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Channel: 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
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この夏は写真が熱い!

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春から夏へ、短い北海道の夏を惜しむように、7月に入ると色んなイベントが目白押しです。小樽最大のイベントである「潮祭り」は、あいにく期間中の7月25日(金曜)〜27日(日曜)の三日間とも雨にたたられました。多少の雨ならば、我慢のしようももありますが、強風雨となると…残念ながら3日目が中止に追い込まれ、楽しみにしていた花火大会も中止となってしまいました。潮祭りの中止はともあれ、このところ毎週のようにあちこちで写真展が開かれています。

7月の上旬には、JR小樽駅のホールで「撮り街小樽」フォトコンテストの入賞作品展が、小樽商大の学生会館で、商大の学生、2年生による写真部写真展が開かれました。また1−2年生3人によるモノクロ写真展が、花園町のカクテルの森・道草で行われました。さらに、7月の第3周には市民ギャラリーで「ニッコール小樽支部展」が、第5週には同ギャラリーで「写団豊友会支部展」が開かれました。なお、8月に入っても、道展写真展や、小樽写真研究会の堂堂展が予定されています。そして9月には、2年ぶりに「鉄路展」が帰ってきます。写真好きにはたまらない季節です。

と言うことで今回のブログではいくつかの写真展を紹介いたします。特に注目したいのが小樽商大の学生による写真展です。とかく大学生の写真展というと、えてして見ている方の支点が抜けがちで、何を主張したいのか、理解に苦しむ写真が多いようです。極端な言い方をすれば、独りよがりの写真…と言うと、語弊があるかもしれませんが…。まずは、撮り街小樽の入賞作品から見ていきます。


(1) 撮り街小樽フォトコンテスト

撮り街小樽」とは?
小樽は観光名所として、小樽運河や旧手宮線など様々な資源を持っています。街にはカメラを手に写真を撮り歩く観光者も多く目にします。しかし、小樽には観光名所だけではなく、一歩踏み込むとフォトジェニックな建築物や街並が多く見られます。そんな小樽をもっと知って頂く為のお手伝いや、イベントを企画運営し、写真で小樽を元気にして行く事を目的とした活動団体が「撮り街小樽」です。

撮り街小樽がFacebook上で行ったフォトコンテストの入選作品が、JR小樽駅改札目に展示されました。なおテーマは小樽で「自由部門」「桜部門」「モノクロ部門」の3部門で作品を募集。コンテストの結果の詳細については、撮り街小樽のHPを見て頂くとして、以下JR小樽駅に展示された作品を見ていきます。


駅舎のど真ん中に展示されました。


桜部門3点、モノクロ部門3点、自由部門3点の優秀賞が展示されています。


こちらは上位入賞作品。右下は私の桜部門金賞となった作品。後で述べる商大の後輩学生と住吉神社で一緒に撮ったときの作品です。


(2) 小樽商大の写真部写真展

6月28−29日に行われた緑丘祭に写真部のコーナーがボード一枚だけでした。しかもボードに展示されていたのは、ミスコンの紹介写真だけでしたので、実質活動していないのではと思っておりました。ところが、FB友でもある商大地域研究所の高野先生が、大学会館の2Fで、写真部2年生の写点があって、いい写真が展示されている旨Facebookで述べられておりました(7月12日)。会期が7月13日(日曜)までとのことで、慌てて見に行ってまいりました。


女子学生が多いのでしょうか、自ら被写体となった写真がたくさん…






う〜ん、どうでしょうか、似たカットが多くて、取捨選択して組み写真として3−5枚以内で抑えたほうがいいかもしれないですね。その場合も組み方に、ストーリー性を持たせて、いわゆる文章と同じで、起承転結を盛り込むと、見る人を惹きつけるのではないでしょうか。


上記の写真の中で、これは!と思った一点です。4番目の写真の中から、エッセーの部分と友達の一部を切り抜いてみました。こうすると、フォト&メッセージが強烈に伝わると思うんですが…


フォトコラージュ的に横につながれた写真群。でも、写真がバラバラで、何を言いたいのか作者のメッセージが見えてきませんね、




同じ作者のモノクロ作品です。眠い作品が多く、プリントにもう一工夫が欲しいと思います。下段の通学時の女子学生の3点がいいですね。この場合も、電車待ち、座席で教科書を読む姿、そして地獄坂を上がる姿、にすればもっとインパクトが出たかも。モデルが魅力的なのでいい作品になりそうな気がしました。

全体的に見れば、写真部顧問の先生が指導すれば、より良い作品になったと思われます。若い感覚で撮影された作品が多く、良き指導者に恵まれれば、大きく育つ人材が多いのではと思いました。


(3) 商大 写真部 モノクロ展・三人二色

たまたま知人でもあったO君(1年生)から、今回花園町の「カクテルの森・道草」でモノクロ3人展を行いますと、メールをいただき早速行ってきました。7月19日(土曜)からとあったので、会場を探して…、飲食店街スバルビルの向かいに会場がありました。2Fに上がると…取り付け作業中です。会場がスナックの壁面なので、幾分ライトの当たりが悪く…


六つ切りサイズにプリントされた作品を貼っているところ。


O君の作品群、う〜ん、何を主張したいのか、作品からはメッセージが読み取りにくい。


同じく1年生のN君の作品は、水天宮周辺の朽ちた家屋を撮影したものでした。これだけからは言いたいことが見えてきません。朽ちた樹や家屋くから新しい命が映えてくるシーンを切りとっていれば、そこには輪廻のようなイメージが出てくるかもしれないfですね。


2年生の作品とのことでしたが、せっかく可愛い彼女を撮影しながら、周囲の雑音に埋没してしまい、主題が浮き上がってこないような気がしました。何を捨て、何を取り込むかもう少し整理すれば、見違える作品になるはずです。


(4) ニッコール小樽支部展

さすが写真歴が長くそれなりに知名度の高いセミプロ写真家集団の写真展です。ここでは、商大生のモノクロ作品の見本としてとしていただきたいような作品を取り上げました。なお小樽美術館1F市民ギャラリーで7月16−21日まで開催されました。


道展審査会員でもある本郷先生の写真です。小樽港始まって以来の超大型船「ダイヤモンドプリンセス号」が入港した際の写真ですが、視線が左下から右上に流れるように移動し、なおかつ、警備員がいることで船の大きさがわかります、


森井透さんの一人旅と題された作品のうちの一枚。一人旅の女性が影としてして映り込んでいて、しかも中央に木が一本力強く映えています。メリハリが利いていて、とても力強い作品ですね。


力作が並んでいる、ニッコールクラブの写真展。大学生の写真部員達にはぜひ見て頂きたい作品が沢山並んでいました。


(5) 写団豊友会写真展

今年春先に、従来の豊友会と、フォートピアが合流して「写団豊友会」となりました。その第1回目(通期では23回目)の写真展が、小樽美術館1F市民ギャラリーで行われました(会期、7月30日〜8月3日まで)。会員11名、フォトコンテストの常連者から滅多にカメラを持たない方まで、53点の作品が展示されました。本来なら何らかのテーマを決めて、作品を持ち寄りたいところですが…数点を紹介しておきます。


私の作品ですが、たんぽぽの綿毛と水滴、レンズ逆付の超マクロ撮影したものです。


当会顧問の太田照二さんの作品です。


(5) ONEZスキー場・春香山百合園の写真コンテスト2013の入選作品

今季7月19日(土曜)にオープンした春香山百合園は、7月24日(金曜)が小樽市民感謝デーと言うことで、この日は小樽市民に限って入園料(820円)が無料でした。早速行って見ました。ゲレンデ一杯に色とりどりのユリが満開でした。花については、別途機会があればブログで紹介しますが、今回は、前シーズンに行われたユリ園フォトコンテストの入選作品等を紹介します。麓のレストハウス内の、あちこちに応募作品が展示されていました。






上位入賞作品と入選作品を見ましたが、甲乙つけがたいですね。なお、これ以外に応募全作品があちこちに展示されていました。


応募作品の一部。


8月に入っても、いくつかの写真展が続きます。小樽美術館1F市民ギャラリーの予告には以下の写真展が予定されています。
☆8月13日〜17日 北海道写真協会道展巡回展
☆8月20日〜24日 フォト虹彩写真展
☆8月27日〜31日 小樽写真研究会堂堂展

小樽写真研究会の堂堂展は、モノクロ作品が数多く出品されます。モノクロ作品を撮られる方は大いに参考になると思われます。お見逃しのないように。

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