。
家族とは、車で20分ほど下がった湯本温泉の「雪秩父」には何度か、行ったことがあります。まず国道5号線で、小樽から余市へ、さらに倶知安町に入って、ニセコ連峰(道々343号)へ向かいます。さらに道々66号を進むと、大きなホテルやマンション、ペンションが建ち並ぶスキーリゾート地に入ります。この辺りはニセコ町であっても、旧来の商店、住宅の立ち並ぶ本町ではありません。ここ数年で発達したスキーリゾート地です。
余市本町手前で、まずは新しく出来たという回転寿司に入りました。昼頃と言うこともあってカウンター、椅子席とも満席。10分ほどで順番は来ました。味は…家内や義弟に因れば、普通ではないかとのこと。
国道沿いの直売所「偕楽園」はピンク色が目印。スーパーで買うより数段安い。
おまけに店主のおばちゃんの気前がよく、顔なじみ客に、大盤振る舞い。
ニセコのスキー場の麓に入ると、マンション、ホテルが建ち並び、スキーシーズンでもないのに、外国人(多分オーストラリア、ニュージーランド人)が街を歩いている。
空き地では、これからまだ宿泊施設が建てられるのでしょうか、重機が稼働中。
途中小、雨けぶる湯本温泉郷の源泉に立ち寄ってみました。ここには昭和42年開業の国民宿舎「雪秩父」があって、宿泊、日帰り温泉施設でした。施設の老朽化で、平成27年9月にリニューアル、「日帰り温泉雪秩父」として再スタートしました。
もやと硫黄ガスと小雨で薄暗くなったり、風の具合でもやが切れたり…
露出をマイナス補正すると、硫黄の黄色が際立って、不思議な光景になる。木柵の反対側を見る芦が黄色からオレンジ色になって、秋の気配が見える。
湖面の中央緑色は源泉がぽこぽこ吹き出しているところです。
付近の斜面を見ると、ドンガイの葉(オオイタドリ)が赤くなっている。
なんの葉か、分りませんが夏の緑から、秋の黄色に変わりつつあります。
高山植物でしょうか、実がなって、葉は枯れてきています。
さて雪秩父の湯本温泉の源泉を後にして、道道58号線を上ります。20分ほどで標高750mにある五色温泉です。五色温泉旅館の全景を撮り忘れてしまった。参考までに冬に撮影に来たときの画像をあげておきます。ちなみにこの辺りは冬期間積雪は、5mほどあります。
冬期間営業しているのか休業しているのか分りませんが、真冬に来ても車が10台前後駐車してますので、多分営業しているのでしょうね。参考までに、真冬はこのようになります(下記)。
なお、この建物は別館になりますが、つららと凍った車に注目です。冬は氷点下20~25度程度になります。
来館客はまばらで、休憩所も昼過ぎ3時頃とあって誰もいませんでした。奥に「から松の湯」と暖簾がありますが、別館の風呂に続いています。
五色温泉の「五色」の由来は分りませんが、無色透明の湯ですが、なぜか露天風呂のまん中にある岩は湯につかった部分が緑色です。
上がりスロープの底も緑色。足跡は先客の親子連れの幼児のものですが…
露天風呂の先端部の雑草は、すでに枯れ葉状態。
さてこ1時間ほどくつろいだ後は、再び車で道道58号線をイワオノプリの麓まで上がり倶知安方円へ下ります。イワオノプリの麓まで登ると猛烈なガスがかかり10m先が見えないほど。この辺りは冬期間五色温泉で交通止めとなります。車の外は視界ゼロに近く、撮影不可。しかも、車にゆられていい気分、すっかり倶知安まで寝込んでしまいました。全行程、普通のタクシーだと…考えない方がいい。義弟に感謝。